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室内犬11|室内犬を飼う際の快適な部屋作りも紹介

室内犬を飼うメリットとデメリット

ペットを“家族の一員”として迎え入れる考えが、だんだんと浸透してきた傾向にある現代において家の外で飼育する“外犬”よりも屋内で飼育する“室内犬”の数が多くなってきました。

“愛犬”となるワンちゃんとは、ペットショップやホームセンターのペットコーナー、友人宅からもらい受ける、更にはインターネットでブリーダーを見つけるなど、さまざまの出会いの形があります。

そういった出会いを経て我が家へ迎え入れるワンちゃんですが、当然のことながら生きている以上、メリットもデメリットもあります。

では室内犬を飼育するメリットとデメリットとはどのようなことがあるのでしょうか。

メリット

室内犬と暮らす一番のメリットといえば“いつも一緒に過ごせる”ということでしょう。

いつも一緒に過ごせるので信頼関係も築きやすいなどといったメリットがあり、その他にも以下のようなメリットがあります。
室内犬と暮らすメリット
  1. スキンシップの時間が長くとれる
  2. 体調管理がしやすい
  3. ワンちゃんの異変に気づきやすい
  4. 体が汚れにくい
  5. 躾がしやすい

1.スキンシップの時間が長くとれる

室内犬とは前述したように一緒にいる時間が長いため、スキンシップの時間が長くとることができます。スキンシップの時間は愛犬に飼い主さんの愛情をたっぷりと感じてもらえる時間です。

この時間は自分と愛犬との信頼関係を築く時間としてください。

2.体調管理がしやすい

室内犬を飼うメリットの一つに、体調管理がしやすいこともあげることができます。室内犬は常に飼い主の目が届くところにいることが多いため、体調の変化に気づきやすいのです。

愛犬が体調不良になった時も看病がしやすいこともメリットになるでしょう。

3.ワンちゃんの異変に気づきやすい

散歩が必要な犬種は室内犬の中にもいますが、ワンちゃん達は人間よりも地面からの距離がかなり近いため、夏の暑さや冬の寒さの影響を直に受けてしまい、夏の熱い時間帯だと舗装されている道では肉球が火傷をしてしまったりします。何か体に異変があるとうずくまったまま、動かなかったり訴えるような視線を送ってきたりします。

室内犬の場合、そのような異変に気がつきやすいので早く対応をしてあげることができます。

4.体が汚れにくい

室内犬の場合、お散歩やお出かけ以外では外に出ることはありませんので、常に外にいる室外犬に比べると、格段に体の汚れ方は違います。

お散歩から帰ってきた後は必ず体を拭く、ということをすれば汚れも取れ、ワンちゃんの体臭防止にもなります。

5.躾がしやすい

室内犬の場合、トイレは室内という飼い主さんは多いですが、その時に必要なのがトイレトレーニングです。他にも「お座り」や「待て」など覚えてほしいことはたくさんあります。

室内犬であれば、躾のタイミングも取りやすいですし、トイレトレーニングなどはすぐに対応ができます。

デメリット

ここまで室内犬と暮らすメリットをみてきましたが、当然、デメリットもあります。

ワンちゃんの臭いやトリミングなどはデメリットにつながりやすい項目になるでしょう。

デメリットにあげられる項目の多くは、飼い主さんの努力によるところが大きいのもデメリットに数えられるかもしれません。
室内犬と暮らすデメリット
  1. 室内に臭いがついてしまう
  2. 抜け毛などの掃除の手間がかかる
  3. トイレトレーニングは必要不可欠
  4. イタズラをされることがある
  5. 飼い主の甘やかしすぎにより問題行動をする可能性がある

室内に臭いがついてしまう

犬と暮らす部屋で気をつけたいのは、ワンちゃんの臭いが室内についてしまうことです。飼い主さんは鼻が慣れてしまって、ワンちゃんの臭いに気がつかなくなってしまうこともあります。

ワンちゃんの臭いが室内につかないようにするにはブラッシングやシャンプーなどが必要ですが、こまめなケアをすることで軽減されます。

抜け毛などの掃除の手間がかかる

ブラッシングは室内犬室外犬問わず、ワンちゃんにとっては必要なケアです。ブラッシングで抜けた被毛はその場で処理をすることができますが、いつの間にか抜けている被毛は掃除をしなければなりません。

犬種によっては、掃除機だけではすんなりと掃除ができない場合もあります。

トイレトレーニングは必要不可欠

室内犬と暮らすにはトイレトレーニングはかかせません。

お散歩のときに外ですませる、という飼い主さんもいるでしょうが、飼い主さん自身が体調不良の時などお散歩に行けない時もあるでしょう。そのような時に備える意味でも、室内でもトイレができるようにしておきましょう。

4.イタズラをされることがある

これもきちんと躾をすることでほとんどの場合、防ぐことができます。

危険な場所や入ってほしくない場所に入らないようにするための犬の柵を使用したり、家具やコードを齧らないようにかじり防止のスプレーやケーブルボックスを使用するなど、イタズラは飼い主さん側の工夫で防ぐこともできます。

5.飼い主の甘やかしすぎにより問題行動をする可能性がある

愛犬の可愛いつぶらな瞳でみつめられると、つい甘やかしてしまいそうになります。

ですがここで甘やかしてしまうと、次第に飼い主さんの言うことをきかなくなり、そのうち問題行動を起こしてしまうことにつながりかねません。

愛犬に問題行動を起こさせないためにも心を鬼にすることも必要です。

室内で犬を飼う際の最適な部屋作りとは

室内でワンちゃんと暮らす時には、人間だけで暮らしている場合とは違うことに気をつけないといけないこともたくさんあります。

人間にとって快適な空間だとしても、ワンちゃんには快適ではないこともあります。

ではどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
室内で犬を飼う際の最適な部屋作りの対策
  1. 誤飲・事故への対策
  2. 安全な床材を使用する
  3. 快適な温度設定
  4. グッズ置き場の工夫

室内で犬を飼う際の最適な部屋作り1:誤飲・事故への対策

室内犬に限らず、ワンちゃんは好奇心旺盛な子が多いです。床に落ちている物に対して「これはなんだ?」というように臭いをかぎ、ついでに口の中に入れてしまう、ということもみられます。

ティッシュなどは届く範囲には置かない、柵を使用する、掃除はマメにして床に物が落ちていないようにする、など対策をしましょう。

室内で犬を飼う際の最適な部屋作り2:安全な床材を使用する

室内犬と暮らす中で、特に気をつけたいのは床材です。足裏の毛が伸びていると床材がフローリングだと滑ってしまい、愛犬が腰を痛めたり最悪の場合、骨折をする危険もあります。とはいえ、床材そのものを変えることは難しいことです。

滑り止め付きのカーペットを敷く、廊下の半分だけ滑り止めを敷くなど工夫をしましょう。

室内で犬を飼う際の最適な部屋作り3:快適な温度設定

ワンちゃんにとって快適な温度とは、温度は22度くらい、湿度は60%とされています。

犬も熱中症になるので気をつけないといけません。ですが22度は人間にとっては寒い温度です。エアコンをつけた上で、夏は暑さ対策グッズを併用する、冬は犬用暖房器具を併用して寒くないようにするなど工夫をしてあげましょう。

室内で犬を飼う際の最適な部屋作り4:グッズ置き場の工夫

ワンちゃんと暮らしているといつの間にか、首輪やハーネス、リードやトリミングセット、オモチャやおやつにフードなどあらゆる物が増えていきます。

飼い主さんが使いやすい場所に置くことが前提ですが、イタズラをされない場所に置く工夫も必要です。

フードやおやつなどは飼い主さんがいない間に食べられないようにしましょう。

一人暮らしにも!室内犬11選

一人暮らしの飼い主さんの場合、仕事などで必然的にお留守番が多くなってしまいます。

そのような場合は、ワンちゃんが寂しくならないように飼い主さんの匂いのついたタオルなどを近くに置いておく、など工夫をしてあげてください。

下の表の「飼育にかかる費用」ですが、あくまでも参考です。地域や犬種によって変動します。

室内犬1:トイプードル

毛に独特の細かいカールがあるトイプードル。抜け毛が少なくケアが楽だと考えられがちですが、カールが絡まりやすいため、こまめにブラッシングをしないと固まりフエルト状になってしまいます。カールの中にゴミやほこりが入ってしまい臭いの元になることも。

週に2~3回、できれば毎日ブラッシングを行いましょう。
性格頭は良い。好奇心旺盛。欠点の少ない優等生的。愛情深い。
躾ポイント活発なので運動不足にならないようにしっかりと運動をさせると気分も落ち着き躾がしやすくなる。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション茶色、黒、白、グレーなど

室内犬2:マルチーズ

真っ白な色が特徴のマルチーズ。小型犬ですが気の強い面もあるので、番犬の役割を果たすこともできます。抜け毛は少ないのでケアも楽な犬種です。

たれ耳なので通気性が悪く、放っておくと炎症を起こしてしまいますし、涙やけを起こしやすい犬種なので、まめに顔は拭いてあげましょう。
性格頭が良い。従順。温厚。明るい。愛情深い。甘えん坊。
躾ポイント甘やかしすぎると神経質になる傾向があるため、メリハリをつけると躾しやすい。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション

室内犬3:パピヨン

パピヨンは耳の長い飾り毛が特徴で、シングルコートとダブルコートの2種類がいます。

全身も長い被毛に覆われているので、最低でも週2~3回はブラッシングをしてあげましょう。

細い手足をしていますが健康な子は非常に遊び好きなので、怪我に注意しながらドッグスポーツを一緒に楽しめます。
性格頭が良い。活発。人好き。遊び好き。甘えん坊。
躾ポイント周囲の状況に敏感で神経質な面もあるが、甘やかすのはNG。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション白×黒、白×茶、白×セーブルなど

室内犬4:チワワ

チワワは小型犬の代表のような犬種で、手足は細い子が多いですが意外と胴体はしっかりとしています。被毛はロングとスムースの2種類で、両方ともロングコートなので抜け毛は多いほうです。暑さには弱いほうです。

社会性は強くなく飼い主にべったり、という子も多くみられるので子犬の時から社交性を身につけさせましょう。
性格明るい。活発。好奇心旺盛だが保守的。
躾ポイント好奇心旺盛なため、トレーニングの最中でも気になることがあれば注意力が散漫になるため、根気よく躾ましょう。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション白、薄茶、茶、白×黒、白×茶など

室内犬5:ミニチュアシュナウザー

仙人のようなひげとまゆ毛、がっしりとした体格が特徴のミニチュアシュナウザー。賢いので正しくしっかりと躾ければ、子供の相手もできます。

被毛はダブルコートなので、少なくとも週2~3回のブラッシングをすると抜け毛も気になりません。

それなりに運動量が必要なのでお散歩は行きましょう。
性格頭が良い。遊び好き。愛情深い。好奇心旺盛。
躾ポイント賢いため、上下関係をはっきりさせないと飼い主の言うことを聞かなくなる可能性があります。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション黒×シルバー、ソルト&ペッパーなど

室内犬6:ウエストハイランドホワイトテリア

飼い主と一緒にいる時は陽気で活発、知らない人や動物には警戒心をあらわにするので番犬もしてくれます。自分が信頼できると判断した飼い主には、忠誠心をもちますが我儘になることも。子犬の頃から社会性をもたせるようにしていきましょう。

長毛で剛毛なので、こまめにブラッシングをすることで臭いも抜け毛も軽減されます
性格好奇心旺盛。活発。甘えん坊。わがまま。プライドが高い。
躾ポイントプライドが高く気が強いので、あまりきつく叱ると逆効果。ほめながら根気よく行うことが大切です。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション

室内犬7:ヨークシャテリア

細くしなやかな被毛が特徴のヨークシャテリアはチワワと並び小型犬の代表格です。気が強い反面、甘えん坊なので飼い主がいないと食欲不振になるなど分離不安になりやすい犬種です。

毛が絡まりやすいので、長毛の場合は毎日のブラッシングが必要。

最近では短くカットしている子も多いですが、寒さに弱いので気をつけましょう。
性格負けず嫌い。活発。甘えん坊。勇敢。頑固。
躾ポイント気が強いので上下関係をハッキリさせないということを聞いてくれません。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション子犬の頃はほとんど黒。成長につれてヨークシャテリア特有の毛の色になります。

室内犬8:シーズー

中国が原産のシーズーは室内犬の中でも体格がいい犬種です。ちょっと油断すると運動不足による体重増加になりやすいので毎日の散歩は必要です。

被毛は長毛のダブルコートで特に下の毛が厚いので、毎日もしくは週3回以上のブラッシングが必要です。

夏は年齢に合わせたサマーカットをする飼い主さんも増えています。
性格穏やかで落ち着いた面と活発で遊び好きな面の両面を持つ。
躾ポイント人懐っこい反面、プライドも高いので叱り方に気をつけましょう。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション白地に茶、ゴールド、黒など

室内犬9:フレンチブルドッグ

大きな頭と大きな耳、短いしっぽ、全体的に筋肉質でがっちりとしたフレンチブルドッグ。短毛のため、ブラッシングはさほど必要ではありませんが暑さ寒さに弱い犬種でもあります。

顔などのシワに汚れがたまりやすいので拭かないと臭いの原因になります。

がに股で股関節に負担がかかりやすいため、激しい運動は控えましょう。
性格愛情深い。穏やか。家族以外に懐きにくい。思慮深い
躾ポイント頑固なところもあるため、子犬の頃から柔軟性をもたせるようにコミュニケーションをとりましょう。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション色は豊富。単色(フォーン)とブリンドル(縞目)

室内犬10:キャバリア

優雅な身のこなしと優しい表情が特徴のキャバリアはやや大きめの小型犬です。人間が大好きで性格は非常に良いので、子供に対しても根気よく、付き合ってくれます。

被毛は長毛のダブルコートの上、くせ毛やカールもあるのでもつれやすく、こまめなブラッシングが必要です。
性格頭が良い。穏やかな反面活発なところも。友好的。遊び好き
躾ポイント人間の言うことを聞こうとしてくれるので比較的、躾はしやすい。ただし、甘やかしすぎはNG。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション白×茶、赤茶、黒、白×こげ茶×黒

室内犬11:ミニチュアダックスフンド

アナグマを狩る狩猟犬として、胴長短足に改良されたダックスフンド。胸囲の大きさで3種類にわけられます。筋肉質な体型をしているのも特徴です。

被毛はダブルコートでスムース、ロング、ワイヤーの3種類でロングとワイヤーはこまめなブラッシングが必要です。

食いしん坊なので肥満に気をつけましょう。
性格好奇心旺盛。活発。遊び好き。前向きで強気。
躾ポイント順応性は高いですが、しっかり上下関係を教えることが大切。
飼育にかかる費用ワクチンなど初期費用:約3万円前後、その他フード代、トリミング代など
毛色のバリエーション赤茶、茶、クリームなど

さまざまな犬種を比較して室内犬を飼おう!

室内犬としてのの犬種はやはり小型犬が多いですが、最近ではサモエドなど大型犬も屋内で飼育をする人も増えています。理由としては、一緒に過ごす時間を長くしたい、最近の気温差を考えると屋内のほうが安心、などが挙げられます。

室内犬といえば小型犬、という概念は一旦、置いておくのも選択肢を広げます。

さまざまな犬種を比較して、自分と相性のいいワンちゃんを室内犬として迎えてあげてください。
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