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カニンヘンダックスとは?特徴やお迎えする方法について紹介

カニンヘンダックスフンドは、ドイツ原産の犬種です。ミニチュアダックスフンドよりも体が小さく可愛らしい雰囲気ですが、狩猟犬の由来を持っています。家族の一員として、友達として、彼らに癒しを求めたいと思って入る方は多いのではないでしょうか。

ペットのことを愛玩動物という呼び方がありますが、彼らは決して玩具ではありません。人間と同様に、もしくは言葉でコミュニケーションできない分、それ以上に彼らのことを理解して接してあげることが必要となります。

本記事では、はじめてカニンヘンダックスフンドを迎え入れようとお考えの方に向けて、予め知っておきたいことを紹介しています。

記事を読めば、どんな場面においても彼らの立場になって、様々な点から判断要素を明確に引き出し、より正しい決断ができるようになるでしょう。カニンヘンダックスフンドに興味のある方はぜひ参考にしてください。

カニンヘンダックスフンドにみられる特徴

カニンヘンダックスフンドが毛質によって性格が異なるのはとても興味深く可愛らしい要素ですね。ここでは豊富な毛色、ダックスフンドの体重や大きさの違い、寿命について紹介しています。

毛質や毛色の種類

カニンヘンダックスフンドの毛質は大きく3種に分けられます。短毛(スムースヘア)、長毛(ロングヘア)、粗く硬い毛質(ワイヤーヘア)です。

毛色はバリエーションに富んでおり、レアカラーやミスカラーと呼ばれる変わった毛色もあります。

主なものは美しい赤茶の「レッド」、黒を基調にしながら各所に褐色(タン)がある「ブラック&タン」、季節によって濃淡が現われる優しい色合いの「クリーム」、黒とやさしい黄色のコントラストが明確な「ブラック&イエロー」、茶色を基調に褐色がある「チョコレート&タン」があります。

レアカラーの部類は個性的な斑模様の「ダップル」、ミスカラーの部類とされる全身黒毛の「ソリッド」、白を基調に黒や茶の褐色がある「パイボールド」です。

基本的な性格

カニンヘンダックスフンドの基本的な性格は、超小型犬の類にして狩猟犬らしい活発さ、好奇心旺盛の明るさを持つことです。一方で気の強さと頑固さもあり、ワンちゃんによっては躾けに時間を要することもあります。

カニンヘンダックスフンドには毛質によって特徴的な性格がありますので参考にしてください。

短毛(スムースヘア)は狩猟犬の性格が色濃く残っており気が強い傾向にあります。長毛(ロングヘア)は温厚で穏やか優しく甘えん坊です。粗く硬い毛質(ワイヤーヘア)は賢さが褒められる反面で気が強く頑固な傾向があります。躾けに時間を要するタイプと言えそうです。

体重や体の大きさ

カニンヘンダックスフンドの成犬では平均体重がオスで3.5kg以下、メスは3kg以下、胸囲は30cm以下です。3種類のダックスフンドの中で最も小柄なサイズの犬種です。

平均的な寿命

カニンヘンダックスフンドの寿命は小型犬の中でみてもやや長めで、平均寿命は15年です。

人の4~5倍の速度で命を尽くす彼らに、精一杯に仲良く接し、密度濃く愛情を注いてあげたいものです。

カニンヘンダックスフンド誕生の歴史

カニンヘンダックスフンドが日本に始めて渡ったのは1995年頃、ドイツからの輸入でした。

19世紀頃、ウサギなどの小動物の狩猟を目的としてダックスフンドをベースに、小型のテリアやピンシャーと交配されて生まれました。「Kaninchen」の「ウサギ」はここに由来しています。

さらに遡ると、ダックスフンドの祖先はスイスのジュラハウンドと考えられています。

カニンヘンダックスフンドと他のダックスフンドとの違い

カニンヘンダックスフンドとダックスフンドの違いは、その大きさです。

基準となるのは胸囲で、35cm以上の大きさを「スタンダードダックスフンド」、30~35cmを「ミニチュアダックスフンド」、30cm以下を「カニンヘンダックスフンド」と呼んで区別しています。

カニンヘンダックスフンドは、この中で一番小さい種類となります。

カニンヘンダックスフンドは飼いやすい?

「基本的な性格」でも触れていますが、カニンヘンダックスフンドは狩猟犬の由来を持っているため、賢くて活発、明るい性格といえそうです。

飼い主が求める好みにもよりますが、大人しさを優先するのであれば、温厚で優しく甘えん坊の長毛(ロングヘア)が飼いやすいと言えるのではないでしょうか。

カニンヘンダックスフンドのしつけのポイント

カニンヘンダックスフンドは、ウサギの狩猟犬として活躍してきた由来があるため、飼い主への「要求吠え」や来客などへの「警戒心吠え」など「無駄吠え」が目立つ傾向があります。

躾けは、成犬よりは幼犬のうちに、特に生後3~12週頃までにしっかりとし、飼い主とのコミュニケーションを深める努力と工夫が必要です。オスはメスよりも警戒心が強いために、頑固さを理解しながら向き合う必要があります。

「要求吠え」については、要求に応え過ぎず構い過ぎずに距離を置くなど、ある意味で無視という態度も必要です。「警戒心吠え」については、大きな声などで叱りつけずに、むしろ優しくなだめたり、オヤツを使って気を逸らせたりして極度の関心を和らげてあげることが大切です。

カニンヘンダックスフンドのお世話

愛犬と呼べる存在になると、気を遣うことがたくさんあります。カニンヘンダックスフンドは暑さに弱い犬種ですから快適温度はとても重要です。ここでは、必要な運動量に見合うお散歩などについて紹介しています。

快適に過ごせる温度

そもそも、犬は人間の体温と比較して2度ほど高い傾向があります。さらに、体温を調節できるのは口を開けて舌を出しパンティング(ハァハァと呼吸)することだけです。熱を発散させる汗せんも肉球にしかない状態です。

寒さには強いですが、暑さに対しては自力の対応能力が低いため、室内温度で25度、湿度で60%を超えればエアコンを稼働させて温度調整をしてあげる必要があります。

散歩や運動後でないにもかかわらず、呼吸が早かったり、寝そべってぐったりしていたりしないかを注意して観察してあげるようにしましょう。

適切な運動量

散歩は運動だけではなく、外の環境になれるという目的も兼ねていますので、毎日明るい時間帯の朝夕2回を目安とすれば良いでしょう。

1回の散歩量は往復30~60分程度を目安に、好奇心の継続やパンティングの状態を見ながらメリハリを付けたり、コースを変えてみたりするのが良いでしょう。

雨の日などは外出を無理せずに、室内でのボール遊びやロープなどの玩具を使った運動を工夫してみましょう。

カニンヘンダックスフンドは胴長のため腰への負担が大きく、椎間板ヘルニアを誘発する危険性もあるため、高低差の大きい階段や長い登り坂、長時間の運動や散歩は避けるようにしましょう。

カニンヘンダックスフンドに必要なお手入れ

ここでは、カニンヘンダックスフンドに必要なお手入れ方法について解説していきます。

彼らの気持ちになって考え、愛情込めて対応してあげましょう。

ブラッシングやシャンプー

シャンプーは毎月1~2回程度、ブラッシングは基本毎日、間隔を置いても2~3日に1回はスリッカーブラシとコームを使ってとかしてあげましょう。

スキンシップも兼ねて体の様子を観察し、嫌がったり痛がったりするところがないかもチェックしてあげると良いでしょう。

定期的な歯磨きや爪切り

歯は人間以上に健康で長生きするためにとても大切です。歯垢や歯石付着がないかを確認しながら定期的に歯磨きしてあげましょう。

爪が伸び過ぎた状態を放置すると姿勢にも影響を与え、腰部や関節に負担を掛けてしまいます。小まめに爪切りをしてあげるようにしましょう。ただし、何処まで切って良いのか不安、心配という方は、無理してケガをさせてしまう前に、トリミングサロンや動物病院で処置してもらうようにするのが安全です。

必要なタイミングでの耳掃除

大きく垂れ下がった形状の耳は通気性が悪く、汚れが沈着し易いため、外耳炎になる可能性があります。

コットンと耳ケアローションを使って優しく手入れしてあげましょう。なお、綿棒を使ってゴシゴシと耳の深部まで掃除しないように注意しましょう。とても敏感な部位でもあり、柔らかく傷つきやすい構造です。

カニンヘンダックスフンドの気をつけてあげたい病気

楽しく遊び、元気にご飯を食べる姿は飼い主にとって至福の空間を与えてくれます。しかし、勢いに任せて見過ごしてしまうと、大変な疾患が待ち受けるということになり兼ねません。

椎間板ヘルニア

胴長短足の犬種、まさしくダックスフンドの種に起こりやすい症状です。ある日突然に歩けなくなるのです。後ろ両脚を引きずって歩こうとする姿が視界に入った時に、驚きと衝撃を受けることでしょう。

脊椎管内の脊椎神経を圧迫、障害することによって起こる疾患です。老化や肥満、無理な激しい運動、滑りやすい床材での歩行、階段昇降の頻度がリスク因子となっています。

足裏の毛の伸びを放置せず、室内では滑りにくいカーペット等を敷いてあげることが手短な予防策の一つとなります。

症状は疾患部位で様々です。治療方法も症状の程度によって異なりますので、異常を感じたら直ぐに動物病院で受診するようにしましょう。

出典:椎間板ヘルニア|ダクタリ動物病院
参照:http://www.daktari.gr.jp/disease10.html

進行性網膜萎縮症

原因不明の遺伝子疾患で、視力低下が進行し失明に至ります。多くの場合は6歳前後で、早ければ生後数ヶ月で発症し、2歳頃までに失明する場合もあります。

視力低下が始まっていても、犬の適応能力によって飼い主がその症状を気付くことは難しいでしょう。年に1回の定期健診で網膜検査を行えば早期発見に繋がります。

進行性網膜萎縮症が進むと白内障を誘発することもあるようです。早期発見と早期治療が重要です。

出典:進行性網膜萎縮(P.R.A.) |こんどう動物病院
参照:https://www.kondo-vet.com/ophthalmology-3

外耳炎

カニンヘンダックスは耳が大きく垂れ下がった形状のため、外耳炎には注意が必要です。

耳の入り口から鼓膜までの間、外耳に起こる炎症です。急性外耳炎では耳介や外耳道が赤く腫れ、慢性外耳炎では耳介が厚くなり、色素沈着によって黒ずみ外耳道が狭くなります。

耳の痛みや痒みがあるため、耳を掻いたり、地面に耳を擦りつけたり頭を振ったりする仕草をします。また、悪臭がする耳だれ、耳の脱毛、耳血種などの症状もみられます。

耳ダニやアレルギー、異物、腫瘍、構造上による疾患などが原因となり、二次的に細菌感染や中耳炎、耳道狭さくとなる心配があります。

該当する仕草や症状がある場合は外耳炎を疑って動物病院を受診するのが良いでしょう。

出典:外耳炎ってどんな病気?|自由が丘どうぶつ病院
参照:https://hospital.anicom-med.co.jp/jiyugaoka/disease/skin/20200812/641/

糖尿病

人間と同様にホルモンであるインスリンの不足などにより、血液中の糖分が慢性的に多くなる疾患です。

水を多量に摂取する、尿の量や回数が増える、食事量が増える、幾ら食べても痩せてくるという症状が現れます。

白内障や慢性的な細菌感染による再発性皮膚炎、膀胱炎などが合併症として心配されます。
主な原因は遺伝子的な面や肥満によるものが多く、症状が悪化している場合には入院治療が必要になることがあります。

適切な食事と程度な運動により、肥満にならない工夫と積み重ねが予防対策と言えるでしょう。

出典:犬の糖尿病について|コトブキ獣医科医院
参照:https://www.kotobuki-ac.com/sick/%E7%8A%AC%E3%81%AE%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

熱中症

犬が発汗できるのは肉球だけ、熱の放散ができるのはパンティングだけでしたね。

カニンヘンダックスフンドは暑さに弱い犬種のため、熱中症には十分な注意が必要です。

極端に気温や湿度が高くなると呼吸だけでは熱の放散ができなくなり、ふらついたり、脱水症状になったり、細胞機能の障害を引き起こし命の危険に至ることがあります。

子犬や老犬、体力が低下している時、心臓や呼吸に疾患を持つ場合は注意が必要です。

パンティングが止まらない、嘔吐や下痢がある、ぐったりしている、舌が赤や赤紫色になる、震え、意識不明などの症状が現れます。このような症状が一つでも確認できる時は、直ちにクーラーや扇風機、氷嚢などを使用して冷却処置が必要です。首、脇、股関節周辺の冷却が効果的です。これらの処置を行いながら動物病院へ連絡し、指示を仰ぎましょう。

夏の散歩時間帯には十分に注意が必要です。アスファルト舗装の高熱状態が冷める早朝や夕方遅めの時間がオススメです。時には無理して外出しないことも大切です。

出典:犬の熱中症 知っておきたいこと|日本動物医療センター
参照:https://jamc.co.jp/dog_colum/1294/

カニンヘンダックスフンドをお迎えする方法

待望のカニンヘンダックスフンドを迎え入れる準備ですが、大きく分けて3通りの方法があります。ここでは各々の値段相場を含めて紹介しています。

ペットショップで購入する

気軽にペットショップに出向いて、眺めることから始められるのが良いところですね。ショップのホームページでカニンヘンダックスフンドを確認し、幾つかを回って比較検討するのも良いでしょう。

カニンヘンダックスフンドの平均的な値段相場は約38万円です。性別ではオスが約35万円、メスは約40万円、毛色ではブラックタンが約35万円、シルバーダッブルが約46万円です。

ペットショップでは、ブリーダーから直接購入する金額に人件費や仲介手数料が加算されるため割高の傾向となります。

里親制度を利用する

ワンちゃんの一般的な迎え入れ方は、ペットショップまたはブリーダーからの購入という方法ですが、様々な理由で手放したい、または手放された保護犬を里親として譲り受ける方法があります。

里親を募集しているのは、動物愛護センター(保健所)、動物愛護団体、一般家庭で、里親としての条件を書面で確認の上で無料または有料にて譲り受けることができます。

有料となる部分は、ワクチン接種や去勢に掛かった経費の負担ということが多く見受けられます。多頭飼い防止の目的で2頭までの飼育に制限されていますので、予めの理解が必要です。

各ホームページやSNSの里親募集投稿から連絡と情報交換が始まり、現地確認と里親確認書への署名で里親として迎え入れすることになります。カニンヘンダックスフンドを条件に検索、応募すれば良いでしょう。

ブリーダーから譲り受ける

環境省管轄の動物取扱業登録番号(都道府県知事または政令指定都市の長の登録)を取得し掲示しているブリーダーが前提となります。

大切なのは、健全な飼育環境を持っていること、子犬や繁殖を引退した犬へも愛情たっぷりに接していること、獣医師と連携してワクチン接種やマダニ、ノミ、寄生虫などの予防を適切に行っていること、動物愛護管理法をよく理解し順守していることです。

問い合わせ時に熱心で誠実に対応してくれるかどうか、コミュニケーションの内容も大切なポイントと云えます。

不幸にも販売価格を設定しかねる難あり(各種疾患、視力が弱い、難聴、肢体に障害など)のワンちゃんや、繁殖を終えた老齢犬を無料もしくは格安で譲り受けることができるケースがあります。ブリーダーと相談の上で条件を決めることになります。

カニンヘンダックスフンドにかかる主な費用の目安

迎えたカニンヘンダックスフンドには何も不自由なく過ごしてもらいたいですし、飼い主にとっても利便を優先したくなるものです。

しかし、かわいがりすぎて際限なく上限が上積みされて行く場合もあるため、本当に必要なものは何かを考えて、購入しましょう。ここでは、彼らを迎え入れるために必要となる主な費用を網羅しました。

家に迎える際にかかる費用

まずはカニンヘンダックスフンドと共に生活する上で必要となる日常の道具、最低限必要な登録やワクチン接種について準備しなければならない費用を紹介しましょう。

必要な道具を揃える費用の目安

サークルやケージはお留守番時や安心して眠れる就寝場所としてとても大切です。またクレートは公園までに移動に、また病院などへ安全に運ぶために必要な道具です。

サークルは基本的に側面を囲む柵状のものです。床や天井のついたケージと似た仕組みのものもあります。囲いの大きさや材質によって異なりますが、目安は5,000~50,000円と幅広く選択肢があります。

ケージはポリプロピレン(PP)材、木材、金属製などの材質の違いや、折りたたんで収納したり持ち運びができたりするものなど様々です。住環境などと照らし合わせて適当なものを選びましょう。目安は5,000~30,000円前後です。

クレートは防災用に考案されたものや鞄形式のキャリーバッグなど大きさも様々です。目安は5,000~20,000円です。

登録料やワクチンの費用の目安

生後91日以上の飼い犬は市区町村への登録が必要で、手数料は3,000円前後です。

2022年6月1日より、ペットショップとブリーダーで販売する犬種について、マイクロチップ装着が義務化されました。それ以外からの経路で購入または譲り受け、未装着の場合は処置を施す必要があります。動物病院にて数千~10,000円程度が目安となります。

狂犬病予防のワクチン接種は義務として、また感染症予防の混合ワクチンは推奨として頭に置かなければなりません。

狂犬病予防のワクチン接種は年1回、3,000~4,000円です。混合ワクチン接種も年1回となり、ドッグランやペットホテル、ペットサロンで証明書の提示を求められることが多い3種が3,000~5,000円、最高8種7,000~10,000円までの選択肢があります。

動物病院の獣医師と相談の上で適切な混合ワクチンを接種すれば良いでしょう。

ひと月あたりにかかる費用

ここでは、カニンヘンダックスフンドを迎えるにあたって必要となる食事や日用品、定期的なお手入れ、疾患時の診察について掛かる費用を紹介しています。

食事にかかる費用の目安

カニンヘンダックスフンドの個体の大きさや必要カロリー数を考慮し、知名度や価格と量のバランスからモグワンドッグフード(1.8kg、363kcal/100g)を目安とすると、4,100円×1.5袋で1ヶ月に6,150円となります。

お手入れにかかる費用の目安

ペットサロンでお手入れをお願いした場合、シャンプーで2,500~5,500円程度、トリミングで4,000~10,000円程度必要です。

ペットサロン予約時に、犬種がカニンヘンダックスフンドであることと、毛質について説明すれば的確な料金を求め易いでしょう。

ペットサロンでトリミングやシャンプーを依頼する時は、ワクチン接種後2週間~1ヵ月の経過後とするように注意が必要です。

日用品の購入にかかる費用の目安

ペット(トイレ)シートは、使い捨てタイプ、繰り返し使用タイプ、サイズや2重構造、活性炭入り、香料入り、無香料、万が一食べても安心なものなど様々です。

排尿や排便時に直ちにペットシートを取り替えてあげることができるのならば、薄型の格安のものでも良いかも知れません。Pet Friendのレギュラーサイズ200枚入りで1枚5円以下というものもあります。1ヶ月で1,000円程度です。

その他、オヤツは躾け時のご褒美用に小粒の物、煮干し、鳥ささみ、ビーフ、日干しさつまいも、歯垢除去チューイングガムなど、3~6種類で変化をつけてあげるのが良いでしょう。1ヶ月に3,000~5,000円程度です。

病院にかかる費用の目安

動物病院は「自由診療」料金制で、診察料金の設定は各診療施設がそれぞれ定めていますが、カニンヘンダックスフンドの犬種で、平均的に年間約65,000円の費用が掛かるという調査結果があります。

特段に大袈裟な数字でもなく、動物病院にて大きな処置はないものの、診察と処方箋だけで一度に15,000~20,000円が必要となります。例えば椎間板ヘルニアが重症で手術や入院が必要となると200,000~300,000円という単位で治療費が必要となります。予防薬の購入や誤飲など、毎月ではないけれど病院に行くこともあるでしょう。

急な疾病での診察は仕方がありませんが、健康診断を受けて可能な限り予防的に対処したいものです。子犬~中年齢では年に1度、7~10歳のシニア期には年に2度、11歳以降では年に2~3度の受診が良いとされています。健康診断(1日ドック)の中央値となる料金は14,021円です。

カニンヘンダックスを迎える際に知っておきたいペット保険のこと

保険会社への請求割合から算出された疾患分類によると、カニンヘンダックスフンドでは皮膚炎、消化器系、外耳炎の疾患が多く、年間の平均治療費としては61,448円と他の犬種(参考までに、ラブラドールレトリバーは124,038円)と比較して低めであることから、低料金の保険料で幅広く対応できる保険商品がオススメとなるでしょう。

0歳時の加入時保険料(年払い)で16,100~19,040円が目安となる参考値となります。

カニンヘンダックスフンドについて知ろう

ウサギの狩猟犬という由来を持ちながら、毛質や毛色が豊富で愛らしいカニンヘンダックスフンド。15年という寿命を預かって彼らと共に過ごし、たくさんの笑顔で癒されたいと思いますよね。

本記事では、カニンヘンダックスフンドと大切な時間をすごすために必要な内容を紹介しました。

オーナーを目指す方は、写真の中の世界に留まるべきか、共に日々を送りたいと決意を燃やすのかが明確になることでしょう。
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