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黒いコーギーは珍しい?コーギーの毛色の種類や性格を紹介!

コーギーとは?

ウェルシュ・コーギーは、胴長短足でプリプリのおしりの、とてもユニークな見た目が特徴的で、日本でもとてもがある犬種です。

原産国はイギリスで、牧畜犬として活躍していました。その歴史はとても古く、長くイギリス王室で愛され、エリザベス女王が飼っていたことも有名です。

「ウェルシュ・コーギー」には2種類の犬種が存在することを知っていますか?

発祥

「ウェルシュ・コーギー」の「ウェルシュ(welsh)」とはイギリスの「ウェールズの」という意味です。

コーギーはとても古い歴史を持ち、カーディガン種の歴史は起源前1200年頃にケルト人によってウェールズのカーディガン地方へ、ペンブローク種は1107年にフランダース地方の機織職人がペンブローク地方に連れて来たのが始まりという説が有力です。

発祥や歴史についてはいろいろな説があり、はっきりとわかっていません。

犬種

コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブロークと「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類がいます。

カーディガンはペンブロークに比べ、体も耳も少し大きく、ふさふさの尻尾があります。

ペンブロークは耳が丸みを帯び、尻尾は断尾が認められているので、生後すぐに断尾されます。

日本でよく飼われているのは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークです。

コーギーの特徴

変わった見た目と、人懐っこそうな顔がとてもかわいいコーギーですが、どんな特徴があるのでしょうか。

足が短いので小さく見えますが、中型犬に分類されます。2種類のコーギーの体つきにはどんな違いがあるのでしょうか。

健康面などで気をつけてあげたい特徴もあるので、合わせてみていきましょう。

大きさ

体高が体長よりも長く、とても特徴的なコーギー。

見た目はよく似ていますが、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンでは体の大きさも違います。

ペンブロークの体高は25〜30cm、体重は9〜12kgで、カーディガンは体高30cm、体重は8〜18kgです。

カーディガンのほうが体も少し大きいですが、ペンブロークに比べると耳も大きめです。どちらも運動神経抜群で活発なので、筋肉質でがっしりとした体つきをしています。

寿命

コーギーの寿命は12〜14歳です。

コーギーには特有のかかりやすい疾患があるので、予防と早期発見が大事です。異常が見られたら動物病院を受診しましょう。

もともとが牧畜犬でとても活発な犬なので、毎日しっかり散歩をして運動をしないと、運動不足によるストレスを抱えてしまいます。

食欲旺盛なので、肥満にならないように食事の管理に気をつけてあげましょう。太りすぎると背骨や関節に負担がかかってしまいます。

寿命は生活習慣によっても変わります。長生きさせてあげるためにも、飼い主さんが気をつけてあげたいですね。

コーギーの性格

イメージどおりの、明るくて賢くて、活発なコーギー。そこにいてくれるだけで、家の中がパッと明るく賑やかになりそうですよね。

そんなコーギーも、もちろんいいところばかりではありません。注意したいことも合わせてみていきましょう。

物覚えがよくしつけもしやすいので、しっかりとトレーニングができれば、最高の家族の一員になりますよ。

穏やかで陽気

基本的にフレンドリーで、とても明るく陽気です。

飼い主に対しては従順です。甘え上手なので、ついフードやおやつをあげたくなりますが、太りやすいので注意しましょう。

一方で頑固で我が強い一面もあります。頭がよくてしつけやすい反面、その賢さゆえに飼い主がリーダーシップをとれないと、序列が逆になってしまいます。

牧畜犬だったため、警戒心も強く、インターホンや電話などに吠えてしまうこともあります。マンションなどで買う場合は気をつけましょう。

外交的で活発

コーギーはとにかく活発で、天真爛漫という言葉がぴったりです。

じっとしているよりも、家の中にいてもおもちゃで遊んだり、外に出てお散歩したり、小さな体であちこち走って回るのが大好きです。

社交的で人も大好きなので、たくさんの人や犬と触れ合えると喜びます。子供やお年寄りでも安心して一緒に暮らすことができます。

カーディガンも運動量が多く活発ですが、ペンブロークよりも落ち着いている傾向があると言われています。

好奇心旺盛で優しい

コーギーは好奇心が強く、いろいろなものに興味を示します。

好奇心旺盛なので、留守にするときは部屋の中をイタズラされないように、ケージに入れるか、触られたくないものや危ないものは片づけておきましょう。

献身的で愛情たっぷりで、表情も豊かです。飼い主さんと遊ぶのが大好きなので、たくさん遊んであげましょう。

落ち着きがなく、興奮すると足に噛みついてくることがあります。これは群れから離れる牛や羊の足に噛みついていた牧畜犬の名残りと言われています。

コーギーの毛色は何種類ある?

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、ジャパンケネルクラブで4種類の毛色が認められています。

ウェルシュ・コーギー・カーディガンは、ペンブロークと違い、白が多い場合を除いてはほぼすべての毛色が認められています。

ここでは、ペンブロークに認められている4種類の毛色について紹介します。
JKC ウェルシュ・コーギー・カーディガン
コーギーの毛色は何種類ある?
  • セーブル
  • タン
  • フォーン
  • ホワイト
  • レッド

セーブル

赤毛の先端が黒っぽくなっている毛色を「セーブル」といいます。

白が入ると「セーブル&ホワイト」と呼ばれます。
レッドが、黒やこげ茶色を薄くまとったような上品な色合いです。

色の出方はさまざまで、背中が濃かったり、目の周りが濃かったり、成長とともに全体的に色が濃くなったり薄くなったりすることもあります。

毛先の黒が少なめのタイプだと、春と秋の換毛期に毛が抜けた際に、黒い部分がなくなってしまうこともあります。

ブラックタン

黒が基本で、体にタン色(なめし皮の色)の斑がある毛色を「ブラックタン」といいます。

白が入ると「ブラックタン&ホワイト」や、黒・茶・白の3色なので「トライカラー」と呼ばれます。目の上に、まろ眉のような模様が入るのが特徴です。

額の毛が黒いと「ブラックヘッド」、黒い毛が後退したものを「レッドヘッド」と呼びます。生まれたときはブラックヘッドでも、成長するにつれてレッドヘッドになる場合もあります。

ブラックヘッドは出生確率が低く、とても珍しいタイプです。

フォーン

レッドのような濃い色ではなく、明るい金髪のような毛色を「フォーン」といいます。

白が入ると「フォーン&ホワイト」と呼ばれます。黄褐色のとてもきれいな毛の色で、白に近いようなごく薄い色からレッド気味の濃い色まで、色味はさまざまです。

コーギーには珍しい毛色で、日本でもがありますが、あまり見かけることはありません。

ホワイト

ジャパンケネルクラブで認められているのは、「セーブル」「ブラックタン」「フォーン」「レッド」の4種類のみなので、白いコーギーはミスカラーとなります。

コーギーは毛色に白が入ることが必要ですが、全身が真っ白だったり、白い毛が多いために認められないコーギーも生まれます。

ショーには出られませんし、繁殖ができないので血統書をもらえないこともありますが、そこを気にしなければ家庭犬としてなんの問題もありません。

白の他には黒などもミスカラーとなります。
JKC ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

レッド

ブラウンに似ていますが、赤みの強い赤褐色が「レッド」です。白が入ると「レッド&ホワイト」と呼ばれます。

毛の色はブラウンに近いものから薄い色までさまざまで、成長すると色味が変わってくることもあります。

日本では、も知名度もの毛色です。「ウェルシュ・コーギー」と聞くと、一般的に一番に思い浮かべるのがレッドのコーギーではないでしょうか。

コーギーの毛の色や配色は、成長とともに変わることがあり、白の入り方で顔の印象も変わりますし、変化も楽しみですね。

黒のコーギーは日本で手に入る?

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークには黒も認められていないので、白い毛色と同じくミスカラーになります。

黒のウェルシュ・コーギー・カーディガンは存在しますが、日本にはいないと言われています。

ミスカラーの犬は繁殖が認められていないので、黒いペンブロークはなかなか見られませんが、探せば手に入る可能性はあります。
黒のコーギーは日本で手に入る?
  • ブリーダー
  • ペットショップ
  • 里親

ブリーダー

犬のブリーダーとは、犬を繁殖する人です。数種に絞ってブリードしている場合がほとんどなので、コーギーが欲しければ、コーギーのブリーダーさんを訪ねるとよいです。

黒いコーギーはミスカラーで繁殖ができないので、ブリーダーさんによっては通常より安く譲ってくれることもあります。

しっかりしたブリーダーさんは、黒はミスカラーであること、繁殖には向かないことを説明し、犬のスタンダード性を守るためなので去勢・避妊手術を条件にする場合があります。

「希少」「レアカラー」と言って高値をつけるようなブリーダーは注意です。

ペットショップ

ペットが欲しい、見に行きたいと思ったときに、まず思いつくのはペットショップですね。

お店はとても便利ですが、ペットショップのデメリットとしては、欲しい犬種が店に行ったときに必ずいるとは限らないことです。

ミスカラーの犬も販売していることがあるので、黒いコーギーにも運がよければ出会うことができるでしょう。

ミスカラーの犬は一般的には値段が下げられますが、こちらも「珍しい色」と言って、通常よりも高値をつけている場合もあります。

里親

インターネットで検索すると、たくさんの里親募集のサイトがあり、子犬から成犬までたくさんの犬が掲載されていますし、保健所でもインターネット上で公開していたり、譲渡会を行っています。

もし里親を募集している黒いコーギーを見つけることができれば、里親になることができます。

保護団体や保健所などからの譲渡には一定の条件があることがほとんどで、家族構成やライフスタイル(例:留守にする時間が長すぎる)などで条件がクリアできないときは引き取りができない場合があります。

優しい性格の黒いコーギーはどんな人にも!

黒いコーギーは「ミスカラー」と言われますが、「欠陥」なわけではなく、認められた毛色ではないということです。

毛色が黒くてもなにも変わりはなく、飼い主さんが愛情たっぷりに育ててあげれば、最高の笑顔で応えてくれるでしょう。

しつけ自体はしやすいですが、場合によっては吠え癖や噛み癖を直したりしなければいけないので、初心者には扱いが少し難しいところがあります。

天真爛漫で元気いっぱいのコーギーは、犬のしつけに慣れている人にはです!
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