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チワワの平均寿命とは?チワワを長生きさせるためにできること

チワワの平均寿命とは?

一般的に大型犬よりも小型犬のほうが寿命が長く、小型犬であるチワワも大型犬よりも平均寿命は長い傾向があります。見かけの弱々しさに反して、意外と長生きをする犬種です。チワワと他の犬種との平均寿命を表にして比較してみましたので、ご覧ください。
犬種平均寿命
ダックスフント15.5
ポメラニアン15
ミニチュアシュナウザー14
マルチーズ14
チワワ13.5
シーズー13
ラブラドールレトリバー12.5
ボストンテリア12.3
ゴールデンリトリバー11
ブルドッグ8

チワワが寿命が短いと言われている理由

チワワは他の犬種と比べて、特に極端に寿命が短いというわけではありません。しかし、その小さくて弱々しい姿から、どうしても寿命が短いというイメージがついてきます。そこで、チワワが他の犬種と比べて寿命が短いと言われる4つの理由をご紹介します。

チワワが寿命が短いと言われている理由1:小型犬の中でも小さい

チワワの大きさは成犬でも2~3kg位しかなく、小型犬の中でも特に小さい超小型犬に分類されます。成犬になっても子犬のように可愛い姿をしていて、大型犬と比べると弱々しく見えます。

しかし大型犬と比べると一般的に小型犬は長生きをする傾向があり、チワワもその例に漏れず、特に寿命が短いというわけではありません。

チワワの寿命が短いと言われている理由2:内臓や骨格にかかる負担が重い

チワワは体が非常に小さいく、標準体重は成犬になっても3kg前後ということが多いです。そのため運動不足や高カロリーの食事の摂り過ぎなどで体重が増えると、内臓や骨格に負担がかかってしまいます。

特に体重が増えることで、心臓への負担が大きくなります。内臓や骨格に負担がかかることによって、いろいろな病気にかかりやすくなり、寿命が短くなってしまいますので、食事内容や運動不足にならないように気をつけるようにしましょう。

チワワの寿命が短いと言われている理由3:体内臓器の老化するスピードが早い

チワワの寿命が短いのは、体内臓器の老化スピードが早いからではないかと言われることがあります。しかしチワワは体が小さくて体重も軽いので、適正な体重を保っていれば、大型犬よりも内臓や骨格にかかる負担は少なくなります。

しかし運動不足や高カロリーの食事などで肥満になってしまうと、一気に負担がかかってしまいますので、注意しなければなりません。

チワワの寿命が短いと言われている理由4:運動量が少ない

チワワに限らず、部屋で過ごすことが多い小型犬でも、適度の運動量は必要です。チワワは部屋の中でばかり過ごしていると運動量も限られ、肥満になったり、ストレスが溜まったりして寿命に影響が出てきますので、散歩などで適度な運動をさせることが必要です。

適度な運動が必要なのは、どの犬種にも言えることですので、特にチワワの運動量が少なくて寿命が短いということはありません。

チワワの寿命を延ばす飼育方法とは?

チワワの寿命を延ばすには、飼育方法にも少し工夫が必要です。決して難しいことではありませんので、次にご紹介する5つの飼育方法に注意して、愛犬のチワワを元気に長生きさせてあげて、一日でも長く一緒にいられるようにしましょう。

チワワの寿命を延ばす飼育方法1:運動をさせる

チワワは小さい体の割にはよく食べる犬が多く、太りやすい傾向があります。また留守番などでストレスを溜めやすいので、運動などで肥満を防ぎ、ストレスを解消させることが寿命を延ばすことにつながります。

運動方法は毎日の散歩、家の中で一緒で遊ぶなどの方法がありますが、チワワは体が小さいので、それほど激しい運動をする必要はありません。毎日少しずつ体を動かせるようにしてあげましょう。

チワワの寿命を延ばす飼育方法2:デンタルケア

犬は歯が丈夫だと思われがちですが、必ずしもそうではありません。デンタルケアをしっかりしていないと、虫歯だけでなく内臓の病気につながる可能性が高くなりますので、子犬の頃からデンタルケアを習慣づけることが大切です。

歯磨き効果があるガムやおやつなどを与えることも効果的ですが、できれば飼い主の手で毎日歯を磨いてあげるようにしましょう。

最初は嫌がっても、慣れてくると磨けるようになることが多いです。歯が弱いと食事に影響してきますので、寿命にも影響が出てしまいます。

チワワの寿命を延ばす飼育方法3:食事の管理

ドッグフードにはたくさんの種類がありますが、犬の大きさや年齢、体調によって適切な食事を管理して与える必要があります。特に年齢によって食事の質を変えていくことは、寿命を延ばすためにも大切です。

高齢になってくるにつれ、歯や内臓が弱ってきますので、それに応じた食事を管理する必要があります。高齢になって高カロリーのドッグフードや塩分が多いドッグフードは避けていかなければなりません。

また粒が大きすぎるものも食べにくくなりますので、柔らかくふやかしたり、砕いて小さくするなどの工夫が必要です。

チワワの寿命を延ばす飼育方法4:室温調整

チワワは寒さにとても弱い犬ですが、暑さにも強いとは言えません。室内にいることが多いチワワですが、室温調節には気を配ることが寿命を延ばすためにも大切です。

暑い時期は室内にいても、昼間の温度はかなり上昇しています。室内にいるから安心というわけではありませんので、真夏にチワワを留守番させる場合はエアコンをつけておいてあげましょう。

冬は寒さを防ぐために服を着せるのは効果的ですが、嫌がる場合は無理に着せるのは避けてエアコンで室温を調節してください。

チワワの寿命を延ばす飼育方法5:定期健診

犬を飼っていると、病気やケガ以外でも動物病院へ行くことが多いです。狂犬病予防や混合ワクチン、フィラリア予防など、一年に数回、動物病院に行く機会がありますので、その際に健康診断も念入りに行ってもらう必要があります。

チワワはかかりやすい病気が多く、最初は症状が出ない病気も多いので、気が付かずに過ごしてしまうこともあります。ワクチン接種などで動物病院を訪れた際に、気になることがあれば何でも尋ねて疑問を解消しておくことが、寿命を延ばすためにも大切です。

チワワを飼うときの注意点

チワワは可愛くて飼いやすい犬種ですが、飼育するにはいくつか注意点があります。今からチワワを飼おうと考えている人は、次の4つの注意点を確認して、住居環境などを整えてからチワワをお迎えするようにしてください。
チワワを飼うときの注意点
  1. 抱っこばかりしない
  2. 老人や幼い子供がいる家は不向き
  3. 喧嘩っ早いためリードが必須
  4. フローリングが苦手

チワワを飼うときの注意点1:抱っこばかりしない

チワワは小さくて軽いので、つい移動のときには抱っこしてしまいがちになりますが、チワワの健康を考えた場合、なるべく歩かせるようにしたほうが良いでしょう。チワワは甘えん坊な性格なので、抱っこのクセが付いてしまうと、いつも抱っこしてもらえると考えて、自分では歩かなくなります。

歩かなくなると運動不足につながってきますので、抱っこしたい気分を少し抑えて、歩かせる時間を多くするようにしましょう。

チワワを飼うときの注意点2:老人や幼い子供がいる家は不向き

チワワは比較的飼いやすい犬種ではありますが、気が強く運動も必須となりますので、まだ手がかかる幼い子供がいる家庭や、老人がいる家には不向きであることがあります。

チワワの性格にもよりますが、自分よりも大きな犬にも立ち向かっていくほどの気の強さがあり、わがままなことも多く、常に一緒にいることを望んでいる傾向がある犬種です。

また毎日の散歩も必須なので、小さい子供の世話で大変な家や、身体の調子が思わしくなく、静かに過ごしたい老人がいる家では、チワワも飼い主もストレスになることがあります。

チワワを飼うときの注意点3:喧嘩っ早いためリードが必須

チワワは体が小さくても気が強い犬が多く、自分よりはるかに大きな大型犬にも平気で飛びかかって行くことがあります。小さくても番犬に向くと言われることがあるのは、こういう勇敢な面があるからなのですが、散歩中に出会った犬に喧嘩を売ることがありますので、注意が必要です。

散歩に行くときには、リードは必ずつないでおき、他の犬と喧嘩をしないように注意しておくようにしましょう。

チワワを飼うときの注意点4:フローリングが苦手

フローリングの床は掃除が楽で人間には快適なものですが、犬は歩きづらくてとても不快に感じています。犬は走るときには爪を床に食い込ませて走りますが、フローリングの床ではそれができません。

チワワなどの超小型犬から大型犬まで、室内で犬を飼育するのなら、フローリングの床にカーペットを敷くなどの配慮が必要です。

チワワが老犬になった際の寿命を延ばすケア

チワワは7歳頃からシニアと言われる年代に入りますが、平均寿命が13歳位ですので、7歳頃でやっと寿命の半分です。少しずつ体の機能も衰えてきますので、寿命を少しでも延ばすためには、飼い方にもいろいろな配慮が必要になります。

消化しやすい食事に変える

老犬になってくると、チワワも食欲が落ち、食事の量も減り好みも変わってきます。噛む力も弱くなり、消化吸収力も弱くなりますので、少ない量でも効率的に栄養を吸収できる低カロリー・高タンパクのドッグフードに変えるようにしましょう。

食事の内容は急に変えるのではなく、シニア犬になった7歳頃から少しずつ変えていって慣れさせるようにしましょう。

外の空気に触れさせる

チワワは室内で過ごすことが多く、運動量が少ない傾向がありますが、老犬になるとますます動きたがらなくなり、部屋にこもっていることが多くなります。

しかし一日に少しの時間でも外の空気に触れることは、体内時計を整える意味でも大切です。嫌がる場合は無理に長時間の散歩をする必要はないですが、ストレス解消のためにも外の空気に触れて日光の下を歩かせるようにしましょう。

高低差のない環境を整える

チワワは゜老犬になってくると足が弱ってきて、ソファやベッドへジャンプして飛び乗ることが難しくなってきます。無理にジャンプしようとして失敗すると、ケガなどにつながってしまうこともあります。

飛び乗ってしまいそうなところにはステップをつけるなどして、なるべく高低差のない環境を整えるようにしましょう。またツルツルのフローリングはますます苦手になってきますので、カーペットを敷くなりして滑らないようにしてあげましょう。

トイレの補助をしてあげる

老犬になって視力が衰えてくると、トイレの場所もわかりづらくなり、トイレ以外のところで粗相をしてしまうことも増えてくる可能性があります。排泄するそぶりを見せたら、トイレのところまで誘導して、サポートしてあげるようにしましょう。

失敗しても良いように、トイレトレーの下にもトイレシーツを敷いておくと良いでしょう。失敗が頻繁になってきたら、犬用のおむつを利用することを考えても良いでしょう。

チワワの寿命を延ばすためにも飼い方を見直そう

チワワは小さくて弱々しく見えるため、寿命が短いと言われることが多いですが、実際には特に寿命が短いというわけではありません。しかし、飼い方に気をつければ、平均寿命よりも長く、元気に過ごさせることも可能です。

チワワを迎える前に、チワワの性格や飼い方を確認してから、迎えるようにしましょう。また現在チワワを飼っている人も、今一度飼い方を見直して、チワワの寿命を延ばしてあげましょう。
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