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安い犬種の15選|安い理由や飼うときの注意点を紹介

安い犬種と高い犬種がある理由

犬の値段は、ペットショップやブリーダーによってかなり異なります。一般的な商品同様、需要と供給のバランスによっても価格が変動します。

需要については、犬種の違いだけでなく、同じ犬種の中でも色によってもかなり異なり、その結果、価格もかなり異なってきます。

また、健康状態のチェックを受けていると、平均的な価格よりも高い価格で提供されています。

逆に、容姿が悪かったり、売れ残って大きくなってしまったりすると、平均よりも安い価格で提供されます。

安くなる理由

同じ犬種、同じ色の子犬でも、容姿の違いや性格の違いなどによっても価格が異なります。

小型犬なのにサイズが大きい、毛質が悪い、先天性の健康異常があるといった特徴があると、一般的な価格よりも安い価格で取引されることになります。

ペットショップでもブリーダー直販でも、売れ残って月齢が経っている子犬は、早く飼い主を見つけたいので標準価格よりも安い価格で提供されるようになります。

高くなる理由

ある犬種としての理想の容姿に近ければ、高めの値段設定がされています。犬種ならではの性格や特徴を身につけている子犬は、その犬種を求めている人にとってとても魅力的に見えるためです。

また、犬種や希少犬種かによっても値段の幅が異なります。ブリーダーは子を産むメスを残したいと考えるので、オスよりもメスのほうが高い傾向にあります。

安い犬種を15種類紹介

「できるだけ安く、かわいい犬を入手して飼いたい」、「安く入手できる犬の種類はどれ?」と犬の価格がまず気になるという人も少なくないでしょう。

ここでは、「犬を飼いたいけれど、犬種に強いこだわりはない」という人のために、できるだけ安く入手できる犬種をご紹介します。

価格は、犬種だけで決まるのではなく、犬種の中でも血統や健康状態、容姿によっても左右されますが、標準価格は「安い」「高い」を判断する目安になります。
安い犬種を15種類紹介
  1. トイプードル
  2. マルチーズ
  3. 柴犬
  4. ミニチュアダックスフンド
  5. チワワ
  6. ポメラニアン
  7. フレンチブルドック
  8. ゴールデンレトリバー
  9. シーズー
  10. ヨークシャーテリア
  11. パグ
  12. ミニチュアシュナウザー
  13. ボーダー・コリー
  14. ラブラドールレトリバー
  15. キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

1:トイプードル

扱いやすい小型犬であるトイプードルの平均価格は20~30万円です。安いとはいいがたい価格ですが、ほかの珍しい犬種などに比べると安い犬種だといえます。

プードルという犬種は、小さいほど価値が高く、トイプードルの値段は、スタンダードプードルより高く、ティーカッププードルより安いという法則があります。

価格に影響を与えるのは、見た目の可愛さのほか、毛色や毛量などです。色は、「レッド」や「アプリコット」などがで、高値で取引されています。

また、メスのほうが3~5万円ほど高く取引されていることもあります。

2:マルチーズ

マルチーズの価格は、5万~20万円と幅があります。しかし、20万円という価格であっても、多くの犬種のなかでは安い犬種といえます。

マルチーズは、ほかの犬種と異なり、色が決まっています。純白ホワイト一色です。交配で配色の調整をする必要もなく、入手も他の犬種に比べて簡単なので、があるわりに安い犬種になっています。

オスとメスでは、オスの方が安くなります。マルチーズは小さいほどがあるので、標準より大きめのマルチーズは安く販売されます。

3:柴犬

柴犬の価格相場は、5万~20万円とされています。ほかの犬種に比べると、安い子犬を入手できる犬種といえるでしょう。

11~2月頃の寒い時期は受胎率が低くなるので、春先には柴犬の子犬はあまり生まれず、この時期にどうしても入手したいとなると相場より高い価格設定になっています。

犬の値段は犬種だけでなく、生まれる時期や色によってもかなり異なります。柴犬の場合は、赤が5万~20万円で、黒や胡麻が10~18万円、白が16万円程度です。

希少価値のある色を選びたい場合は、あまり安い価格では入手できないことを覚悟しておきましょう。

4:ミニチュアダックスフンド

ミニチュアダックスフンドは、ブリーダーから購入する場合では10~20万円程度が相場です。

がある色の子犬は、25万円以上することもあります。しかし、ほかの犬種に比べれば安定価格で提供されている、どちらかといえば安い犬種に分類されます。

ペットショップでは、のあるゴールドは20万円程度で販売されていることもありますが、ブラック系はが低いため、安く提供されています。

スタンダードダックスフンドなら、15万円前後で提供されています。

5:チワワ

じっと飼い主を見つめてくれるチワワは、20万円以内が一般的な適正価格といわれています。ほかの犬種に比べ、値幅が狭く、15万~20万円の幅に収まる価格で販売されています。

「マール」や「ホワイトソリッド」、「ブラックソリッド」といった希少性の高い色の子犬は、高額になります。

「ドワーフ型」と呼ばれるチワワのタイプは、特にが高くいため、金額も高くなります。

チワワ特有の持病のある子や、リスクが高い子は、安い価格で提供されています。

6:ポメラニアン

まるでぬいぐるみのように見えるポメラニアンは、約15万~30万円程度が相場です。

特別安いという価格ではありませんが、さまざまな犬種の中では、メジャーで数も多いため、15万円程度であっても安い小型犬だということができます。

価格の差は、色の違いにあり、「オレンジ」や「オレンジセーブル」といった色や、「ホワイト」や「ブラック」といった希少な色は高価になります。

カラーや血統によっては、上記の値幅に収まらず、50万円を超える子もいます。

7:フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグの価格帯は、15万~25万円が一般的ですが、ブリーダーから購入する場合は25万~35万円程度です。

決して安い価格とはいえませんが、多くの犬種の中では安い犬種に分類される価格帯です。フレンチブルドッグは頭が大きく下半身が小さいため、帝王切開で出産されることが多い犬種です。

ブリーダー直販だと手間と費用がかかっているという理由で、値段が高くなります。

ペットショップでは、自然分娩で産まれた子犬を扱っていることもあるので、ブリーダーよりも安い価格で提供されている犬もいます。

自然分娩だと頭が小さいため、フレンチブルドッグとしての理想的な容姿から外れるため、安い価格設定になっています。

8:ゴールデンレトリバー

大型犬のなかでもが高いゴールデンレトリバーは、高い価格帯の犬というイメージがありますが、10万円くらいから入手可能です。

ゴールデンレトリバーには、アメリカ系とイギリス系の2つのルーツがありますが、価格帯が安い犬種といわれるのはアメリカ系の方です。

日本で多く飼育されているのは、アメリカ系のゴールデンレトリバーで、ブリーダーやペットショップから入手する際の相場は、10~30万円です。イギリス系は50万円ほどなので、値段が高い犬の方にカテゴライズされます。

価格の違いは、血統書の有無や、ゴールデンレトリバーによくある持病の検査を済ませているかなどにもよります。

9:シーズー

シーズーは、約14万~20万円くらいの価格で購入できます。

シーズーは、中国王宮で「獅子狗(シーズークウ)」という名前で呼ばれ、門外不出の神の使いとして大切に育てられていました。「獅子狗」は、中国語で「ライオン犬」という意味です。

シーズーはいろいろな毛色のものがいますが、日本では「ゴールド&ホワイト」「ブラック&ホワイト」の2色がたくさん流通しています。流通量の多い毛色の子犬ほど、安く入手できます。

10:ヨークシャーテリア

ヨークシャーテリアは、安い価格帯だと18万円くらいから入手できますが、20万~30万円が標準的な価格帯です。

生後間もないヨークシャーテリアは、黒と黄褐色が混じった「ブラック&タン」と呼ばれる毛色ですが、成長するにしたがってゴールドや青灰色に変化します。最終的には「ダークスチールブルー」という毛色になります。

ほかの犬種のように、希少な色ほど高いという法則がないので、ヨークシャーテリアの価格の差は、性格や健康状態など完全な個体差となります。

11:パグ

パグは、ぶさかわ犬としてが高く、価格も少し高めですが、20万円を切る価格の犬もいます。

標準的な価格は20万~30万円ですが、27万~30万円あたりの価格帯の犬が多く見られます。

パグの毛色はシルバー、ブラック、アプリコット、フォーンの4種類が公認カラーとされています。ブラック以外は、顔周りと背中から尾にかけてのラインに黒が入ることが多いです。

フォーンの価格は20万円前後と、パグの中では安めの傾向にあります。ブラックも安い価格のものもいますが、フォーンよりは高く30万円近い価格になります。シルバーとアプリコットは、ブラックとフォーンに比べ、希少性が高くなります。

12:ミニチュアシュナウザー

ミニチュアシュナウザーは、20万円を切るのはちょっと難しくなりますが、20万円台で入手可能なので、多くの犬種の中ではまだ入手しやすい価格といえます。

ミニチュアシュナウザーの毛色は、ブラック、ホワイトの単色のほかに、「ソルト&ペッパー」と呼ばれる色と、白と黒がはっきり分かれる「ブラック&シルバー」の4種類があります。

ブリーダーから購入する場合は、20万~30万円の価格帯で入手できますが、もちろん30万円を超える子犬もいます。

13:ボーダー・コリー

ボーダー・コリーの価格相場は15万円くらいからです。多くの犬種の中では、安い犬種の方に分類されるでしょう。

ほかの犬種の場合も同様ですが、安い価格の場合は、健康状態が良くないという場合もあります。

ボーダー・コリーは、犬種特有のかかりやすい病気が多めです。価格が相場価格より多少高くても、ボーダー・コリーに多いとされる病気の検査がきちんとされていた方が安心して購入できます。

14:ラブラドール・レトリーバー

ラブラドールレトリーバーの子犬の価格は、20万円前後ですが、30万円を超える子犬もいます。

価格差は血統によるものが大きく、親がドッグショーでタイトルを持っていると子犬も高額になります。

価格だけに注目せず、購入する際はブリーダーに親犬や兄弟を見せてもらい、遺伝的な病気がないことを確認しておくことをします。

15:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアの価格相場は10~25万円です。ただし、キャバリアは値段の個体差が大きな犬種です。そのため、50万円を超えるような子犬もいます。

が高く安い犬種なので、ペットショップやブリーダーなど、多くの販路があります。10万円程度でも十分入手できるので、安い犬種を探している人にです。

ただし、購入前に親や兄弟を見せてもらったり、遺伝子検査をしたりすることをします。

安い犬種を室内で飼いたい場合の注意点

安い犬種を室内で飼おうとした場合、何か特別気を付けなければならないことがあるのでしょうか。

安い犬種だからといって、特別なことがあるわけではありません。同じ犬種の中でも、相場より安く売られている犬については、安く価格設定されている理由によっては、特別な注意が必要になることもあります。

ここでは、一般的な室内犬にも通じる、「安い犬種を室内で飼う場合に考えてあげるべき事項」をご紹介します。

安い犬種を室内で飼いたい場合の注意点1:部屋の広さ

安い犬種には小型犬が多いものの、大型犬も存在します。安い犬種だからと、金銭面だけを考えて安易に手に入れてしまうと、大型犬が過ごせるだけの広さを確保できないという事態に陥る場合もあります。

価格重視で安い犬種に決定する場合でも、愛犬となる子が快適に過ごせる広さを確認し、自宅にそのスペースが確保できるかをまず第一に確認してください。

部屋の広さも、餌にかかる費用も、小型犬と大型犬ではかなり違ってきます。安い犬種という1点だけを見るのではなく、飼い続けるのに必要な費用まできちんと考慮して、購入する犬種を決定しましょう。

安い犬種を室内で飼いたい場合の注意点2:匂い対策

安い犬種という1点に絞って、犬種を決めても、室内で飼育する場合は、「匂い」と「匂い対策」についても考えておかなければなりません。

安い犬種には、小型犬が多く、いかにも室内飼育に向いていそうですが、本当に室内飼育に向いている「匂わない」「抜け毛が少ない」という犬種もあれば、もともと猟犬として使われていた匂いのきつい犬種もあります。

「匂わない」犬種に絞ると、かなり選べる幅が減ってしまいます。自分が購入しようかと検討している安い犬種が匂うタイプだったとしても、その犬種用の匂い対策をきちんとしておけば問題ありません。

お気に入りの安い犬種を飼って無理のない生活をしよう

安い犬種をご紹介しましたが、の犬が多く、意外だと感じられた人もいるのではないでしょうか。

のある犬種は、繁殖もたくさんされているので、レアな色でない限り、手に入りやすく安い犬種に分類されています。

無理してレアで高価な犬を飼うのではなく、自分がかわいいと思う安い犬種を手に入れて、愛情を注いであげましょう。

犬は「買ったら終わり」ではなく、買ったときから飼育がスタートします。安い犬種を手に入れて、育成にもきちんとお金と愛情をかけてあげましょう。
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