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子犬の散歩デビューはいつから?散歩方法などを紹介

犬の散歩が必要な理由

子犬を飼い始めたばかりで、いつから散歩させようか迷っている飼い主さんも多いことでしょう。

犬をいつから散歩させるかという問いについて詳しく見ていく前に、ここではまず犬にとって散歩が必要な理由についてご紹介していきます。

犬の散歩が必要な理由1:社会性を学ぶ

犬の散歩が必要な理由としてまず挙げられるのが、社会性を学ぶことができるからということです。

犬は元々群れを作って暮らしていた動物ですが、室内飼いをされて人間だけと暮らしていると社会化をすることができず、他の犬や人に対して怯えたり吠えてしまいます。

ですが、子犬のうちから散歩をさせて他の犬や人間と交流させることでいつからか自然と犬の社会化を行うことができます。

社会性を身に着けた犬は、他の犬と遊ぶことの楽しさや飼い主さん以外の人に可愛がられることの嬉しさを知ることができるでしょう。

犬の散歩が必要な理由2:運動不足を解消できる

運動不足を解消できるというのも、犬の散歩が必要な理由のひとつとして挙げられるでしょう。

犬はもともと狩りをするなど多くの運動をして暮らしていた動物ですので、人間に飼われるようになった現在でも毎日定期的に運動をする必要があります。

「小型犬だから運動はそんなに必要ないはず」と勝手に思い込んで散歩を怠ると、犬はいつからかぶくぶくと太り始め、健康状態が悪化してしまうでしょう。

愛犬を少しでも長生きさせるためには、毎日1~2回の散歩を習慣化することが大切です。

犬の散歩が必要な理由3:ストレス発散になる

犬の散歩が必要な理由のひとつとして、ストレス発散になるということも挙げられます。

犬は運動をしたり外でさまざまなものを見て匂いを嗅ぐことが必要な動物ですので、散歩をさせることでストレスをうまく発散させることができます。

裏を返せば、散歩をあまりしないといつからか自然とストレスが蓄積され、犬の心身に悪影響を及ぼしてしまいかねません。

犬にストレスを溜めさせず、また日々の生活を楽しく幸せに送ってもらうためにも、散歩は不可欠だと言えるでしょう。

犬の散歩が必要な理由4:飼い主とのコミュニケーションをとれる

飼い主さんとのコミュニケーションが取れるというのも、犬の散歩が必要な理由のひとつに数えられるでしょう。

一緒に散歩をすることで自然といつからか飼い主さんと犬との信頼関係や絆が深まり、お互いにしっかりとした愛情で結ばれることができます。

毎日散歩に連れて行ってもらって飼い主さんとコミュニケーションがきちんととれている犬は、散歩にあまり連れていけない犬に比べると表情が明るく人懐っこく、また長生きする傾向にあると言われています。

子犬の散歩デビューはいつから?

では、子犬の散歩デビューはいつから始めればよいのでしょうか?「子犬をいつから散歩させたらいいのか分からない」という飼い主さんもおられるはずです。

ここからは、子犬の散歩をいつから始めればよいのかについて解説していきます。

免疫力をつけてから

子犬の散歩をいつから始めればよいのかという疑問についてまず知っておきたいのが、免疫力をつけてからでなければいけないということです。

まだ免疫力がしっかりと身についていない幼犬の場合、散歩をすることで病気の源に感染してしまい、いつからか体調を崩してしまうということも十分にあり得ます。

では、免疫力がつくのはいつからかというと、一般的にはワクチン接種の2回目を済ませてからになります。

ただ、犬によっては2回目のワクチン接種で十分に免疫力がつかないこともあるため、3回目のワクチン接種後に散歩をしたほうがよいという意見もあることを知っておきましょう。

生後3~4ヶ月後

子犬をいつから散歩させてよいのかという問いに対しては、生後3~4ヵ月後からという答えが一般的です。

というのも、生後3~4ヵ月の子犬はちょうど社会化に適した時期であると同時に、混合ワクチンの接種の2回目をすでに済ませているからです。

生後6ヵ月以上にもなるといつしか社会化のハードルが徐々になっていき、初めて散歩をさせた場合、生後3~4ヵ月で散歩デビューをした犬と比べると社会性を身につけるのに時間がかかってしまいます。

そのため、このベストタイミングを逃さないようにしましょう。

恐怖心を感じ始める前に

いつから子犬の散歩をはじめるかという問いについて考えた時に重要なのが、恐怖心を感じ始める前に外の世界に触れさせるということです。

犬はまだ小さい時には外の世界や他の動物・人間に対してそれほど恐怖心を抱いておらず、むしろ好奇心を抱いているのでこのような時期に散歩を始めれば、散歩を好きになってもらうことができます。

反対に、ある程度大きくなってからはじめて散歩をさせた場合、好奇心や散歩の楽しさよりも外の世界に接することの不安や恐怖心が勝ってしまうため、散歩嫌いになってしまいかねません。

子犬の散歩を始める方法

以上では、いつから子犬の散歩を始めるべきかについて解説してきました。いつからという疑問が解消したところで、ではどうやって散歩をすればよいのでしょうか。

ここからは子犬の散歩の始め方についてご紹介していきますので、ぜひご参考ください。
子犬の散歩を始める方法
  • 抱っこ散歩から始める
  • 家の中で練習する
  • 最初のうちは短時間で終わらせる
  • 柔らかい地面で散歩させる

子犬の散歩を始める方法1:抱っこ散歩から始める

子犬の散歩を始める方法としてまずご紹介したいのが、いきなりリードを使って散歩をさせるのではなくまずは抱っこをした状態で散歩を始めるということです。

好奇心が旺盛な子犬と言えどもいきなり本格的な散歩をさせると心身に負担がかかってしまいますので、まずは抱っこをした状態で近所を軽く散歩し、外の雰囲気や様子に慣れさせてみてください。

抱っこをすることで臆病な性格の子犬であっても、「外に出るのは怖くない」「散歩をするのは楽しい」ということを教えることができます。

子犬の散歩を始める方法2:家の中で練習する

本格的な散歩を始める前に、家の中で練習をするというのも子犬の散歩を始める方法のひとつとして挙げられるでしょう。

いつも子犬が過ごしている部屋とは別の部屋に子犬を連れて行き、そこでお散歩の予行練習をしてみてください。

別室だけでなく、外の様子や物音が聞こえるベランダや玄関などもです。家の中で少しずつお散歩の練習をすることで、いつからか子犬も飼い主さんに歩調を合わせて歩くことを学び、お散歩に適用しやすくなるでしょう。

子犬の散歩を始める方法3:首輪やリードに慣れさせる

子犬の散歩を始める方法としてしたいのが、首輪やハーネス・リードなどに慣れさせるということです。

子犬の場合はまだリードとハーネスを使って飼い主さんに動きをコントロールされることに慣れていないため、まずは家の中でこれらのお散歩グッズを使って犬を慣らしてみてください。

家の中で散歩用品を使って事前練習をすることで、いつからかリードやハーネスに違和感を覚えないようになり、犬もリラックスした状態で本番の散歩に臨めるようになるはずです。

子犬の散歩を始める方法4:短時間で終わらせる

まだ散歩になれないうちは短時間で終わらせるというのも、子犬の散歩を始める方法としてです。

外の世界にまだ十分に慣れておらず体力も少ない子犬の時に長時間の散歩をさせてしまうと、散歩そのものに苦手意識を持ってしまいかねません。

そのため、まずは短時間で終わらせることで犬の心身への負担を最小限に抑え、散歩の楽しさを体験してもらうことから始めましょう。

短時間で散歩を繰り返していくうちに、いつからか心も体も散歩にすっかり慣れて散歩を楽しめるようになります。

子犬の散歩を始める方法5:やわらかい地面で散歩させる

子犬の散歩を始めさせる方法として忘れてはならないのが、やわらかい地面で散歩をさせるということです。

子犬の肉球は非常に柔らかく、いきなり固い地面やアスファルトの上を歩かせると場合によっては痛みを感じさせてしまうこともあるため、まずはやわらかい土などを選んで散歩をさせましょう。

アスファルトの上は抱っこをして移動し、やわらかい地面のところまで来たならば子犬を降ろして散歩をさせてみてはいかがでしょうか。

子犬の散歩で困った行動をとる際の対処法

まだ散歩に十分に慣れていない子犬は、散歩中に問題行動を起こしてしまうことがあります。

ここからは散歩時に困った行動を取る子犬への対処法についてチェックしていきましょう。

他の犬や人に向かって吠える時

他の犬や人に向かって吠えるのは、子犬が十分に社会化できておらず、また他の動物や人間に対して恐怖を抱いているからです。

「何があっても飼い主さんに守ってもらえる」と飼い主さんに全幅の信頼を寄せている子犬は、多少恐怖や不安を感じても吠えることはありません。

つまり、他の犬や人に吠えるのをやめさせたいのならば、飼い主さんがリーダーシップを見せること、子犬との信頼関係を築くことが必要でしょう。

リードを引っ張る時

リードを引っ張って自分勝手に進んでいこうとする子犬の場合は、どうすればよいのでしょうか?

子犬がリードを引っ張る時は子犬の好きなようにさせずに、いったん立ち止まって子犬にこちらに関心を向けさせるようにしてみてください。

そうすることで子犬は自分の好きなように行くことはできないと学びます。また、子犬が行こうとする方向とはあえて反対の方向にリードを引っ張って誘導することで、散歩のリーダーシップが飼い主さんにあることを示しましょう。

地面のものを食べる時

地面に落ちているものを拾い食いしてしまうと、場合によっては体調を崩したり命に危険が及びかねません。

子犬を散歩させる時には地面を注意深く見ながら拾い食いしそうなものがないかを確認しつつ、もしも拾い食いしようとしたらリードを軽く引っ張ってきちんと怒りましょう。

散歩を嫌がって歩かない時

散歩を嫌がって歩こうとしない時には、無理をして歩かせないことが大切です。

子犬はまだ成犬と比べると体力がなく散歩によって心身にストレスを受けやすいため、嫌がって歩こうとしない時に無理強いをしてしまうと散歩嫌いになってしまいかねません。

もちろん甘やかして常に抱っこをして散歩をしてしまうと、犬は自分で歩かなくなってしまうため、甘やかさず無理をさせない範囲内で散歩を切り上げるようにしてみてください。

いつから犬の散歩を始めていいのかを知り楽しく散歩しよう

今回は子犬の散歩デビューはいつからなのかという疑問をテーマに、子犬の散歩方法や気を付ける点についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

子犬の散歩デビューは社会化に適しており、ワクチン接種によって免疫力がついた生後3~4ヵ月後くらいからはじめるとよいでしょう。

子犬に散歩の楽しさを教えて、散歩好きになってもらいたいところです。
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