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台風から外飼い犬を守る方法とは?愛犬への対処と犬小屋の安全対策6つ

台風時に外飼い犬が困ることは?

地震や台風による洪水など、自然災害は突然私たちの生活を襲います。その時のために、非常食や飲料水、防災グッズを備蓄している人も少なくないでしょう。しかし、災害を受けるのは人間だけではありません。

私たちと一緒に暮らしているペットも怖い思いをして、食糧難になり、不安を抱えてしまいます。この記事では、台風時に外飼い犬が困ることを紹介します。中型犬や大型犬は室内ではなく外で飼っていることが多いのではないでしょうか。

台風時に外飼い犬が困ること1:犬小屋が壊れる

台風時には風が強くモノが飛んでくることがあります。風で犬小屋が壊れる可能性が高いです。台風の風はとても強いので木造や頑丈ではない犬小屋は屋根が飛んでいってしまったり壊れてしまいます。台風が近づいてきたら、外飼いしている愛犬を家の中へ避難させてあげてください。

台風の雨風にさらされることや、強風によって吹き飛ばされた木の枝や看板、樹木の倒木などの危険があるため事前に頑丈にしておくことが大切です。

台風時に外飼い犬が困ること2:命の危険

台風時に外飼い犬が困ること2つ目は命の危険です。とても危険なのが、暴風による倒壊や飛来物です。近くの木が飛んできて犬や犬小屋に直撃ということもあります。

愛犬の大事な命が危険にさらされてしまいます。命が一番大切なので、まずは愛犬の命を守る行動をしましょう。落ち着いて対応することで、犬も一緒になって行動してくれます。危険な場所から逃げることを最優先に考えましょう。

台風時に外飼い犬が困ること3:散歩しないと排泄しない

台風で散歩に行けないときに問題となるのが、犬のトイレです。ペット用のシートなどを使って家の中でもトイレができる犬の場合は問題ありませんが、中には家の外でしかトイレができない犬もいます。

トイレを我慢させすぎると犬にとっては負担となり、膀胱炎になることもあります。どうしても外でしかトイレができないのであれば、短時間だけトイレのために外へ連れて行ってあげるしかありません。

台風の時に愛犬を散歩に連れていくべきなのか?

犬は散歩をすることで健康を維持しています。散歩をすることで体力をつけたり排泄をしています。しかし、台風の時に散歩はできるのでしょうか。あまりに風が強く飛ばされそうなときは無理して散歩をしないようにしましょう。

可能であればお家の中で遊んであげたり動ける環境を作ってあげると良いでしょう。首輪に縄を繋いでからドアを開けるとそこは暴風雨なんてこともあります。愛犬もびっくりしてしまい散歩に行かなくなることも。

雨や風がひどい時はいかない

台風の日は安全を第一に考えることが大切です。雨や風がひどいときは原則散歩には行かないようにしましょう。万が一洪水に合ってしまうこともあります。散歩に出かけるとしても最低限にとどめましょう。

また、雨の日でも散歩できる場所が近くにないか、普段からリサーチしておくとよいでしょう。屋根のある散歩道などがあると良いですね。

愛犬の状態を確認する

台風で外に出られないときは、ストレスが溜まらないように犬と一緒に遊んであげましょう。ぬいぐるみやボールなどを使えば、家の中にいてもある程度運動をさせることができます。

いつもとは違う状況にストレスを感じてしまったとしても、飼い主が時間を取って一緒に遊んであげられれば楽しく過ごせます。しかし、外が荒れ模様になってくると、強い風の音や雨の音などに犬がおびえてしまうことがあるかもしれません。

中型犬や大型犬の場合

中型犬や大型犬の場合はお家の中で遊ぶというのも難しいでしょう。台風の最中にもかかわらず散歩に出かけるときは、なるべく濡れずに散歩ができる場所を選びましょう。

たとえば、道路の高架下や軒下、樹木が生えている場所などがです。犬だけでなく人間もあまり濡れることなく、快適に散歩できます。

台風の時の室外犬の避難方法とは?

台風のの時の室外犬の避難方法は、風や雨を直に受けないように軒下のスペースに移動させたり家の中に誘導するようにしましょう。

犬小屋ごと壊れてしまう可能性もあるのでできれば安全な場所に誘導してあげると良いでしょう。また、同行避難をすることで安心できます。ペットも一緒に避難できる避難所をあらかじめ探しておくと安心です。
台風の時の室外犬の避難方法とは?
  • 軒下のスペースに移動
  • 家の中に誘導する
  • 同行避難をする

台風の時の室外犬の避難方法1:軒下のスペースに移動

犬小屋などで飼っている室外犬を台風の時に避難させる方法は、軒下があれば軒下のスペースに移動させてあげることです。軒下であれば、風も雨も避けることができるので安心です。

お家に入れてあげるのが難しい中型犬、大型犬にです。しかし、かがんだ姿勢になるので長時間は体がきつくなることもあります。体調を気にかけてあげるようにしてください。

台風の時の室外犬の避難方法2:家の中に誘導する

台風の時の室外犬の避難方法としてなのが、お家の中に誘導することです。しかし、住居も浸水してしまう可能性や窓ガラスが割れてしまう可能性がある場合はお家の中での避難はしません。あくまでもお家が安全な場合です。

また、お家の中が慣れていない場合はすぐに入ってくれません。工夫をすることでスムーズにお家に入ってくれます。ここではさらに、家の中に誘導する方法を紹介します。

愛犬が好きなご飯で誘導

家の中に愛犬を誘導する場合、愛犬が好きなご飯で誘導することで気を紛らわせながらお家の中に誘導する事ができます。

たまにしかあげないごちそうやお気に入りのご飯を与えてあげることでご飯に夢中になります。犬用おやつも様々な種類を用意しておくと良いでしょう。なかなか思い通りに動くことのできない台風時に栄養補給をすることもできます。普段はあげなくても万が一のためにおやつも用意しておくと安心です。

愛犬が室内で快適に過ごせる工夫をする

家の中に犬を誘導する際は、犬が室内で快適に過ごせる工夫をしましょう。例えば排泄もトイレでするようしつけたり、小さいモノを誤飲をしないように小さいものにも気を付ける必要があります。室内に慣れていないと環境の変化でストレスを感じることもあります。

室内の温度や湿度を最適なものにしてあげたり、おもちゃを用意してあげるなどストレスを感じないよう工夫することが大切です。

台風の時の室外犬の避難方法3:同行避難をする

万一、超大型級の台風が来た時は、さすがに屋根だけのところでは危なさそうなので、家族と一緒に受け入れてくれる避難所の存在も確認しておくことをします。

震災後に災害時の避難所でもペットの受け入れOKのところも増えてきましたが、地域格差が大きいのと、まだまだ人間優先なので日頃からイザという時の避難先を確保することも必要なので事前に調べておきましょう。

犬小屋の安全台風対策6つ

台風が近づいてくると、犬はその聴覚の良さから怯えることが多いです。犬の聴覚は人間のおよそ4~10倍と言われており、このために強い恐怖を感じてしまうわけです。愛犬が台風を怖がっている場合、特徴的な行動を取ることがあります。

ここからは、犬小屋の台風対策を紹介します。台風が来てからでは遅いです。台風が来る前から万全に備えることで安心して愛犬と過ごすことができます。
犬小屋の安全台風対策6つ
  • 鉄骨タイプの屋根にする
  • 屋根が飛ばされないような工夫をする
  • 犬小屋に覆いをする
  • 浸水対策をする
  • 犬小屋以外の避難場所を確保しておく
  • 犬小屋を家の近くに設置する

犬小屋の安全台風対策1:鉄骨タイプの屋根にする

犬小屋の安全台風対策として、鉄骨タイプの屋根にすることがです。台風時には風が強く、いろいろなものが飛ばされてきます。

屋根付きだと雨はしのげますが、飛来物による愛犬のケガを防ぐためには、屋根と壁のついた鉄骨タイプの屋根だと安心です。鉄骨タイプの屋根にすることで、さらに頑丈になります。強い風でも飛ばず、雨も入ってこないようがっちりした屋根にしましょう。

犬小屋の安全台風対策2:屋根が飛ばされないような工夫をする

台風の時に、よく飛ばされるものリストに入っているのが、「屋根」や「蓋」だそうです。犬小屋も、本体は残って屋根だけ飛ばされることがないように、柱があればくくりつけ、犬小屋の屋根と本体を地面にしっかり打ち付けて砂袋やブロックなど重しを乗せるようにするとなおいいです。

屋根が飛ばされてしまうと犬小屋が壊れる原因になるので、屋根は頑丈なものにしましょう。

犬小屋の安全台風対策3:犬小屋に覆いをする

犬小屋の上にさらに屋根がある作りにすると、気候の変動にも左右されにくくて安心です。駐車場の屋根のように、鉄骨タイプの屋根をつけているお宅は、台風時でも大雪の時でも、変わらずに外で過ごしていて大丈夫といいます。

普通の雨なら大丈夫なタイプの犬小屋でも、勢いのある台風の時は、雨風が吹き込んでくるものです。犬小屋の周りを水が入らない素材のもので囲ったり覆ったりするだけで、雨風はしのげます。犬小屋の覆いが飛ばされないよう、地面や柱、庭木などにしっかりとめておきましょう。

犬小屋の安全台風対策4:浸水対策をする

台風対策には屋根と壁があるところで、雨風を避けるのが良いです。しかし大雨警報レベルになると、犬小屋の浸水も心配です。犬小屋は丈夫な作りでも、地面に直接置くタイプだと小屋の中に水が浸水して水浸しになってしまう恐れがあります。

万一の浸水に備えて、できるだけ地面から高さをつけたタイプの犬小屋を選ぶか、犬小屋の周りを一段高くするなど、設置する場所や方法に工夫をすると良いでしょう。

犬小屋の安全台風対策5:犬小屋以外の避難場所を確保しておく

台風の安全対策として、犬小屋以外の避難場所を確保しておくと良いでしょう。犬小屋はどうしても雨風が入ってきてしまうことがあります。

また、いくら頑丈にしても超大型台風だと耐えられない可能性もあります。そんな時の為にお家の中や区市町村のやっている避難所など、緊急時の避難場所を確保しておくと良いでしょう。また、万が一の際犬はどうするのか、誰がどこに避難させるのかを家族で話しておくこともです。

犬小屋の安全台風対策6:犬小屋を家の近くに設置する

犬小屋の安全台風対策として、犬小屋を家の近くに設置しておけば安心です。犬は本来群れで生活する動物なので、設置場所としては家族がよくいるリビングなどがです。リビングから見える場所に犬小屋を設置してあげれば、台風の時でも今どういう状況かを外に出ずとも確認することができます。

また、人が頻繁に出入りをするドアや玄関付近は落ち着くことができないので、避けることが好ましいです。

台風時にあると便利!外飼い犬にグッズ

外飼いに慣れてしまった室外犬は、家の中に入りたくないことが多いと聞きます。台風など緊急な状況の時はお願いだからちょっとだけ家の中に入って、と愛犬の体を引きずるようにして入れることもあります。そんな不安を抱えた愛犬に、スムーズに家の中で過ごしてもらうためには工夫が必要です。

飼い主もできるだけ近くで過ごすようにしたり、愛犬が好きなおもちゃを用意しておいたり、室内でも楽しく過ごせるような雰囲気を作って、台風が通りすぎるまでの数時間を安心して過ごせるようにするといいですね。

外飼い犬にグッズ1:ペットシーツ

愛犬のオシッコを吸収・消臭する「ペットシーツ」や愛犬のサイズに合った「クレート」などが必要です。ペットシーツは愛犬を家の中へ避難させる時以外にも、台風を始めとした災害により自宅から避難する時にも必要になります。

ペットシーツが無いと、愛犬を家の中などに残したまま避難所へ避難することになってしまいます。家の中などに避難する時や移動の際にも使えますので、室外犬を飼われている方も、1パックは用意しておくといいですね。

外飼い犬にグッズ2:クレート

クレートは、持ち運び可能な犬小屋のようなものです。外飼いの犬は犬小屋があるから大丈夫と、クレートを持っていない方もいらっしゃいますが、台風など家の中に避難する時や車で移動する際にも便利です。

サイズ選びのポイントはわんちゃんが中で楽に向きを変えられることです。愛犬のサイズに合ったクレートをひとつ用意しておくといいですね。水洗いしやすく、安全面でもわんちゃんをしっかり守ってくれます。

外飼い犬にグッズ3:犬用おやつ

の時は外に出ることはできないので、代わりに食べる楽しみが必須です。食事とは別に、おいしいおやつを用意しておくと、愛犬も喜ぶことでしょう。

栄養補給・ご褒美など、愛犬と過ごすさまざまなシーンで活躍します。ささみ・クッキー・骨型の牛皮ガム・さつまいもなど、豊富な種類や素材があります。また無添加や国産など、安全性も非常に気になるところですよね。愛犬の好みに合わせて選んであげると良いでしょう。

外飼い犬にグッズ4:愛犬のおもちゃ

愛犬が退屈しないよういつも愛用しているオモチャや、音の出るオモチャ、飼い主さんと一緒に遊べるオモチャなどを用意しておくといいですね。愛犬におもちゃを与えることで、気がまぎれます。

愛犬とのコミュニケーションや、運動不足の解消にも役立ちます。ロープ・ボール・ぬいぐるみといった定番の商品だけでなく、コングなどの知育玩具や自動で動くおもちゃも非常にがあります。

台風に備えて愛犬が安心するよう安全対策をしよう!

台風の時の室外犬の対策についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。犬を外飼いしていると普段は気になりませんが、台風など災害時に避難の不便さや大変さを感じるものです。

クレートの中で静かに過ごすことに慣れておけば、万が一の災害時に避難所に連れて行けるかもしれません。愛犬がいつもと違うところで過ごすストレスを感じないよう、お気に入りのおもちゃや美味しいものを用意して、台風時も快適に過ごせるように工夫したいですね。
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