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シェパードの代表的な種類7種|性格や特徴などを詳しく解説!

シェパードとは?

シェパードとは、簡単に言うと牧羊犬のことです。言葉の意味としては、羊飼いとか牧師などの意味合いがあります。

羊の群れを番したり、導いたりという意味でその名が付けられました。

種類も数多く存在し、各国で牧羊が盛んに行われていたといえます。そして、人だけでは羊の群れを扱えなかったという裏付けでもあります。

人ができないことをまかされた犬たち、それがシェパードたちです。

シェパードの歴史

人間が狩猟から農耕へと移り変わっていく中で、家畜を飼い生活していく中で、羊は大切な財産へと価値をあげていきました。

その羊を守るべくして誕生したのがシェパードたちの先祖です。

紀元4300年ごろに古代エジプトの地層で牧羊犬と思われる骨が発見されています。そのことからイラン周辺が発祥といわれています。

シェパードの性格とは?

牧羊犬には2つの役割があります。1つは、オオカミなどの肉食獣から羊を守ること。もう1つは、羊の群れを誘導して移動させることです。

この役割を果たすための性格を持っていることが牧羊犬として不可欠です。

オオカミにも負けない強さと勇敢さを持っていて、羊の群れを誘導する抜群の知能と、その群れを率いる人間にきわめて忠実であることがシェパードの性格といえます。

飼い主に忠実

牧羊犬としての歴史を持つシェパードたちは、羊飼いである人間に忠実であったように、現代では飼い主に忠実であることが特徴です。

飼い主の意思を読み取り、飼い主の気持ちに寄り添い、まるで気持ちが通じているのではないだろうかと思うこともあるほど忠実な犬種です。

高い状況判断力

羊の群れを自在に誘導するほどの知能の持ち主です。それを可能にする特徴としては、高い観察力、洞察力、判断力、行動力があげられます。

いかなる状況も5感をフル活用して切り抜ける素晴らしい知能を持っています。

その高い状況判断力で羊の群れを誘導しています。

冷静沈着

牧羊犬はいかなるときも冷静沈着でなければつとまりません。

肉食獣に出くわした際も、怯んではいけないし、冷静に状況を判断し確実に目的を遂行します。

羊がパニックに陥った場合も冷静に状況を判断し誘導しなければいけません。

シェパードのしつけ方3つ

シェパードは、とても賢く利口な犬です。だからこそ、しつけや育て方が非常に重要になってきます。

そのためには、飼い主がしっかりそのことを認識し、勉強することでしつけにつながりますので、一緒に勉強していきましょう。
シェパードのしつけ方
  1. ほめ方は短く単調に
  2. 短い言葉でしつける
  3. シェパードの嫌な音を出す

シェパードのしつけ方1:ほめ方は短く単調に

シェパードは、とても知能が高いです。その知能は主従関係をも揺るがす隙も見ていることがあります。

あまりにもおおげさにほめたりすると、シェパードも興奮してしまい誰にほめられたのかあやふやになってしまいます。

ほめる時は、短く単調を意識して「よし」といいましょう。

シェパードのしつけ方2:短い言葉でしつける

シェパードは、群れの中のアルファーとベーターという関係を本能的に理解しています。

飼い主が、しっかりとした意思を持ち、考えを持ち、自信を持って接することでアルファーと認められます。シェパードを飼うときは人間力が試されます。

シェパードをしつける際は、毅然とし、はっきりとした意思を示しながら短い言葉でしつけましょう。

シェパードのしつけ方3:シェパードの嫌な音を出す

シェパードをしつける際に有効的なアイテムは、犬が嫌がる音がでる機械です。

シェパードはとても頭の良い犬種です。何かいけないことをしたり、注意を惹きたいときなどに犬にしか聞こえない周波数の音を使えば、そこから学ぶ思考にいたります。

ベストなタイミングでそれを使いこなしてシェパードに学ぶ機会を与えることもしつけでは有効です。

代表的なシェパードの種類7種

シェパードというと、日本人のほとんどがジャーマンシェパードを想像します。しかし、シェパードと名の付く犬は7種類います。

シェパードの名の由来や原産国で種類も分けられていて、見た目も全然違うので、ここでご紹介していきます。
シェパードの種類
  1. ジャーマンシェパード
  2. オーストライアンシェパード
  3. ホワイトシェパード
  4. ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール
  5. ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン
  6. ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア
  7. ベルジアン・シェパード・ドッグ・ラケノア

代表的なシェパードの種類1:ジャーマンシェパード

ジャーマンシェパードはドイツ原産の犬種です。シェパードと聞くとこの種類を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

日本では警察犬として名が通っている種類です。

見た目はちょっとこわもてですが、しっかりしつければ最高のパートナーとなります。
性格特徴毛色価格
安定した性格です。自信に満ちていて、注意深く、落ち着いています。愛玩犬や警察犬、災害救助犬や牧羊犬など、あらゆる仕事ができるほどの体力と知性をかねそなえています。ブラック、グレー、ブラック地にブラウン・グレー・イエローのマーキングが入っているものがあります。15万~30万

代表的なシェパードの種類2:オーストラリアンシェパード

オーストラリアンシェパードは、その名前から原産国がオーストラリアと思われがちですが、実はアメリカ合衆国で生まれた種類です。

1800年代にオーストラリアからアメリカへやってきたバスク地方出身の羊飼いが名付けられました。

そして、その多面的能力が評価され牧場で活躍してきました。
性格特徴毛色価格
注意深く、活発で、鋭い知性をもっています。また、めったに喧嘩をしません。牧畜と護衛の強い本能を持つ利口な犬種です。また、家族に対してとても献身的で忠実な伴侶となります。ブルーマール、ブラック、レッドマール、レッド、またこれらの毛色に白斑があったり、タンポイントがあるものもいます。15万~30万

代表的なシェパードの種類3:ホワイトシェパード

正式には、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグという種類です。白いジャーマンシェパードのような容姿ですが、まったく違う種類です。

その名のとおりスイスが原産国で、多数のホワイト・シェパードがヨーロッパ中にいます。
性格特徴毛色価格
活発で、神経質でなく、注意深く警戒心があります。臆病であったり攻撃的であったりしません。もともとアメリカやカナダで見られていましたが、スイスに持ち込まれ犬種として確立しました。ホワイトのみ30万前後

代表的なシェパードの種類4:ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール

ベルジアンシェパードはコートバラエティーで4種類に分けられます。

原産国はベルギーで、種類の作出には情熱的で熱心な愛犬家たちが深くかかわったとされています。

コートに関する議論は白熱したましたが、形態や気質、作業性については意見が相違はしなっかったとされていることから、性格や体躯構成は統一され安定している種類といえます。
性格特徴毛色価格
性格は、注意深く活動的で、明るい気質と、機敏さ、自信のある態度を持っている。また、群れを守る本能的な能力を携えています。豊富なコートに覆われていて、前胸や頸周りは特に豊富なコートがある長毛種です。ブラックの単色のみ20万前後

代表的なシェパードの種類5:ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン

もともとは、牧羊犬として作出された種類で、コートバラエティ豊富に誕生しました。しかし、過去には牧羊が機械化された際にこの種類は絶滅の危機に瀕しました。

体格は均整がとれていて、筋肉は引き締まっていて力強いとされています。
性格特徴毛色価格
性格は、注意深く活動的で、明るい気質と、機敏さ、自信のある態度を持っている。また、群れを守る本能的な能力を携えています。豊富なコートに覆われていて、前胸や頸周りは特に豊富なコートがある長毛種です。ブラックマスクで、フォーンにブラックオーバーレイが好ましいです。20万前後

代表的なシェパードの種類6:ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア

牧羊犬としての動きをみせます。ずっと動いていても疲れをみせません。

長毛ではないので、グローネンダールやタービュレンのようにコート管理が大変な種類ではありません。シャンプーもらくです。

ただし、抜け毛は他の種類と同じくあります。
性格特徴毛色価格
性格は、注意深く活動的で、明るい気質と、機敏さ、自信のある態度を持っている。また、群れを守る本能的な能力を携えています。毛足の短い短毛の種類です。タービュレンの短毛種です。ブラックマスクで、フォーンにブラックオーバーレイです。25万前後

代表的なシェパードの種類7:ベルジアン・シェパード・ドッグ・ラケノア

ベルジアン・シェパードではあまりみない珍しい種類です。

特徴的なのが、粗剛毛なワイヤリーなコートです。

ベルジアン・シェパードは牧羊に適した動きをみせる種類です。その一つとして、全速力で走っていても、急激に向きを変えることができます。
性格特徴毛色価格
性格は、注意深く活動的で、明るい気質と、機敏さ、自信のある態度を持っている。また、群れを守る本能的な能力を携えています。コートが縮れた粗剛毛です。国内ではなかなか見られない珍しい犬種です。フォーンでわずかにブラックオーバーレイが口元と尾にあります。30万前後またはそれ以上

シェパードの種類や特徴を知ろう

シェパードの種類は、これまで示した7種類が代表的な種類です。それぞれが、かつては牧羊に携わり必要な気質や特徴を持つように計画育種されてきました。

いずれも人間にはできないことを要求され実践してきた歴史をもち、たぐいまれな利口さと運動能力を発揮してきました。そして、現代では生涯のパートナーとして深く人間にかかわるようになり愛されています。

しかし、その利口さと大型犬としての運動量は、飼い主の犬とかかわる時間を多く必要とします。

したがって、飼いやすいかというと誰でも飼える種類ではないともいえます。

自分の生活を見直し、人生を見直した上での飼育が必要です。
初期費用継続費用寿命世話にかかる手間飼いやすさ難易度
犬の値段15万~30万 ケージなど1万~2万 その他小物1万食費約1万/1頭(1か月) ペットシーツ約0.4万/1頭(1か月)12~15歳1時間程の運動/1日 シャンプー1万/月飼育環境の広さや犬にかかわれる時間が十分に必要です。しつけは、利口で温和な種類なので比較的簡単ですが、飼い主のしっかりした覚悟と意思が必要です。
ペットのコジマ
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