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賢いジャーマンピンシャーの特徴とは?性格や飼い方のコツを徹底解説

ジャーマンピンシャーとは

美しい毛並みに凛とした美しいスタイル、まるでドーベルマンを一回り小さくさせたかのような見た目に魅了される人も多いでしょう。

ジャーマンピンシャーはドイツ生まれの中型犬です。ピンシャーとはフランス語で「つまみ捕まえる」という意味を持ちます。

他にスタンダード・ピンシャー、ジャンマー・ピンシェルと呼ばれているピンシャー犬の一種です。
ジャーマンピンシャー
原産国ドイツ
体高45~50cm
体重14~20kg
寿命12~14才
販売価格30~40万円

ジャーマンピンシャーの歴史

純血種の中でも古い歴史を持つのが、ジャーマンピンシャーです。ドーベルマンに見た目が似ていることから、改良されたものがジャーマンピンシャーと勘違いされやすいですが、実は逆なのを知っていましたか?

1879年には犬種として、ドイツで認定されています。第二次世界大戦の影響により、一時は絶滅の危機を辿りかけたこともありました。

しかし西ドイツで生存していたジャーマンピンシャーのオス4匹を厳選し、東ドイツからメスを密輸入したことで繁殖を成功させることができました。

ジャーマンピンシャーの寿命

ジャーマンピンシャーの寿命は、12~14才です。

しかしもともとの性格がデリケートであるため、ストレスを抱えてしまったり、生活環境に問題があると寿命に影響がでてしまいます。

運動のしすぎや肥満による体重過多で、股関節に負担がかかりやすいのもこの犬種の特徴です。スタイル維持も健康的な体をキープするために必要なことです。

早期発見が難しい疾患を抱えやすいので、こまな定期検診をかかさないことが寿命を長引かせることに繋がります。

ジャーマンピンシャーの販売価格

子犬のジャーマンピンシャーは30~40万くらいの価格で取り引きされます。犬種ですが国内ではブリーダーが少なく、あまり多くの数は流通していません。

海外から直接輸入するとなると、価格はさらに上回ります。国内取り引きの価格の変動は、子犬の大きさや月齢、血統が影響することがほとんどです。

通院することも他の犬種に比べると多いため、初期費用だけではなく飼育費用も多く見積もることが必要となります。ジャーマンピンシャーを飼育する時は、犬用の保険に入っておくと安心です。

ジャーマンピンシャーの特徴4つ

ピンと立ち上がった耳、すらりと伸びた足、筋肉質な体つきに魅了される愛犬家も多いでしょう。

ジャーマンピンシャーは、もともとネズミ駆除や家畜の護衛犬として人々の生活と深く携わっていました。今でもその名残があるスタイルは、飼い犬の心を鷲掴みにしています。

ジャーマンピンシャーの身体的な特徴を4つ紹介します。
ジャーマンピンシャーの身体的な魅力4つ
  • プロポーションが抜群
  • 45cm~50cmの体高がある
  • 柔らかな毛で覆われている
  • 毛の色合いが豊富

ジャーマンピンシャーの特徴1:プロポーションが抜群

ジャーマンピンシャーの特徴1つめは「プロポーションが抜群」というところです。全体的に無駄のない美しい体つきに加え顔も小さいため、世界的に活躍しているモデルのような雰囲気を醸し出しています。

本来であれば尻尾も長く垂れ耳ですが、断尾・断耳も行っているため尾は短くピンと耳が立っているものが多く出回っています。

最近では動物愛護の観点から、断尾・断耳をしないジャーマンピンシャーも増えてきました。顔つきを見てみると、シワが寄っているのが特徴的です。

ジャーマンピンシャーの特徴2:45cm~50cmの体高がある

ジャーマンピンシャーの特徴2つめが「45~50cmの体高があること」です。足が短く体高が低い犬種がを集めている中、ひときわ目につくスタイルを誇ります。

体重の目安は約14~20kgということを考えれば、いかに無駄が無いかということがわかるでしょう。この平均体重を超えると、股関節に関わる病気を引き起こすので注意が必要です。

顎の力も強いため、噛み癖が出てしまっていたら子犬のうちに治しておきましょう。

ジャーマンピンシャーの特徴3:柔らかな毛で覆われている

ジャーマンピンシャーの特徴3つめは「柔らかな毛で覆われていること」です。筋肉質な見た目とは裏腹に、触り心地はとてもなめらかで艶感のあるスムースコートを持っています。

見た目からもわかるとおり、短毛なので寒さにはとても弱いです。室内の温度設定に気を使うのはもちろんのこと、寒い日に散歩をする時は防寒具を着せるなどの対策をしてあげましょう。

デリケートな犬種ですが、体毛の手入れは比較的簡単です。月に1回のシャンプー、週に1回のブラッシングで美しい毛並みを保てます。

ジャーマンピンシャーの特徴4:毛の色合いが豊富

ジャーマンピンシャーの特徴4つめは「毛の色合いが豊富なこと」です。基本的には、ブラック&タン・ブラウンの大きく分けて2種類になります。

タンとはSuntan(日焼け)という意味の、tanを取り入れたものです。黒をベースとした毛並みに、目の上や頬、胸、腹、足などに茶色のまだらがあることをブラック&タンと言います。

ブラウンも赤っぽい茶色や、茶色、濃いめの赤色などさまざまです。ブラックベース以外のまだらの毛並みは無理をした繁殖である可能性があるため、購入の際は気をつけましょう。

ジャーマンピンシャーの性格4つ

次はジャーマンピンシャーの性格的な特徴を4つ紹介します。昔から狩猟犬として重宝されてきたジャーマンピンシャーは、飼い主に従順で活発です。

見た目の凛々しさとは、また違ったギャップのある愛らしい一面を見ることができます。子供と遊ぶのも大好きだったり、とても賢かったりと家族の一員として楽しく過ごせるはずです。

ジャーマンピンシャーの性格1:賢い

ジャーマンピンシャーの性格の特徴1つめは「賢いところ」です。忠誠心も強いため、特にリーダーに対しては従順と言えます。

子供のころの発症している噛み癖は、成長するにつれて無くなることがほとんどです。もしも癖が治りそうにない場合にも、早めに対処すれば解決します。

しつけや訓練をする時には主従関係をはっきりさせることと、成功したらしっかりと褒めることを心がければ、難しくないでしょう。

リーダーをはっきりさせないと、自由気ままな性格になることもあるので注意が必要です。
性格を表す仕草と感情詳細
性格を表す仕草飼い主に従順
感情リーダーと認めている

ジャーマンピンシャーの性格2:明るくて活発

ジャーマンピンシャーの性格の特徴2つめは「明るくて活発なところ」です。遊ぶことが大好きで、子供のころから活発に動き回ります。

他の犬種に比べてもアクティブな性格の持ち主なので、外に出て一緒に遊びに行きたいアウトドア派の家族に向いています。逆に遊べないと、ストレスを抱えてしまうので気をつけましょう。

とても明るくて活発な性格をしていますが、いつでもはしゃいでいるわけではなく落ち着いた面を持っているのが、愛犬家を惹きつける魅力のひとつです。
性格を表す仕草と感情詳細
性格を表す仕草走り回る
感情楽しい

ジャーマンピンシャーの性格3:辛抱強さがある

ジャーマンピンシャーの性格の特徴3つめは「辛抱強さがあること」です。特に家族に対してはとても愛情深い面もあることから、この辛抱強さは小さい子供と遊ぶ時にも発揮されます。

しっかりと信頼関係が築けていれば、飼い主の意図も伝わりやすく辛抱強く従うことができます。来客がある時にも安心して迎えられます。

この魅力を引き出すためには、初期の段階でリーダーをはっきりさせることや家族関係をしっかりと構築させることが大切です。
性格を表す仕草と感情詳細
性格を表す仕草飼い主の目を見つめる
感情意思を汲み取ろうとしている

ジャーマンピンシャーの性格4:物怖じせず堂々としている

ジャーマンピンシャーの性格の特徴4つめは「物怖じせず堂々としていること」です。家族に対しては人懐こい面をのぞかせますが、知らない人に対しては警戒心を抱く番犬気質なところがあります。

人に慣れていないと来客があった時にも攻撃的になりやすいので、この面では注意が必要です。子供のうちに、たくさんの人を接することの慣れさせると警戒心も解かれていきます。

子犬の時に人慣れをしておけば、家に人を招いた時にも行儀よく対応することができます。
性格を表す仕草と感情詳細
性格を表す仕草知らない人に吠える
感情警戒心を抱いている

ジャーマンピンシャーの飼い方

犬種によって適した生活環境は変わります。ジャーマンピンシャーが、ストレス無く生活できる環境を作るために必要なポイントを紹介します。

次に紹介する内容は、ジャーマンピンシャーと暮らすために守っておきたい必要最低限のことばかりです。

ストレス解消に導くだけではなく、健康的な体を維持するためにも必要なことなので、飼育前に必ずチェックしておきましょう。

ジャーマンピンシャーの飼い方1:1日2回の散歩を行う

とても運動量があるのもそうですが、体型維持のためにも1日2回の運動は必ず行うようにしましょう。ただの散歩ではなく、思いっきり走らせるなど存分に運動させることが大切です。

1回の散歩で1時間以上散歩させることが理想的ですが、一緒に運動することが難しい場合にはドッグランで走らせることでも対応できます。

顔が小さいためリードが抜けやすいのも注意が必要です。力もある犬種なので、子犬のうちにリードを引っ張らないように躾をしておきましょう。

ジャーマンピンシャーの飼い方2:警戒心が過剰にならないように育てる

知らない人に対して、とても警戒心が強いのがジャーマンピンシャーです。番犬にもなるため決して悪いことではありませんが、過剰になりすぎると人に危害を与えてしまうことがあります。

先述していますが、小さいころから人と接することに慣れさせるのが大切です。噛む力が強い犬種なので、警戒心が強いまま大人になってしまうと攻撃をしてしまう可能性があります。

テリトリー意識が強い犬種なので、ジャーマンピンシャーが落ち着く環境を作ることでも気持ちを落ち着かせられます。

ジャーマンピンシャーの飼い方3:室内で飼育することを心がける

ジャーマンピンシャーは必ず室内で飼育することを心がけましょう。毛が短いことと、脂肪が少ないため寒さにはとても弱いです。

留守番をさせる時にも、室内を暖かくして快適な環境と整えてあげてください。気温が低い時期の散歩は、防寒具を着せて体を冷やさないようにします。

凍傷にもなりやすいので、雪が積もっていたり極端に寒い日は外に出る時間を少なくしましょう。

その分、室内で思いっきり遊ばせることが必要です。室内ドッグランなどもあるので、近所にあるか調べておきましょう。

ジャーマンピンシャーについて知ろう!

家族に対して愛情深く賢いジャーマンピンシャーは、格好良くも可愛らしい面を持ち合わせている魅力的な犬種です。

定期検診をこまめに行う、運動を毎日しっかりと行うなど飼い主が気をつけなければならない面がいくつかあります。

また子犬の時に躾を行わないと、自身が一番偉いと感じ飼い主の言うことを聞かない子になってしまうのも、注意が必要です。

ジャーマンピンシャーの魅力や特徴、性質をしっかりと把握して住みやすい環境づくりをしてあげましょう。
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