cms-import-animaroll-wp

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識10|飼うときの注意点

ミニチュアシベリアンハスキーとは?

ミニチュアシベリアンハスキーは、ハスキー犬にスキッパーキやジャーマンスピッツなどを交配させたハスキーの姿のまま小型化した小さいハスキー犬です。

ミニチュアシベリアンハスキーは、1990年代にユナイテッドケネルクラブに公認されたばかりの新しい犬種で、まだFCI(国際畜犬連盟)などには公認されていません。

日本国内には、何頭のミニチュア・シベリアン・ハスキーが存在しているかは把握されていません。

ミニチュアシベリアンハスキーとアラスカンクリーカイとの違い

ミニチュアシベリアンハスキーによく似ているアラスカンクリーカイは、ミニハスキーとも呼ばれていますが、ミニチュアシベリアンハスキーのほうが、さらに小さいサイズです。

アラスカンクリーカイは、アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーのハーフ犬に、スキッパーキやアメリカンエスキモードッグと交配させて小型化した犬種です。

ミニチュアシベリアンハスキーは、アラスカクリーカイよりやや新しく作られた新犬種で、どちらもシベリアンハスキーの血が入っているので親戚にあたります。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識10

それでは、シベリアンハスキーの小型改良版のミニチュアシベリアンハスキーの魅力について、もっと知りたいという方のために、もう少し詳しい情報を見てみましょう。

こちらでは、ミニチュアシベリアンハスキーの原産国、歴史、大きさ、体の特徴、毛色、目の色、性格、脱走壁、価格、平均寿命についての豆知識をご紹介します。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識1:原産国

ミニチュアシベリアンハスキーの原産は、アメリカ合衆国です。シベリアンハスキーはシベリア原産、ジャーマンスピッツはドイツ原産で、スキッパーキはベルギーが原産です。

しかし、ミニチュアシベリアンハスキーは品種改良がおこなわれたのがアメリカですので、ミニチュアシベリアンハスキーの原産は、シベリアでもアラスカでもなく、アメリカとなります。ちなみに、アラスカクリ―カイの原産国はアラスカです。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識2:歴史

オオカミに似ているシベリアンハスキーは、そのサイズが大きすぎることから、日本の一般家庭では飼育がやや難しい犬種です。

ドラマやアニメのキャラクターとしてもがあり、日本でも一時期ペットとして流行った時期もありましたが、飼い主がうまく扱いきれなかったことが過去に話題になりました。

大きすぎる悩みを解消するためにアメリカで小型化の品種改良が進められ成功し、1990年代にUKC(ユナイテッドケネルクラブ)に登録されました。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識3:大きさ

シベリアンハスキーが体高56~60cm・体重23~27kgなのに対し、ミニチュアシベリアンハスキーは体高30~38cm・体重7~8kgほどになります。オスのほうがメスより大きめです。

アラスカンクリ―カイは、アラスカンマラミュートがシベリアンハスキーより大きいので、体高38~43cm・体重7.3~10kgと、ミニチュアシベリアンハスキーより、少し大きめです。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識4:体の特徴

ミニチュアシベリアンハスキーは、極寒出身の犬ぞりシベリアンハスキーのDNAが入っていますので、骨格が太く頑丈で筋肉質でがっちりしています。

厳しい寒さに耐えられるよう被毛が分厚く、皮下脂肪を多く蓄えるような体質を持っています。ハスキーと同様、ピンと上を向いた立ち耳と綺麗な丸い瞳、ふさふさの垂れた巻き尾が特徴的です。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識5:毛色

毛色は、シベリアンハスキーと同様、白やグレーが一般的ですが、茶色、赤、黒などが混ざっている、ミニチュアシベリアンハスキーもいます。

体のコートは毛が多く硬い毛でぶ厚く、大きな尾もふさふさで下に垂れ下がっています。暑い季節には毛がたくさん抜けます。

また、顔には独特の模様があってそれぞれ個性が出ています。子供の時は顔の濃い部分が多く、大きくなると目の周りが白くなってきます。足先やおなかの毛は白が多いです。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識6:目の色

ミニチュアシベリアンハスキーには、黒、青、茶、黄、オッドアイ(左右別々)といったアイカラーがあり、その中では青いブルーアイが最もがあります。

ブルーアイは透明のように薄い色で、色が薄くなった理由はシベリアンハスキーが長い間、北部に暮らしてきたためメラニン色素が少なくなったためだと言われています。

また、左右の目の色が異なるオッドアイは異常ではなく、シベリアンハスキーと同様、スタンダードカラーとして認められています。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識7:性格

ミニチュアシベリンハスキーの性格は、シベリアンハスキーによく似て、楽天的、好奇心旺盛、遊び好きで、元気いっぱいです。

忠誠心が強くフレンドリーなのであまり番犬には向いていません。知的で社会性があるので、孤独を感じると寂しさから仲間を求めて遠吠えをすることもあります。

その一方、警戒心が強く他の犬と一緒に飼う場合は、慣れさせていくのに時間がかかります。一度慣れてしまうとその後はずっと仲良くなります。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識8:脱走癖

ミニチュアシベリアンハスキーは、シベリアンハスキーと同様、脱走癖があります。突然家から脱走してしまう事がよくあり、家に戻ってこられなくなる可能性が高いので注意が必要です。

また、警戒心の強さから無駄吠えをしやすく集中力に欠ける犬種なので、子犬のうちからしっかり根気よくしつけをする必要があります。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識9:価格

ミニチュアシベリアンハスキーは、FCIやJKCに正式に公認されていない犬種ですので、日本国内のペットショップなどで入手が可能かどうかは記録がなく不明です。

ですので、原産国アメリカからの輸入がです。しかし、米国内でもブリーダーが限られており、希望者は発注後かなり待たされているのが現状です。

アメリカで購入される場合、子犬価格は1,000ドル~1,500ドルが相場で、シベリアンハスキーの値段と同じか、やや低めです。

ミニチュアシベリアンハスキーに関する豆知識10:平均寿命

ミニチュアシベリアンハスキーの平均寿命は個体差がありますが、9年~12年ぐらいと推定されていますが、暑さや湿気に弱いことから、日本ではやや短めになっています。

現在ではペット医療やドッグフードの質も向上してきましたので、正しく飼育されれば、寿命が伸びる可能性はあります。何より愛情をたっぷりとかけてあげることが長生きの秘訣です。

ミニチュアシベリアンハスキーを飼うときの注意点3つ

シベリアンハスキーの美しさ、たくましさや忠誠心の強さ、無邪気で人なつっこい性格のかわいらしさを、そのままコンパクトにしたミニチュアシベリアンハスキーは、これから飼ってみたいというご興味がある方にとっても飼育しやすい犬種です。

しかし、実際飼育を始めるにあたっては注意すべき点もあります。ミニチュアシベリアンハスキーを飼うときの注意点3つをご紹介します。

ミニチュアシベリアンハスキーを飼うときの注意点1:暑さに弱い

ミニチュアシベリアンハスキーは、ハスキーと同様で、低温には非常い強い反面、高温や高湿度が非常に苦手です。

暑さや高湿度で脱水症状などを起こしやすいので、日本の熱い真夏には室内のエアコンなどで部屋を涼しい状態に維持してあげるなどの、配慮が必要になります。

散歩の時間も真夏の炎天下を避け、なるべく涼しい早朝や夕方以降などにするなど、配慮してあげることが必要です。

ミニチュアシベリアンハスキーを飼うときの注意点2:無駄吠え

ミニチュアシベリアンハスキーは、そのオオカミ的な性質から仲間を呼んだり、警戒して吠えやすいという習性を持っています。

成犬になってからでは遅いので、子犬のうちに飼い主の命令に従えるように、しっかりしつけておくことが肝心です。

また、一人ぼっちで寂しい時も仲間を呼ぶために遠吠えや無駄吠えをします。飼い主と四六時中一緒にいたいと思うのがハスキーです。できるだけ一人ぼっちにさせないことが大切です。

ミニチュアシベリアンハスキーを飼うときの注意点3:運動量が多い

小型なので室内でもアクティブに育ててあげられることが魅力的なミニチュアシベリアンハスキー。しかしミニチュアハスキーは、とても元気いっぱいなので運動不足になってしまいがちです。

元気があり余っていると好奇心も旺盛なので、いたずらに発展してしまうことがよくあります。なので、お散歩や運動は毎日欠かさないようにする必要があります。

ミニチュアシベリアンハスキーの魅力を知ろう!

いかがでしたでしょうか?大きくなっても、ちっちゃいまんまの奇跡のミニチュアシベリアンハスキーは、オオカミのようなかっこよさと、飼い主大好きの人懐っこさに加え、ミニチュアの可愛さがもうたまりません。

シベリアンハスキーは好きだけど、大きくて無理、とあきらめていた方にはピッタリの新犬種です。

残念ながら入手は少々難しそうですが、日本でもこれからもっとが上がり、ブリーダーさんも増えていくのではないでしょうか。ご興味のある方はぜひ探してみてください。
モバイルバージョンを終了