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モップ犬の犬種は?話題のモップ犬の性格から値段まで徹底解明

モップ犬の正体

愛らしく、親近感の湧く可愛いビジュアルをしたモップ犬はなんという犬種の犬なのでしょうか。

モップ犬と呼ばれる犬は主に2種類います。1種類目はプーリー、もうひとつはコモンドールという犬種です。コモンドールは特にドレッドと呼ばれる毛をもつ犬がモップ犬と呼ばれています。

プーリーとコモンドールの毛は自分の目を覆うほど長く、そしてモップのように縮れた毛を持っています。

ここからは、プーリーとコモンドールの性格や毛を始めとする特徴、飼い方やその注意点について紹介します。

モップ犬と呼ばれるプーリーについて

どこが目だかよくわからないところも愛しいほど、顔全体が毛で覆われていることからプーリーはモップ犬と呼ばれています。

ここでは、プーリーの歴史、特徴、性格などを紹介し、皆さんにモップ犬・プーリーのことを知っていただきます。

プーリーにしかない特徴を知ることは、犬を飼う上で大切なことです。きちんと理解しておきましょう。
プーリーとは?
  • 牧畜犬などとしての役割を果たした
  • 目をひく毛並み
  • かなり忠実
  • 生体価格は約30~60万円

歴史

プーリーは1000年以上前に中央アジアからの移民や遊牧民によってハンガリーのカスパート盆地に連れてこられた牧畜犬が先祖だと言われています。

その当時、ハンガリーの牧場には夜間に活躍するコモンドールという犬種がいたため、プーリーの先祖は昼間に活動していました。

そして20世紀に入る頃、遊牧による酪農業は廃れ、ハンガリーでは集約農業が盛んになり、プーリーは番犬や牧羊犬としての役目を終えます。

牧畜犬などとしての役割を果たしたプーリーはこの時から、一般の人に飼育される、家庭犬として愛されるようになりました。

特徴

プーリーの特徴と言えば、やはりモップ犬と呼ばれるほど目をひく毛並みです。縄状でロープのように見える毛ですが、細く巻いているほどいい毛であるとされています。

ですが、犬によって毛の状態はさまざまで、太く巻いてあったり、断面が平たかったり、丸い犬もいます。

歳と共に伸びにくくなるということもなく、毛は伸び続けます。しかし、毛の生え変わりが少ないため、一度短く切りすぎてしまうと同じように伸びないそうです。

毛色は単色のみです。一番多い毛色はブラックですが、ホワイトやグレー、クリームの毛色をした犬もいます。

性格

プーリーは飼い主に対してかなり忠実な性格をしています。ちゃんとしつければ、飼い主にもその忠実さが伝わり、良い関係を築くことができます。

かなり警戒心が強く、初対面の人にはなかなか心を開きません。牧羊犬だったことから、縄張り意識も非常にあり、番犬に適しています。

警戒心故に飼い主の家族にも、自分が攻撃されないことを理解するまで緊張状態を解いてくれません。打ち解けるまで、必要以上に構いすぎないようにしましょう。

値段

プーリーの生体価格は、約30~60万円すると言われています。

日本にプーリーのブリーダーがいないため、プーリーを購入する際は輸入するところから始まります。輸出国によって運搬費用がかかり、生体価格にも影響します。

海外のペットショップに出向いて購入する、という方もいらっしゃいますが、こちらはかなりの高額になってしまいます。

また、子犬からプーリーを飼いたい方はアイスランド、オーストラリア、ニュージーランドから輸入してください。成犬から飼いたい方はアメリカやイギリスからの輸入をします。

モップ犬と呼ばれるコモンドールについて

モップ犬と呼ばれる犬種に、コモンドールという犬もいます。コモンドールもプーリーに負けないほど、モップ犬としてのを博しています。

続いてはコモンドールの歴史や特徴、性格や値段について紹介します。ぜひ、毛がモップみたいである、ということ以外にも、コモンドールについてたくさん知ってみてください。
コモンドールとは?
  • 今の容姿になったのは15世紀頃
  • 2~5歳の間になると「コード」と呼ばれる毛になる
  • 自立心がとても強い
  • 生体価格は約40~50万円

歴史

コモンドールはハンガリーでは代表的とされる犬ですが、そのルーツは中央アジアのロシアン・オッタルカであると言われています。その歴史は10世紀にまで遡ります。

モップ犬と呼ばれるようになった今の容姿になったのは15世紀頃です。

飼育していたクモン人によって羊の群れに紛れられるルックス、牧畜の敵である獣に襲われないような固い毛になるよう交配されました。

コモンドールは第二次世界大戦によって頭数が激減しましたが、多くのハンガリー人によって戦後に復活し、2004年には国宝に指定されました。

特徴

コモンドールの特徴は、やはりモップ犬という愛称のつく要因となった毛並みです。

子犬の頃はまだウェーブがかかっただけの毛ですが、2~5歳の間になると、「コード」と呼ばれる毛になります。

このコードと呼ばれる毛の仕組みは、ウェーブがかかったオーバーコートが、羊の毛のように縮れて密度の高いアンダーコートに巻き付いている、という具合です。

また、毛色はアイボリーという黄色がかかった白、かなり淡いクリーム色をしています。

性格

コモンドールの性格は牧羊犬だったこともあって、自立心がとても強いです。強い故にプライドが高く、頑固な一面もあります。

飼い主の方がリーダーシップを示せば、家族共々なかよくなれるでしょう。心を開いた家族のことは、必死に守ろうとします。

また、警戒心が強いため、見知らぬ人や来客にはあまり懐きません。

値段

コモンドールは日本にブリーダーが少ないため、子犬から飼うとなると海外から輸入することになります。

運搬費や手続きにかかる手数料など、子犬のコモンドールを購入する場合はかなり値段が嵩みます。また、コモンドールは生体価格だけで約40~50万円になります。

さらに、コモンドールは1日に必要なエネルギー量が多いため、餌代が1ヵ月で約3~4万円ほどかかります。

広い環境での飼育にもなりますので、コモンドールを飼うには相当の覚悟が必要になります。

モップ犬と呼ばれるプーリーのしつけ方

プーリーは子犬の頃からしつけをちゃんとしてあげないと、元来頑固な性格であるのと自立心が段々芽生えるため、非常に気ままな犬になってしまいます。

そのため、飼い主となる方は堂々とした態度で自分が飼い主であることをプーリーに示し、しつけをしてあげないといけません。

下記にプーリーをしつける上で大切なことを紹介します。モップ犬のためにも、飼い主となる自分のためにもなるように備えましょう。

モップ犬と呼ばれるプーリーのしつけ方1:一貫性を持つ

プーリーはとても賢く、頑固な性格なので、一度教え始めたことは一貫して同じように教えないと覚えません。

著しく違うように教えるのはもちろん、違う言葉で同じことを教えようとする、などすると隙をついて飼い主を見下してしまいます。

また、さっきまでと教えたこと違うということに対して不快感もちゃんと示します。覚えないからといって路線を変えることなく、根気強くしつけてあげましょう。

モップ犬と呼ばれるプーリーのしつけ方2:訓練させる

プーリーは賢いだけでなく、忍耐力や体力もあります。飼い主の方に訓練知識があれば、ぜひプーリーに実践させてあげてください。

もし、飼い主になる方に訓練の知識がなければ、犬をしつける教室もあるので、そこで教わることも考慮してください。

実際にプーリーは忠実心があることも相俟って、訓練に耐え警察犬として活躍している犬もいます。

モップ犬と呼ばれるプーリーのしつけ方3:理由を持ってしかる

繰り返しになりますが、プーリーは賢い犬です。いけないことをした際に飼い主が理由を説明してきちんと叱れば、ちゃんとプーリーは理解します。

例えば、プーリーは吠え癖がついてしまう可能性のある犬です。吠えることで飼い主が困る、近所の人に迷惑がかかることをはっきりと態度に示してしかってあげることがとても大切です。

日本では少ないが、かわいらしいモップ犬

今回はモップ犬と呼ばれるプーリーとコモンドールについて、また、プーリーはそのしつけ方についても紹介しました。

プーリーもコモンドールも国内のブリーダーが少ないことから、日本にはまだまだモップ犬は少ないです。

しかし、一度見たら忘れられないほどかわいい容姿をしているだけでなく、番犬として活躍していた過去、それから飼い主に忠実であることも今回分かりました。

ぜひ一度でもモップ犬に興味を持った方は、モップ犬と緊密な関係を築いてほしいです。
ペットショップ「Coo&RIKU」
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