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スタンダードプードルってうるさいの?教えておきたいしつけを紹介

「スタンダードプードルは、うるさいって聞いたけどほんとかな?」
「吠えてうるさい犬にしないために、どうしたらいいんだろう?」
スタンダードプードルを飼ってみたいと思ったけれど、よく吠えてうるさいという声を聞き、迷っている方もいるのではないでしょうか。

テレビの影響もあり、スタンダードプードルを飼う人が増えています。

この記事では、スタンダードプードルの吠える要因や、吠えてうるさい犬にしないためにどんなことをすればよいのかを解説しています。

また、スタンダードプードルの歴史や特徴も解説していますので基礎知識も身につきます。

スタンダードプードルが起こしやすい問題行動と対策を事前に知っておけば、迎え入れたときに困ることはないでしょう。

スタンダードプードルと良い関係を築き、うるさい犬にさせたくないと思っている方は、ぜひこの記事をお読みください。

スタンダードプードルの歴史

原産国はフランスで、バルベ(別名フレンチ・ウォーター・ドッグ)という犬種から現在のプードルの姿になったと言われています。

以前は鳥猟犬として活躍していて、主人が仕留めた獲物の水鳥を持ってくることが仕事でした。プードルの独特のカットスタイルは、水辺に入った際に心臓など内臓部分と関節部分を守り、かつ動きやすいように考えられたものです。

スタンダードプードルの特徴とは?

プードルにはトイ・ミニチュア・ミディアム・スタンダードと4サイズあります。

その中で一番大きいサイズがスタンダードプードルです。よく見かけるトイプードルと比べながら特徴を解説します。

寿命

スタンダードプードルの寿命は、12~15年です。

トイプードルの寿命が13〜16年ですからトイプードルよりは少し短命ですが、ラブラドールレトリバーは12〜13年と言われていますので、他の大型犬より長生きの傾向があります。

外見の特徴

スタンダードプードルとトイプードルの違いは大きさのみで、巻き毛でモフモフな被毛や認められているカラーなど、その他の外見はトイプードルと変わりません。

トイプードルの体高が24〜28㎝に対して、スタンダードプードルの体高は45〜60㎝で、トイプードルの2倍ほどの大きさになります。

性格

性格はトイプードルよりも勇敢で穏やかだと言われています。常に飼い主さんと一緒にいたがる淋しがりやなところもあるため、屋外飼育は向きません。好奇心旺盛で人懐っこい性格である一方、神経質なところもあります。

全犬種の中で上位に入る頭の良い犬種で基本的にしつけはしやすいですが、ずる賢い面も持ち合わせていますので手こずる場合もあるでしょう。

スタンダードプードルがとる問題行動

スタンダードプードルには、どんな問題行動が出やすいのでしょうか。

活発で興奮しやすいため、加減がわからなくなったり、まわりの状況を冷静に見られなくなったりする傾向があります。

噛み癖や甘噛みをする

犬にとって噛むということは、物を咥えて運ぶという手の役割だったり、意思表示の手段だったりするため自然な行為なのです。

噛む力加減や噛んで良いもの悪いものを子犬のときに学習できないと噛み癖がつきますので、子犬の時期はいろんなことを学ばせましょう。

無駄吠えをする

無駄吠えと言っても、愛犬にとっては意味があって吠えています。

スタンダードプードルは神経質な一面があるため、不意に鳴るインターフォンや物音、家の前を歩く人や犬に対して、吠えて身を守ろうとするのです。

飛びつく

大型犬のわりに運動能力が高く、身軽なスタンダードプードルは、食事の用意をしている時や飼い主さんの帰宅時など、嬉しい時に興奮しすぎると飛びつきやすい傾向があります。

成犬が飛びつけば大人も押し倒す力があり危険です。

スタンダードプードルのしつけ前に知っておきたいこと

主従関係では愛犬に安心感を与えることができず、過剰なストレスを愛犬に与え問題行動を起こしやすくします。お互いにとって心地良い信頼関係を作り上げることが重要です。

スタンダードプードルをしつけるのに必要なもの

スタンダードプードルをしつけるときに必要なものは、次の通りです。おすすめのものも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
  • おもちゃ
  • おやつなどのご褒美
  • クレート・サークル

おもちゃ

おもちゃは身体を使って遊べるものと、頭を使って遊ぶものと2種類を用意するとよいでしょう。

ロープのおもちゃは愛犬ひとりで遊ぶのはもちろん、飼い主さんとの引っ張りっこや投げて遊ぶこともできるのでおすすめです。


知育玩具は、留守番の時や構ってあげられない時などに使えます。

おやつなどのご褒美

ご褒美に使うおやつは知育玩具にも使うので、小さい粒のものや細かく千切れるものがおすすめです。またヘルシーなものがよいでしょう。

クレート・サークル

クレートやサークル選びは、愛犬が中で難なく立てる高さと、横になって寛げる広さが理想です。広すぎると愛犬が落ち着けないので程よい広さの物を選びましょう。

スタンダードプードルに必ず教えておきたいしつけ

緊急時などさまざまな状況に対応できるように、教えておいた方がよいことがあります。

スタンダードプードルにとっても飼い主さんにとっても快適に過ごせるように、次に解説するしつけを習得しましょう。

待て

食事やおやつは愛犬にとって嬉しいものです。喜びのあまり愛犬が飛びつくのは危険なため「待て」を教え、待てるようにするとよいでしょう。

また、散歩中の拾い食いなど行動を止めさせるときにも「待て」は有効です。

おすわり

「おすわり」には、座って待てという意味が含まれています。

玄関から外に出るときや車で移動して降りるときなど、ドアを開けた瞬間に犬が飛び出るのは危険ですので、飼い主さんが周辺の安全確認ができるように「おすわり」を教えましょう。

トイレトレーニング

台風など悪天候のときに愛犬を外へ連れ出すのは大変で危険なため、排泄は室内でできるようにしておくことが重要です。

特に高齢になると排泄が我慢できなくなり、1日に何度も外へ連れ出すことになります。愛犬はもちろん飼い主さんの負担にもなりますので、室内でしたいタイミングで排泄できるようにしつけましょう。

おいで

「おいで」は、愛犬を危険から守るために重要なしつけのひとつです。

「おいで」ができるようにしておくと、例えばドッグランなどで他の犬同士でケンカが始まっても巻き込まれずに済みます。飼い主さんが「おいで」と指示を出したら、どんな状況でもそばに来るようにしておきましょう。

ハウス

愛犬が安心できるスペースを作ってあげることによって、問題行動が起きにくくなります。「ハウス」の指示で、愛犬が自らクレートやサークルに入って落ち着いて過ごせるようにしつけましょう。

分離不安

スタンダードプードルは飼い主さんと常に一緒にいたがるので、分離不安になりやすい傾向があります。分離不安になると留守番時の破壊行動や無駄吠えなど問題行動の要因になるため、ほどよく愛犬と距離をとることも大切です。

犬のストレスを溜めないためには?

愛犬のストレスを溜めないためには、慣れさせることと発散させることがポイントです。愛犬が少しでも穏やかに過ごせるように、日頃から次のことを心がけましょう。

ボディーコントロール

トリミングや動物病院での診察などで愛犬が過剰なストレスを受けないために日頃からボディーコントロールを行い、愛犬が体のさまざまな部分に触られても問題ないようにしておきましょう。

落ち着いてトリミングや診察を受けられないと、診察台から落下するなど思わぬ事故やケガにもつながり危険です。

適度な運動をする

スタンダードプードルは活動的で運動能力も高いため、運動不足になりやすい犬種です。

毎日の散歩だけではなく、定期的にドッグプールや水辺に連れて行って泳がせたり、ドッグランに連れて行ったりして発散させましょう。

音や環境に慣れる

スタンダードプードルは神経質なところがあるため、雷やインターホンなど不意に起こる音、引っ越しや赤ちゃんが生まれたなど環境の変化に対して強いストレスを感じる場合があります。

安心感を与えつつ、時間をかけて少しずつ慣れさせることが大切です。

スタンダードプードルのうるさい鳴き声はしつけが大切

スタンダードプードルのうるさい鳴き声の原因は、不安と恐れ、欲求不満によるものです。

吠えてうるさい愛犬にしないためには、しつけで愛犬と信頼関係を築くことと愛犬のストレスを上手く発散させることがポイントです。
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