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ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴と飼い方は?

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールとは?

世界的にがあるベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダール(Belgian Shepherd Dog Groenendael)、日本でも飼育数は少なくありません。以下に歴史と大きさ、寿命といった基本的な情報をご紹介していきます。

歴史

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは、4タイプあるベルジアンシェパード種の1つです。ベルギーのグローネンダール村で19世紀頃から牧羊犬として飼育されるようになり、今ではベルジアンシェパード種の中で最もがある公認犬種となりました。

日本でも他のベルジアンシェパード種と比べて登録数が多いことから、が高く愛好家が多いことがうかがえます。その姿はペットショーでも目を惹かれる人が多く、美しい犬というイメージを持っている方も少なくありません。

大きさ

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは大型犬で、体長の平均サイズは61cm~66cm(雌は56cm~61cm)となっています。体重の平均は27kg~29kgとされますが、ベルジアンシェパード全体で言えば25kg~30kgが許容範囲になるそうです。

人間と同様、公式に明示される平均体重はあくまで目安となります。健康管理の話においては実際に見て・触ってどうか?ということもあるため、許容範囲でも肥満予防の心がけは適度に必要です。

寿命

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの平均寿命は、おおよそ10歳~14歳です。犬全般で見た場合の平均寿命は10歳~13歳ですので、多くもなく少なくもない妥当な値だと言えます。

16歳までと記載しているサイトもあるため、心身に問題なく過ごせれば犬全般の平均寿命を数年超すことも可能でしょう。生まれ持った体の強弱はもちろんありますが、飼い主が与える環境・健康管理・愛情も命の長短に関わります。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴とは?

同じ犬でも、犬種によって持ち前の特徴には違いが見られます。ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールにある特徴がどのようなものなかを、以下にご紹介していきます。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴
  • 優雅な身のこなし
  • 漆黒のロングコート
  • 知的で用心深い
  • 子供の面倒をみる
  • 運動量がとても多い

優雅な身のこなし

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴、1つ目は「優雅な身のこなし」です。警戒心が強いので機敏な動きを見せますが、普段の身のこなしは優雅な印象があります。

陽気・遊び好き・気性が荒いといった側面もありますので、しつけが不足すると優雅さに欠ける行動が目立つようになります。飼い主に忠実ながら鋭敏で獰猛な部分もあるため、しつけと言っても適切でなければなかなか言う事を聞かないタイプです。

漆黒のロングコート

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴、2つ目は「漆黒のロングコート(長毛)」です。厳めしく凛々しい印象のある黒く長い被毛は、ドッグショーでも評判が高いと言われています。

黒色以外の被毛を持つベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールはおらず、瞳の色はオレンジ系が基本です。漆黒のロングコートは毎日の手入れによって美しさを保つことができますが、飼い主の事情によっては短めにカットされることもあります。

知的で用心深い

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴、3つ目は「知的で用心深いこと」です。飼い主に忠実ながら外部の人にも温和な対応が可能な犬種ですが、警戒心と防衛本能が強いことで知られています。

荒っぽい部分もありますが、警察犬向きと言われるほど知性にも富んでいます。問題なのはしつけの仕方ですので、愛情を持って適切に教えていけば落ち着きのある勇敢な性格になります。

子供の面倒をみる

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴、4つ目は「子供の面倒をみること」です。小型犬や猫と仲良くできないことが多いようですが、人間や動物の子供をみることは好んで行うと言われています。

本質的に温和なだけではない犬種ですので、子供と生活させる時には子犬期の頃から子供も家族・仲間であるという認識をさせておく必要があります。また、小さな子供がグローネンダールの近くにいる時には大人も側にいた方が安全です。

運動量がとても多い

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの特徴、5つ目は「運動量がとても多いこと」です。運動能力が高い上にスタミナ豊富で、尚且つ遊び好きな側面があるため1日の運動量はかなり多くなります。

それでも自発的な活発性が高いわけではないため、運動不足にならないよう飼い主が行動を促す必要があります。忠誠心が高い故に飼い主に依存する傾向もあるので、1日1回以上は積極的に遊んであげましょう。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの飼い方

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの飼い方ではどのような点に注意すればいいのでしょうか?

ここでは、「子犬の頃に主従関係を明確にする」「飼い主の態度に敏感なため愛情表現を十分に」「訓練次第では立派な家庭犬になる」「散歩は長時間が望ましい」の4点をご紹介します。
ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールの飼い方
  • 子犬の頃に主従関係を明確にする
  • 飼い主の態度に敏感なため愛情表現を十分に
  • 訓練次第では立派な家庭犬になる
  • 散歩は長時間が望ましい

子犬の頃に主従関係を明確にする

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは飼い主に忠実で執着的な部分を持つ犬種ですので、確かなリーダーの存在が必要です。しつけに関してもそうですが、生活上で信じられるリーダーがいた方がグローネンダールは安心できます。

飼い主の態度に敏感なため愛情表現を十分に

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは飼い主の感情や態度に敏感ですので、状況によっては疎外感・孤独感・寂しさといったものを感じやすいと言われています。

飼い主に忠実なため、愛されている感が不足するとストレスを抱え込んで問題行動を起こす可能性があります。

そういったことを防止するために、愛所表現を十分に行ってあげてください。犬に対する愛情表現というのは適切な世話とコミュニケーションであり、どちらが不足してもいけません。

訓練次第では立派な家庭犬になる

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは警察犬向きと言われるように訓練に適した素質を持っていますが、その気質は上手く活かすことができれば立派な家庭犬にもなります。

警戒心と荒っぽさの出し方さえコントロールできるようになれば勇敢で温和な性格になりますので、適切な愛情と責任を持って冷静ながら温かみのあるしつけを心がけましょう。

散歩は長時間が望ましい

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは運動量が豊富な大型犬ですので、散歩は1回あたり1時間~2時間は行なった方が良いと言われています。散歩回数は2回が妥当とされるため、1日2時間~4時間ほどは散歩タイムに費やされると考えましょう。

1回に1時間ほどしか散歩できない場合は、駆け足も取り入れた方が効率的な運動になります。グローネンダールは運動不足になると健康面に弱りが見られるようになるため、毎日適切な運動量消費を行ってください。

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールは世界的に!

ベルジアン・シェパード・ドッグ・グローネンダールはベルジアンシェパード種の中で世界的に登録数が多く、日本でも他のタイプより飼育数が多いことで知られています。美しい漆黒の長毛からショードッグのイメージも強くありますが、警察犬としても活躍する勇敢な犬種です。

警戒心・防衛本能・荒々しい毒面といったものもありますが、忠実・遊び好き・陽気・飼い主の感情に敏感・子供の面倒を見るのが好きといった家庭犬向きな要素も持っています。しつけ次第で素晴らしい家庭犬に成り得るため、飼う際は関わり方を大事にしていきましょう。
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