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アメリカンヘアレステリアの性格や特徴とは?飼い方などもご紹介

アメリカンへアレステリアとは?

アメリカンヘアレステリアとは、アメリカン・ラット・テリアから突然変異よって生まれた無毛の犬種です。

この無毛の犬種を、数頭のアメリカン・ラット・テリアと交配させ、その子孫と交配8年目にようやく生まれた、雄の無毛のアメリカン・ラット・テリアを掛け合わせ、アメリカン・へアレス・テリアが誕生しました。

FCIやアメリカンケネルクラブでは公認されていませんが、ユナイテッドケネルクラブでは公認を受けています。

アメリカンへアレステリアの歴史

1972年アメリカン・ラット・テリアを元にして生まれた、アメリカンヘアレステリア無毛の犬種。

1972年アメリカ・ルイジアナ州に暮らすエドウィンとウィリーのスコット夫妻の飼っているアメリカン・ラット・テリアから突然変異で生まれた無毛の子犬に「ジョセフィーヌ」と名付け、無毛遺伝子を後世に残す目的で、ブリーディングを重ねました。

その結果、9年後の1981年に、オスとメスの無毛の子犬がようやく誕生し、アメリカンヘアレステリアの基礎犬となり現在に至っているのが、これまでのルーツです。

アメリカンへアレステリアの特徴

アメリカンヘアレステリアの特徴は、皮膚は白地の上にブラック・ブルー・ピンク・ブラウン・タン・サーブルなどいろいろな模様が入ります。

目の下にはブラウン・ブルー・グレー・アンバー・ターコイズなど、体には全く毛が生えず、マズルは短くアップルヘッドで目は大きく、耳は長めの立ち耳です。

体はスレンダーで引き締まり脚が長く、尾はサーベル型の垂れ尾、体高は18~41㎝、体重は2.5~7㎏と体高・体重のサイズが幅広いため、スタンダードとトイサイズに分けられます。

アメリカ合衆国の珍しい犬種です。

寿命

アメリカンヘアレステリアの寿命は14~16年とされています。

寿命と関りがある健康面で、無毛であるため肌は乾燥しやすく、専用のクリームを使用してケアを行い、冬季の散歩時には洋服を着せるなどして、体温を保持する必要があります。

また、夏季のお散歩のときは日焼けに注意が必要です。

価格

日本においてアメリカンヘアレステリアは、ほとんど見かけることは難しいでしょう。

珍しい犬種で、希少性が高く日本のブリーダーさんたちが扱っていない事も大きな原因です。

そのため、アメリカンヘアレステリアをお望みの場合は、海外から輸入する手段が一番手っ取り早いといえますが、輸入となるといろいろな手続きや諸経費が必要になるため「アメリカンヘアレステリア+諸経費」となるので、想像以上の高額になると思われます。

アメリカンへアレステリアの性格

アメリカンへアレステリアの性格
  • 好奇心旺盛
  • 穴掘りが好き
  • 活発
アメリカンヘアレステリアの性格は、テリア系の血統を持つ犬種であることが、アメリカンヘアレステリアの性格の基本と言えます。

しかし、アメリカンヘアレステリアの性格は少し違って、比較的穏やかな性格で、飼いやすい犬種です。

下記に1:好奇心旺盛2:穴掘り好き3:活発について詳しく説明いたします。

アメリカンへアレステリアの性格1:好奇心旺盛

性格を表す仕草急にリードを引っ張っていこうとする
感情興味がある
もともとテリア系は狩猟犬の犬種で、狩猟犬には獲物を探すテリア系と獲物を追い立てるハウンド系がいます。

テリア系は、獲物を探す(見つける)習性があり、一般的に好奇心旺盛で精力的な本能がそのまま受け継がれるアメリカンヘアレステリアです。

好奇心旺盛なアメリカンヘアレステリアは遊ぶことが大好きな犬種ですが、家の中では落ち着いていておとなしいといった、とてもバランスの取れた犬種と言えるでしょう。

そして、アメリカンヘアレステリアは、テリア系の中でも人に友好的でしつけや飼い方が難しくなく、初心者向けといわれています。

アメリカンへアレステリアの性格2:穴掘りが好き

性格を表す仕草穴掘りが好き
感情他の動物を追うためや大事なものを隠すため
アメリカンヘアレステリアの祖先であるテリアの気質を受け継ぎ、狩猟犬の習性「獲物を探す」本能が色濃く残り、お散歩中に公園など土がある場所では穴掘りをする行動が見られます。

このような行動は、以前に狩猟犬として飼い主に従順であった時のなごりが習性として残っているせいです。

また、小さな動物を見ると本能が優先され追いかける傾向にあるため、アメリカンヘアレステリアより小さな動物(ハムスターなど)との同居は、控えたほうがトラブルを起こさないためにもよいでしょう。

アメリカンへアレステリアの性格3:活発

性格を表す仕草名前を呼ばれると飛びついたりする
感情うれしい
アメリカンヘアレステリアの性格「活発」については好奇心旺盛さが活発な行動に比例しています。

活発さゆえに我が強い傾向にあり、わがまま犬に育ってしまいがちなので、しっかりしつけを行う必要があります。

ついつい可愛さのあまり見過ごすことは、アメリカンヘアレステリアにとっても危険なことでもあるので、注意しましょう。

例えば、お散歩中に小動物を見つけて追いかけたり、水場に近寄ったりはアメリカンヘアレステリアのような無毛犬には、ダイレクトに肌に触れるため大変危険が伴います、飼い主さんは常に監視を心がけましょう。

アメリカンへアレステリアの飼い方

アメリカンへアレステリアの飼い方
  • 1日30分程度の散歩を行う
  • 暑さ対策を行う
  • 日中の外出は控える
  • 皮膚のケアを行う
アメリカンヘラレステリアについて、大変希少性の高い犬種で、未知な部分を多く含み原産国でもまだまだ珍しい存在とされています。

本来テリア系の犬種でアメリカンラットテリアの血を受け継ぐアメリカンへアレステリアの飼い方を下記に4つに分け詳しく記載いたします。

アメリカンへアレステリアの飼い方1:1日30分程度の散歩を行う

アメリカンヘアレステリアには、毎日30分程度の散歩は必要です。

テリア犬種に属するアメリカンへアレステリアですが、テリアに比べると運動量もさほど多くを必要としません。

また、とても頭がよく、室内で頭脳遊びをすることで飼い主さんとのコミュニケーションも取れストレスをためることもなく、互いの信頼関係を作るのに遊びです。

アメリカンヘアレステリアの飼い方2:暑さ対策を行う

アメリカンヘアレステリアは無毛のため、温度の変化にはとても敏感です。

比較的暑さには強く、寒さに弱いといわれていますが、やはり被毛がないアメリカンへアレステリアのような無毛の犬種には温度がダイレクトに影響を受けますので対策は必要です。

今ではいろいろな暑さ対策用のグッズが販売され活用されています、特に無毛の犬種にとっては、クール用の服を着せるなり、日陰を探して遊ばせたりと、直接肌に紫外線が触れることを避けるよう心がけましょう。

アメリカンヘアレステリアの飼い方3:日中の外出は控える

アメリカンへアレステリアなどの無毛の犬種は、できるだけ日差しのきつい日中の外出は控えるようにしましょう。

飼い主さんの都合もありますが、できれば早朝や日が落ちかける夕方にお散歩に出かけるのが、アメリカンへアレステリアにとっても体力的な負担や皮膚のトラブルを防ぐことができるのでです。

また、お散歩の後には、十分な水分補給をし、湿らせたタオルなどで体を拭いてあげるものクールダウンになりますので心がけましょう。

アメリカンヘアレステリアの飼い方4:皮膚のケアを行う

アメリカンへアレステリアは被毛がないため、むき出しの皮膚のお手入れが必要です。

できるだけ、シーズン問わず毎日ワンちゃん専用の保湿クリームを体全体に塗り、乾燥から皮膚をまもりましょう。

特に、室内にいる場合、冷房・暖房が使われている時期は、肌が乾燥しやすくなるので、通常より少し多めに保湿クリームを塗るほうが良い場合があります、飼い主さんは注意してアメリカンヘアレステリアの肌を観察して塗る量を調整してあげましょう。

アメリカンヘアレステリアは日本では珍しい無毛の犬種

アメリカンへアレステリアは、日本やヨーロッパであまりお目にかかることのない、珍しい無毛の犬種です。

原産国であるアメリカ合衆国でも、アメリカンヘアレステリアの存在は珍しいとされていて希少性が高く、まだまだ情報が少ないとされています。

また、希少犬種を統括する「American Rare Breeds Association」で1998年に公認、2004年には「ユナイテッドケンネルクラブ(UKC)」でも公認、2013年には「アメリカンケンネルクラブ(AKC)」にも公認され比較的最近と言うこともあります。
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