パグとは?
ひょうきんで愛想がよく、ただ可愛いだけではないコミカルな風貌をしているパグ。小型の犬のため室内でも飼いやすく、子どもやお年寄りにも優しく寄り添える犬種です。
中国原産で、その歴史はとても長く昔の絵画や文献にも登場します。ヨーロッパや日本でもその特徴的な外見と、小さい犬種とは思えない穏やかな性格でを博しました。
そんなパグの特徴と習性を見てみましょう。
中国原産で、その歴史はとても長く昔の絵画や文献にも登場します。ヨーロッパや日本でもその特徴的な外見と、小さい犬種とは思えない穏やかな性格でを博しました。
そんなパグの特徴と習性を見てみましょう。
パグの特徴
「ちっちゃい鼻ぺちゃ犬といえばパグ!」というくらいに印象的な鼻を持ち、まん丸な黒い目と先端が垂れた耳、くるんと巻いたしっぽという可愛い要素と、その小さな見た目とは異なる筋肉質な四角いボディーがパグの特徴です。
顔は黒々としているほうが良いとされており、まん丸の大きな瞳はやや突出しています。鼻が短いため、ゼーゼーという呼吸音やいびきをかくことがあります。
顔は黒々としているほうが良いとされており、まん丸の大きな瞳はやや突出しています。鼻が短いため、ゼーゼーという呼吸音やいびきをかくことがあります。
パグの特徴
- ぺたんこの鼻
- しわのある丸い顔
- まん丸の瞳
- 垂れた耳
- くるんと巻いたしっぽ
- しっかりとした体つき
パグの習性
パグは性格が明るく陽気で、飼い主と遊ぶことが好きなので、運動をかねての散歩や室内遊びを楽しめるでしょう。ただし暑さ寒さともに弱いため、温度管理には注意が必要です。
食欲旺盛であまり活発でないため太りやすいです。毛は短毛でダブルコートなので年2回換毛期があり抜け毛対策が必要です。また顔のしわに汚れがたまりやすいので、手入れが必要です。
しつけにおいて知能は高くないため、根気よく教えていくことが大切です。
食欲旺盛であまり活発でないため太りやすいです。毛は短毛でダブルコートなので年2回換毛期があり抜け毛対策が必要です。また顔のしわに汚れがたまりやすいので、手入れが必要です。
しつけにおいて知能は高くないため、根気よく教えていくことが大切です。
フレンチブルドッグとは?
どこかとぼけたような顔や、笑っているような顔をするフレンチブルドッグ。人間のように言葉は話せなくても、表情は他の犬よりはるかに豊かで、そのユーモアあふれる見た目と性格は人々に癒しと安らぎをもたらしてくれます。
フランス原産の犬で無駄吠えが少なく穏やかな性格から、年々が高まっている犬種です。他の犬種より飼育における注意点は多いですが、きちんと愛情を注げば良きパートナになります。
愛され上手なフレンチブルドッグの特徴と習性をみてみましょう。
フランス原産の犬で無駄吠えが少なく穏やかな性格から、年々が高まっている犬種です。他の犬種より飼育における注意点は多いですが、きちんと愛情を注げば良きパートナになります。
愛され上手なフレンチブルドッグの特徴と習性をみてみましょう。
フレンチブルドッグの特徴
フレンチブルドッグといえば、潰れた鼻と丸みのある大きな耳、厚い胸板ととても短いしっぽが特徴的な犬種です。ブルドックとテリア犬やパグなど穏やかな気質の犬種を交配して生まれたのが、フレンチブルドッグです。
似たような見た目の子にボストン・テリア(ボステリア)がいますが、こちらはアメリカ原産の犬種で、先のとがった耳の形をしており、フレンチブルに比べて足が長いです。どちらも立ち耳犬として挙げられています。
似たような見た目の子にボストン・テリア(ボステリア)がいますが、こちらはアメリカ原産の犬種で、先のとがった耳の形をしており、フレンチブルに比べて足が長いです。どちらも立ち耳犬として挙げられています。
フレンチブルドッグの特徴
- ぺたんこの鼻
- しわのある丸い顔
- 大きな耳
- くりっとした目
- ずっしりとした体格
- 短いしっぽ
フレンチブルドッグの習性
いかつい見た目とは異なり、家族に対してとても愛情深く懐っこい性格です。
関節が弱い子が多いので長時間の運動や激しい遊びには向いていませんが、飼い主の傍にいることが大好きなので、ゆったりとした時間を一緒に過ごすことができます。
被毛はダブルコートで年2回ほど毛が抜ける時期があります。暑さ寒さともに弱いので温度管理が必要です。パグ同様、顔のしわに汚れがたまりやすく、顔を洗うなど手入れが必要です。
しつけに関しては頭が良く、吸収率が高いです。
関節が弱い子が多いので長時間の運動や激しい遊びには向いていませんが、飼い主の傍にいることが大好きなので、ゆったりとした時間を一緒に過ごすことができます。
被毛はダブルコートで年2回ほど毛が抜ける時期があります。暑さ寒さともに弱いので温度管理が必要です。パグ同様、顔のしわに汚れがたまりやすく、顔を洗うなど手入れが必要です。
しつけに関しては頭が良く、吸収率が高いです。
パグとフレンチブルドッグの違い8つを徹底比較!
パグとフレンチブルドッグそれぞれの特徴と習性を見てきましたが、外見をさらっと見た感じでは、やはりあまり差がありません。ですがもっと詳しく見てみると違いがはっきり見えてきます。
パグとフレンチブルドッグの違いを、体格差、耳、歯、しっぽ、価格、毛色、性格、飼い方のポイントという8つの項目で徹底比較していきましょう。
パグとフレンチブルドッグの違いを、体格差、耳、歯、しっぽ、価格、毛色、性格、飼い方のポイントという8つの項目で徹底比較していきましょう。
パグとフレンチブルドッグの違い1:体格差
パグは体重6~9kg、体高25~28cmの小型犬なのに対して、フレンチブルドッグは体重8~14kg、体高26~31cmの中型犬です。
体高とは犬が立った状態で、地面から背中までの長さのことです。個体差はありますが、体重、体高ともにフレンチブルドッグのほうがひとまわり大きいです。
体高とは犬が立った状態で、地面から背中までの長さのことです。個体差はありますが、体重、体高ともにフレンチブルドッグのほうがひとまわり大きいです。
サイズ | 体重 | 体高 | |
---|---|---|---|
パグ | 小型 | 6~9kg | 25~28cm |
フレンチブルドッグ | 中型 | 8~14kg | 26~31cm |
パグとフレンチブルドッグの違い2:耳
パグの耳の形は、ボタン耳とローズ耳の2種類なのに対し、フレンチブルドッグの耳の形は、コウモリ耳がスタンダードです。
ボタン耳もローズ耳も、耳の付け根は立ち耳で、耳の先端部分が前に垂れ下がっているのがボタン耳、垂れ下がった耳が後ろに向いていて耳の内側が見えるのがローズ耳です。パグの場合ボタン耳がスタンダードで好ましいとされています。
コウモリ耳とは、頭のサイズに対して耳が大きく、耳の付け根は幅広く先端にむかって徐々に細くなり、先端部分が丸い立ち耳のことです。見た目がコウモリが羽の形に似ていることから、バット・イヤー(コウモリ耳)と呼ばれるようになりました。
ボタン耳もローズ耳も、耳の付け根は立ち耳で、耳の先端部分が前に垂れ下がっているのがボタン耳、垂れ下がった耳が後ろに向いていて耳の内側が見えるのがローズ耳です。パグの場合ボタン耳がスタンダードで好ましいとされています。
コウモリ耳とは、頭のサイズに対して耳が大きく、耳の付け根は幅広く先端にむかって徐々に細くなり、先端部分が丸い立ち耳のことです。見た目がコウモリが羽の形に似ていることから、バット・イヤー(コウモリ耳)と呼ばれるようになりました。
耳の形 | |
---|---|
パグ | ボタン耳、ローズ耳 |
フレンチブルドッグ | コウモリ耳 |
パグとフレンチブルドッグの違い3:歯
歯はパグよりもフレンチブルドッグのほうが鋭く、顎の力も発達しています。
どちらもマスティフ系の犬が祖先と言われており、他の犬種とくらべると顎の力は強いです。特に体格の大きいフレンチブルドッグは、本気で噛まれると大怪我になりますので、小さいうちから噛み癖をつけさせないようトレーニングが大切になります。
どちらもマスティフ系の犬が祖先と言われており、他の犬種とくらべると顎の力は強いです。特に体格の大きいフレンチブルドッグは、本気で噛まれると大怪我になりますので、小さいうちから噛み癖をつけさせないようトレーニングが大切になります。
歯の形 | |
---|---|
パグ | 鋭くない |
フレンチブルドッグ | 鋭い |
パグとフレンチブルドッグの違い4:しっぽ
パグのしっぽはくるくる丸く巻いている巻き尾(カールドテイル)なのに対して、フレンチブルドッグのしっぽはとても短く螺旋状にねじれている(スクリュー・テイル)です。
パグのチャームポイントとも言える、くるんと巻いている可愛いしっぽは、普段は背中の上にのっていますが、動きは表情豊かです。一方でフレンチブルドッグは、しっぽが短いためしっぽでの感情表現はあまり得意ではありません。
パグのチャームポイントとも言える、くるんと巻いている可愛いしっぽは、普段は背中の上にのっていますが、動きは表情豊かです。一方でフレンチブルドッグは、しっぽが短いためしっぽでの感情表現はあまり得意ではありません。
しっぽ | |
---|---|
パグ | カールドテイル(巻き尾) |
フレンチブルドッグ | スクリューテイル(螺旋状にねじれた短い尾) |
パグとフレンチブルドッグの違い5:価格
パグの価格は15万~20万円、フレンチブルドッグの価格は20万~30万円ほどです。
ペットショップやパグ専門店などによって、犬の値段の違いがあるためあくまで目安ですが、価格はフレンチブルドッグのほうが高い傾向にあります。フレンチブルドッグは最低でも16万~ほどのようです。
またパグのブリーダーやパグ専門ブリーダーなどから血統書付きの子を購入する場合は、30万~80万と価格に幅があります。
ペットショップやパグ専門店などによって、犬の値段の違いがあるためあくまで目安ですが、価格はフレンチブルドッグのほうが高い傾向にあります。フレンチブルドッグは最低でも16万~ほどのようです。
またパグのブリーダーやパグ専門ブリーダーなどから血統書付きの子を購入する場合は、30万~80万と価格に幅があります。
価格 | |
---|---|
パグ | 15~20万円 |
フレンチブルドッグ | 20~30万円 |
パグとフレンチブルドッグの違い6:毛色
パグの毛色はフォーン、シルバー、アプリコット、ブラックがあるのに対して、フレンチブルドッグの毛色はフォーン、ブリンドル(黒地に縞)、パイド(白地に斑点)、があります。
パグとして日本で1番よく見かける毛色はフォーンで、アプリコットやシルバーやブラックは比較的珍しいです。
フレブルでは茶系の単色フォーンに加えて、ベースが黒くホワイトやベージュの縞が入るブリンドル、白地に黒のブチが入るパイド(白と黒の犬)があり、柄が豊富です。
パグとして日本で1番よく見かける毛色はフォーンで、アプリコットやシルバーやブラックは比較的珍しいです。
フレブルでは茶系の単色フォーンに加えて、ベースが黒くホワイトやベージュの縞が入るブリンドル、白地に黒のブチが入るパイド(白と黒の犬)があり、柄が豊富です。
毛色 | |
---|---|
パグ | フォーン、シルバー、アプリコット、ブラック |
フレンチブルドッグ | フォーン、ブリンドル、パイド |
パグとフレンチブルドッグの違い7:性格
パグは明るく陽気な性格で、フレンチブルドッグは人懐っこく穏やかな性格です。
共通点は、どちらも明るく穏やかで、攻撃性はなく落ち着いた性格です。
異なる点は、パグはマイペースなところがありやや頑固。フレンチブルドッグは飼い主に対してとても愛情深い一方で、他人にはクールな対応をすることがあります。
共通点は、どちらも明るく穏やかで、攻撃性はなく落ち着いた性格です。
異なる点は、パグはマイペースなところがありやや頑固。フレンチブルドッグは飼い主に対してとても愛情深い一方で、他人にはクールな対応をすることがあります。
性格 | |
---|---|
パグ | 明るい、陽気、マイペース |
フレンチブルドッグ | 愛情深い、フレンドリー、穏やか、寂しがりや |
パグとフレンチブルドッグの違い8:飼い方のポイント
飼い方のポイントの違いは、散歩の時間、コミュニケーション、しつけの3点です。
散歩の時間は、パグが1日2回各30分程度、フレンチブルドッグは1日1~2回各10分程度が理想です。この違いはフレンチブルドッグは骨格上がに股で歩くため、長時間の散歩や運動は関節の負担になるためです。室内遊びを取り入れて軽い運動をすると肥満防止に効果的です。
パグに比べてフレンチブルドッグは寂しがりやで、飼い主とのコミュニケーションが少ないとストレスがたまりやすいです。家にいる時間はできる限りそばにいたり、遊んだり、声をかけたりしましょう。
パグのしつけは根気よく行いましょう。ただ叱るのではなく、褒めて伸ばしたほうがやる気になります。
散歩の時間は、パグが1日2回各30分程度、フレンチブルドッグは1日1~2回各10分程度が理想です。この違いはフレンチブルドッグは骨格上がに股で歩くため、長時間の散歩や運動は関節の負担になるためです。室内遊びを取り入れて軽い運動をすると肥満防止に効果的です。
パグに比べてフレンチブルドッグは寂しがりやで、飼い主とのコミュニケーションが少ないとストレスがたまりやすいです。家にいる時間はできる限りそばにいたり、遊んだり、声をかけたりしましょう。
パグのしつけは根気よく行いましょう。ただ叱るのではなく、褒めて伸ばしたほうがやる気になります。
共通の飼い方ポイント
- 顔のしわの手入れ
- ブラッシング
- 温度管理
- 食事量の管理
パグ | フレンチブルドッグ | |
---|---|---|
費用 | 普通 | 高い |
寿命 | 12~15歳 | 10~14歳 |
散歩 | 1日2回各30分程度 | 1日1~2回各10分程度 |
しつけ | 根気が必要 | 比較的賢い |
パグとフレンチブルドッグの違いを知って犬種を選ぼう!
パグとフレンチブルドッグを比較してきましたが、いかがでしたか?
ペットを飼うときは、自分の生活スタイルにあったペット選びが大切です。小さなお子さんのいらっしゃる家庭ではパグのように、いっしょに遊べて子どもが世話をしやすい小型の犬がですし、家にいる時間が長い人はフレンチブルドッグのように、愛情深く生涯のパートナーとしてそばにいてくれる子がです。
どちらの犬も鼻はぺしゃんこで美しいとは言えませんが、愛嬌と豊かな表情はとても可愛く魅力的です。ぜひ自分にあった鼻ぺしゃ犬を見つけて、家族の一員として可愛がってあげてください。
ペットを飼うときは、自分の生活スタイルにあったペット選びが大切です。小さなお子さんのいらっしゃる家庭ではパグのように、いっしょに遊べて子どもが世話をしやすい小型の犬がですし、家にいる時間が長い人はフレンチブルドッグのように、愛情深く生涯のパートナーとしてそばにいてくれる子がです。
どちらの犬も鼻はぺしゃんこで美しいとは言えませんが、愛嬌と豊かな表情はとても可愛く魅力的です。ぜひ自分にあった鼻ぺしゃ犬を見つけて、家族の一員として可愛がってあげてください。