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ヨークシャテリアの毛の色は7回変化する?色の変化が飼い主を魅了する

ヨークシャテリアとは?

ヨークシャーテリアは、19世紀にイギリスで生まれた犬種です。ヨークシャー地方で、ネズミを捕まえるための間接狩猟犬として生み出されました。

小型犬で、一番小さい犬種のチワワの次に小さく、成犬になっても2~3キロ程度にしかなりません。比較的、新しい犬種で血統が不安定なため、稀に7キロになる個体もあります。

「ヨーキー」という別名を持ち、毛並みの美しさからショードッグとしてです。テリア系の犬種なので、賢く勇敢な性格の持ち主です。

ヨークシャテリアの特徴

ヨークシャテリアの最大の特徴は、その毛色です。シルクのように細い直毛で、太陽の光を受けると宝石のようにきらきらと輝きます。

ヨークシャテリアの毛はシングルコートなので、抜け毛はほとんどありません。換毛期がないため、カットしないと毛は伸び続けます。

血統による違いはあるものの、比較的おとなしいヨークシャーテリアは飼いやすい犬種です。ヨークシャテリアの性格はテリア気質によるものがあり、頑固な一面もあります。

ヨークシャテリアの毛の色の特徴は?

ヨークシャテリアの毛の色の種類として5種類あげられますが、実際には1種類です。毛の色の濃淡によって色の違いが出ているだけなんです。

一般社団法人「ジャパンケンネルクラブ」では、「ダークスチールブルー&タン」を公認カラーと定めています。後頭部から尾の付け根までがダークスチールブルーで、頭の部分がタンになっています。

公認カラーではありませんが、「ブラック×タン」、「ブラック×ゴールド」、「スチールブルー×タン」、「スチールブルー×ゴールド」の4パターンが一般的な毛色です。
ヨークシャテリアの毛の色の特徴
  1. タン
  2. スチールブルー
  3. ブラック
  4. ゴールド
  5. シルバー

ヨークシャテリアの色の特徴1:タン

黄褐色や淡い茶色のことをタンと言います。皮革製品のなめしに使うオーク樹皮のことを英語で「Tan」と呼ぶことに由来しています。

ヨークシャテリアの子犬の多くは、ブラック×タンです。黒を基調とし、タンが混じった毛色をしています。

基本となる毛色で、ここからさまざまな色の変化を楽しむことができます。ヨークシャテリアの毛を短くカットしたときや、色の変化途中に全身がタン一色になることもあります。

色素の問題もしくは遺伝性疾患でタンの毛色を持つヨークシャーテリアもいます。

ヨークシャテリアの色の特徴2:スチールブルー

スチールブルーは、ヨークシャテリアならではの毛色です。青みかがった灰色のことで、明るいスチールブルーは「ライトスチールブルー」、暗い場合は「ダークスチールブルー」と呼びます。

スチールブルーは光に当てると青く見え、ヨークシャテリアが「動く宝石」と言われる由来になっています。ダークスチールブルー×タン色は、ヨークシャテリア本来のスタイルです。

どの色も混じっていないその毛色は、宝石にも負けない美しさがあります。

ヨークシャテリアの色の特徴3:ブラック

ヨークシャテリアが生まれたばかりの頃は、全身ブラックです。だんだんと、タン色が増えていき、ブラック×タンになります。

ブラックは若い個体で見られる毛色で、成長とともにスチールブルーに変化していきます。ヨークシャーテリアの毛並みはストレートが一般的ですが、ウーリーヘアーと呼ばれる毛がカールした個体がいます。

このタイプは、色が薄くなっていくことがほとんどなく、成犬になってもブラックのままの場合が多いです。

ヨークシャテリアの色の特徴4:ゴールド

タンが薄くなり、光沢が出てくるとゴールドになります。ブラック×ゴールドは、毛色が変わっていく段階で見られる毛色です。

稀にダークスチールブルー×ゴールドの個体もいます。色のトーンによる違いもあるので判断は難しいですが、タンよりも色がゴールドに近く、色が濃い場合はブルー×ゴールドと言えるでしょう。

正式のカラーではありませんが、ゴールドは光沢があり、とても綺麗な色です。

艶のあるスチールブルーとゴールドの組み合わせは、見る人を魅了します。

ヨークシャテリアの色の特徴5:シルバー

ヨークシャテリアの毛色はシルバーになることはほとんどありません。そのため、シルバーはスタンドカラーから外されています。

ダークスチールブルーの色素がうまく定着しなかったときにシルバーになると言われています。また、ヨークシャーテリアが病気を持っている可能性もあります。

シルバーの他に、チョコレートカラーのヨークシャテリアもいますが、内臓に疾患がある場合になりやすいんです。毛色が変わっていく過程で、毛先がシルバーに変化する個体もあります。

ヨークシャテリアの毛の色はどう変化する?

ヨークシャテリアは、生まれてすぐはブラックです。3ヶ月を過ぎたくらいから毛色が変わっていきます。

毛色の変わり方や、変わる時期には個体差があります。親の毛色を引き継ぐこともないため、ヨークシャテリアがどんな毛色に変化していくのかは予測不能です。

分からないからこそ、どのように色が変化していくのか楽しみが生まれます。
生まれたとき3~4ヶ月後成長期シニア期
色の変化ブラック×タンスチールブルー×タンスチールブルー×ゴールド白髪まじり

ヨークシャテリアの毛の色の変化1:生まれたとき

生まれたときのヨークシャテリアの毛色は、ブラック×タンです。全身がブラックの毛色で、手足の先、眉毛と口周りは濃いタン色をしています。

濃いタン色なので、黄褐色と言うよりは赤褐色に近いです。3ヶ月頃まではこの毛色のままで、ブラックはシルバーへ、タンはゴールドに変化していきます。

2通りの色の変化があり、まるっきり違う色になってから変化するパターンと、鼻周りの毛色からだんだんと広がっていくパターンがあります。

ヨークシャテリアの毛の色の変化2:生まれてから3〜4ヶ月後

3~4ヶ月経つと、少しずつ色の変化が見られるようになります。ブラックだった頭の毛色はグレーになって、タンへ変わっていきます。

体のブラックは艶が出てきて、スチールブルーへ変化していきます。毛色の変化は根本から始まります。

そのため、カットしたら毛色が変わったと勘違いする人もいます。カットしたからと毛色が変わることはないので、安心してください。

2歳になるまでは色が変化していくので、3~4ヶ月の段階ではまだ、どんな毛色になるかの判断は難しいです。

ヨークシャテリアの毛の色の変化3:成長期

成長期になると、顔周りの毛色の変化が大きくなります。年齢を重ねるごとに、顔周りの毛はゴールドに変化していきます。

身体の毛は、だんだんとスチールブルーになっていきます。ブラック×ゴールド、スチールブルー×タンなど、何パターンか変化が見られます。

成犬になっても色が変わるため、ヨークシャーテリアの毛色の変化はブリーダーでも判断が難しいです。被毛の質も変わり、2歳を過ぎたあたりから成犬の毛になっていきます。

シルクのような細く艶があり、柔らかな毛並みになります。

ヨークシャテリアの毛の色の変化4:シニア期

シニア期に入ってもヨークシャテリアの毛色の変化は続きます。ヨークシャーテリアの成長は1年で終わると言われていますが、毛色の変化は成長が止まっても続くんです。

しかし、シニア期の毛色の変化はこれまでの毛色の変化とは違います。白髪が混じったり、色が褪せたり、どちらかと言うと老化現象と言った方が近いでしょう。

ヨークシャーテリアの毛並みの特徴であるハリや艶も無くなっていきます。毛が絡みやすくなるので、ブラッシングが欠かせなくなります。

ヨークシャテリアは動く宝石!愛犬の毛の変化が1つの楽しみに

ヨークシャーテリアは、動く宝石という異名のとおり、綺麗な毛色をしています。年齢を重ねるごとに変化していく毛色は、楽しみの一つです。

美しい毛並みを保つためには毎日のブラッシングや、定期的なシャンプーが欠かせません。お世話の面では手間がかかりますが、手間をかけた分、綺麗な毛並みを楽しむことができます。

毛色がどのように変わっていくのか分からないため、想像していた色と違う色になることもあります。しかし、想像と違う色になるのも面白いでしょう。
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