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ジャックラッセルテリアの毛の種類は?ブロークンやスムースなど比較

ジャックラッセルテリアの特徴

みなさんは、ジャックラッセルテリアという犬種を知っていますか?根強いがある犬種なので、一度は見たことがある方も多いはずです。

CMや映画に出演することも多く、国内外問わずグッズもたくさん作られていたりと、一定のをもつ一方で、見た目と性格とのギャップは激しく、飼いづらいという声も多く聞かれます。

そんなジャックラッセルテリアという犬には、どんな特徴があるのか、見ていきましょう。

特徴1:イギリス生まれの狩猟犬

ジャックラッセルテリアは、1800年代、イギリスのジャック・ラッセル牧師が、キツネ狩りなどのために生み出した犬種です。

ラッセル牧師は、狩りに特化した自らの理想の犬種をつくるため、狩猟能力が高い犬、強い気質をもつ犬など、さまざまな犬種の交配を重ねました。その結果生まれたのが、ジャックラッセルテリアなのです。

ラッセル牧師が育てていた当時は、単にフォックステリアと呼ばれていましたが、牧師の死後、その狩猟能力の高さをハンターたちから評価され、次第にジャックラッセルテリアと呼ばれるようになりました。

特徴2:好奇心旺盛な性格

テリア種の気質を強く持つジャックラッセルテリアは、好奇心旺盛な性格であることが多いです。

何か楽しいことはないかと、おそれることなく室内外を探索してまわったり、遊ぶことが大好きだったり、また本能のままに地面に穴を掘ろうとしてしまうこともあります。

狩猟犬として生み出されたせいか、動くものにはすばやく反応し、鳥などをとっさに捕まえようとしたりもします。

執着心が強く、夢中になるとまわりが見えなくなってしまうため、「待て」や「呼び戻し」などのしつけは、しっかりと行ったほうがよいでしょう。

特徴3:元気いっぱいで運動大好き

比較的小柄な体つきをしているジャックラッセルテリアですが、その見た目からは想像も出来ないほどの体力の持ち主で、元気に満ち溢れています。

とにかく活動的で、俊敏な動きが得意なため、ドッグタイムレースや、アジリティーなど、ドッグスポーツの小型犬部門では花形犬種といえるほど、活躍していることが多いです。

もともとが狩猟犬のため、たくさんの運動を必要とすることもあり、ボール遊びやドッグランなど、外で愛犬と一緒に遊びたい飼い主さんにはぴったりの犬種だといえるでしょう。

ジャックラッセルテリアの毛の種類

ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛な性格で、元気いっぱいで運動が大好きです。CMなどでよく見かけたり、思い浮かべる姿は固定されているかもしれませんが、実はさまざまな被毛の種類があるのです。

大きく分けて、長毛と短毛が混ざったブロークン、短毛であるスムース、長毛のラフ、の3種類があります。

被毛の色は、ホワイトにブラック、またはホワイトにタンのマーキングであり、ホワイトが優勢でなくてはならないとされています。
毛の種類
  1. ブロークン
  2. スムース
  3. ラフ

ジャックラッセルテリアの毛の種類1:ブロークン

ブロークンとは、長毛と短毛がランダムに混ざりあって生えている被毛の種類のことです。

ジャックラッセルテリアの被毛の種類の中で、一番種類が多いと言われているのが、このブロークンです。毛質はやわらかめ、かためなと、個々の犬によって違いがあります。

お手入れには、ブラッシングが必要です。また、プラッキングと呼ばれる、指やトリミングナイフで死毛を抜いて、新陳代謝をうながすお手入れが必要とされています。

プラッキングをすることで、抜け毛対策にもなり、また健康的でつややかな被毛が生えてくるのです。

ジャックラッセルテリアの毛の種類2:スムース

スムースとは、長さが均等である、短い被毛をもっている種類のことです。

スムースタイプのジャックラッセルテリアは、全体の30%ほどを占めているといわれています。その被毛はすこし硬めで、すべすべした手触りをもっています。

短いのなら抜け毛も少なく、お手入れもいちばん楽なのでは?と思いがちですが、実はいちばん抜け毛の量が多い種類だとされています。

すこし動いただけで、ぱらぱらと抜け落ちてしまうこともあるほどです。抜け毛と上手につきあいながら、ラバーブラシなどで、しっかりとブラッシングしてあげましょう。

ジャックラッセルテリアの毛の種類3:ラフ

ラフとは、全身がもじゃもじゃとした長い毛で覆われている種類のことです。

その見た目からは想像できないかもしれませんが、毛質はとてもやわらかく、また毛量も多い種類になります。

スムースと比べれば抜け毛は少ないですが、被毛が長いため、ブラッシングは必要です。また、ブロークンと同じように、プラッキングも必要なお手入れといえるでしょう。

肌を健康な状態にしてあげるために、定期的にトリミングも行い、被毛の中の風通しがよい状態にしてあげましょう。

ジャックラッセルテリアの子犬時の毛の分け方

3種類の被毛の種類があるジャックラッセルテリアですが、いざ子犬を飼ってみたいと思ったとき、お気に入りの被毛の種類を選びたいと考える方は多いのではないでしょうか。

ペットショップやブリーダーさんから、希望の被毛の種類の仔を手に入れられたら、確実にそのように育つのでは?と思うかもしれませんが、実はそうではありません。

ジャックラッセルテリアの毛質は、子犬の頃には、あてにならないことも多いのです。

スムースからブロークンになることも

スムースだと思っていた子犬が、大きくなるにつれてブロークンやラフになったり、逆に子犬の頃はブロークンやラフであったのに、成長するにつれてスムースになったりということが珍しくありません。

このような変化は、他の純粋な犬種ではあまり見られない特徴です。「血統書つきの雑種」「公認された雑種」と呼ばれることもあるゆえんなのです。

両親がともにブロークンであっても、子犬がそのままブロークンになるとは断言できません。販売時の毛質は、ブリーダーさんの長年の経験から予想した表記となっていることが多いのです。

ブロークンのジャックラッセルテリアは長毛と短毛が混ざっている

ブロークンのジャックラッセルテリアは、もっとも多い毛質の種類だといわれている、長毛と短毛がランダムに混ざりあった犬種です。

とてもかたい毛質だったり、またやわらかめの毛質だったりなど、バラエティー豊かなコートタイプをもっているのが、ブロークンの魅力のひとつです。

ジャックラッセルテリアは成長するにつれて毛質が変わることがあるため、かならずブロークンのジャックラッセルテリアを飼えるかと言われればむずかしいかもしれませんが、ブリーダーさんに相談してみるのがひとつの手段だといえるでしょう。
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