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ビションフリーゼの寿命の長さは?長生きする飼育の注意点を知ろう

ビションフリーゼとは?

ビションフリーゼと言えば、白くてふわふわとした毛が特徴の犬です。しかし、ビションフリーゼとはビション犬の中の、一つの種類です。

ビション犬とはマルチーズなどの犬のことを言いますが、その中では中型に分類され、たっぷりとした毛が特徴です。

ビションフリーゼの写真を見ると、顔の周りの毛を丸くカットしたものが多いですが、この髪型はアメリカ人のトリマーが考えたもので「パウダー・パフ」と呼ばれています。もこもこした雰囲気がを集めています。

ビションフリーゼの特徴

犬全体で見ると、ビションフリーゼは小型犬になります。体重は6kg程度で、大きさは30cmぐらいです。骨格、筋肉量ともに小型犬にしては多いことも特徴の一つです。

毛色は純白のみが、ビションフリーゼとして認められています。また、この毛にはたんぱく質が豊富に含まれており、そのおかげでふさふさの毛量を保っています。飼育するときにはたんぱく質の摂取量に気を遣う必要があります。

また、毛のカット方法は先ほどご紹介した「パウダー・パフ」やそれよりは短くカットする「ペットカット」が主流です。

ビションフリーゼの性格

ビションフリーゼは、陽気で明るい性格であることが多いです。また、人懐っこくあまり人見知りもしないので、初対面の人や犬ともすぐに仲良くなれます。

また、飲み込みが良いためしつけの面ではきちんとトレーニングをすれば、手がかかることは無いでしょう。

しかし、自分中心でありたいという性格も持っていますので、飼い主がきちんと主導権を握っておかないと、わがままになってしまうこともあります。犬の要求ばかりに答えるのではなく、コミュニケーションをしっかりと図りましょう。

ビションフリーゼの寿命は長いのか?

ビションフリーゼは、小型犬の中では長生きと言われており、平均寿命は12歳~15歳です。

少し前までは10歳前後で亡くなることも多かったので、寿命が延びていると言えます。その理由は医療が発達したことや、健康に配慮されたエサが発売されるようになったことなどです。

また、家の中で飼育する人が増えたことで、犬にとって生活環境が良くなりストレスが減っていることも平均寿命が延びている理由の一つと言えます。

小型犬の平均寿命

小型犬の寿命について調べてみると、中型犬や大型犬に比べると比較的長いことが分かります。体重5~10kgの小型犬の平均寿命は14.2歳で、それよりもさらに小型犬になると、13.8歳となっています。

小型犬の中で最も長生きとされているのは「イタリアン・グレーハウンド」で、15.1歳です。ビションフリーゼも12~15歳と言われているので、長い方の部類に入ることが分かります。

また、犬の年齢を人間に考えると、14歳前後まで生きた場合、人間では76歳まで生きたことになります。

ビジョンフリーゼの老化のサイン

老化はどんなに健康に気を使って飼育していても避けることは出来ません。しかし、日々の体調などに目を配ることで老化を遅らせることは出来ます。

老化のサインは色々ありますが、まずは見た目でわかることからご紹介します。「鼻がカサカサに乾いてくる」「白髪が生える」などです。見た目に症状が現れると分かりやすいです。

次は行動についてです。「歩くのがゆっくりになる」「呼んでも反応しなくなる」などです。

つまずくことが増える

ここでは具体的な症状を紹介したいと思います。人間でも老化が進むとこの症状が出てくるのと同じように、犬もつまづくことが増えてきます。

理由は筋力や骨量などが減り、歩く力が衰えてしまうからです。この症状が出始めると、階段の上り下りがだんだん難しくなってきます。そのため、早めに階段にスロープなどを付けてあげることが大切です。

また、筋力の低下以外にも脳神経や平衡感覚の異常により躓いている場合もありますので、一度医者に見せることも大切です。

フードを残すようになる

老化が進むと噛む力が弱くなり、硬いドッグフードなどは残すようになります。また、同じエサばかりだと食べなくなったり、自分が気に入らないエサには一切口を付けないなど、食事に関してわがままになることもあります。

対応としてはなるべくやわらかいエサをあげたり、温めたりして食欲をそそるような工夫をしてあげましょう。

また、歯周病などの口の病気で食べたくても食べられないという状況になっていることもありますので、工夫をしても食べない時には病院に行きましょう。

ビジョンフリーゼの寿命をのばす飼育方法

どんなに愛情を注いで育てても寿命はあります。しかし、なるべく長く一緒に居られるように寿命をのばしたいと考えるのが飼い主です。

健康的に生活させれば良いということは誰でもわかるとは思いますが、具体的には何をしたらいいのかは分からないという人もいます。

そこで、ここからは寿命をのばしてあげるために気を付けるべき事を、記していきます。

寿命をのばす飼育方法1:歯のケア

寿命を延ばすためには体の健康だけでなく、口のお手入れも必要です。ビションフリーゼがかかりやすい病気の一つに「歯周病」があります。

歯の病気にかからないために、日ごろの歯磨きと、医者の定期的な検査が必要です。歯磨きでは、歯垢が残らないように気を付けることが大切です。

人間とは違い、犬は2~3日で歯垢が歯石に変わると言われているので、歯周病になってしまうリスクが高いと言われています。

そのため、定期的に医者に診てもらい、歯磨きのアドバイスをもらうことも大切です。歯の健康を玉とビションフリーゼの寿命をのばしてあげましょう。

寿命をのばす飼育方法2:適度な運動

ビションフリーゼは食べることが大好きな性格の子が多いと言われていることから、「肥満」に気を付けましょう。肥満になってしまうと、寿命が縮んでしまいます。

太ってしまうと思うように体が動かせなくなり、運動をしなくなってしまいますます太ってしまうという、悪循環に陥ってしまいます。

散歩を嫌がるようになる前に、日ごろからきちんと適度な運動をさせてあげるようにしましょう。そうすれば、少したくさん食べてもすぐに肥満体形になることはありません。

寿命をのばす飼育方法3:人間の食べ物を与えない

人間の食べ物をビションフリーゼに与えることは、「肥満」の原因になります。犬用の食べ物に比べ、人間の食べ物はカロリーが高い場合が多いからです。

また、犬には毒となるような食べ物も多くありますので、むやみに与えることはやめましょう。どんなに犬が欲しがっても、そこは愛犬の寿命をのばすため、と割り切って接するようにします。

最近では犬用のおいしいドッグフードも数多く販売されていますし、医者に相談に行くとどのようなものを食べたらよいかのアドバイスももらえます。

寿命をのばす飼育方法4:ブラッシング

ブラッシングをすることは単に毛並を整えるという理由だけではなく、皮膚のためでもあります。

ビションフリーゼはもともと湿気の少ない地域に生息していた種類であるため、湿気の多い日本での生活は彼らには苦手です。

湿気が苦手でありながら、もこもことしたヘアスタイルにすることも多いので毎日のブラッシングが大切です。湿気を毛の中にため込んでしまうためです。

人間でいう「あせも」のような症状が出てしまい、かゆみが出てしまいます。寿命をのばすためにも日々ブラッシングをしましょう。

寿命をのばす飼育方法5:ストレスフリーな生活

寿命をのばすために一番大切なことは「ストレスのない生活」を送らせてあげることです。ストレスが溜まってしまうとさまざまな病気の原因になってしまい寿命が縮まります。

ビションフリーゼは人懐っこい性格で明るいのであまりストレスをためないように見えますが、周りに気を使いすぎるという一面があります。

また、小型犬の中では筋肉量の多い種類なので、運動をさせてあげることも欠かせません。1日20~30分程度の散歩、またたまには思いっきり走ることができるような場所に連れて行きましょう。

飼育方法を見直してビジョンフリーゼの寿命をのばそう

家族となった愛犬であるビションフリーゼの寿命をなるべく伸ばしてあげたい、と考える飼い主さんは多いと思います。

きちんとした生活をすれば15歳まで生きてくれますので、最大限の寿命を全うしてくれるように気を付けましょう。

さまざまな注意点を述べてきましたが、そのどれもが人間でも当てはまることです。私達の健康を考えた時に何をするかを考えれば、同じことを愛犬にもするだけです。

家族の一員としてビションフリーゼを選んだ方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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