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使役犬の仕事内容12選|使役犬として活動している犬の種類は?

使役犬とは?

使役犬と言う言葉を聞いたことがあるでしょか。

人間と一緒に協力しながら「作業」「仕事」など高度な訓練を受けて働いてくれる犬のこと。

大変な訓練を乗り越えて、世界中の現場で私たち人間のために活躍してくれる犬たちを言います。

それぞれの現場で働く、頼もしい使役犬についてまとめました!

使役犬の仕事内容12選

色々な現場で活躍している使役犬。

どのような現場や働いてい仕事内容とはどんなものがあるのか、ペットとはまったく違った「働く犬」について詳しくご紹介していきます。

今まで知らなかった働く現場の犬に目を向けるきっかけになれば幸いです!

使役犬の仕事内容1:警察犬

使役犬として代表的で有名なのは「警察犬」。

犬の優れた嗅覚の能力を使い、遺留品の匂いから犯人の追跡、行方不明者の捜索をする追跡及犬や犯人の匂いを判断する気選別犬などそれぞれの特性に合った仕事に分けら働いています。

警察官と一緒にパトロールを行うパトロール犬など優秀な相棒となるお仕事をしています。

使役犬の仕事内容2:盲導犬

盲導犬は視覚障がい者の大切な目の代わりに働く使役犬です。

外出を手助け障害物をよけ、段差を知らせ、飼い主の身長まで理解して、盲導犬が自分で判断し安全に目的の場所へ誘導し、道の案内だけではなく希望と喜びも与えてくれる最高のパートナーにもなっています。

使役犬の仕事内容3:麻薬探知犬

鼻を最大の武器に、ほんのわずかな匂いでも探知できるように訓練を受けた使役犬です。

空港の関税で働き、麻薬の匂いを嗅ぎ分けお知らせし、貿易船の検査際にも立ち会い同行し、麻薬が海外から持ち込まれるのを阻止する重大な仕事を担っています。

危険な仕事ですが、そのために日ごろから厳しい訓練をしているので心配はありません。

使役犬の仕事内容4:猟犬

昔から活躍している狩猟犬。鳥猟と獣猟で働く犬で日本では大変重要な役割を担ってきた使役犬。

獲物見つけて場所を知らせ、獲物を藪から追い出し仕留め、狩り、撃たれた獲物の回収まですべての仕事をこなします。

昔から犬と人間は共存していた良きパートナーとして生活が成り立ってきました。

使役犬の仕事内容5:牧羊犬

山羊や牛など全ての牧羊犬を襲われないように外敵から守り、逃げないように監視するエキスパート。1頭で何十もの家畜を見張る使役犬です。

瞬時に10種類以上もの命令を聞き分ける賢さと判断能力、広大な敷地を走り回る体力と外敵を守る勇敢さを持ち合わせた犬たち。

使役犬の仕事内容6:害虫駆除犬

日本家屋はシロアリに弱く、壁の中や床下など見えない部分から発生するため気づきにくく、苦労してきました。そこで、シロアリを探知してくれるのが害虫駆除犬。

アメリカでは知名度はとても高くシロアリが出す微量のニオイを確認し、90%ともいわれる的中率を誇り、害虫を駆除するだけでなく、サルなどを駆除する「モンキードッグ」や熊を駆除する「ベアードッグ」も山あいでは活躍しています。

使役犬の仕事内容7:聴導犬

聴覚障がい者の耳となり活躍する使役犬。

生活する中では「玄関のチャイム音」「携帯の着信音」「目覚ましのアラーム」「お湯を沸かした時の音」などあらゆる音が生活音として聞こえ、「ガスや火災の警報」「睡眠時の警報器」など日常の危険を知らせます。

家の中で起こる危険な音も聞き分け、日々の生活を送るためのサポートをします。

室内で飼い主さんが倒れてしまった時にも他の家族に知らせる訓練も受けて、日常生活を支えるだけではなく、命まで守ってくれる大切なパートナーとして活躍。

使役犬の仕事内容8:介助犬

手足や身体が不自由で「ドアの開け閉め」「リモコンや携帯を持ってくる」など飼い主が必要としている生活の支援や補助のための訓練を受けた使役犬。

非常時に人を呼んだり、温和な性格と作業をするのが好きで集中力がある犬が介助犬として活躍しています。

使役犬の仕事内容9:災害救助犬

災害現場で苦境にある人をレスキュー隊と共に助け出す使役犬。

災害現場や水難事故現場、遭難などの山岳救助など人を助け出す仕事をしています。

災害救助犬は大きな地震や土砂災害で崩壊した建物や土砂からニオイを察知し吠えて教えてくれるレスキュー犬とも呼ばれています。

水難救助犬は海や川で起こる事故でおぼれている人に、浮き輪やロープを渡したり、直接洋服を咥えて救助に向かう勇敢な犬です。

山岳救助犬は山の事故現場で働く犬で遭難や雪崩に巻き込まれた人達を探し出す仕事をしています。

使役犬の仕事内容10:爆弾探知犬

その名のとおり爆弾を見つけ出し爆発を防ぐ事などの仕事を担っています。

国際空港や港で働き、荷物内に麻薬や火薬が無いかを嗅ぎ分けてテロを未然に防ぐ使役犬。テレビなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか?

鋭い臭覚を利用した仕事は犬の得意分野として、今後も活躍が期待されます。

使役犬の仕事内容11:セラピードック犬

セラピードッグとは病院や施設などに行き、精神的、身体的に悩んだり落ち込んでいる人たちの心に寄り添う仕事。

犬に触れる事で心が癒されるため、病気で辛い状況や、高齢になり表情や感情が失われていく人に笑顔を取り戻す手助けをしています。

リラックスした気分ですごせるように心の支えになって使役犬として働いてくれています。

使役犬の仕事内容12:そり犬

北極地帯ではそり犬がいなければ生活が成り立ちません。

吹雪の中でも進路を見失う事なく、力の限り走り続け、危険を予測しながら目的地に連れて行く能力を持っています。

極寒の中、強靭な四肢で人間を支え、活躍しています。

使役犬として活躍する犬種10選

使役犬の仕事内容は色々ありますが、訓練を受けて仕事を受けることができるので、どんな犬種でもなれるわけではありません。

いったいどんな犬種が使役犬として向いているのか、ご紹介していきます。

使役犬として活躍する犬種1:ジャーマンシェパード

使役犬の代表ともいえる「ジャーマンシェパード」

原産国はドイツ。19世紀末から20世紀初頭にかけ優秀な犬種を作ろうとして生み出された犬種で体高は55~60㎝ほどになります。

性格は忠誠心が高く勇敢で、自身に満ち溢れ落ち着いた安定のある犬種です。

使役犬として活躍する犬種2:ラブラドールレトリバー

使役犬として色々な仕事現場で活躍している「ラブラドールレトリバー」。

原産国はイギリスで、体高は54㎝から57㎝、体重は29㎏から32㎏、オスメスの体高差は余りありません。

四肢が丈夫で優れた臭覚を持ち、走る事や指の間に水かきがあり泳ぐ事も得意。

性格は優しく温和、平和主義で従順、やさしく遊ぶことが大好きで好奇心が強いので遊びの要素を取り入れたトレーニングが得意でとても学習能力が高く賢いです。

人懐こく社交的、人と作業するのが好きで人のために働くには最高のパートナーになります。

使役犬として活躍する犬種3:ゴールデンレトリバー

のある大型犬の「ゴールデンレトリーバー」。イギリスが原産国で体高は51から61㎝、体重は24㎏から29㎏ほどになります。

鳥猟犬として訓練能力が高いだけではなく物静かで温和な性格を目指して改良され、今や大型犬ではが高く、たくさんの現場で働き活躍する犬種になっています。

外見にもこだわりが多く、可愛さを優先されている所からも高くなっています。

使役犬として活躍する犬種4:ボーダーコリー

俊敏さでは一番の「ボーダーコリー」作業能力が高く最も知識の高い犬種と言われることから使役犬として知名度も高いでしょう。

イギリスが原産国で体高は50から55㎝の中型犬です。

しっかりとした骨格を持ち、俊敏な動きにスタミナも持ち合わせる働かせたら最高のポテンシャルを発揮。

判断能力に長け、責任感があり注意深く物事を見る力があります。

使役犬として活躍する犬種5:セントバーナード

原産国はスイス。修道院の救護所で活躍したと言われています。

冬はマイナス3度、積雪は20㎝以上の厳しい場所で遭難にあった人々の捜索に当たってきた使役犬。体高は65㎝から80㎝の超大型犬。体重は50から90㎏の大きな救護犬。

臭覚に優れ、体力中期を兼ね備え、救護した人間を温かな自分の被毛を毛布の代わりにし温めて救い、250年間で2000人以上もの命を救い続けたと言われています。

使役犬として活躍する犬種6:イングリッシュセター

「イングリッシュセター」は現在も狩猟犬として活躍が期待されている使役犬です。
イギリスが原産国で体高は61㎝から69㎝、体重は25㎏から30㎏。

もともと好奇心旺盛で川や海などで遊ぶことが大好き、猟のために仕掛けられた網に獲物を追い込み、大きな体なのに身軽で低い姿勢から獲物を人間に教えます。

走り出すと風のように優雅に獲物を見つけると静かに座り、狩りをこなします。

使役犬として活躍する犬種7:シベリアンハスキー

「シベリアハスキー」はシベリア北東が原産国で、マイナス40度という過酷な環境にも耐えうる使役犬。体高は50㎝から60㎝、体重は15㎏から30㎏の大型犬。

きりっとした顔立ちとは反対に、子供が大好きで遊ぶ事も好きなので協調性に長けています。

過去にアラスカで伝染病が大流行した際に、シベリアンハスキーの犬ソリが108キロの距離を走り血清を運び人間の命を助けた逸話もあるほどです。

使役犬として活躍する犬種8:柴犬

柴犬の起源は縄文時代からと言われ、古くから山岳地帯でキジ、ウサギ、ヤマドリアドの小動物からイノシシやシカ、クマなど大きな狩りも行う使役犬。

体高は33から40㎝。体重は9から14㎏。

天然記念物に指定される犬種の中で地方名が入っていないのが「柴犬」で、長い時間人間と共存し生活してきたの犬種です。

使役犬として活躍する犬種9:カレリア犬

フィンランドのカレリア地方に生息していた犬で、小さな体でヒグマ猟で活躍してきました。体高は52から58㎝、体重は20㎏から23㎏。

飼い主に対する忠実心は強く愛情を注ぐ分だけ返しますが、逆に初対面の人には警戒心が強く、難しい面も持ち合わせています。

ヒグマを追い払い能力に長けていますが、日本ではまだ間未知数の訓練のため、海外での活躍が中心です。

使役犬として活躍する犬種10:ビーグル

テキスト原産国はイギリス。大きな垂れ耳の愛くるしい表情の持ち主の「ビーグル」。体高は33から38㎝、体重は8㎏から14㎏と小さな使役犬。

見た目よりもがっちりとした身体で地面低く優れた臭覚を使い獲物を追うことができ、足場の悪い所でも小型ゆえにつれていける事からハンターとして活躍してきました。

社会共生のパートナー!使役犬に感謝しよう

昔も今も、犬は人間とともに生活し、人間の仕事を手伝うため犬の能力を最大限活かして人を助けてくれています。

使役犬として活躍するには大変な訓練が必要になりますが、使役犬に対する理解は日本ではまだまだ遅れています。

ペットとは違う役割を担い、人間の手助けをしながら社会共存する使役犬の存在を理解し、これからも人間の良きパートナーして頑張る犬たちに感謝し続ける事が必要です!
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