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ラブラドールのチョコ色ってどんな色?3種類のカラーを紹介します

ラブラドールの特徴

ラブラドールは知能の高い大型犬で、性格も優しいので多方面で活躍できる優秀な犬種です。アメリカでは最ものある犬種で、日本では盲導犬として働く姿を街中でよく見かますね。

大型犬ですが大人しく体臭が少ない犬種なので、室内で飼育するのに向いています。聡明さと優しさを兼ね備えていることから、幼児やお年寄りとも仲良く接することができ、お留守番も問題なくこなすことができます。

やんちゃで活発な面もありますが、人の言うことをよく聞き、考えて行動することのできる頭の良い犬種ですので、大型犬ですが初心者でも飼育しやすいと言えます。人間と一緒に遊ぶことも大好きです。

猟犬として活躍していた歴史

ラブラドールの歴史は古く、16世紀頃には、漁網から零れ落ちた魚を拾い集める役目を担っていました。その後、ハンターに撃ち落された水鳥の回収などもこなしていています。

被毛が短くなめらかで、よく水をはじきすぐに乾きますし、泳ぎも得意なので、上記のようなウォータードッグ(水猟犬)としてよく活躍していたようです。

水に入って泳ぐことや、物を持ってくることが大好きな性質は、現在のラブラドールにも受け継がれています。

忠誠心の強い性格

ラブラドールは頭が良く、人間の言いつけや気持ちをよく理解し、命じられたことにきちんと取り組む、忠誠心の強い性格をしています。

好奇心が旺盛で、いつも人間の考えていることや求めていることに対し強い興味を示し、人間が何をどうしたいかをすぐに察知する能力があります。

このように忠実で能力が高いため、盲導犬や麻薬探知犬、介助犬など様々な方面で活躍することができるのです。

食欲旺盛な食いしん坊

ラブラドールは他の犬種よりも食欲旺盛で、好き嫌いもしない食いしん坊です。与えられた分は全て食べてしまうため、成犬になってからは食事の量に気を付けないと肥満になりやすくなります。

成犬になったら食事は1日1回、もしくは少量を1日2回にするなど、人間が量をしっかりコントロールすることが必要です。

食欲旺盛なため食べ物をよく欲しがりますが、甘やかしてたくさんおやつをあげてしまわないようにしましょう。

ラブラドールの毛色の種類

ラブラドールの毛色としてスタンダードに定められているのは3種類です。3種類ですが、それぞれ色の濃淡があるため、同じ毛色でも印象が異なることもあります。

またスタンダードでは、色は3種類のうちどれか一色であることと定められており、斑点模様などがあってはならないとされています。

ここからはラブラドールのイエロー、ブラック、チョコについて見ていきましょう。
ラブラドールの毛色 3種類
  1. イエロー
  2. ブラック
  3. チョコ

ラブラドールの毛色の種類1:イエロー

ラブラドールのイエローは濃淡の幅が広く、淡く明るいクリーム色から赤みの強いキツネ色まであります。白ラブと呼ばれているのがこのイエローです。盲導犬としてよく見かけるラブラドールもイエローが多いのではないでしょうか。

白ラブとは言いますが、淡いイエローまでが許されているカラーで、正確に言うと白ではありません。

また、ラブラドールと言えばこのイエローのイメージが強いかもしれませんが、実はブラックの方が優勢遺伝子となっています。

ラブラドールの毛色の種類2:ブラック

ラブラドールのブラックはその名の通り真っ黒な被毛を持ちます。艶やかな被毛が一層目立ち、美しく際立って見えるカラーです。こちらは黒ラブとよく呼ばれています。

真っ黒な大型犬なので、大型犬に慣れていない人から見ると「怖い」という印象を与えてしまうこともありますが、賢く温和で性格は全く怖くありません。

ブラックの遺伝子はイエローの遺伝子よりも優勢なので、イエローの遺伝子しか持たない親でもブラックの遺伝子をもつ親と交配させれば、ブラックの子供が生まれます。

ラブラドールの毛色の種類3:チョコ

ラブラドールのチョコは、日本ではまだあまり見かけないカラーですが、アメリカに多く存在するのカラーです。多いとは言ってもイエロー・ブラックと比べると圧倒的に頭数は少なくなっています。

チョコの歴史はまだ浅く、他犬種との交配で出現したカラーだと見られており、正式なカラーとして確立されたのは20世紀に入ってからでした。

チョコも濃淡の幅は広く、濃い茶色から明るい焦げ茶まであり、大人っぽいカラーです。鼻までチョコ色で、通称チョコラブと呼ばれています。

ラブラドールの毛色ごとの性格

ラブラドールはどの毛色の子も優しく人懐っこい性格ですが、毛色によって少し異なる部分もあります。

ここからは、イエロー・ブラック・チョコの性格の違いを紹介していきます。

ラブラドールの毛色ごとの性格1:イエロー

イエローは他の毛色と比べて特に落ち着いている子が多いと言われています。盲導犬のカラーにイエローが最も多いのは、このことに関連している可能性があります。

また、明るいカラーであることから、表情もわかりやすく初心者が飼う場合にお勧めです。

ラブラドールの毛色ごとの性格2:ブラック

ブラックとチョコですが、こちらはイエローに比べてかなり活発な性質を持ちます。

ブラックは特に、イエローに比べて大胆な性格の子が多いと言われていて、動きも多く、興奮しやすいという特徴があります。

ですが扱いにくいということはなく、訓練性が良いことには変わりないので、しつけをすれば飼い主がコントロールすることができます。

ラブラドールの毛色ごとの性格3:チョコ

チョコは大人っぽいカラーではありますが、感情表現が激しく、活発でワイルドな性格です。アメリカに多いカラーで、さらに性格もアメリカ人のようだと言うのだから、面白いですね。

ブラックもチョコも活発で激しい子が多いと言われていますが、攻撃的な面はなく、とてもフレンドリーで人間の良いパートナーとなれることは言うまでもありません。

ラブラドールのチョコ色は短命なのか?

活発で大人っぽいカラーのチョコですが、他のカラーよりも寿命が短いという研究結果が2018年に発表されました。ラブラドール全体の寿命は平均12年ですが、チョコ単体で見ると、約10.7年だと言うのです。

チョコの色素の遺伝子が寿命に関わっているというわけではなく、チョコを産むために交配を重ねる過程で、病気にかかりやすい遺伝子が受け継がれてしまい、それが結果的に寿命にも影響を与えてしまうことになったのではないか、と論文には書かれています。

とは言え、普段から食生活に気を付け、よく運動をさせ健康に飼育していれば、おびえる必要はないでしょう。チョコのラブラドールでもそれ以外の犬種でも、健康に気を付けて飼育することに変わりはありません。

チョコ色のラブラドール・レトリバーは短命、研究

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102500461/

カラーによって性格も雰囲気も変わるラブラドールを飼おう

優しく、人間のことが大好きなラブラドール。好奇心旺盛でやんちゃな面も見せますが、頭が良く人の指示をよく聞き、人間の親友になってくれる優秀な犬種であることはお分かり頂けたでしょうか。

イエローは落ち着きがあり、明るいカラーなので人にも明るい印象を与えることができますが、ブラックやチョコも収縮色でスラッとした印象を与える、かっこいいカラーですよね。

どのカラーも優秀で、大型犬でも室内飼育に向いており、きちんとしつけをすれば人間の良いパートナーとなってくれることは間違いありません。

皆さんも、賢いラブと一緒に楽しく賑やかな生活を送ってみませんか?
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