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飼いやすい犬35選!初心者でも飼いやすい犬の種類は?

飼いやすい犬種は?

犬には、さまざまな種類があります。体の大きさだけでなく、毛皮の有無や犬種ならではの特徴によって、飼いやすい犬種と飼うのが難しい犬種に分けられます。

犬を飼うということは、犬の一生を預かり、犬の寿命まで毎日を共にするということです。日々のお世話や費用なども考えると、飼いやすい犬種はがあります。

比較的飼いやすい犬とされている犬種を、35種を集めました。

初めて犬を飼う時の注意点

初めて犬を飼うなら、やはり飼いやすい犬がです。

迎える犬種によって必要なものは違ってきますので、事前にきちんと予習して、グッズなど取り揃えてておくことが重要です。

初めて犬を飼う時の注意点1:しつけをする

初めて犬を飼った人が悩むのは、まずしつけについてです。トイレ・鳴き声・食事など、さまざまなことを教えていかなくてはいけません。しつけしやすく飼いやすい犬種を選びましょう。

思うようにいかなくても、諦めてはいけません。やり方を変えてみればすんなりしつけられることも多々あります。

初めて犬を飼う時の注意点2:子犬をなるべくひとりにしない

子犬から迎える場合には、なるだけ1匹で留守番をさせないようにしましょう。

子犬は、人間の幼児と同じです。イタズラをしたり、不安や寂しさから鳴き出したり、重大な事故を引き起こすこともあります。

どうしても1匹で留守番させるなら、短時間の留守番から始めて、留守番時間を徐々に長くして慣らしていきましょう。

室内で飼う時の注意点

近年では、室外飼いより室内飼いが推奨されています。ある程度の広さが必要ですが、大型犬ですら室内で飼う時代です。

室内で飼いやすい犬種と飼いにくい犬種がいます。事前に知っておきましょう。

室内で飼う時の注意点1:経済的余裕があるか

犬に限らず、命を育てるには経済力が必要です。

食費、医療費、ペット用品代など、かかる金額は大きいです。その余裕がないなら、ペットを飼う資格がないということです。

人間の子供と違って、行政からの援助はありません。自分たちだけの力で育てられるか、最期まで面倒をみられるか、しっかり考慮する必要があります。

室内で飼う時の注意点2:無駄吠えがある犬か

室外ならいくら吠えさせてもいいというわけではありませんが、室内で犬を飼う場合、無駄吠えする犬だと、家族のストレスは大きなものとなります。

無駄吠えしない犬種は、飼いやすい犬種といえます。無駄吠えを止めさせられる自信がなければ、無駄吠えがなく飼いやすい犬種を選びましょう。

一人で飼う時の注意点

1人暮らしで犬を飼うのは大変なことです。飼っている人はいますが、誰にでもできるわけではありません。

1人暮らしでも犬が飼えるかどうか、判断できるポイントを見ていきましょう。

一人で飼う時の注意点1:お留守番ができる犬か

1人暮らしだと、飼い主が外出している間、犬は1匹で留守番することになります。自宅で仕事をしていたとしても、まったく外に出ないという人間はいないでしょう。

留守番ができないタイプの犬だと、留守中に破壊や無駄吠えなどの問題行動を起こしたり、ストレスになってしまうことがあります。

一人で飼う時の注意点2:犬の世話に時間を割けるか

1人暮らしで犬を飼うということは、犬の世話すべてを飼い主1人でやらなくてはなりません。

食事の用意やブラッシング、通院の付き添いや日々の散歩、自宅での遊びやスキンシップなどをすべて1人でできるなら、1人暮らしでも犬を飼えるでしょう。

飼いやすい犬1:トイプードル

トイプードルはスランダード・プードルを小型化した犬種です。

原産国はフランスで、日本でも「トイプー」の愛称で親しまれ、飼いやすい犬種でとなっています。被毛の手入れが気になるかと思いますが、抜け毛が比較的少なく、手入れはそこまで大変ではありません。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
25万円13~15万円16歳月に1度のトリミング・1日2回(30分程度)の散歩・涙やけのケア

トイプードルの値段

トイプードルの値段はショータイプで30万円以上、ペットタイプで20万円程度です。色や毛の巻き具合、血統によって100万円を超えることもある犬種です。

ショータイプでもペットタイプでも、飼いやすい犬種であることに違いはありません。好みや都合にあわせてタイプを選びましょう。

トイプードルの特徴

トイプードルの大きさは6~8kgで、体高は20~25cmとされています。

体毛は直毛ではなくクルクルとした巻き毛です。カラーはアプリコット・レッド・ブラック・ホワイト・シルバー・ブラウン・クリームなどがあり、単色がほとんどです。

月に1度のトリミングに加え、自宅でのブラッシングも必要です。

トイプードルの性格

トイプードルは、従順でしつけがしやすいとされています。他の犬種と比べてほとんど威嚇しないため、非常に飼いやすい犬種で、初心者にもです。

飼い主に懐きやすく、社交性があり、明るい性格の個体が多くいます。

トイプードルの寿命

トイプードルの寿命は16歳とされ、超小型犬の平均13.8歳より長いです。

通気性のため、被毛の手入れは必須です。トリミングサロンでも大人しくしている固体が多いので、サロンに預けやすいという意味でも、飼いやすい犬種です。

また、食べすぎにも注意が必要です。飼い主が食事量を管理してあげましょう。

飼いやすい犬2:ヨークシャテリア

ヨークシャテリアは、イギリスのヨークシャー地方で、ネズミを捕らえるために作出された犬種です。「ヨーキー」という呼び名でも知られています。

見た目が美しく飼いやすい犬種としてが非常に高いです。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
19万円12万円14歳毎日ブラッシング・1~2ヶ月に1度のシャンプー&トリミング・1日1回もしくは週に2~3回(20分程度)の散歩

ヨークシャテリアの値段

ヨークシャテリアは「動く宝石」とも呼ばれ、ショードッグとしてがあります。そのため、血統やカラーによって値段に幅があります。

およそ15~25万円程度とされていますが、あくまで一般的な平均値なので、100万近くする個体がいます。

ヨークシャテリアの特徴

体高は22~24cm、体重は2~3.5kgとされています。抱っこしやすいサイズなので、イザというときにも移動が簡単にでき、飼いやすい犬種といえます。

カラーはブルー&タン・ブラック&タン・ブラック&ゴールド・ブルー&ゴールドがあります。鼻から尻尾の先までまっすぐに分け目があり、被毛は左右均等です。

ヨークシャテリアの性格

ヨークシャテリアは、縄張り意識が強く、警戒心があります。

ヨークシャテリア用心深くて賢いため、しつけもしやすく飼いやすい犬種といえるでしょう。

また、元々ネズミ捕りの犬だったため、好奇心旺盛で狩猟本能を発揮することもあります。

ヨークシャテリアの寿命

ヨークシャテリアの平均寿命は14年です。超小型犬の平均寿命13.8歳とあまり差がありません。

ヨークシャテリアは被毛が長くなるため、2日に1度は丁寧なブラッシングが必要です。皮膚の健康に気をつけてあげましょう。

飼いやすい犬3:チワワ

チワワは、世界的に公認されている犬種の中で最も小さい犬種です。抱っこがしやすく、飼いやすい犬種です。

メキシコ原産で、アステカ文明時代に生贄にされた形跡が発見されています。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円15万円13~18歳ロングは毎日/スムースは月1~2度のブラッシング・月1~2度のシャンプー・1日2回(15~20分程度)の散歩

チワワの値段

チワワの値段は平均20万円ですが、高いと100万、安いと5万と幅が広いです。スムースコートよりロングコートのが高く、値段も高くなります。

全体的に飼いやすい犬種ですので、どの値段の個体も、どちらの被毛タイプの個体でも、飼いやすさに差はありません。

チワワの特徴

チワワは体高12~24cm、体重1~3kgとされています。小さく扱いやすいことが飼いやすい犬種である要因でもあります。

カラーはブラック・ブラック&タン・チョコレート・クリオーム・フォーンなどがあります。毛足の短いスムースコートと、毛足の長いロングコートに分けられます。

チワワの性格

チワワは飼い主に対して忠実で、空気を読める犬だとされています。初心者でも飼いやすい犬種です。

チワワは愛情深く抱っこも好きなので、子供のいる家庭でも飼いやすい犬種です。

他人に対しては警戒心をむき出しにすることあります。警戒心を取り除いてあげることで、より飼いやすい犬になるでしょう。

チワワの寿命

寿命は13~18歳と、幅が広くなっています。超小型犬の平均寿命13.8歳より長くなっており、チワワの飼い主は積極的に寿命を延ばす努力をした結果が反映されています。

散歩に距離は必要なく、ジャンプなどの激しい運動が必要ないことも、飼いやすい犬種である要素の1つです。肥満には気をつけましょう。

飼いやすい犬4:ダックスフンド

ダックスフンドはドイツ原産のアナグマ用猟犬です。猟犬ですが、飼いやすい犬種の1つです。

大きさによってスタンダード・ミニチュア・カニンヘンがあります。ここではミニチュアについて説明します。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
28万円15万円12~16歳スムースは週1度/ロングとワイヤーは週2~3度のブラッシング・月1~2度のシャンプー・1日2回(20~30分程度)の散歩

ダックスフンドの値段

ダックスフンドの価格は、大きさによって違いますが、ミニチュアだと20万円前後とされています。

飼いやすい犬種であるため、飼育頭数が多く、ペットショップでも多く取り扱いがあります。ブリーダーも多数いるので、入手しやすいという意味でも、飼いやすい犬種です。

ダックスフンドの特徴

ミニチュアは体重5kg以下かつ胸囲35cm前後とされています。大きさが違うと、スランダードやカニンヘンに分類されます。

カラーはレッド・クリーム・ブラック・チョコレートなどがあります。毛質はロング・スムース・ワイヤーの3種類です。被毛の手入れを考えると、スムースが1番飼いやすい犬種でしょう。

ダックスフンドの性格

ダックスフンドは元々猟犬なので、活動的で好奇心旺盛な性格をしています。勇敢で見知らぬ人に吠えかかることがあります。

飼い主に忠実で利口なので、しつけがしやすく飼いやすい犬です。ダックスフンドは利口がゆえに、飼い主がきちんとしつけないと甘えてしまってしつけができないことがあるので、注意しましょう。

ダックスフンドの寿命

ダックスフンドの寿命は、12~16年です。

体が長いため、足腰への負担を気にしてあげる必要があります。成長期にしっかりと運動をさせ、筋肉をつけてあげることが重要です。

また、体高が低くて地面に近いので、真夏の昼間に散歩させるのはやめてあげましょう。

飼いやすい犬5:マルチーズ

マルチーズは、その愛らしさと飼いやすい犬種という点で、長くのある犬種です。ジャパンケネルクラブによると、1968~1984年間、日本における登録犬数は1位でした。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
32万円15万円12~15歳毎日のブラッシング・週に1度のシャンプー・1日2~3回(15~20分程度)の散歩・涙やけのケア

マルチーズの値段

マルチーズの平均価格は22万です。ショードッグとしてが高いため、血統や毛並みによってはさらに値段は上がります。

ペットタイプとショータイプは、目に見える体格差などはありません。僅かに骨格や被毛が違うだけです。マルチーズは、ペットタイプ・ショータイプ共に飼いやすい犬種です。

マルチーズの特徴

マルチーズの体高は20~25cmで、体重は2~3kgとされています。抱っこしやすく持ち運びやすいので、飼いやすい犬種です。

かつてはホワイト以外のカラーが存在していましたが、現在はホワイトのみです。淡いタンや淡いレモンカラーが現れる個体もいますが、ショードッグとしての価値は下がります。

マルチーズの性格

マルチーズは知的で温厚、飼い主に対して従順な性格の飼いやすい犬種です。しつけやすく、初心者にも飼いやすい犬種なので、パートナードッグとして最適といえます。

外見と同じく内面も上品な犬種ですが、神経質な一面もあります。幼い内から社会性を育むことで、より飼いやすい犬になります。

マルチーズの寿命

マルチーズの平均寿命は12~15年とされています。

マルチーズは、愛玩犬として常に人間に守られてきた犬種ですので、激しい運動や長時間の散歩は必要ありません。散歩の手間がかからないという点も、飼いやすい犬種とされる理由の1つです。

目頭の部分が赤く染まってしまう涙やけには注意しましょう。

飼いやすい犬6:ミニチュアシュナウザー

ミニチュアシュナウザーは、スタンダードシュナウザーを小型化したドイツ原産の小型犬で、飼いやすい犬種です。

テリア類に分類されますが、実際にテリアの血は入っていません。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
15~30万円12万円14歳週に1~2度のブラッシング・月に1度のトリミング・1日2回(30分程度)の散歩

ミニチュアシュナウザーの値段

ミニチュアシュナウザーの値段は平均で23万円となっています。低くても10万円以上はする犬種で、大幅な値段の下落がないことから、が安定している証拠といえます。

ショータイプだと50万円程度を考えておきましょう。

値段に開きがありますが、どの値段の個体でも、飼いやすい犬種である点は違いがありません。

ミニチュアシュナウザーの特徴

ジャパンケネルクラブでは、ミニチュアシュナウザーの体高はオス・メス共に30~35cm、体重はオス・メス共に4~8kgとされています。13kg前後になる個体もいます。

小さいながらも力強さのある体つきをしています。
カラーはソルト&ペッパー・ブラック&シルバー・ホワイト・ブラックがあり、粗毛です。

ミニチュアシュナウザーの性格

ミニチュアシュナウザーは友好的な性格をしています。他の存在とも仲良くできるので、多頭飼いの家庭でも飼いやすい犬種です。また、温和なので、子供のいる家庭でも飼いやすい犬種です。

飼い主に大して従順かつ知的な犬種でもあるので、しつけもしやすく、初心者でも飼いやすい犬種です。

ミニチュアシュナウザーの寿命

ミニチュアシュナウザーの平均寿命は14歳で、中型犬の平均13.6歳と大差ありません。

ミニチュアシュナウザーはしっかりとした体つきをしていて、筋肉質で体力もあります。激しい運動の必要がないため、飼いやすい犬種といえます。

飼いやすい犬7:シーズー

シーズーは、ペキニーズとラサ・アプソを交配させて生まれた小型犬です。

中国(チベット)原産で、シーズーという犬種名は中国語で「獅子」の意味を持ちます。守り神として王宮殿で大切に飼育されていました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
20~25万円10~12万円10~16歳毎日のブラッシング・月1~2度のシャンプー&トリミング・1日2回(20分程度)の散歩

シーズーの値段

シーズーの値段は、平均17万円とされています。ショーでものある犬種なので、ショータイプで品質のいい個体なら50万円程度を考えておきましょう。

頭頂部や尻尾の先端にホワイトが見られる個体は良質な個体とされ、値段が上がります。

シーズーの特徴

「頭はライオン、体はクマ、足はラクダ、尾は羽ほうき。耳はヤシの葉、歯は米粒、舌は真珠のような花弁。歩く姿はまるで金魚。」といわれるように、シーズーの被毛は豊富です。

ジャパンケネルクラブの規定では、体重は4.5 kg ~8 kg、体高は27cm以下とされています。

シーズーの性格

シーズーの性格は、人懐っこく社交性があり、飼い主以外にも愛想よく振舞う個体が多いので、初心者でも非常に飼いやすい犬種です。

しつけにおいては、少々頑固でプライドが高い所があるので、信頼関係を築くことが重要です。

他の存在とも仲良くできるシーズーは、子供や他のペットがいる家庭でも飼いやすい犬種といえます。

シーズーの寿命

シーズーの寿命は10~16年で、幅があります。長寿の傾向がある犬なので、老衰が始まったら飼い主が健康に十分気をつけてあげる必要があります。

子供の頃から他人に慣れさせておけば、トリミングサロンや動物病院への通院が苦にならない、飼いやすい犬にすることができます。

飼いやすい犬8:パピヨン

フランス語で蝶を意味する「パピヨン」は、当初は垂れ耳でしたが、改良を重ねて現在の立ち耳になりました。

人懐っこくて賢いため、飼いやすい犬種として知られています。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
23~25万円10~12万円13~15歳週1~2度のトリミング&ブラッシング・月に2~3度のシャンプー・1日2回(20~30分程度)の散歩

パピヨンの値段

パピヨンの平均価格は18万円ですが、血統のいい個体は50万円を超えます。

ダブルコートよりシングルコート、単色より混合色の個体の方が、値段が高いとされています。また、垂れ耳のパピヨンは安価ですが、垂れ耳でも、飼いやすい犬種であることに変わりありませんので、家庭犬とするなら検討してもいいでしょう。

パピヨンの特徴

パピヨンは体高28cm以下、体重はオス・メス共に2~4kgと、抱っこしやすく飼いやすい犬種です。

パピヨンの特徴は、やはり蝶のような立ち耳でしょう。垂れ耳のパピヨンも多く、多くの国でスタンダードとして認められていますが、やはり立ち耳のパピヨンががあります。

パピヨンの性格

パピヨンの性格は明るく快活で、人懐っこく甘え好きだといわれています。パピヨンは、全犬種の中で10位に入るという高い知能を持つというほど賢く、飼いやすい犬種です。

しかし、賢いだけに周囲の空気に敏感で、神経質になってしまうことがあります。個体それぞれのペースにあわせて接することが重要です。

パピヨンの寿命

パピヨンの平均寿命は13~15歳と、小型犬としては平均的な寿命です。

パピヨンは、運動量が少なくて済むことも飼いやすい犬種とされる理由の1つでしょう。屋外でなく屋内で飼い、高いところから飛び降りたりさせないことが大事です。

飼いやすい犬9:ポメラニアン

ポメラニアンは、サモエドやジャーマンスピッツを元祖とし、ポメラニアン地方で生まれた犬種です。

当初のポメラニアンは10kg程度ありましたが、その後品種改良を重ね、今のサイズになりました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
35万円16万円12~16歳月に1度(夏は2度)のシャンプー・トリミング・1日2回(20分程度)の散歩・涙やけのケア

ポメラニアンの値段

ポメラニアンの値段は平均25円とされています。ショーでもがある犬種で、ショータイプで品質のいい個体は100万程度の値段がつくこともあります。

二色混合より単色の方が品質がいいとされ、値段が高くなる傾向がありますが、どちらも飼いやすい犬種であることに差はありません。

ポメラニアンの特徴

ポメラニアンは、体高が20cm前後、体重が1.8~2.3kgの個体がが理想体型とされています。小さくて持ち運びしやすく、飼いやすい犬種といえます。

被毛が多くふわふわしていて、カラーも豊富です。公認色ではないマールや、瞳の色が青い個体も稀にいますが、繁殖に推奨されないカラーです。

ポメラニアンの性格

ポメラニアンは、活発で外交的な性格をしています。運動が好きな犬種なので、常に動いているような印象を持つ飼い主も多いでしょう。

また、ポメラニアンには飼い主に忠実で物覚えがいいという特性があります。しつけがしやすく、飼いやすい犬種といえるでしょう。

ポメラニアンの寿命

ポメラニアンの平均寿命は12~16歳です。

小型化の過程で骨格が小さくなったため、骨の健康には十分な注意が必要です。。

また被毛のケアも必要です。早い段階でプロに頼むようにしておけば、他人に頼むことができるという点では、より飼いやすい犬となるでしょう。

飼いやすい犬10:ビションフリーゼ

ビションフリーゼは、フランス原産の超小型犬です。由来ははっきりしていませんが、外見が良く似ているため、ボロニーズの近縁とされています。

ビションはマルチーズ、フリーゼは巻き毛という意味です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30~35万円12万円12~15歳2日に1度のブラッシング・1ヶ月に1度のシャンプー&トリミング・1日2回(15分程度)の散歩

ビションフリーゼの値段

ビジョンフリーゼの平均価格は26万円です。ショータイプで品質の良い個体だと、50万程度の値段がつくこともあります。

シャンパンベージュの毛色が入ることがありますが、体の10%を超えると好ましくないとされ安価となりますが、健康に問題はありません。また、飼いやすい犬種であるという点も、変わりません。

ビションフリーゼの特徴

ビジョンフリーゼの特徴でもあるふわふわの毛並みは、トリミングによって維持されています。サロンは、飼い主の手間を省けるというだけでなく、社交性が芽生え、より飼いやすい犬へと成長させられるという利点もあります。

体高は25~29cm、体重は5kg前後が理想とされ、抱っこしやすく飼いやすい犬種といえます。

ビションフリーゼの性格

ビジョンフリーゼは「どこへ連れて行っても問題ない犬」と呼ばれており、社交的で順応性が高い犬です。賢くしつけやすいので、初心者でも飼いやすい犬種です。

遊び好きな性格のため、散歩の際には歩くだけでなく遊んであげるといいでしょう。他の犬とも仲良く遊べるので、多頭飼いの家庭でも飼いやすい犬種です。

ビションフリーゼの寿命

ビションフリーゼの平均寿命は12~15歳です。超小型犬の平気寿命13.8歳と差はありません。

ビジョンフリーゼは、乾燥した地域で生み出された犬種なので、抜け毛のお手入れはかかせません。抜け毛量が多いわけではありませんが、皮膚の健康を維持するためにも、こまめにケアしてあげましょう。

飼いやすい犬11:パグ

パグは中国原産の飼いやすい犬種です。紀元前400年の中国で存在が確認されている、古い小型犬で、16世紀頃オランダにわたり、王室のシンボルにもなっています。

顔のしわが特徴的で、いびきをかいて寝る姿は非常に愛らしいです。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
20~50万円10万円12~15歳1日2回(10~20分程度)・月に1回程度のシャンプー・顔のシワ拭き・1日2回(20~30分程度)の散歩

パグの値段

パグの値段は平均27万円ですが、最近は家庭犬としてが出てきたため、価格は下がってきていて、安ければ10万前後で販売している所もあります。

顔つきやサイズによって値段が変わりますので、高ければ50万円程度になります。また、メスのほうが若干高くなる傾向があります。どちらの性別でも飼いやすい犬種です。

パグの特徴

パグは、つぶれた鼻と飛び出たような瞳、顔の皺が特徴的な愛玩犬です。

スムースコートのみで、カラーはアプリコット・シルバー・ブラック・フォーンです。口元や耳などのマスキングは濃い黒である方が良いとされます。

体高は25cm前後、体重は6~9kgが平均です。片手でも抱きやすく、飼いやすい犬種だといえます。

パグの性格

パグは温厚な性格で、マイペースであるとされています。時々いびきを掻いて眠る姿や、愛嬌のある様子に癒されるという飼い主は多くいます。

パグは飼い主に従順なところもあり、飼いやすい犬です。人が好きなので、高齢者や子供のいる家庭でも飼いやすい犬種といえます。

パグの寿命

パグの平均寿命は12~15歳です。

パグの特徴である顔の皺には汚れがたまりやすいので、濡れタオルでふき取る必要があります。気温の変化にも弱いので、部屋の温度を一定に保ちましょう。

お手入れが比較的楽なのも、パグが飼いやすい犬種である理由の1つです。

飼いやすい犬12:ボストンテリア

ボストンテリアはアメリカ原産の小型犬です。ブルドッグ・ブルテリア・ホワイトテリア・ボクサーの血が入っています。

闘犬の血が入っていますが、品種改良の結果、平和的で飼いやすい犬種となりました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
25~30万円18~20万円13~15歳毎日のブラッシング・月1~2度のシャンプー・1日2度(30分)の散歩

ボストンテリアの値段

ボストンテリアの値段は平均20~30万円とされています。血統や骨格バランス、模様の入り具合によっても値段は左右され、良質な個体は30~50万円になることもあります。

値段の差が激しいですが、どの個体も飼いやすい犬種であることに変わりはありません。

ボストンテリアの特徴

ボストンテリアの体高は28cm~38cm、体重は6.8~9kgがスタンダードとされています。被毛はホワイトが入ったスムースコートです。

ブルドッグのような顔つきで凶暴なイメージを持たれがちですが、飼いやすい犬種の1つとされています。

ボストンテリアの性格

ブルテリアやブルドッグの血が入っていますが、小型化するにつれ、闘犬としての本能は薄くなり、飼いやすい犬種となりました。

「タキシードを着たアメリカ紳士」と呼ばれるほどに温厚で飼いやすい犬種となったボストンテリアは、多くの愛好者がいます。

知能が高く活発で、しつけがしやすく飼いやすい犬種です。

ボストンテリアの寿命

ボストンテリアの平均寿命は13~15歳です。

暑さや寒さに弱い犬種なので、温度管理をしっかりしましょう。鼻の形状から、呼吸器に負担のかかる運動は避けるべきとされています。

また、目が飛び出た形状のため、紫外線には注意しましょう。

飼育にさほど難しい点がなく、飼いやすい犬種です。

飼いやすい犬13:日本スピッツ

日本スピッツの起源には諸説あり、白いジャーマンスピッツ・エスキモー・サモエドを祖先に持つとされています。

一時期は煩く飼いづらい犬種とされましたが、品種改良の後、飼いやすい犬種となりました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
15万円14~15万円10~16歳毎日のブラッシング・1日2回(30分程度)の散歩

日本スピッツの値段

日本スピッツの値段は13万円前後が平均とされていますが、血統によってばらつきがあります。ペットショップだと20万円を超えることもあります。

国内にブリーダーが多く、プロの元から良質な個体が手に入れやすい点も、飼いやすい犬種とされる要因の1つでしょう。

日本スピッツの特徴

体高はオスが30~38cmで、体重は9~11kgとされています。カラーはホワイトのみです。

1950年代には飼育頭数の4割を占めるほどのブームになりましたが、鳴き声が煩くが低迷します。

現在は品種改良を重ね、飼いやすい犬種の1つになっています。

日本スピッツの性格

日本スピッツは、活発で遊び好きな犬種です。警戒心が強いため、見知らぬ存在に吠えます。

物覚えがよくしつけしやすいので飼いやすい犬種といえます。

かつては無駄吠えが多く敬遠された犬種ですが、品種改良を重ねられた結果、現在の日本スピッツは穏やかな性格の個体が多く、飼いやすい犬種の1つとなっています。

日本スピッツの寿命

日本スピッツの平均寿命は10~16歳といわれていて、小型犬の平均寿命14.2歳と差異がありません。

抜け毛が多いため、皮膚の健康を保つために、被毛のチェックは毎日してあげましょう。簡単なお手入れだけで構わないという点も、日本スピッツが飼いやすい犬種とされる理由の1つでしょう。

飼いやすい犬14:トイマンチェスターテリア

トイマンチェスターテリアは、19世紀、マンチェスターテリアを持ち運びやすく飼いやすい犬種とするため、小型化して作出されてました。

原産国イギリスではイングリッシュトイテリアと呼ばれています。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
23万円11万円15歳1週間に2回のブラッシング・1日2回(30分程度)の散歩

トイマンチェスターテリアの値段

トイマンチェスターテリアの値段は、15~30万円とされています。国内でも愛好家が多く存在する犬種であり、ブリーダーも多くいます。

被毛にホワイトが混じると良くないとされているので、値段が下がる傾向があります。ですが、ホワイトが混じっていても飼いやすい犬であることに変わりはありません。

トイマンチェスターテリアの特徴

トイマンチェスターテリアは、ひきしまった体つきと「ろうそく耳」と呼ばれる尖った立ち耳が特徴です。

体高は25~30cm、体重は2.8~3.6kgが理想的だとされています。

被毛はスムースコートで、カラーはブラック&タンのみです。被毛の手入れが簡単なので、初心者にも飼いやすい犬種といえます。

トイマンチェスターテリアの性格

トイマンチェスターテリアの性格は温厚で快活で、飼いやすい犬種とされています。聡明なためしつけがしやすく、初心者でも飼いやすい犬種です。

元狩猟犬なので、小動物などを見ると狩猟本能が騒ぎ出し、追走して捕獲しようとします。他のペットとして小動物を飼っている場合は、十分な注意が必要です。

トイマンチェスターテリアの寿命

トイマンチェスターの平均寿命は15歳で、小型犬の平均寿命14.2歳と差がありません。

被毛がスムースコートであるため、保温性がなく、寒がりな傾向があります。嫌がらなければ洋服を着せるなどして対処ができるので、飼いやすい犬種です。

また、手足が細いので、ジャンプや飛び降りはさせない方が無難でしょう。

飼いやすい犬15:ラフコリー

ラフコリーは、「名犬ラッシーの犬種」として知られる、イギリス・スコットランド地方原産の牧羊犬です。

美しく飼いやすい犬種であるため、日本を含め、世界中に愛好家がいます。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
24万円19万円8~12歳週に3回(できれば毎日)のブラッシング・1日に2回(長歩きで1時間)の散歩

ラフコリーの値段

ラフコリーの値段は10~20万円です。

ラフコリーは、カラーはセーブル・トイカラー・ブルーマールの3種しか認められていませんが、ホワイトも存在します。ホワイトやブルーマールは希少価値が高く、セーブルやトイカラーより高価になります。

どのカラーの個体でも、飼いやすい犬種であることに変わりはありません。

ラフコリーの特徴

体高はオスで61~66cm、メスで56~61cmが理想とされています。体重はオスで27~34kg、メスで22~29kgとなり、大型犬に分類されます。

マズルと脚が長く、被毛はロングコートで量は多いです。早い段階でブラッシングに慣れさせておけば、短時間で簡単手入れできるので、より飼いやすい犬にできます。

ラフコリーの性格

ラフコリーの性格は温和で我慢強く、飼いやすい犬種です。しつけがしやすいので、初心者でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

攻撃性がなく友好的なので、他の犬とも仲良くできます。多頭飼いの家庭でも飼いやすい犬種です。

ラフコリーの寿命

ラフコリーの寿命は8~12歳といわれています。大型犬の平均寿命12.5歳より短い傾向があります。

大型犬なので、病院を嫌がるようになると、通院が大変です。予防接種や健康診断などで病院そのものに慣れさせておくことで、通院が楽になり、より飼いやすい犬に育ってくれます。

飼いやすい犬16:ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは、イギリス原産の大型犬です。

ニューファンドランドとウェイビーコーテッドレトリバー、さらにアイリッシュセッターやブラッドハウンドとも交配したとされていますが、実際の所は不明です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円25万円12歳週1回(換毛期は毎日)のブラッシング・1日2回(30分~1時間)の散歩

ゴールデンレトリバーの値段

ゴールデンレトリバーにはアメリカンゴールデンとイングリッシュゴールデンの2種類があり、日本国内にいる大半はアメリカンです。

値段的には、アメリカンの方が飼いやすい犬種といえるでしょう。ブリーダーから直接購入だと、アメリカンは10万程度、イングリッシュが50万以上となっています。

ゴールデンレトリバーの特徴

ゴールデンレトリバーの体高はオスで58~61cm、メスで54~57cmです。体重はオスで29~34kg、メスで24~29kgとされています。被毛はダブルコートで、ゴールドとクリームの2種のカラーがあります。

容姿や名前、飼いやすい犬種であるという点が似ていますが、ラブラドールとは別種です。

ゴールデンレトリバーの性格

ゴールデンレトリバーは、使役犬として活躍している背景からも、飼いやすい犬種といえます。利口でしつけやすく、初心者でも飼いやすい犬種といえます。

友好的な犬種なので、子供や他のペットのいる家庭でも飼いやすい犬です。

ですが、人懐っこすぎて、番犬として飼うなら飼いやすい犬種とはいえません。

ゴールデンレトリバーの寿命

ゴールデンレトリバーの寿命は12歳とされています。

ゴールデンレトリバーは、皮膚に問題を抱えやすい犬種とされています。垂れ耳の犬なので、耳の中にも気をつけてあげましょう。

大型犬なので、通院を嫌がると飼い主の負担が増えます。定期健診などで病院に慣れさせておくことで、より飼いやすい犬となってくれます。

飼いやすい犬17:カニンヘンダックスフンド

カニンヘンダックスフンドは最小のダックスフンドです。

原産国ドイツではダックスフンドは猟犬として認識されています。ミニチュアより小さな獲物を狩るため、さらに小型化されたのがカニンヘンダックスフンドです。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
36万円10万円14~17歳週に2〜3回のブラッシング・1日2回(30分)の散歩

カニンヘンダックスフンドの値段

カニンヘンダックスフンドが平均26万円となっています。ペットショップではあまり見かけませんので、ブリーダーからの直接購入が主です。

カニンヘンの中には、ミニチュアダックスフンドのサイズになる個体もいます。どちらも飼いやすい犬種ですが、サイズにこだわりたいという人は、親犬や兄弟犬もチェックしましょう。

カニンヘンダックスフンドの特徴

カニンヘンダックスフンド体重は3.2~3.5kgかつ胸囲30cm以下とされています。

カラーはレッド・クリーム・ブラック・チョコレートなどがあり、タンが入っている個体もあります。

毛質も他2種と同じく、ロング・スムース・ワイヤーの3種類があります。1番飼いやすい犬種は手入れが簡単スムースコートでしょう。

カニンヘンダックスフンドの性格

カニンヘンダックスフンドは、ダックス3種の中でもっとも狩猟本能を残しているとされています。活発で運動好きなので、運動をしっかりさせてあげましょう。

賢いのでしつけがしやすく、飼いやすい犬種といえます。

また、短気な一面があります。早い段階で社会性を育めば、さらに飼いやすい犬となります。

カニンヘンダックスフンドの寿命

カニンヘンダックスフンドの平均寿命は、14~17歳です。超小型犬の平均寿命13.8歳をわずかに上回っていますが、さほど長生きするというわけではありません。

カニンヘンダックスフンドは運動好きな犬種ですが、あまり運動させると負担になってしまいます。

また、胴が地面に近いため、散歩の時間帯に気を配りましょう。

飼いやすい犬18:ボロニーズ

ボロニーズの歴史は古く、起源は不明ですが、ローマ時代にはすでに存在を確認されています。

王侯貴族への贈り物とされ、絵画にも描かれた高貴な犬とされていますが、一般家庭においても飼いやすい犬種です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
20万12万13~15歳月に1度のトリミング・毎日のブラッシング・1日2回(10分程度)の散歩

ボロニーズの値段

ボロニーズの値段は平均16万円程度とされています。

国内にブリーダーが少なく、飼育頭数も多いとはいえませんので、希少価値のある犬種といえるでしょう。

ブリーダーからの直接購入をするとしても、良質なブリーダーから購入したいなら、事前に予約を入れなくてはいけない場合もあります。

ボロニーズの特徴

ボロニーズの体高はオスで27~30cm、メスで25~28cmとされています。体重はオス・メス共に2.5~4kgです。抱っこしやすいサイズなので、飼いやすい犬種です。

被毛はシングルコートでカラーはホワイトのみです。わたあめのようにふんわりとして、体臭が少なく、飼いやすい犬種とされています。

ボロニーズの性格

ボロニーズは従順で飼いやすい犬種です。落ち着きがあり、控えめな性格ですが、遊びが好きなので室内での遊びは欠かせません。初心者にも飼いやすい犬種といえるでしょう。

飼い主やその家族に対して愛情深く、甘えん坊な個体が多いです。

自分より大きな犬を苦手とする個体が多いため、多頭飼いの場合には気をつけましょう。

ボロニーズの寿命

ボロニーズの平均寿命は13~15歳といわれています。超小型犬の平均寿命13.8歳と大差ありません。最高年齢は21歳です。

愛玩犬なので、激しい運動は必要ありません。運動量が少なくて済むので、あまり散歩に時間をさけない人にも飼いやすい犬種です。

飼いやすい犬19:セントバーナード

「アルプスの少女ハイジ」でも有名なセントバーナードは、スイス原産の超大型犬です。

ローマで軍用犬モロシア犬が原種とされ、アルプスでは雪山救助犬として活躍しました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
25~35万円40万円7~8歳月1度のシャンプー・週1回(換毛期は毎日)のブラッシング・よだれ拭き・1日2回(1時間)の散歩

セントバーナードの値段

セントバーナードの値段は15~25万円とされています。生後3ヶ月を境に、10万円以下となることもあります。

セントバーナードは、体の数箇所にホワイトのマーキングがありますが、マーキングがない個体は安価となります。

マーキングがなくても健康上に問題はなく、飼いやすい犬種であることに相違はありません。

セントバーナードの特徴

セントバーナードの体高は、オスで70~90cm、メスで65~80cmとされています。体重は50kg以上とされ、100kgを超える個体もいます。

短毛のスムースと長毛のロングの2種類があり、カラーはホワイト&ブラウンやホワイト&レッドブラウンなどがあります。ブリンドルの入った個体もいます。

セントバーナードの性格

セントバーナードはおっとりとして温和な性格をした、飼いやすい犬種です。救助犬や軍用犬として使用された歴史から、我慢強く責任感が強く賢い犬種です。

生まれつき人懐っこいので、初心者にも飼いやすい犬種です。

用心深い性格の個体もいますので、それぞれの個体にあわせた接し方をしましょう。

セントバーナードの寿命

セントバーナードの平均寿命7~8歳で、超大型犬の平均寿命10.6歳より低いです。

超大型犬がゆえ、通院を嫌がられたら飼い主が苦労します。早くから病院に慣れるよう、定期健診などで通院経験を積ませましょう。

自分の足で歩いて通院してもらうことで、飼い主の負担を減らし、より飼いやすい犬となってもらいましょう。

飼いやすい犬20:狆

狆は日本原産の超小型犬です。朝鮮から贈られたとされる記録や、中国から渡ってきたという記録があります。

江戸後期ペリー来航後に日本では頭数が減りましたが、イギリスやフランスの愛好家により復活しました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円8万円12~14歳毎日のブラッシングとコーミング・1日1回(30分)の散歩

狆の値段

狆の値段は17万円が平均とされています。ペットショップでも多く販売されていますし、国内にブリーダーが多数います。

犬種のプロから購入することで健康な個体を入手できるので、飼いやすい犬が手に入ります。そういった意味で、国内にブリーダーが多く存在する犬種は、飼いやすい犬種といえます。

狆の特徴

狆の体高は、オス・メス共に25cm前後、体重は3~4kgとされています。女性にも持ち運びやすいサイズで、飼いやすい犬種です。

被毛は長毛のシングルコートが一般的ですが、稀にダブルコートの個体もいます。カラーはホワイト&ブラック・ホワイト&レッドがあります。顔の柄は左右対称が望ましいとされています。

狆の性格

狆は賢くおとなしい性格で、飼いやすい犬種だといわれています。飼い主や家族に対して愛情深い一面もあります。

かしこく適応能力が高いため、しつけがしやすく、飼いやすい犬種です。他の犬とも仲良くできるので、多頭飼いの家庭でも飼いやすい犬種です。

乱雑に扱われるのを嫌うので、子供と遊ばせる際には注意が必要です。

狆の寿命

狆の平均寿命は12~14歳とされています。超小型犬の13.8歳とほぼ同じです。

先天的に頭蓋骨に穴があいていますが、この穴があまり大きいと後々問題が生じることがあります。定期的に獣医師による健康診断を受けさせるなど、十分にケアしてあげましょう。

また、暑さや寒さに弱いので、注意が必要です。

飼いやすい犬21:秋田犬

秋田犬は、日本原産の大型犬または超大型犬です。秋田マタギ犬に土佐犬やマスティフをかけあわせ大型化しました。闘犬の血が入っていますが、飼いやすい犬種です。

1931年、国の天然記念として登録されました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
16万円30万円10~15歳毎日のブラッシング・月に1~2度のシャンプー・1日2回(1時間)の散歩

秋田犬の値段

秋田犬の値段は10万円前後です。

天然記念物なのにどうして販売・飼育・購入が可能なのかと疑問を持つ人もいますが、天然記念物は繁殖・飼育目的なら許可なく飼える動物です。

日本原産犬種は現在6種を残して絶滅していて、秋田犬も同じ可能性が示唆されていますので、種の保存や繁栄のため、飼育可能とされています。

秋田犬の特徴

秋田犬の大高はオスで67cm、メスで61cmとされています。体重は35~50kgとされていて、成人と同等程度の重さがあります。体格は、骨格が頑丈で重量感のある個体が良いとされています。

被毛はダブルコートで、カラーは赤・白・胡麻・虎があります。

秋田犬の性格

秋田犬は飼い主や家族に忠実な性格とされています。飼い主との間に信頼関係を築きさえすれば、飼い主の命令に忠実で飼いやすい犬となるでしょう。

また、元来猟犬であり、闘犬としても使役されていた歴史がありますので、勇敢な気質を強く持っている個体もいます。

秋田犬の寿命

秋田犬の平均寿命は10~15歳です。大型犬の平均寿命が12.5歳、超大型犬の平均寿命が10.6歳とされている中、長い方だといえるでしょう。

海外から渡ってきた犬種ではなく、日本古来の犬種なので、そもそもが日本の風土にあっていて飼いやすい犬種であることが長寿の理由と考えられています。

飼いやすい犬22:フラットコーテッド・レトリーバー

フラットコーテッド・レトリーバーは、カーリーコーテッドレトリバーを祖先とし、作出当初は巻き毛だったといわれています。

その後、改良を重ねた結果、巻き毛でなく直毛となり、現在の姿になりました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円40万円8~10歳2~3ヶ月に1回のシャンプー・週1回程度のブラッシング・1日2回(1時間)の散歩

フラットコーテッド・レトリーバーの値段

フラットコーテッド・レトリーバーの値段は15~20万円とされています。親犬がタイトルを持っているなど、血統が良いと高額になります。

オスよりメスの方が値段が上がる傾向がありますが、メスよりオスの方が飼いやすい犬だということではありません。メスは繁殖できるため高価なだけです。

フラットコーテッド・レトリーバーの特徴

フラットコーテッド・レトリーバーの体高はオスで59~61.5cm、メスで56.5~59cmが理想とされています。

体重はオスで27~36kg、メスで25~32kgが理想です。中型犬にも大型犬にも分類されます。大きさにこだわりがなく「より飼いやすい犬を」ということなら、小さいサイズの方が制御しやすく連れ歩きやすいので、です。

フラットコーテッド・レトリーバーの性格

フラットコーテッド・レトリーバーは、活動的でとても陽気な性格をしています。訓練性能が高いので、飼いやすい犬種です。ドッグスポーツを一緒に楽しみたい人にです。

周囲に対してフレンドリーで愛想がいいので、多頭飼いの家庭においても飼いやすい犬種だといえます。

陽気すぎて、落ち着きを失うことがあります。

フラットコーテッド・レトリーバーの寿命

フラットコーテッド・レトリーバーの平均寿命は8~10歳とされています。大型犬の平均寿命が12.5歳なのにくらべて、短命といえます。

僅かな異変も見逃さないことや、定期的な健康診断を受けさせることで、個体の寿命を延ばせる可能性があります。

飼いやすい犬23:イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは、イギリス原産の猟犬です。

ランド・スパニエルを改良した犬種で、バネを意味するスプリンガーの名を持つように、弾むように走る犬種です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円24万円12~14歳毎日のブラッシング・2ヶ月に1回のトリミング・1日2回(1時間程度)の散歩

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの値段

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの値段は、20万前後といわれています。両親犬の血統が良ければ、30万円を超えることもあります。どの値段の個体でも、飼いやすい犬種であることに違いはありません。

ペットショップでの取り扱いが少ない犬種なので、ブリーダーからの直接購入が主な手段となるでしょう。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの特徴

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの体高は、オスで51cm、メスで48cm前後が望ましいとされています。体重は18~25kgとされ、規定はなく、体高とのバランスが重視されます。

カラーはレバー&ホワイト・ブラック&ホワイトです。タンが入る個体もあります。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは明るく穏やかな性格で飼いやすい犬種とされていますが、熱中すると興奮しやすい個体もいます。

友好的な犬種ですが、他の犬に対しては警戒心を持ちますので、注意が必要です。

また、賢くて飼い主への忠誠心が強いので、しつけがしやすく飼いやすい犬種です。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの寿命

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの平均寿命は12~14歳とされています。中型犬の平均寿命13.6歳とは差がありません。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは垂れ耳なので、耳のケアが必要です。また、眼の健康状態にも注意が必要です。

飼いやすい犬24:ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパード・ドッグは、オールド・ジャーマン・シェパード・ドッグというドイツの牧羊犬を基礎に作出されてました。

戦時中に軍用犬と活躍し、現在は警察犬や災害救助犬として活躍しています。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円23万円9~13歳週に1~2度のブラッシング・1日2回(1時間程度)の散歩

ジャーマン・シェパード・ドッグの値段

ジャーマン・シェパード・ドッグの値段は20万前後です。

また、ジャーマン・シェパード・ドッグは、警察犬を引退した個体や、警察犬試験で不合格になった固体を有料または無料で引き取ることもできます。

警察犬不合格といっても、しつけ済みの飼いやすい犬です。すべて成犬ですが非常にがあります。

ジャーマン・シェパード・ドッグの特徴

体高はオス60~65cm、メス55~60cm、体重はオス30~40kg、メス22~32kgが理想です。体長は体高より約10~17%長い個体が良いとされ、カラーはブラック・ブラック&カラー・グレー・グレー&カラーです。

ショーにおける基準なので「基準外の犬は飼いやすい犬でない」という意味ではありません。

ジャーマン・シェパード・ドッグの性格

ジャーマン・シェパード・ドッグは、飼い主に忠実で責任感が強く、辛抱強い性格をしていて、非常に飼いやすい犬種です。

また、精神力が強く能力が高いため、初心者でもしっかりしつければ飼いやすい犬となります。

使役犬・愛玩犬・番犬・護衛犬など多方面で活躍していて、一般家庭でも飼いやすい犬種です。

ジャーマン・シェパード・ドッグの寿命

ジャーマン・シェパード・ドッグの平均寿命は9~13歳です。

ジャーマン・シェパード・ドッグは、軍用犬としての需要が高かった時代に、近親交配がさかんに行われた結果、遺伝的な問題を抱える個体がいます。腰を下げる独特の立ち姿により、足腰に負担が掛かりますので、注意してケアする必要があります。

飼いやすい犬25:ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、北欧のスウェーディッシュ・ヴァルファントを祖先に持つとされていますが、実際の所は不明です。

イギリス女王陛下の愛犬として有名な、飼いやすい犬種の1つです。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
20万円15万円12~14歳週に1度のブラッシング・1日2回(1時間程度)の散歩

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの値段

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは日本でもの犬種で、値段は15万前後とされています。ショータイプの血統だと30万円を超える場合もあります。

ペットタイプもショータイプも、値段に差はありますが、どちらも飼いやすい犬種であることに違いはありません。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの特徴

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの体高は25~30cmとされています。体重はオスで10~12kg、メスで9~11kgです。

断尾された尻尾部分が特徴ですが、世間で愛護精神が高まるにつれ、断尾に対して非難の声が上がるようになり、愛護精神の強い国・イギリスではブリーダーが廃業する事態となっています。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの性格

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、活動的で遊び好きです。飼い主に忠実で賢いため、一緒に遊べる飼い主にとっては、非常に飼いやすい犬種です。

また、社交的な性格なので、多頭飼いの家庭においても飼いやすい犬種です。ドッグスポーツで好成績を残す個体も多くいるので、大会に出たい人にもです。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの寿命

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの平均寿命は12~14年歳です。中型犬の平均寿命13.6歳とほぼ同じです。

食欲旺盛な犬種ですが、体重過多は健康被害につながります。また、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークに発生しやすいとされる健康問題もあるので、よく調べておきましょう。

飼いやすい犬26:ロットワイラー

ロットワイラーは、ドイツ原産の大型犬です。最古の犬種の1つとされ、ローマ時代にはすでに存在が確認されていました。

牧畜犬として使役した後、牽引犬・警察犬・護衛犬など形を変えて人間のそばにいる犬種です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円30万円8~10歳毎日のブラッシング・1日2~3回(1時間程度)の散歩

ロットワイラーの値段

ロットワイラーの値段は、平均で20~30万とされています・ペットショップでの販売は稀なので、ブリーダーから直接購入するのが主な手段となります。

ショーで好成績を残した両親の子供である場合、50万を超えることもあります。

ペットタイプでもショータイプでも、飼いやすい犬種という点で、差はありません。

ロットワイラーの特徴

ロットワイラーの大高はオスで61~68cm、メスで56~63cmとなります。体重はオスで50kg、メスで42kgです。

被毛はブラックにタン・マーキングが入ります。マーキングの有無と飼いやすい犬であるかどうかに関連性はありません。

体格は、大型犬と中型犬の間に位置し、ガッチリとした骨格と筋肉があります。

ロットワイラーの性格

ロットワイラーは落ち着いた性格の飼いやすい犬種です。また、勇敢で愛情が深いとされています。

訓練をすれば、飼い主に従順で飼いやすい犬となります。きちんと訓練できていないと、身体能力が高い分、手の付けられない犬になる恐れもあります。

迎えるなら、飼いやすい犬となるようしっかり訓練をしましょう。

ロットワイラーの寿命

ロットワイラーの平均寿命は8~10年です。

長寿を目指すなら、若いうちに十分に運動させ、太らせないように食事量をコントロールする必要があります。

また、大きな犬なので通院が大変です。嫌がられると飼い主は余計に大変になるので、定期健診などで病院に慣れさせ、飼いやすい犬に育てましょう。

飼いやすい犬27:ペキニーズ

ペキニーズは中国原産の小型犬です。チベタン・スパニエルなどを祖先に持つとされていて、最古の記録は8世紀です。

中国の宮廷内で繁殖され、門外不出の犬とされていた歴史があります。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
25~35万円13万円12~15歳毎日のブラッシング・月1度のシャンプー&トリミング・1日1回(10分程度)散歩時間

ペキニーズ値段

ペキニーズの値段は25万程度とされていますが、血統によって40万円を超えることもあります。

また、毛の量が多い個体や、カラーがホワイトの個体、左右対称に模様が入るパーティーカラーの個体であれば、さらに値段が上がります。

被毛でその犬が飼いやすい犬か飼いやすい犬でないのかを見分けることはできません。

ペキニーズの特徴

ペキニーズの体重はオスは5kg以下、メスは5.4kg以下が理想体重とされています。体高は20cm前後です。抱っこしやすく持ち運びやすいため、飼いやすい犬種です。

ペキニーズは、骨太で頑丈な体つきをしています。そのため、抱き上げた際には、見た目より重たく感じられることも多々あるでしょう。

ペキニーズの性格

ペキニーズは気位が高く、マイペースで「猫のような性格の犬」と称されます。

犬というのは飼い主にかまってもらうことを喜びとしますが、ペキニーズはそうではありません。「あまりべったりされると辛い」「遊びの時間が十分取れるか不安」という飼い主にとっては、飼いやすい犬種といえるでしょう。

ペキニーズの寿命

ペキニーズの平均寿命は12~15歳とされています。小型犬の平均寿命14.2歳と大差ありません。

ペキニーズは活発な犬種ではないので、運動はさほど必要ありません。暑さに弱いため、夏場は外での散歩は不要な場合も多くあります。

散歩や遊びの手間が省けることも、飼いやすい犬種である理由の1つでしょう。

飼いやすい犬28:ボーダー・コリー

ボーダー・コリーはイギリス原産の牧羊犬です。トナカイ用の牧羊犬を祖先に持ち、ラフコリーやその他の牧羊犬と交配を重ねた結果、今の姿になりました。

公認犬種となったのは1987年と、つい最近です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
29万円20万円10~15歳1.5ヶ月に1度のトリミング・毎日のブラッシング・1日2回(30分〜1時間)の散歩

ボーダー・コリーの値段

ボーダー・コリーの値段は15~20万円とされています。飼育ブラック&ホワイト以外のカラーの個体や顔に模様がある個体は、さらに値段が高くなります。血統によっては30万円を超えることもあります。

被毛や値段で、その犬が飼いやすい犬か飼いやすい犬でないのかを見分けることはできません。きちんとしつけましょう。

ボーダー・コリーの特徴

ボーダー・コリーはがっしりとした体型で優雅な容姿をしています。

体高はオス・メス共に53cm程度が理想とされ、体重は14~20kgとなります。

被毛が長く量が多く、カラーはさまざまなバリエーションがあります。ホワイトの部分が多いと好ましくないとされています。

ボーダー・コリーの性格

ボーダー・コリーは、現存する犬種の中でもっとも知能が高いとされ、注意深く愛情深い性格をしています。

聡明だからこそ、飼い主のしつけには一貫性が重要です。ボーダー・コリーを飼いやすい犬とするか、飼いやすい犬でなくするかは、飼い主次第といえます。

ボーダー・コリーの寿命

ボーダー・コリーの平均寿命は10~15歳とされています。中型犬の平均寿命13.6歳と大差はありません。

ボーダー・コリーには遺伝性の疾患が多く認められています。両親犬の血統書を確認するなど、対策が必要な犬種です。

飼いやすい犬29:アラスカン・マラミュート

アラスカン・マラミュートは、アラスカのイヌイットと長く共に暮らしてきた犬種です。

ソリを引く犬として活躍していましたが、アメリカに渡った後は軍用犬として使役した、飼いやすい犬種の1つです。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
40万円30万円10~12歳毎日ブラッシング・月に1~2度のシャンプー・1日2回(1時間程度)の散歩

アラスカン・マラミュートの値段

アラスカン・マラミュートの値段は20~100万円です。

ショーを目的とする場合には血統が重要です。日本国内にブリーダーが少ないため、血統のいい個体をアメリカなどから輸入しなくてはならず、結果100万円という値段になってしまいます。

血統にこだわらなければ、国内ブリーダーから20万程度で購入できます。

アラスカン・マラミュートの特徴

アラスカン・マラミュートは筋肉質で、しっかりとした体つきの大型犬です。体高はオスで63.5cm、メスで58.5cmが理想とされています。体重はオスで38kg、メスで34kgが理想です。

被毛のカラーはさまざまな組み合わせが認定されますが、ホワイト以外の単色は良くないとされています。

アラスカン・マラミュートの性格

アラスカン・マラミュートは、穏やかで従順な飼いやすい犬種だといわれています。飼い主に対して愛情深く、献身的な一面もあります。

多数の犬と共に生活し、協力してソリを引いていた歴史から、協調性があり平和的なので、多頭飼いの家庭においても飼いやすい犬種といえます。子供がいる家庭にとっても飼いやすい犬種です。

アラスカン・マラミュートの寿命

アラスカン・マラミュートの平均寿命は10~12歳です。

アラスカン・マラミュートはアラスカ生まれの犬種です。日本の気候に対応できない可能性があります。

超大型犬なので、通院を嫌がられると飼い主のう負担になります。早い段階から定期健診などで病院に慣れさせることで、通院しやすく飼いやすい犬に育ちます。

飼いやすい犬30:シェットランド・シープドッグ(シェルティ)

シェットランド・シープドッグは、シェルティという愛称で親しまれるの小型犬です。

スコットランド地方で生まれ、牧羊犬として活躍してきました。容姿が似ていますが、小型化されたラフコリーではありません。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
21万円20万円12~13歳毎日のブラッシング・月に1〜2度のシャンプー・1日1回(1時間)の散歩

シェットランド・シープドッグ(シェルティ)の値段

シェットランド・シープドッグの値段は10~15万円といわれています。スタンダード体高である30cm前後の個体にが集まるため、両親犬の体高が30cmに近い場合は値段がさらにあがります。

優雅な姿からショードッグとしてもが高く、希少なカラーだと40万円近い値段になることもあります。

シェットランド・シープドッグ(シェルティ)の特徴

シェットランド・シープドッグの体高はオスで37cm、メスで35.5cmが理想とされています。体重は6~7kgです。

シェットランド・シープドッグはサイズが不安定な犬種なので、規定サイズ外の個体も珍しくありません。

規定外だとしても、飼いやすい犬でないということではありませんので、心配は不要でしょう。

シェットランド・シープドッグ(シェルティ)の性格

シェットランド・シープドッグは、牧羊犬としての本能から、用心深い性格をしています。また、飼い主に忠実で賢いため、しつけがしやすいので、飼いやすい犬種といえます。

また、有能な番犬としても飼いやすい犬種でもあります。

繊細な個体もいますので、個体にあった付き合い方をしましょう。

シェットランド・シープドッグ(シェルティ)の寿命

シェットランド・シープドッグの寿命は12~13歳とされています。小型犬の平均寿命14.2歳より、僅かに下回っています。

シェットランド・シープドッグは、遺伝的な健康問題が発生する確率が高いとされています。適度な体重を保ち、耳や皮膚を清潔にし、関節に負担が掛かる運動は避けましょう。

飼いやすい犬31:スタンダード・プードル

スタンダード・プードルはフランス原産の犬とされていますが、正確な起源は不明です。

フランスでの飼育数が多かったため、フレンチ・プードルとも呼ばれます。

一般的にはプードルといったらトイプードルのサイズを思い浮かべる人が多いでしょうが、こちらがスタンダードになります。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
45万円26万円12歳週に2~3度(できれば毎日)のブラッシング・毎月1度のトリミング&シャンプー・1日2回(1時間)の散歩

スタンダード・プードルの値段

スタンダード・プードルの値段は35万円前後とされています。

ショードッグとしても家庭犬としても飼いやすい犬種のためがありますが、大型犬であるためペットショップでの取り扱いは少ないです。ブリーダーからの直接購入が主な手段となります。があるので、事前に予約して待つことがほとんどでしょう。

スタンダード・プードルの特徴

スタンダード・プードルの体高はオス・メス共に45~60cmとされています。体高が45cm以下だとミディアム・プードルとなり、スタンダード・プードルには分類できません。体重は16~25kgです。

カラーは単色で、ホワイト・ブラック・アプリコット・クリーム・シルバー・ブラウン・カフェオレなど多彩です。

スタンダード・プードルの性格

スタンダード・プードルはボーダー・コリーに次いで知能が高いとされる、とても聡明な犬種です。飼い主に従順でもあるため、しつけがしやすく、非常に飼いやすい犬種です。

社交性があるので、多頭飼いの家庭でも飼いやすい犬種です。

元々は猟犬として作出された犬種なので、体力があり好奇心が強い犬種でもあります。

スタンダード・プードルの寿命

スタンダード・プードルの平均寿命は12歳とされています。大型犬の平均寿命である12.5歳と差異がありません。

スタンダード・プードルはふわふわの毛に覆われて、皮膚を清潔に保ちづらい犬種でもあります。被毛ケアに関していえば飼いやすい犬種とはいえないので、プロに任せてケアしてもらうのをします。

飼いやすい犬32:ビーグル

ビーグルは、ハウンド種の中で最小の犬種です。紀元前にギリシアでウサギ狩りの犬として活躍した狩猟犬の末裔とされています。

キャラクター・スヌーピーもビーグル犬という設定です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
20~30万円10万円15歳2~3週間に1度のシャンプー・毎日のブラッシング・1日2回(30分)の散歩

ビーグルの値段

ビーグルの値段は12~25万円程度です。定番カラーのトイカラーよりは、レッド&ホワイトの方ががあるため、値段も高く設定されています。

値段の幅がありますが、値段によらず、飼いやすい犬種です。里子として引き取る場合には成犬が多いため、その個体が飼いやすい犬かをチェックし、納得して引き取りましょう。

ビーグルの特徴

ビーグルの体高はオス・メス共に33~40cmで、体重はオス・メス共に7~12kgです。

カラーはトイカラー・レッド&ホワイトがあります。尻尾の先にホワイトが入っている個体が良いとされています。カラーによらず飼いやすい犬種です。

長く垂れた耳が特徴で、スムースコートでスッキリした印象を与える犬種です。

ビーグルの性格

ビーグルは、素直で用心深く賢い、飼いやすい犬種とされています。しつけがしやすく飼いやすい犬種である反面、興奮しやすい所もあります。

集団行動をするタイプの狩猟犬なので、寂しがり屋で甘えん坊な一面もあります。ある程度はべったりされたいという人にとっては、楽しく飼いやすい犬種です。

ビーグルの寿命

ビーグルの平均寿命は15歳前後とされています。ビーグルは元々丈夫で飼いやすい犬種であることが、小型犬の平均寿命を大きく上回っている理由の1つとされています。

活発で運動量が多いビーグルですが、ケガに注意しながら遊ばせましょう。被毛ケアが簡単で飼いやすい犬種なので、皮膚疾患は少ないです。

飼いやすい犬33:グレート・ピレニーズ

グレート・ピレニーズは、フランスのピレネー山脈で牧羊犬・番犬として活躍してきた犬種です。14世紀には存在が記録されていて、ルイ14世の愛犬としても有名です。

大きな犬ですが、飼いやすい犬種の1つです。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
35万円42万円10~12歳月に1度のシャンプー・週1回のブラッシング・1日2回(1時間程度)の散歩

グレート・ピレニーズの値段

グレート・ピレニーズの値段は12~25万円程度と言われています。

ペットショップでの取り扱いはほぼありませんが、日本国内にブリーダーが多くいますので、直接購入するといいでしょう。

値段に差はありますが、全体的に飼いやすい犬種なので、高くても安くても飼いやすい犬です。

グレート・ピレニーズの特徴

グレート・ピレニーズは大型犬または超大型犬に分類されています。体高はオスで70~80cm、メスで65~75cmが標準サイズです。体重は50~60kgです。

被毛はふわふわしており多量です。カラーはホワイトを基準に、グレー・ウルフ・オレンジ・イエローなどの斑点が入ります。

グレート・ピレニーズの性格

グレート・ピレニーズは温厚で愛情深い性格で、飼いやすい犬種とされています。しつけがしやすい点も、飼いやすい犬種といわれる理由の1つです。

また、獣から羊を守っていたという歴史から、勇敢で警戒心もあります。番犬としても飼いやすい犬種といえますが、暑さに弱いので、夏は室内で飼いましょう。

グレート・ピレニーズの寿命

グレート・ピレニーズの平均寿命は10~12歳とされています。

グレート・ピレニーズは大きく重たい犬種なので、通院に苦労します。早い段階から定期健診などで病院に慣れさせておけば、通院の際に飼い主の負担を減らすことができ、より飼いやすい犬になってくれます。

飼いやすい犬34:ドーベルマン

ドーベルマンは、19世紀後半のドイツにてドーベルマン氏により、護衛犬として作出された、飼いやすい犬種の1つです。

ルックスから狂犬のイメージがありますが、実際には忠実で賢く、飼いやすい犬種です。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
30万円25万円10~13歳月に1度のシャンプー・1日2回(1時間程度)の散歩

ドーベルマンの値段

ドーベルマンの値段は20万円前後といわれています。血統が良い個体には、30万円以上の値段がつくこともあります。

ドーベルマンにはアメリカンタイプとヨーロピアンタイプがあり、僅かに性質が違います。自分にとって飼いやすい犬種の方を選びましょう。また、遺伝的疾患がないか、親犬や兄弟犬もチェックしましょう。

ドーベルマンの特徴

ドーベルマンは大型犬に分類されています。体高はオスで68~72cm、メスで63~68cmが理想とされ、体重はオスで40~45kg、メスで32~35kgです。

被毛はスムースで、カラーはブラックまたはブラウンを基本色とし、タン・マーキングが入ります。

体は筋肉質で、流れるように優雅なラインを描く体つきが理想とされています。

ドーベルマンの性格

ドーベルマンは穏やかで、飼い主やその家族に対して忠実なので、飼いやすい犬種です。

訓練性の高い犬なので、上下関係さえ徹底させることができれば、しつけは簡単です。実際に、世界中で警察犬や護衛犬として活躍するほどの飼いやすい犬種です。

また、被毛ケアなどの世話が簡単な点からも、飼いやすい犬種といえます。

ドーベルマンの寿命

ドーベルマンの平均寿命は10~13歳とされています。大型犬の平均寿命12.5歳とほぼ同じです。

犬種による好発疾患はありませんが一般的な大型犬と同じ注意が必要です。また、アルビノカラーの個体は非常に珍しいですが、短命であることが多く、スタンダードとしても認められていません。

飼いやすい犬35:サモエド

サモエドはロシア・シベリア原産の大型犬です。

サモエド族はサモエドを護衛犬・ソリを引く犬・暖房代わりと多方面で役立てました。現在はホワイトのみですが、元はブラウンやブラックの個体もいました。
初期費用継続費用/年寿命世話にかかる手間
40万円32万円12歳毎日のブラッシング・1~2ヶ月に1度のシャンプー・1日2回(30分程度)の散歩

サモエドの値段

サモエドの値段は30万円前後とされています。

大型犬なので、ペットショップでの取り扱いは少ないです。のある犬種ですが、国内にブリーダーは多くありません。ブリーダーからの直接購入が主となりますが、早めの予約が必要でしょう。

サモエドの特徴

サモエドの体高はオスで54~60cm、メスで50~56cmが理想とされています。体重は16~30kgで、大型犬に分類されます。

被毛はダブルコートで防寒に優れています。カラーはピュアホワイト・ホワイトビスケット・クリームがあります。

顔つきが笑顔のように見え、サモエドスマイルと呼ばれ愛されています。

サモエドの性格

サモエドは集団でソリを引いていた歴史から、友好的で社交性のある性格をしていて、飼いやすい犬種とされています。

快活で飼い主に忠実な面も、飼いやすい犬種といわれる理由の1つでしょう。

番犬としてなら、飼いやすい犬種とはいえません。人見知りをしなさすぎて、番犬としては有能ではないからです。

サモエドの寿命

サモエドの寿命は12歳前後とされています。

大型犬ですので、関節への負担を避けるため、体重が軽いうちに筋肉をつけましょう。また、夏は必ず涼しい所に入れましょう。

大型犬なので、通院を嫌がられると飼い主が大変です。早い段階から定期健診などで病院に慣れさせることで、通院しやすく飼いやすい犬になってくれます。

自分に合った飼いやすい犬を慎重に選ぼう!

たくさんの犬種の中から、自分に合った飼いやすい犬種を選ぶのは難しいですが、大事なことです。

憧れや一目ぼれだけで犬を選ぶと、犬も飼い主も不幸になることがあります。飼育費用や敷地の広さ、手間のかかり具合など、さまざまな角度から飼いやすい犬種を選びましょう。

飼いやすい犬は人それぞれなので、各犬種の特性を知り、自分にとっての飼いやすい犬を知りましょう。
Coo&RIKU
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