ケアーンテリアって初心者には向かない？性格や特徴・販売価格

フランス語に由来するテリア種の中でも最も古いといわれているのがケアーンテリアで、活発かつ明るい性格で知られる体高30cm程度の犬種となっております。

分類的には小型犬に属しますが、強い狩猟本能と高い知性を供えていることから訓練すればするほど伸びる犬と考えられています。多くの方々から愛される犬種となっていて非常にのある犬の一つです。

ちなみに、1939年の映画「オズの魔法使い」に登場したことから世界的にが上昇した犬種でもあります。

ケアーンテリアは小動物を捕らえるために古くから使役されてきた犬で原産国であるスコットランドでは「最古の使役犬」と呼ばれております。

祖先犬がスコティッシュテリアは「すべてのテリアの祖先」と呼ばれていますが、そのスコティッシュテリアから1873年にダンディディモントンテリアとスカイテリアに枝分かれします。

そこからさらに15年後にスカイテリアがハードヘアードテリアと別れて、このハードヘアードテリアからケアーンテリアが誕生します。

ホワイトテリアやヨークシャーテリアやウエスティといったテリア種は基本的に地中に生息する小さな生き物を狩猟するために改良された犬種です。

しかし、そのような狩猟が不要となってもその愛くるしい風貌とテリアらしい気質を保つために現代まで大切に育てられています。そのため、昔ながらの習性がまだ残っています。

具体的には、穴をついつい掘りたくなってしまうことや小さな生き物を見つけてしまうと追いかけたくなるという習性です。この習性があるので放し飼いはできません。

ケアーンテリアはテリア種にある特徴がそのまま備わっている犬です。ケアンテリアやケアーン・テリアと呼ばれることもあるこの犬種の具体的な特徴は体高以外にもいろいろとあります。

小型犬なので可愛らしいというイメージをお持ちの方もいますが、元来は狩猟犬なのでその名残が見た目にもふんだんに残されています。

ケアーンテリアはかなり手足が短い小型の狩猟犬です。しかし、この短い手足は決して細いものではなくかなりがっしりとしています。

運動力が高い犬なので、それに見合った筋肉を纏っているのがケアーンテリアということです。短い手足だから可愛いというイメージが先行しやすいですが、その運動能力の高さに驚くことも多々あるでしょう。

体高が約30cmで体重が約7kgのケアーンテリアですが、かなり骨格ががっしりとしており、しっかりと運動をして鍛えられたケアーンテリアはすさまじい筋肉量をほこります。

雨風に強い粗い有数コートとずっしりとした体格が備わっていることから、多少の悪天候でも気にすることなく動き回ることができます。

ふとした拍子にそのがっしりとした体格に見合った運動能力の高さを垣間見ることができるでしょう。このような運動能力の高さを持っている犬なので、飼い主さんもペットとして飼う場合はなかなか大変な犬となります。

ケアーンテリアの歴史や身体的特徴からなんとなく性格を察することができるように、基本的には陽気で活発な犬種となっています。

ケアーンテリアブログを書いている人や里親ブリーダーの方々からは「テリア気質」と紹介されるような行動的で勇敢で陽気な性格を体現している犬種なので、かなりわかりやすいと言えるでしょう。

もともと狩猟犬だったケアーンテリアは小型犬ではありますが、かなり勇敢で意志の強さなら負けません。飼い主にしっかりと育てられたケアーンテリアなら、飼い主を危険にさらす存在にも勇敢に立ち向かうでしょう。

番犬としての性質も持ち合わせた犬種ですので、しっかりと育てることができる人ならば頼りになる相棒となってくれるでしょう。

ケアーンテリアはとにかく活発で明るい生活をしており、楽しいことが大好きです。飼い主が落ち込んでいても持ち前の明るさから励ましてくれることもあるでしょう。

人生における相棒と考えている人にとってはケアーンテリアはかなり優秀な部類に入る相棒となってくれます。持ち前の明るさは辛いことが多い人生においての癒しとなりやすいです。

ケアーンテリアは小さな生き物を見つけると狩猟本能を抑えられないことも多く、ついつい気になったものを見かけると突撃してしまうことがあります。

好奇心旺盛で活発で陽気とアクティブに動き回る要素が詰まっているのがケアーンテリアなので、飼い主さんもよりアクティブに動き回れるような人じゃないと気苦労する可能性もあるでしょう。

ケアーンテリアにはちょっとした悪癖もありますので、初心者が購入するのは辞めたほうがいいという声もあります。

代表的なものは好奇心旺盛で活発に動き回ってしまうこと、吠え癖があって何かを見つけると頻繁に吠えてしまうこと、頑固で意志が強くなかなかしつけがうまくいかないなどが該当するでしょう。

もちろん、全てのケアーンテリアに当てはまるわけではありません。該当するケアーンテリアも存在するとお考え下さい。

一部のケアーンテリアは吠え癖がついてしまったり、無駄吠えを頻繁にしまうことがあります。この吠え癖は近所迷惑になる可能性が非常に高いので、修正するためには根気よくしつけるしかありません。

ただし、のちに紹介する頑固で意志が強いという部分とミックスされるとしつけがうまくいかないことがあるので、「初心者にはあまり向かない犬種」として扱われることがあります。

ケアーンテリアはかなり知能が高い犬なので、様々な芸を仕込むことが出言いますが、頑固で意志が強い部分もあるのでなかなかいうことを聞いてくれないことがあります。

そのため毅然とした態度で根気よくしつけを行う必要があり、飼い主との根気比べに発展することがあります。この根気比べがなかなか大変でうまくいけないことがありますので「初心者には不向き」という意見が出てしまいます。

ケアーンテリアの入手方法はブリーダーを探すことと里親になることです。ある程度頭数がいるケアーンテリアは日本でも100頭以上の飼育頭数があると紹介されているので、ブリーダーからの購入も比較的簡単でしょう。

特別な許可などを申請しないでもペットとして飼うことができますので、購入難易度は全体的に低めとなっています。価格はだいたい10万円から20万円です。また、飼育がちょっと難しいということから登録数は伸び悩んでいます。

ケアーンテリアは比較的マイナーではありますので、販売しているブリーダーを探す努力は必要になります。住んでいる場所によってはある程度遠出をしないと手に入らないでしょう。

販売価格も10万から20万円程度なので他の犬と比較しても特別高いお値段ではありません。マイナーな犬ではありますが、マイナーなだけで入手難易度はそこまで高くはないです。

10万円から20万円といった購入費用をできる限り抑えたいという方は里親になるのが正解でしょう。インターネット上には里親募集サイトも存在していますし、保健所の情報を探って里親になることも可能です。

ただし、このケアーンテリアは比較的マイナーな犬種なので里親を募集してもなかなか手に入らないことのほうが多いです。すぐに欲しいという方はブリーダーからの購入をお考え下さい。

頑固で意志が強いケアーンテリアですが、好奇心旺盛で活発であり陽気な性格でもあるので、行動できない状態が続いてしまうと寂しいと強く感じてしまいます。

ただし、かなりの運動量を求める犬種でもありますので、アクティブに動ける人じゃないと飼育するのは大変な犬種でもあります。吠え癖といった悪癖が発生する可能性もありますので、しっかりとしつけをする覚悟も必要です。