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柴犬が好む飼い主との距離感とは?柴距離について徹底解説!

柴距離とは?

柴距離とは柴犬特有の離れすぎずくっつきすぎずの独特な距離感のことを指します。

柴犬はベタベタされるのが苦手で自分が気が向かないときに触られることを嫌がる場合が多いです。

近くに来ても触って欲しいわけではなく、近くに居たいだけなのでそっとしておいてあげるのがよいです。

柴犬には柴距離というものがあり、マイペースな犬種であることを把握して接するようにしましょう。
柴距離ポイント
  • 飼い主の手が届きにくい所に座る
  • 飼い主の近くに来ても触らせない

飼い主の手が届きにくい所に座る

柴犬は完全に周りをシャットアウトするときがあります。

そんなときは飼い主の手の届きにくい場所に篭ったり、自分の寝床など誰も干渉してこない場所でくつろぎます。

そのときは、声もかけずにほっておくのが良いです。

マイペースな犬種のため、自分だけの時間を確保させてあげてください。

柴距離を無視してかまいすぎるとストレスになりますので、柴犬の行動で対応をかえてあげるのが良いです。

飼い主の近くに来ても触らせない

柴犬は飼い主に従順で、普段はそっけなくても飼い主が大好きな犬種です。

飼い主の近くで座るときは、飼い主のほうを見ていない限りは近くに居たいだけなので、触らずに近くに居させてあげてください。

触って欲しければ何らかのアクションを起こしますので、何もないようであればほっておくのが良いです。

嫌なときに触ると攻撃される可能性もありますので注意して接してください。

柴距離を生む柴犬の性格

柴犬とはどのような性格の持ち主かをご存知でしょうか。柴犬はマイペースで飼い主に従順な日本犬特有の性格をしています。

警戒心の強さから昔から番犬として人間と共に生活してきました。そのため吠えも出やすく、頑固なので子犬のうちにしつけをおこない、飼い主がリーダーシップをとって生活することが大切になります。

柴犬の性格についてさらに詳しく紹介します。

柴距離を生む柴犬の性格1:警戒心が強い

柴犬は警戒心が強く、変わった物音や気配には鋭く反応し吠え掛かります。噛まないようしつけをおこなわないと他人に対して警戒心から噛み付いてしまう可能性もあります。

柴犬には社会化の勉強がとても大切なものですので、子犬の頃から様々なものに慣らし、警戒対象のものを減らしてあげることが大切です。

また、日本の犬として海外からのもありますので、日本の飼い主だけではなく、海外の方にも柴犬の知識が広まることが期待されます。

柴距離を生む柴犬の性格2:冷めやすい

柴犬は冷めやすい性格の持ち主です。

初めは欲しそうにしていたおもちゃをすぐに飽きてしまったという経験をしている柴犬の飼い主も多いのではないでしょうか。

1度遊び尽くせば満足してしまう性格のため遊ばなくなったおもちゃに困っている飼い主も多いと思います。

そんな面もありますが、飼い主のことはいつまでも大好きな犬種ですので何ヶ月か離れても柴犬は飼い主を絶対に忘れません。

柴距離がある理由

感情をストレートにぶつけてくる洋犬とは大きく異なりますので、今まで洋犬を飼育していた方には柴犬はなかなか理解するのが難しい部分が多いことでしょう。

柴犬ファンにとってはそんな柴距離も可愛くて溜まらないポイントですが、そもそも柴犬にはなぜ柴距離というものがあるのかをご存知でしょうか。

柴犬に柴距離がある理由は以下の理由からになりますのでそれぞれ詳しく紹介します。
  • 狼の遺伝子を最も多く持つ
  • 猟犬や番犬に使われていた
  • 日本質が影響している

1:狼の遺伝子を最も多く持つ

犬の先祖はオオカミであるとされていますが、そのオオカミに一番近い犬種は実は柴犬です。柴犬はオオカミの血が強いことから、他の犬や人間とベタベタしない存在であるとされています。

野生のオオカミの血の影響で、独特な距離感である柴距離が出来上がったのではないかといわれています。

柴犬が元々持っている特性ですので、柴犬を飼育するのであれば配慮してあげる必要があります。

2:猟犬や番犬に使われていた

柴犬は昔は鳥やウサギを狩る猟犬や家を守る番犬として人間と共に暮らしてきました。

家の中で飼育されていた洋犬とは違い、柴犬は外で人間とは別々に生活していたことで人間との距離をとる柴距離が出来上がったのではといわれています。

日本犬として古くから存在し、人間との距離がある状態で暮らしていたので、この理由も納得できるものです。

3:日本質が影響している

柴犬の相手と距離をとる行為は人間もしてしまうものです。ずっと誰かといると疲れる、1人になりたいときってありませんか。

古くから人間と暮らしていた柴犬ですので、日本人の気質によってきた可能性もあります。こう考えると柴距離は人間も理解できるものかと思います。

マイペースに過ごせる時間が必要な犬種ですので、犬とベタベタずっと一緒にいたい方には向かない犬種です。

柴距離に嫌がれないための距離感の保ち方

柴距離は柴犬にとって相手と平和に暮らすために必須のものです。

柴犬が大事にする柴距離を飼い主も守るためにはどのような行動をすればよいのか以下のポイントについて紹介します。
  • べったりしすぎないようにする
  • しつこく接するのは控えよう
  • メリハリを持って接しよう

べったりしすぎないようにする

柴犬はベタベタされるのが苦手なので、普段はべったりせずに程よい距離で接することが大切です。

特に柴犬が飼い主から離れた場所でのんびりくつろいでいるときは、自分の時間のため飼い主は干渉せずにほっとく必要があります。

そうしてあげることで柴犬は自分の時間が作れて、ストレスが溜まることなくのんびりとリラックスすることができます。

しつこく接するのは控えよう

柴犬は頑固で攻撃的な部分も持ち合わせている犬種ですので、嫌なときは噛み付く可能性があります。

飼い主に対してうなるだけの場合もありますが、柴犬の中ではストレスがたまり続けているので、他に攻撃が向くことがあります。

ストレスが溜まらないようにしつこく接するのは避けましょう。

メリハリを持って接しよう

柴犬はマイペースのため、かまって欲しいときや遊びたいときは自分から飼い主の元にきます。

初めは楽しく遊びますが、飽きるのも早いので飼い主がいつまでもベタベタしていると怒る可能性があります。

満足したら飼い主から離れますので、そうしたら飼い主も特にかまわずほっとくなどのメリハリを持って接することが大切な犬種です。

柴距離を理解して柴犬と仲よくしよう

柴距離について紹介してきましたが、いかがでしょうか。

柴距離は柴犬特有の距離ですので、柴犬を飼育し始めた飼い主にとっては見分けが付かないことがあります。

柴距離は一緒に生活しているうちになんとなくわかってくるものです。柴犬が大切にする柴距離を飼い主も大切にしてあげることが柴犬と上手に暮らすコツです。
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