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スタッフィーってどんな犬?特徴5つや飼い方のポイントまでご紹介!

スタッフィーってどんな犬

スタッフィーは、イギリス原産の中型のテリア犬種です。イギリスではラブラドールレトリーバーと並ぶほどのの犬種です。

ブルドックを土台にイングリッシュテリアやスムースフォックステリアなどのテリアと交配して生まれました。

スタッフィーはとても飼い主に従順な犬ですが、一方で闘犬として活躍していたこともあり、初心者が飼うにはしっかりとした知識が必要です。

今回は、スタッフィーの特徴や飼い方のポイントをご紹介します!

スタッフォードシャーブルテリアの愛称

スタッフィーという呼び方は、実は正式なものではありません。スタッフィーは、スタッフォードシャーブルテリアの愛称です。

スタッフィーには他にも、「スタッフォード」「ナニードッグ(子守犬)」「スタ」などの愛称があります。こうした愛称がたくさんあるのも、昔からたくさんの人に愛されてきた証拠です。

スタッフィーの歴史

スタッフィーは「牛いじめ」や「熊いじめ」という見世物のために使われた犬が祖先です。
 
犬が勝つと飼い主には賞金が与えられたため、人々は勝つためにコンパクトで力強い犬を求めました。スタッフィーはこうした中でイングリッシュテリア・スムースフォックステリアなどを交配させて生まれました。

1830年頃になると動物愛護の風潮が高まり、「牛いじめ」は行われなくなりますが、隠れて闘犬が行われていました。スタッフィーはこの闘犬でも大いに活躍しましたが、闘犬も時代とともに廃れていきました。

スタッフィーのは落ちていきましたが、スタッフィーの忠実さや愛情深さが愛犬家の目にとまり、家庭用に改良を加えられたのが現在のスタッフィーの姿です。

スタッフィーの特徴5つ

ここでは、スタッフィーの特徴5つを紹介します。スタッフィーの特徴を知ることでより良い飼い方、ふれあい方のヒントが見つかるでしょう。

見た目の特徴から、身体能力的特徴まで徹底的に解説していきます。

スタッフィー特徴1:体高よりも体長のほうがやや長い

スタッフィーには体高より体長のほうがやや長いという特徴があります。

ブルドックをベースに交配された犬なので、頭が比較的低い位置にあります。オス・メスともに体高は35〜40cm程です。日本では中型犬の部類に分類されています。首が太く短めで、脚はがっしりしています。

スタッフィー特徴2:筋肉質な体格

筋肉質な体格も、スタッフィーの特徴の1つです。

その理由は、スタッフィーがもともと闘犬として活躍していたからです。骨太で、重心が低くどっしりとしています。たくましく、力が強いので散歩をするときには強く引っ張られて転ばないように注意が必要です。

筋肉質ですが、体質的には太りやすいので運動が必要不可欠です。

スタッフィー特徴3:頭部が大きい

スタッフィーは顎の筋肉がとても発達しています。これは「牛いじめ」で牛の鼻面に噛み付くことができるようにするためです。

そのため、顎の筋肉を支えられるように頭部が大きくなっています。また、それにともない開口部も大きいです。鼻が短く、噛む力がとても強いです。

スタッフィー特徴4:すばやく敏感な動きをする

スタッフィーは重心が低くがっしりとした体をしているにもかかわらず、すばやく俊敏な動きをすることができます。これもまた、闘犬であったときの名残です。

牛と戦う際に、牛にやられないようコンパクトで俊敏に動くように改良されたためです。

スタッフィー特徴5: がっちりな体格だが爽快な走りをする

スタッフィーはとてもがっちりした筋肉質な体格です。ですが、とてもすばやい動きをすることができ、軽快に走ります。スタッフィーは闘犬の名残で動きはさっそうとしています。

体を動かすことが大好きで、飼い主と一緒にスポーツやランニングをするのも向いている犬です。

スタッフィーの性格は?

スタッフィーは強面で一見凶暴なイメージがありますが、実際の内面はとても無邪気で素直です。闘犬だったために負けん気が強いところはあれど、愛情が深く飼い主に対して献身的なところを見せてくれます。

ここではスタッフィーの性格について詳しく知りましょう。

スタッフィーの性格1:無邪気で人懐っこい性格

闘犬だったこともあり、スタッフィーはいかついイメージを持たれがちですが、そうではありません。スタッフィーは家族と飼い主が大好きな陽気で無邪気な性格です。

ナニードッグ(子守犬)という愛称は、スタッフィーがとても子供に優しいところから来ています。愛情深く忠実な性格なので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して飼うことができます。

スタッフィーの性格2:他犬や小動物には攻撃的な性格

スタッフィーは闘犬であったことから、本能的に他の犬や小動物に対して攻撃的になってしまうこともあります。

ケンカを売られたら買ってしまい、攻撃的なスイッチが入ってしまうこともあるので、言うことを聞かせるトレーニングが必要です。

ドッグランなどに行った際も、ささいなことで他の犬とケンカを起こしてしまうことがあります。呼び寄せの練習はしっかりと行い、他の犬がいる広い場所では様子を見ながら遊ばせましょう。

スタッフィーの性格3:従順な性格

スタッフィーは飼い主と家族に対しとても従順な性格をしています。

飼い主が大好きなので、飼い主の言うことをちゃんと聞きます。しつけもしやすいでしょう。闘犬だった頃から自分が興奮していても飼い主の言うことをちゃんと聞ける冷静さを持っているところもスタッフィーの良いところです。

スタッフィー犬飼い方4つのポイント

さて、それでは飼い方のポイントをご紹介します。先程のスタッフィーの特徴でも多くあげたとおり、スタッフィーは闘犬だった頃の名残が多く残っています。

スタッフィーを飼った際、楽しく毎日を過ごすために飼い方のポイントを押さえておきましょう。

スタッフィー犬の飼い方1:子供の頃から信頼関係を作る

スタッフィーを飼うときには、信頼関係が一番と言っていいほど大切です。

スタッフィーは飼い主にとても従順な犬ですが、信頼関係があってこその忠誠心とも言えます。自分以外の動物には攻撃的になってしまうということもあり、信頼関係の伴うしつけが大切になってきます。
 
攻撃的になった場合に言うことを聞かせるためにも、子犬の頃から信頼関係を築くことが大切です。

スタッフィー犬の飼い方2:運動を好むので毎日の散歩は欠かせない

スタッフィーは体力があり、運動を好みます。

活発に動き回ることが大好きなので、毎日の散歩は欠かせません。30分ほどの散歩を一日に2回ほど行くと良いでしょう。

体力には個体差があるので、必要に応じて散歩の回数を増やしたり、時間を伸ばしたりしましょう。特に1歳前後は体力があるので、しっかり遊ばせてあげましょう。

十分な活動量がないとストレスが溜まってしまいます。ストレスはスタッフィーが攻撃的になってしまったり、寿命を縮めてしまうという原因にもなります。運動はしっかりとさせましょう。

スタッフィー犬の飼い方3:室内飼育が理想的

スタッフィーは人間が大好きで、人との交流が欠かせません。

人と関わらないことは、スタッフィーにとってストレスです。そのため、室内飼育が理想的といえます。

また、スタッフィーは体温調節が苦手なので、気温差の激しい室外より、空調のきいた室内のほうが好ましいと言えます。散歩のときだけでなく、室内にいるときもしっかりスタッフィーと関わってあげることが大切です。

スタッフィー犬の飼い方4:暑さ寒さに弱いので温度調節に気をつける

スタッフィーは暑さ寒さに弱いです。

スタッフォードシャーブルテリアや、ブルドックなどもそうですが、名前に「ブル」がつく犬は鼻が短く、自身の体温調節が苦手という特徴があります。

暑いときや寒いときなどの散歩は早めに切り上げて室内で過ごさせてあげましょう。また、時間帯に配慮して散歩に行くようにしてあげるとよいでしょう。

スタッフィーは特に寒さに弱いといわれているので、服を着せても良いです。

スタッフィーの魅力を知ろう!

スタッフィーは飼い主に従順で愛嬌のある犬です。飼い方に注意するべきところもありますが、人のことが大好きな犬です。一生懸命愛を注げば、応えてくれます。

一般的には初心者向けの犬とはいわれていませんが、スタッフィーの魅力を知って楽しい犬との時間を過ごしましょう!
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