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イタグレってどんな犬?イタグレの特徴や性格・飼い方を紹介

イタグレの歴史

イタリアングレーハウンドは、古代エジプトの壁画にも描かれているグレーハンドが祖先とされ、海を渡り一部の貴族用に小型化された犬種が、愛好家に略されイタグレと呼ばれています。

エジプト以外にも、トルコやギリシャ、イタリア、イギリスなどでも愛されるグレーハンドでしたが、より小型化させるための無理な交配で、弱体化し一時は絶滅しかけました。

それを救ったのが意外なことにアメリカで、日本には江戸時代に来日しています。

イタグレの特徴

イタグレの最大の特徴は、見た目と賢さと性格の良さの三拍子揃った点と言えるでしょう。

細身で筋肉質の身体に、長い足、走るために計算されたような無駄のないシルエットが非常に美しく、気品を好む貴族達に好まれたのも頷けます。

性格は非常に大人しく、寒がりだったりしますが、一度野に放てば矢のように俊敏です。背中をバネにして走る様は、犬というよりネコ科の豹やチーターの方が近いと言えます。

イタグレの特徴1:大きさや体重

イタグレの体重は、成犬で平均3~5kgとかなり軽く、大きさも成人のひざ丈ぐらいがイタグレの頭部です。

もともとのグレイハウンドは平均体重30kgで、大きさも成人の腰ぐらいが頭部なので、本家に比べて半分以下と、だいぶ小型化された犬種がイタグレです。

小型犬に属する大きさで脂肪が極端に少なく、筋肉質で細マッチョ体型が特徴です。短毛なので暑さには強いですが、冬の寒さはとても苦手で毛布や犬用の服が必要です。

イタグレの特徴2:毛の特徴

イタグレも本家のグレイハウンドも非常に短毛で、艶やかな毛質が特徴です。

短毛なのは飼い主にもやさしいメリットで、手入れは他の犬種に比べて非常に楽です。抜け毛もほとんど無ければ、ペット美容室での手入れも不要で、家の中だけで清潔にできます。

週二回ほど身体を水拭きしてやり、二週間に一回ほどシャンプーしてやれば、気になる臭いもほとんどありません。ドライヤーも冬以外は不要で超簡単なイタグレちゃんです。

イタグレの特徴3:寿命

イタグレの寿命は個体や環境にもよりますが、12歳~15歳と言われています。

病気になりにくい頑丈な血統ということもありますが、犬の15歳はかなり長命で、国内でもイタグレの平均寿命は最高齢と言われています。

ドッグフードの自然素材を大事にする思考も、イタグレの寿命記録を伸ばすのに一役買っていると言えるでしょう。飼い主さんの知識や意識も年々高くなっており、益々長生き記録を更新していくでしょう。

イタグレの性格

イタグレは、高い身体能力やスタイリッシュな外見とは違い、かなり穏やかな性格です。

イタグレを知らない人からすれば意外ですが、幼児期はとくにイタズラ好きで落ち着きがない反面、まったり部屋でくつろぐのも基本的に好きなので、初心者でも飼いやすいと言われています。

一戸建てはもちろん、マンションでもイタグレと暮らしている家族はたくさんいます。そんな親しみやすいイタグレの性格の特徴を細かく見ていきましょう。
イタグレの性格
  1. 内気
  2. 繊細
  3. 温厚
  4. 愛情深い
  5. 運動神経が良い

1:内気

イタグレの性格は母体の遺伝により、性格には個体差がありますが、家族以外には大体がシャイな内気傾向です。

内気な性格は、言い換えれば頭がいい、知能が発達しているという事です。家族以外の人間を警戒するほど臆病ではありませんが、恥ずかしがります。

部屋に来客があっても、簡単には近寄らず、慣れないうちに触られるのも少し嫌がるような猫みたいな性格です。

2:繊細

イタグレの性格は全体的に繊細とも言え、物音や日常の変化、人の気持ちなどに非常に敏感です。

繊細なのは感受性が強いという事であり、教育の仕方には注意が必要です。小さい時期に恐怖を与えるような怒り方をすると、臆病な性格になってしまいます。

自分で学習していく賢い犬なので、おおらかな態度で教育してあげると、とてもいい本来の性格が伸びていきます。

3:温厚

イタグレの性格は非常に温厚です。

瞬発性のある高い身体能力があるにもかかわらず、温厚な性格という事は非常に賢いという事です。ムダ吠えもしない犬種で有名です。他の犬ともフレンドリーに接する事ができます。

かつての貴族層に心身ともに気品があると親しまれたのも、温厚な性格が大きいでしょう。

4:愛情深い

イタグレは愛情深い性格で、主人に対しての忠誠心はもちろん、家族であれば小さい子供やペットとも仲良く過ごす事ができます。

こちらが可愛がれば、ちゃんと愛情を返してくれるイタグレは、一緒に過ごせば過ごす程、かけがえのない家族になるでしょう。

万が一、小さい子どもがイタグレに悪さをしても、イタグレは大人な態度で許す賢さや器があります。

5:運動神経が良い

性格とはいえませんがイタグレは非常に運動神経が良いです。

本家のグレイハウンドは犬界一の足の速さを誇ります。俊敏性や瞬発力はイタグレも引き継いでおり小型犬とは思えない運動神経です。

小さい時期はイタズラ好きなので、部屋の中を突然、狂ったように走り回る時があります。成長すると落ち着くのは人間と一緒です。おおらかな気持ちで見守ってやりましょう。

イタグレの飼い方

とても賢くスタイリッシュで魅力的なイタグレは、近年飼う人が増えていますが、飼育方で気をつけたい事などを見ていきましょう。

比較的に初心者でも飼いやすいとされている、イタグレですがお互いに最高の家族関係を築くためにも注意点はいくつかあります。

イタグレの飼い方1:飼育環境

まず飼育環境ですが、イタグレが自由に走り回れる広大な敷地などがあれば一番理想ですが、ドッグランがあれば十分ストレス発散になります。

イタグレは寒さに弱いので、一年中外での飼育は無理です。寂しがり屋でもあるので、基本的に室内で一緒に過ごすタイプの犬と考えましょう。

もう一つの環境として、飼い主からのストレスも性格に悪影響が出るので、やさしい気持ちで一緒に居てあげると、イタグレも答えてくれます。

イタグレの飼い方2:餌

イタグレの食事は基本、朝夕の二食で充分です。

主食は、半蒸し状態のドライフード6、細かく切った生牛や蒸しラムや鳥などの肉3、蒸し白菜など野菜1の割合でミックスしたものが理想です。

ドッグフードだけでもわるくはないですが、体が痒くなりやすいコーンや小麦や大豆を原材料に使ってない物をします。

イタグレの飼い方3:運動

イタグレは運動をしないとストレスを溜めこんでしまい、最悪のケースになればやせ細って病気になってしまうので、散歩や運動は毎日必要です。

走り回るために生まれたような体型を維持する、理想的な運動量は、ドッグランで全力疾走一時間を朝夕二回と考えてよいです。

かなりハードな運動量ですが、寒い時期などそれができない時は、運動量を意識して部屋の中でいっぱい遊んであげましょう。

イタグレの飼い方4:手入れ

イタグレは短毛なので汚れが付着しにくく、週二回ぐらい絞ったタオルで身体を拭いてあげる程度で手入れは十分です。

その他、汗をかく時期は二週間~通常は月に一度シャンプーしてあげるといいでしょう。ブラッシングは柔らかい毛のブラシで皮膚を傷めないようにやさしくしてあげましょう。

注意すべきは毛が短いので蚊に刺されやすく、犬は蚊に刺されると命に関わりますのでフィラリア予防接種を忘れずに。

温厚なイタグレは初心者にも!

温厚で賢いイタグレは初心者でもしつけがしやすく飼いやすいのでです。

毎日の運動量と筋肉を維持するバランスの摂れた食事に気を遣って、イタグレを飼いましょう。

運動している以外は、まるで人間のように大人しくて賢いイタグレはとても愛らしく、二匹目をすぐ飼ってしまう人もいるほど魅惑なオーラがあります。

ぜひ、ペットとして温厚なイタグレはいかがでしょうか!
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