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黒い小悪魔と言われるスキッパーキってどんな犬?特徴や性格

スキッパーキとは?

スキッパーキは、番犬用の小型犬種です。スキッパーキはスピッツ・タイプの犬で、色は黒一色です。

「スキッパーキ」という犬種名は、1888年の犬種標準制定時に公式に採用されました。犬好き以外にはあまり知られていない犬種名ですが、歴史はかなり長いのですね♪

公式に名前が決まるまでは、「Spitzke」とも呼ばれていました。 ジャーマン・スピッツとはっきり区別するために、「スキッパーキ」という名前が設定されたという歴史があります。

スキッパーキの歴史

スキッパーキはベルギー原産の犬で、すでに15世紀には存在していた犬種だと考えられています。

見た目は、ポメラニアンやスピッツに似ていますが、祖先にスピッツやポメラニアンがいるのかは、はっきりしていません。

スキッパーキは、ネズミ捕りをしてくれるため、ネズミ捕りの猟犬かつ番犬として、がある犬種でした。

特に靴職人にがあり、靴に使う皮革などの材料を利用して、職人が犬の首輪をつくってくれていました。職人が作った首輪は、職人のセンスや技術を世の人に示す宣伝材料としても活用されていました。

スキッパーキの習性・生態

スキッパーキは、元気で明るく、好奇心が旺盛な犬種です。慎重な面もあわせもっているため、番犬として人間の役に立ってくれています。

周囲の状況に敏感で反応しやすいという性格も、番犬に向いている性格といえるでしょう。慎重派なので、家族にはなついて甘えてきますが、見知らぬ人には警戒心をあらわにします。

スキッパーキは、たいへん用心深いものの、生命力に溢れており、一緒にいると元気をもらえると感じる飼い主さんも少なくありません。

番犬としてだけでなく、ネズミやモグラ、その他の害獣を狩る、猟犬としても活躍してくれます。

スキッパーキの身体的特徴

スキッパーキの目は、ダークブラウンで卵形、耳は三角形です。スキッパーキの体長と体高は、ほぼ同じくらいサイズといった体型をしています。

標準的な体重はオス・メスともに3~9kg程度です。スマートというよりは、ずんぐりといったの方が近い体形ですが、足はまっすぐで細いので、ころころとした印象はありません。

体躯がしっかりとしている犬種といえます。ここでは、そんなスキッパーキの身体的特徴についてご紹介します。
スキッパーキの身体的特徴
  1. 体長と体高がほぼ同じ
  2. 寿命が比較的長い
  3. 耳がピンとしている
  4. スキッパーキは運動が好き?

体長と体高がほぼ同じ

スキッパーキの体長と体高はほぼ同じであることが、この犬種の特徴といわれています。

小型犬なので、あまり大きくはなりません。写真などからはサイズがわかりにくいものの、一般的には30cm前後程度の体調になります。

小型犬なので、番犬としては心もとないようにも感じられますが、活発に動くので侵入者に脅威を与えられます。

牧羊犬の血筋だとも伝えられているので、侵入者を追いかける力も十分にあり、いざというときは能力を発揮してくれることでしょう。

寿命が比較的長い

スキッパーキの寿命は、13歳から15歳といわれています。小型犬なので、寿命は長めです。

小型犬特有の病気にも注意が必要です。ペット保険に入り、まめに獣医にかかることで、寿命を延ばせる可能性もあります。

耳がピンとしている

スキッパーキの特徴として必ず挙げられるのが、三角形のピンとした耳です。

真っ黒な小型犬のスキッパーキは、一見、甲斐犬と間違えそうになりますが、この耳の形を見れば、スキッパーキと甲斐犬の違いが明確にわかります。

なんでも聞いてくれそうなピンと立った耳に、魅力を感じてしまうという人も、スキッパーキファンには多くみられます。

好奇心スキッパーキーはこの三角形のピンとした耳から、いろいろな情報が入ってくるために、作られた性格なのでしょう。

スキッパーキは運動が好き?

スキッパーキは、運動が好きな犬なのでしょうか。スキッパーキは、先祖が牧羊犬だともいわれ、運動能力が高い犬だといわれています。

牧羊犬は、羊を追って一日働いている犬ですが、スキッパーキを飼い犬として向かい入れた場合、どのくらい運動をさせなければならないのでしょう。

ここでは、スキッパーキに必要な運動量とその理由をご紹介します。
スキッパーキの特徴
  1. 運動能力が高い
  2. 牧羊犬であったため

運動能力が高い

スキッパーキは運動能力の高い犬ですが、小型犬ということもあり、屋外飼育でも室内飼育でも可能です。


屋外飼育の際は、穴を掘って脱走したり、塀はジャンプして飛び越えて脱走したりする場合があります。

穴を掘ることができない地面の場所で、十分な高さの塀や壁を準備しておく必要があります。

小型犬だと甘く見ず、庭に放す場合や犬のいる場所を囲う場合は、中型犬から大型犬に適した高さで囲っておく必要があります。脱走には十分に注意しておきましょう。

牧羊犬であったため

確実だとはいわれていませんが、スキッパーキの祖先は牧羊犬だといわれています。牧羊犬は、広い牧場をかけ回り、羊を追ったり、誘導したりしています。

このような犬が、狭い室内に閉じ込められて、1日の運動量が足りるとは到底思えません。飼育する場合、散歩は1回30分程度を目安に、1日2回程度必要です。

活発な犬なので、ボールなどを使った玩具遊びも積極的に行ってあげましょう。室内飼育の場合は、特に玩具遊びを積極的に取り入れて下さい。知育玩具なども有効です。

スキッパーキの性格

スキッパーキとは、どのような性格の犬種なのでしょう。

一般的にスキッパーキという犬は、人懐っこく、警戒心が強い犬といわれています。「人懐っこい」と「警戒心が強い」という相反する性格は、どう共存しているのでしょう。

ここでは、スキッパーキの性格に焦点をあててご紹介します。自宅で飼育することを検討している人は、スキッパーキの性格と、飼育環境を照らし合わせて、検討してみてください。
スキッパーキの性格
  1. 好奇心旺盛
  2. 空気が読める
  3. 愛情深い

好奇心旺盛

スキッパーキは、とても好奇心が旺盛な犬種です。好奇心旺盛で、大胆不敵な行動をとることがある反面、とても慎重になり、警戒心が強くなることもあります。

この相反する性格は、相手に対して信頼を置いているか、警戒をしているかによります。

信頼を置いている相手に対しては、愛嬌があり甘えてきますが、警戒している相手に対しては、慎重になりなかなか警戒心を解いてくれません。

好奇心旺盛で飼い主に愛情を示してくれますが、ときにわがままにふるまうこともあります。

空気が読める

スキッパーキは牧羊犬だったともいわれています。牧羊犬は人間と一緒に羊飼いの仕事をしており、人間の手助けをしてくれていたので、飼い主の気持ちを察してくれます。

その名残もあり、飼い主がしてほしいと考えていることなどを推察し、飼い主の希望通りに動いてくれます。人間だったらまさに「空気が読める」という状態です。

スキッパーキが空気を読んでくれるので、飼い主はスキッパーキとともに過ごす時間をとても心地よく感じられます。

愛情深い

スキッパーキは、信頼をおいた飼い主に対しては愛情深く接してくれます。

誰にでもひとなつこい犬種とは異なり、スキッパーキの場合は、信頼を置いている者と初対面などの警戒している者とで、まったく対応が異なります。

飼い主にはかわいいふるまいをしてくれますが、たまにしか来ないような客人には、他人行儀な振る舞いをします。

そのため、飼い主としては、愛情をかけた分だけ愛情が返ってくるような気分になれるので、余計いとしさが増してきます。

スキッパーキの入手法また販売価格は?

スキッパーキに興味がわいた、ぜひ飼ってみたい、という場合は、どうやって入手すればよいのでしょう。スキッパーキを購入する場合、どのくらいの予算を見ておけばよいのでしょう。

スキッパーキはまだそれほどメジャーな犬種ではありません。ペットショップで見つけるのは、ちょっと難しいでしょう。ここでは、スキッパーキの入手方法と価格についてご紹介します。

ブリーダー

スキッパーキのブリーダーを探して、直接購入するのが、一番確実にスキッパーキを飼うことができる方法です。

ブリーダーから、直接購入する場合の子犬の相場は、25万~35万円程度が目安とされています。

ブリーダーから直接入手する場合は、当然ながらブリーダーはスキッパーキが生まれたときからのことを良く知っているので、飼育ポイントなどを細かく教えてもらうことができます。

ブリーダーから購入する場合は、たった1匹から選ぶのではなく、一緒に生まれた兄弟の中から選べる可能性もあります。

里親

里親募集サイトで、スキッパーキの里親募集がないかチェックしてみるのもひとつの方法です。

里親であれば、基本的に購入代金などはかかりません。ただし、純血種のスキッパーキが見つかる可能性は、低いと考えられます。

里親になる場合は、初めての飼い主となるパターンもあれば、誰かが飼いきれなくなった犬の二番目、三番目の飼い主となることもあります。

里親となる場合は、犬の来歴や性格・個性などをきちんと教えてもらっておくことをします。

スキッパーキは黒が好きなひとにたまらない犬種

スキッパーキには、シルバー・ゴールド・クリームなどの色の犬もいますが、日本では基本的に黒色のみです。

黒い犬が好みだという人には、漆黒のスキッパーキは好み通りの犬といえるでしょう。

飼い主には愛嬌を振りまいてくれ、見知らぬ人には攻撃的になるスキッパーキは、飼い主冥利に尽きる犬ともいえます。

黒くて、精悍な感じがする犬を飼いたい、しかし、飼育環境を考えると小型犬しか飼うことができない、という人には、スキッパーキはとても犬種といえます。
ペットショップ「Coo&RIKU」
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