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スイスが原産国の犬種5選を徹底解説!値段・特徴・性格・寿命について

スイスが原産国の犬とは?

スイスはチョコレートや時計で有名な国ですが、犬のイメージもありますね。アルプスの雪山でレスキュードッグとして働くセントバーナードなどが思い出されます。

セントバーナードはスイス原産の大型犬ですが、ほかにどのような犬種がスイスで生まれているのでしょうか。

スイス原産のバーニーズマウンテンドッグ、セントバーナード、シュヴィーツラウフフンド、グレータースイスマウンテンドッグ、ホワイトスイスシェパードドッグについてご紹介していきます。

スイス犬の種類1:バーニーズマウンテンドッグ

バーニーズマウンテンドッグはスイス原産のマウンテンドッグの一種です。2000年以上前から牧畜犬として、また荷車を引くなどの各種使役犬として人間のそばで生活してきました。

原産地のベルン市を英語読みしたのが「バーニーズ」という名前の由来です。特徴は艶のある黒い長毛で、顔と胸の部分に白い毛が、足には茶色の毛が混じります。
初期費用ペットの値段:20~25万円
ケージの費用:2万円
継続費用食費:年間30万円
トイレ:年間2万円
寿命7~10年
世話にかかる手間★★★★★

バーニーズマウンテンドッグの特徴

バーニーズマウンテンドッグは平均体重40キロを超える大型犬です。筋肉質でがっちりしており、一時間程度の散歩を一日に2回行うのが好ましいとされています。

遺伝的な病気が多く見られるので、飼う際にはブリーダーなどから親兄弟の病気の有無を確かめたほうがよさそうです。

毛が抜ける時期にはブラッシングが欠かせません。体も大きいので手入れはなかなか大変です。

バーニーズマウンテンドッグの性格

バーニーズマウンテンドッグはとても温和です。我慢強さも持っているので、子どもとも上手に接することができます。優しい性格で、人のそばにいるのが大好きなので、楽しい家族になってくれるでしょう。

昔から働いてきた犬なので自立心や警戒心は強いほうです。プライドが高い一面があるため、叱り方には注意が必要です。良いことをしたら大げさなくらい褒めてあげるなど、しつけのバランスを考えたほうがいいようです。

スイス犬の種類2:セントバーナード

スイス原産の犬といえばセントバーナードというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。山岳救助犬としてのセントバーナードはとても有名ですね。

セントバーナードは数ある犬種の中でも最大級の体格を誇ります。体重は50キロ以上、大きい個体だと100キロを超えることもあるそうです。

とにかく大きい犬なので、飼い主には大型犬を制御できる技量が求められます。また、維持費や医療費がかかることも想定できるため、飼うには覚悟が必要でしょう。
初期費用ペットの値段:15万円~25万円
ケージの費用:2万円
継続費用食費:年間31万円
トイレ:年間3万円
寿命7~8年
世話にかかる手間★★★★★

セントバーナードの特徴

スイス原産のセントバーナードは寒さに強く、暑さに弱い犬種です。

日本は高温多湿のため夏場は飼育場所に配慮が要ります。また、寒さを防ぐために被毛が厚くなっているので、週に3回程度はブラッシングをする必要があります。

超大型犬ともいわれる大きさなので、スペースの確保は重要な問題です。運動不足になるとすぐに太ってしまうので一日2回、一回一時間は散歩をさせます。

セントバーナードの性格

温和で従順というのがセントバーナードの長所です。大型犬で動作がのんびりしているため、余計おっとりして見えます。

基本的に穏やかですが、セントバーナードは感情が読みにくい犬です。考えていることがあまり表情に出ないので、普段から密にコミュニケーションをとり、お互いを理解し合うような関係が求められます。

賢いですが、体が大きいのでしつけは大変重要です。

スイス犬の種類3:シュヴィーツラウフフンド

シュヴィーツラウフフンドはドイツ語で、英語だとスイスハウンドと呼ばれる犬種です。どちらも「スイスの走る犬」という意味です。

古くから存在している、猟犬として名高い犬種ですが、特にウサギ猟では能力を発揮します。スイスのハウンド種の歴史は古く、その起源は古代ローマ帝国時代まで遡ると言われています。

体重はオスメスとも18~20キロくらいで、短い被毛と長い耳が特徴です。
初期費用ペットの値段:不明
ケージの費用:1万3000円
継続費用食費:年間20万円
トイレ:年間2万円
寿命12~14年
世話にかかる手間★★★

シュヴィーツラウフフンドの特徴

シュヴィーツラウフフンドは現在でも実際に猟において使われている犬種です。ペットとしてはあまり飼われていないそうです。

しっかりとした体つきで、スタミナと力強さを備えています。単独で獲物を追うことができるほど運動量が豊富です。都会でも十分な運動をさせてあげることができれば飼育も可能でしょう。

シュヴィーツラウフフンドの性格

シュヴィーツラウフフンドは、温和な性格です。猟犬として訓練されてきた犬種らしく従順で、飼い主に忠実だと言われています。特に主人と認めた人にはよくなつき、絶対服従です。

また、猟犬として優秀だという評価の通り、獲物に向かうときには不屈の精神で臨みます。闘志に溢れた一面も持ち合わせています。

ただ、熱中しやすいため、夢中になってしまうとまわりが見えなくなってしまうこともあるようです。

スイス犬の種類4:グレータースイスマウンテンドッグ

グレータースイスマウンテンドッグはスイスの牧畜犬の中では一番大きく、セントバーナードの祖先だと考えられている犬種です。力が強いため、荷車をけん引する犬としても使われていました。

20世紀初頭には数が激減し絶滅したと考えられていましたが、保護活動が起こり、現在ではヨーロッパやアメリカを中心にがあります。

体重は60キロ前後で、色はバーニーズマウンテンドッグに似ています。
初期費用ペットの値段:不明
ケージの費用:2万円
継続費用食費:年間30万円
トイレ:年間2万円
寿命10~12年
世話にかかる手間★★★★

グレータースイスマウンテンドッグの特徴

グレータースイスマウンテンドッグは、大型犬の体格からは考えられないほど動作が素早いです。運動能力に優れており、いろいろなアクティビティもこなします。毎日の運動は欠かせないでしょう。

毛は短いので手入れはそう大変ではありませんが、換毛期には十分なブラッシングが必要になります。他の大型犬に比べてよだれが少ないのでその点でも飼いやすいと言えます。

グレータースイスマウンテンドッグの性格

この犬種は賢く、しつけがしやすいと言われています。温和で優しい表情をしていて、子どもともうまく接することができます。

快活な性格で、グループの一員であることを望みます。成長までに時間がかかると言われており、成犬になってからも子犬のような可愛らしさを持ち続けます。

攻撃的ではありませんが、縄張りや家族を守ろうとする意識が強い点は考慮する必要があります。

スイス犬の種類5:ホワイトスイスシェパードドッグ

ホワイトスイスシェパードドッグは日本でも警察犬などでお馴染みのジャーマンシェパードから生まれた、全身真っ白な犬です。比較的新しい犬種です。

日本には1990年代に初めて輸入され、2001年には日本ホワイトシェパード犬協会が設立されました。

基本的にはシェパードと同等の運動能力や性質を持っており、オーストラリアでは災害救助犬として活躍しています。
初期費用ペットの値段:30万円前後
ケージの費用2万円
継続費用食費:年間25万円
トイレ:年間2万円
寿命10~12年
世話にかかる手間★★★★

ホワイトスイスシェパードドッグの特徴

一番の特徴は、白くて美しい体毛です。ドイツでは白ければ白いほど価値が高くなるため、繁殖の際は白い個体を掛け合わせることが多いそうです。

ジャーマンシェパードと同じで、骨格がしっかりしており、筋肉質な体です。体重はオスで35キロ前後、メスはもう少し小さめです。

大型犬ですから毎日の運動は欠かせないでしょう。利口で飲み込みも早いので、しつけやすいと言えます。

ホワイトスイスシェパードドッグの性格

ジャーマンシェパードから生まれた犬種なので、ホワイトスイスシェパードドッグも忠誠心が高く、賢い犬です。主人の指示を忠実に守り、行動に移します。

この2犬種の大きな違いは、攻撃性です。ホワイトスイスシェパードドッグは攻撃性がおさえられており、家庭でも飼いやすいと言われています。子どもにも友好的に接します。

相性の合うスイス犬を迎えいれよう

スイス原産の犬種を見てきましたが、どれも大型犬で、飼うのには費用も覚悟も必要です。特に体の大きな犬にはしつけが欠かせません。人間も犬も幸せに暮らすためには、ルールを守ることが大切ですね。

費用、しつけ、運動、それからスペースの問題がクリアできれば、ここでみたきた5種の大型犬はどれも魅力的で、一度はパートナーとして迎え入れてみたいと思う方も多いでしょう。

条件と相性が合うスイス原産の犬を飼ってみてはいかがでしょうか。
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