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犬のイラストの上手な描き方6ステップ|コツや猫の描き方との違い

ポイントをおさえれば犬のイラストは誰でも描ける

さまざまなタッチで描かれ魅力的な犬のイラストは、見ているだけで楽しくなるもの。

自分でも犬のイラストが描けるようになれば愛犬を描いてあげられるのに、描き方がよく分からないと諦めたことはないでしょうか。

実は、犬が好きで、犬の特徴をよく知っている方は、犬のイラストを上手く描くのに有利と言えます。

絵を描くのが苦手な方でも、犬の特徴や描き方のポイントをおさえれば簡単に犬のイラストを描くことができますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

犬の顔や体の特徴とは?

犬の上手な描き方としては、犬らしく見えるよう、犬の特徴をおさえて描くのが最も重要です。

縦長の顔や耳、真ん中よりの目や大きな鼻と口を意識すると、犬らしいイラストになります。いつも犬の顔を見ている犬好きの方ならすぐにできるようになるでしょう。

体は骨格や筋肉を意識しなくてはならず、少し難しそうですが、構造を大まかに知っておくだけでも上手いイラストが描けます。

動物の描き方の手順とコツを知っておこう

動物の描き方の手順は、まず輪郭を描き、そこに特徴的なパーツを描き込むのがコツです。

輪郭が犬に見えないと、他の部分をどれだけ上手く描いても、犬に見えないイラストになっていまいます。逆に輪郭が犬なら、人間のような目が付いていても犬に見えたりします。

ですから、全てを完璧に描き込もうとせずに、輪郭と特徴を描くことを意識すると良いでしょう。

犬のイラストの上手な描き方6ステップ

犬のイラストの描き方は難しそうですが、1つずつステップを踏んでいけば、案外描けてしまいますので解説していきます。

いきなり全身の本格的なデッサンをするのは大変でしょうから、顔だけとか手だけとか、好きな部分だけを描いてみても良いでしょう。

パーツのバランスを良く描くのがはじめは難しく感じるでしょうが、何回も描いているうちに慣れていきますので心配はありません。

本格的な画材もいりませんので、手近な紙とペンを用意して描いてみましょう。
犬のイラストの上手な描き方
  1. 輪郭で出来不出来がほぼ決まる
  2. パーツのバランスを考えアタリをつける
  3. パーツのディテールを書き込む
  4. 体は骨格と筋肉のつき方を意識する
  5. 線に強弱をつける
  6. 陰影を意識した色ぬり

犬のイラストの上手な描き方1:輪郭で出来不出来がほぼ決まる

犬のイラストの描き方でまず重要なのは輪郭で、輪郭さえ犬らしい縦長に描けていれば、上手なイラストに見えるでしょう。

まずは顔を縦長に描き、耳も縦長に描いてみてください。これだけでもう犬に見えるイラストが描けたのではないでしょうか。

輪郭が決まったら、自信を持って次に進みましょう。

犬のイラストの上手な描き方2:パーツのバランスを考えアタリをつける

犬の顔のパーツの描き方で重要なのは、各パーツの大きさと描く位置のバランスです。

犬の顔のパーツは、目は真ん中よりにして、鼻と口を大きく強調するように描くと犬らしい顔つきになります。

パーツごとに大きさと位置を確認してみましょう。

耳は高い位置に大きめで長い

耳は高い位置に大きく長く描くことで犬らしくなります。

顔の真横や下の方から耳が付いていたり、短すぎる耳になっていると、犬に見えなくなるでしょうから注意して下さい。

目は上下左右とも真ん中気味

目は上下の中心、左右の真ん中に配置することを意識すると犬らしくなります。

十字線を描いて目を描く位置を決めると描きやすく、プロの描き方みたいで雰囲気も出てきます。

横や斜め向きは突き出た鼻を強調する

横や斜め向きで描く時は、チャームポイントである突き出た鼻を強調すると犬らしくなります。

くんくんと近づいてきそうな可愛らしい鼻をイメージして描き込んでみましょう。

口は横に大きく

口は横にぐいっと大きく描くと、犬らしくなります。

ボールや骨などの大きな物をくわえられそうかなとイメージして描いてみると良いでしょう。イメージすることが大切です。

犬のイラストの上手な描き方3:パーツのディテールを書き込む

犬のパーツのディテールを描き込むには、上手なイラストをお手本に真似してみると良いでしょう。

簡単にこった効果が出せるパソコンのソフトやスマホのアプリを使うのも楽しいでしょう。絵具のように部屋が汚れないですし、間違えても前の状態に戻す機能があるのでいろいろな効果を試すことができます。

ふわふわした毛並みや、愛らしい目、よく効きそうな鼻など、描き方を習うより慣れよでいろいろ試してみると、ぴったりくるディテールが見つかるでしょう。

犬のイラストの上手な描き方4:体は骨格と筋肉のつき方を意識する

少しだけ難しい話になりますが、犬の体の描き方は骨格と筋肉のつき方を意識すると、ちぐはぐな感じがなくなります。

具体的には、犬の骨格を大まかに「顔」「胸と前足」「腰と後ろ足」でとらえて、胸から後ろ足が出ている絵にならないようにします。

体つきが何かおかしいと感じたら、ここを確認してみて下さい。

犬のイラストの上手な描き方5:線に強弱をつける

犬のイラストの描き方で上手に見えるポイントとしては、輪郭は太く、やわらかい毛並みは細くと、線に強弱をつけることがあります。

強さを強調するには太い線、かわいさを強調するには細い線にすることでも雰囲気が出ます。

こちらもディテールと同様、描き方を習うというよりはイラストを見たり真似したりしているうちに、自分のタッチができてきます。

犬のイラストの上手な描き方6:陰影を意識した色ぬり

犬のイラストの描き方で完成度に差が出るのが、陰影を意識した色ぬりです。

陰影には、光が当たった時、犬にできている影と、地面にできている犬の影の両方があります。これらがちぐはぐだと、違和感のあるイラストになってしまいます。

陰影の表現は少し難しいと感じやすいところですが、できるようになると完成度が一段上がることでしょう。

陰影の上手な描き方は、実物や写真を参考に、光の向きを意識して練習すると良いでしょう。

犬を上手に描くためのコツ

犬のイラストを上手に描くコツは、「デッサン手法」「デフォルメ」「ゆるキャラ風」のそれぞれの描き方に応じたポイントを知っておくことです。

デフォルメしたキャラを描きたいのに、デッサンの描き方で描き込むと、何か違和感のあるキャラになってしまうことがあります。

逆に言えば、描き方のポイントを意識するだけで、描きたいイラストに近づけることができますので、試してみて下さい。
犬を上手に描くためのコツ
  • デッサン手法で描くとき
  • デフォルメして描くとき
  • ゆるキャラ風に描くとき

デッサン手法で描くとき

実物を写し取るようなデッサン手法で描くときは、モチーフをよく観察してみましょう。

描いてみて違和感のある部分が、実物とどう違うかを観察してみて下さい。その部分の描き方を修正していけば、上手な絵に近づくでしょう。

こうしたデッサン手法での描き方を知っておくと、デフォルメしたイラストを描く時にも役立ちます。

デフォルメして描くとき

デフォルメした犬のイラストの描き方のポイントは、頭を大きめに描き、耳や鼻などの特徴的なパーツを強調して、あまり描き込みすぎないことです。

輪郭はここでも重要で、頭を大きめに描くだけで、デフォルメされた感じを出すことができます。

そして、パーツはあれこれと描き込むよりもチャームポイントを強調してみて下さい。もしキラキラした目が魅力的なら、思い切ってキラキラを描き込んでも良いでしょう。

ゆるキャラ風に描くとき

ゆるキャラ風の犬の描き方のポイントは、人がかわいいと感じやすい赤ちゃんのように、全体的に丸っこいフォルムを意識することです。

頭はおもちのようにふっくら丸く描き、目鼻は顔の下寄りに付けてみましょう。

体も丸っこさを意識しながら、人に見立てて二足歩行をさせたり、人間っぽいポーズをさせてみると、ゆるキャラっぽさが出てきます。セリフをしゃべらせてみても面白いでしょう。

猫の上手な描き方

犬のイラストの描き方がわかると、特徴の違いを利用して猫のイラストの描き方もわかります。

犬の描き方は「顔を縦長」「鼻口を強調」でしたが、猫の描き方は逆に「顔を横長」「鼻口は小さめ」を意識してみて下さい。

さらに大きめの目や、特徴的なひげを強調すると、猫らしさが出てくるでしょう。
猫の上手な描き方
  • 顔を横長に描く
  • 鼻と口を小さめに描く

顔を横長に描く

犬の顔は縦長でしたが、猫の顔は横長に描きましょう。

耳の位置は、犬と同じで上の方に描きましょう。耳の形は正三角形に近い形にすると、猫らしさを出すことができます。

目の位置も犬と同じく、真ん中よりに描きましょう。目の形は犬より大きめで、丸っこさを意識すると、猫らしくなるでしょう。

鼻と口を小さめに描く

猫の鼻と口は犬と違い、小さめに描きましょう。

猫の口は、開いた時は大きいイメージがあるのですが、実際見てみるとあまり大きくありません。鼻もあまり大きくなく、目の印象のほうが強いでしょう。

小さめの鼻と口が描き込めたら、ひげを付けて猫の完成です。

猫の顔や体つきの特徴

猫の顔や体つきの特徴には、丸っこい顔に小さな耳、印象的な目とひげ、長いしっぽなどがあります。

犬との違いは、各パーツの大きさが挙げられるでしょうが、犬派か猫派かで好みが分かれるように、「群れずに単独行動」のような特性や性格の違いもあります。

そういった特徴は顔や体に表れていることもあります。そこまでを絵で表現することができれば、より猫らしさを感じさせるような、良い絵になることでしょう。

犬との違い

猫の犬との違いは「瞬発力重視」「高い所に登る」「爪が武器」「行動心理がわかりにくい」「内向的」などがあり、これらが顔や体の特徴の違いにもつながっています。

猫は犬よりも高い所に登りやすい体になっていますし、噛みつくことを武器とする犬のように口が大きく出てはいません。

こうした特徴を意識することで、犬と猫をより描き分けやすくなるでしょう。

「犬っぽさ」や「猫っぽさ」を表現するコツがわかってくると、イラストを描くのがぐんと楽しくなります。

その他の動物の特徴

犬と猫の描き分けの要領で、うさぎなら耳、ぶたなら鼻などの特徴をポイントにして描いていけば、いろいろな動物を描くことができます。

犬のイラストを1つ描いて、福笑いのようにパーツを取り換えていくだけで他の動物になることもあります。たとえば犬の耳を丸い耳にすると、熊っぽくなります。

描ける動物を増やして、自分だけの動物園を作ってみましょう。

コツを抑えて犬のイラストを描いてみよう

犬の描き方は、少しコツを抑えるだけで上手くなることができますし、何度も描いて慣れていくうちに、もっと上手くなっていきます。

イラストはちょっとしたメモに描き添えることもできますし、自信がついてきたら、ネットにアップして他の人と見せ合ってみるのも良いでしょう。描いた絵を部屋に飾ったり、オリジナルのTシャツやトートバッグを作る楽しみもあります。

犬のイラストの描き方がわかることで、愛犬と過ごす楽しみが広がるでしょう。
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