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ミックス犬ペキプーの性格と特徴6選|飼い方ポイントも併せて知っておこう

ペキプーってどんな犬?

ペキプーとは、ペキニーズとトイプードルのミックス小型犬です。数あるミックス犬の中でも、とてものある犬種の一つです。

ペキニーズは中国原産の犬種で、ふわふわの長毛で鼻ぺちゃが特徴の犬種です。一方のトイプードルはフランス原産の犬種で、被毛が抜けにくく人懐っこい性格のため最ものある犬種といわれています。

この2種類を両親に持つのがペキプーです。

ペキプーの身体的特徴

ペキプーの大きさは、体長約20~30cm、体重約4~7kgといわれています。毛質がふっくらとしてボリュームがあるため、実際より大きく見えます。

ペキプーの見た目はペキニーズに似ていますが、抜け毛の少なさはトイプードルの特性を引き継いでいます。

毛色で多いのはブラウンで、次いで白色が多いとされています。丸顔の鼻ぺちゃさんで、とても愛嬌のある見た目の小型犬です。

鼻ぺちゃの犬種は暑さに弱く、呼吸困難になりやすいので注意が必要です。

ペキプーの寿命

ペキプーの平均寿命は10~15年といわれています。病気をせずに健康で過ごすことが長生きにつながります。

ミックス犬は比較的病気にかかりにくい犬種といわれていますが、両親犬がかかりやすい病気を引き継ぎやすい傾向にあるので注意が必要です。

ちなみにペキニーズは心臓病を、トイプードルは骨折を発症しやすい傾向にあります。

ペキプーの性格と特徴6選

では、ペキプーの性格はどのような特徴があるのでしょうか。

ペキニーズとトイプードルそれぞれの性格を受け継いでいるのですが、個体差によって、またオスとメスによってどちらかの性格が色濃く出ることがあります。

ペキプーの性格の代表的な特徴を挙げてみましょう。

1.穏やか

ペキプーは穏やかでとても表情豊かです。飼い主に忠実でとてもフレンドリーな性格です。

オスのペキプーはいつも元気が良く、メスのペキプーは落ち着いた性格が多い傾向にあります。

この穏やかな性格は、どちらかというとトイプードルの性格を受け継いだと考えられます。

2.甘えん坊

ペキプーはとても甘えん坊な性格を持っています。これはトイプードルの性格を受け継いだものでしょう。

どちらかというと、オスのほうがメスよりも甘えん坊な傾向にあります。メスは『控えめな甘え上手』といった感じでしょう。

普段、一定の距離を保っていることが多いペキプーがたまに甘えてくると、一段とかわいく思えるでしょう。

3.好奇心旺盛

ペキプーの好奇心旺盛な性格は、トイプードルの性格を受け継いだものでしょう。

トイプードルは運動能力が高く、水鳥の回収を行う狩猟犬だったというルーツがあるため、水遊びをしたりオモチャを取ってくる遊びを好みます。

そのようなトイプードルの性格を受け継ぐと、好奇心旺盛なペキプーになります。オモチャなどでたくさん遊んであげると良いでしょう。

4.頑固

ペキプーは頑固な性格の子もいます。これはペキニーズの『猫のようにプライドが高い』という性格を引き継いだものと考えられます。

頑固な性格のためしつけに戸惑うこともありますが、子犬の頃からしつけておけば問題なく飼うことができます。

大人のペキプーでも、根気よくしつければ問題なく飼うことができます。

5.あっさりしている

ペキプーはあっさりした性格で、距離を置きたがるところもあります。これはペキニーズの性格を受け継いだものでしょう。

ペキニーズは、かつて中国の宮廷でのみ飼育が許可されていたと言われています。皇族たちの袖の中に入っていたため抱かれるのを嫌がります。

あっさりした性格をもつペキプーは、あまり構いすぎると嫌がるので適度に距離を置いて生活するのがポイントです。

6.自由奔放

ペキプーの自由奔放な性格は、トイプードルの性格を受け継いだものでしょう。

トイプードルは非常に賢く社交的です。ほかの犬や猫などの動物とも友好関係を築きやすいところが自由奔放さにつながるとも言えます。

自由奔放な性格をもったペキプーは、マイペースで気分屋なところがあります。しつけは根気よく行うのがポイントです。

ペキプーの飼い方ポイント4つ

犬を飼う場合、その種類によって飼い方やしつけ方が変わることがあります。性格や体質に合わせた適切な飼い方やしつけ方が必要となります。

では、ペキプーはどのような飼い方をするのがよいのでしょうか。ペキプーの正しい飼い方をおもに4つご紹介します。

1.体温調節

ペキプーは暑さに弱いため、暑さ対策が必要です。室温は25~26度くらいが適温です。室内にいても熱中症を起こす場合があるので、室温や湿度には注意が必要です。

散歩の時間帯も、夏場は早朝や夕方以降を選ぶようにして、水分補給も忘れずに行いましょう。

夏のあいだは、トリミングサロンでサマーカットにしてもらうことも暑さ対策のひとつになります。

2.適度な運動

ペキプーは比較的太りやすい犬種なので、適度に運動させてあげたほうがいいでしょう。肥満体型になると心臓疾患を引きおこすおそれがあります。

毎日の散歩はもちろん、オモチャで遊んであげるなど楽しみながら運動させてあげると、ストレスがたまらず問題行動を起こさない犬になるでしょう。

ペキプーの散歩時間は1日30分程度が目安です。

3.室内飼い

ペキプーは室内飼いが向いています。これは、鼻ぺちゃ(短頭種)で呼吸がしにくく暑さに弱いためです。

暑さだけでなく湿気にも弱いので、室内で温度や湿度調整を行いながら飼うことが必要です。

一般的に、室内飼いの犬にとって快適な部屋の湿度は50~60%といわれています。温度とともに湿度にも気を配るようにしましょう。

4.ケアやお風呂

ペキプーは、抜け毛が少ないかわりに毛玉やもつれ毛になりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。トリミングも、できれば月に1回程度は行ったほうがいいでしょう。

家でお風呂に入れる場合は、よほど汚れていない限り1ヶ月に1~2回程度が良いでしょう。お湯の温度は35~37度のぬるま湯にします。

人間と同じシャンプーは刺激が強いので、犬用のシャンプーを使いましょう。洗い終わったら、タオルをドライヤーを使ってしっかり乾かしてあげましょう。

ペキプーの個性を知って上手に付き合おう!

ミックス犬ペキプーの性格と飼い方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ペキプーはミックス犬の中でも小型で育てやすい性格なので、初めて飼う方やマンションにお住まいの方にもです。抜け毛が少ないので、犬の抜け毛が気になるという方にも飼いやすいとされています。

ペキプーの性格と特徴を理解しながら、家族の一員として上手に付き合いましょう。
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