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ピットブルの値段ってどのくらい?ピットブルの飼育方法や特徴も紹介

ピットブルの歴史

「ピットブル」の呼び名で知られているアメリカンピットブルテリアは、もとはブルドッグの血を引く闘犬として作られた犬種です。

凶暴で怖いイメージが強いピットブルですが、実は忍耐強く飼い主に対して従順で愛情深いという素晴らしい性格を持った犬です。

また、ピットブルを基礎犬に、忠誠心が高く愛情深い性格を持つアメリカンブリーという犬種も生まれました。ピットブルの歴史や特徴、飼育方法、値段などについてご紹介します。

ピットブルの値段や飼育にかかる費用は?

闘犬として作られたと聞くと、ピットブル自体の値段や初期費用、月々にかかる費用は他の犬と違うのでは?と悩み、飼うことをためらう方も多いです。

しかし、ピットブルも他の犬と同じ条件でペットとして飼うことができます。

ここで、ピットブルにかかる費用について、大きく4つにまとめましたので、詳しく見ていきましょう。

ピットブルの値段1:価格相場

ピットブルの値段の目安は平均10~20万円です。

しかし、ピットブルは闘犬で攻撃性の強い犬種であるため、子犬であってもはじめてペットを飼うような初心者向けの犬ではありません。そのため、ペットショップでほとんど売られていない犬種です。

ピットブルを飼育したい場合は、里親募集サイトやブリーダーの販売サイト経由での入手になります。

また、ピットブルは飼うことが比較的難しい犬種であるため、ピットブル性格をよく理解しているトレーナーや飼育経験が豊富なブリーダーを探してみるのがです。

ピットブルの値段2:チャンピオン犬の場合

親がショーでチャンピオンであれば、値段は20万円~30万円の高値になります。一般的なピットブルの平均値段が10〜20万円に対し、10万円ほど値段が上がります。

ピットブルは主に母犬の性格などを受け継ぐので、両親がどんな犬なのかも購入前に教えてもらうとより安心して飼うことができます。

ピットブルの値段3:初期費用

ピットブルを買うために必要な初期費用はそれぞれ迎え入れる環境によって変わります。

子犬の値段、畜犬登録をするための値段、ワクチンの値段、グッズの値段、餌の値段など、揃える物によって変わります。

ブリーダーから子犬の値段を聞いたり、最寄りの動物病院でワクチンの値段がいくらになるのか問い合わせてみるのが良いでしょう。

また、去勢・避妊手術は飼い主の任意で行います。去勢・避妊のおおよその値段は約2~3万円になります。

動物病院によって手術費用や内容が異なるため、動物病院や獣医師と相談のうえ判断してください。

ピットブルの値段4:月々の費用

月々の費用として、ピットブルの1ヶ月あたりのエサの値段は、約1万5000円~2万円です。

人間が食べている食べ物は容易には与えず、犬用のエサを与え好みに合わせてドッグフードの種類を変えましょう。

ドッグフードの種類としては、良質な動物性たんぱく質を摂取でき、アレルゲンとなる穀物類、人口添加物、着色料、オートミールなどの炭水化物、酸化防止剤などが入っていないものがおススメです。

ピットブルは皮膚が薄いため、皮膚の健康や体の機能を整えるためにオメガ3脂肪酸やビタミン、ミネラルが含まれているフードを選んであげましょう。

ピットブルの特徴

ここまでで、ピットブルにかかる大まかな初期費用と月々にかかる値段が分かりました。

では、次にピットブルはペットとして飼うことに向いているのか、ピットブルの性格や特徴を大きく4つに分けて説明していきます。

飼い主として最後まで責任を持って育てるために、ピットブルのことをよく知り愛情をたっぷりと注いであげましょう。
ピットブルの特徴
  1. 大きさや体重
  2. 闘争心が強い
  3. 愛情深い
  4. 寿命

1:大きさや体重

ピットブルは大型犬と思われがちですが、地面から背中までの高さは46〜56cm、体重は14〜36kgで中型犬に分類されます。

胸部が幅広い筋肉質の体型で、強さに溢れた個性的な顔立ちをしています。艶のある短毛で、毛色と模様はさまざまです。垂れ耳ですが、飼い主によっては耳を短くカットすることもあります。

体重はオスが約27kg、メスは約22kgぐらいがスタンダードとされています。筋肉や機敏さも含めて、この大きさが強さを生む理想的な骨格といわれています。

2:闘争心が強い

ピットブルはペット用に改良されたとはいえ、本来の性質である強い闘争心を持っています。

残念なことに凶暴な一面ばかりが強調されてしまいますが、実はとても賢く飼い主への忠誠心が強い犬でもあります。訓練すればのみ込みも早く、飼い主の命令にきちんと服従します。

性格的には明るく陽気な一面もあり、家族に対する愛情深さも魅力です。

ピットブルは個体差、闘争心の強さに差があり、もともと本能的に戦う犬種なので、他の犬との接触は極力避けることが好ましいでしょう。

3:愛情深い

ピットブルの飼い主に対する忠誠心や服従心は高く、訓練性の高さはかなり優れています。

愛情深く訓練してきちんとコントロールをすれば、飼い主に忠実で友好的な犬です。

闘争心が強く、力も強いという特性を持っていると紹介しましたが、基本的にピットブルはひょうきんな甘えん坊です。

社交的でフレンドリーなため番犬には向かないほど、とも言われています。

独占欲が強めで、飼い主がほかの犬と遊んでいるとヤキモチを焼くこともあるので、一緒にたくさん遊んでしっかりとコミュニケーションを取ってください。

4:寿命

ピットブルの平均寿命は13年です。長生きするコツとしては、いくつかのケアが必要になります。

まずは定期的にお手入れをして皮膚を清潔に保つ必要があります。少し汚れてしまった程度なら、濡らしたタオルをよく絞り拭いてあげるくらいがおススメです。

また、運動量がかなり多い犬種なので運動時間はしっかりと取らなければなりません。運動内容は計画的な運動プランを考えて行うようにしましょう。

ピットブルは実は肥満になりやすい体質でもあります。栄養バランスが整ったフードを選び、日々の健康状態を維持していきましょう。

ピットブルの飼育での注意点

最後に、最も気をつけていただきたいことは、ピットブルを飼育するにあたっての飼い主としての心がまえです。

ピットブルの歴史からわかるように、危険を回避するために注意しておかなければならないこともあれば、愛くるしい表面も持ち合わせています。

ここからはピットブルを飼育する際の注意点をまとめましたので、詳しく見ていきましょう。

ピットブルの飼育での注意点1:事故が多い

ピットブルは世界で1番多く人間を襲い、悲しい事故を起こしています。

「世界最強の犬」とも呼ばれ危険な犬種として扱われており、原産国のアメリカでも州や群によっては飼育の禁止を設けている地域があります。

その理由として、ピットブルは残念なことに時に人間にも攻撃性を持ちます。

しかし、ピットブルの性格は育て方、しつけ次第で大きく変わります。忠誠心や服従心があり賢く訓練は得意ですので、訓練をすれば人懐こく友好的な犬にもなります。

飼い主が誤った訓練を行えば攻撃性の高い凶暴なピッドブルに育ってしまいますので、よくしつけを行い事故を未然に防ぐことが重要です。

ピットブルの飼育での注意点2:たくさん運動する

ピットブルは非常に体力があるため、多くの運動が必要です。朝晩1時間ずつ、1日で合計2時間の運動をさせましょう。

ただし、運動中は興奮しているためほかの犬に対して攻撃性を見せることがあります。運動場所としてドッグラン に連れていくことはリスクを伴いますので気をつけましょう。

ドッグランでは飼い主の手を離れてしまい制御が難しくなるため、利用する際は貸し切りができるドッグランを選ぶのがおススメです。

また、ほかの犬との友好な関係を結べるように、幼少時にほかの犬との接触を持ち社会性を育てることも大切です。

ピットブルの飼育での注意点3:愛情深く接する

ピットブルは非常に忠誠心が強く、信頼できる飼い主さんの指示はしっかりと聞くことができるため、愛情深く接することで飼い主さんとの絆を深めることができます。

ピットブルは明るく陽気な性格を持つ反面、飼い主さんが落ち込んでいればそっとそばに来て気遣いながら和ませてくれる犬です。

そして、非常に我慢強い性格でもあります。小さな子どもに耳やしっぽを引っ張られても動じずに付き合ってあげる子守り上手でもあります。

愛情を注ぎ信頼関係を作り、常に穏やかな状態でいられるように、日々の運動としつけをしていきましょう。

ピットブルの飼育での注意点4:気質をよく理解する

注意点1にも記載したとおり、犬種の中で最も人との事故が多く、あらゆる危険の可能性があるという事をしっかりと理解してから飼うことを決めてください。

ピットブルは初心者はもちろん、飼育経験が豊富な人でも育てるのが難しい犬種です。

ピットブルの性格を良く理解し、さらに飼い主本人もピットブルの運動についていける体力が無いと散歩中のコントロールも難しくなります。

充分に時間と愛情をかけて育てられるかをよくよく考えてから決断してください。

途中で飼育を諦めたり、里親に出されたりすることも多いですが、飼育難易度が高いため簡単に新しい飼い主が見つからないのが現状です。

ピットブルの気質をよく理解した上で飼育しよう

海外ではピットブルは飼育禁止にされている国もありますが、日本では規制されていませんので飼育は可能です。

ピットブルは闘犬としてのイメージとは別に、愛情深く我慢強い愛すべき性質を備えた魅力的な犬ですが、飼い主がしっかりとしたしつけをせずに気軽に飼える犬ではありません。

ピットブルを家族として迎えたときは、しっかりと管理し周囲の人を危険にさらさないように心がけましょう。

そして、ピットブルの気質をよく理解し、家族として迎えることを決めましょう。
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