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キャバリアの大きさや身体的特徴とは?成犬時の大きさを予想する方法

キャバリアとは?

キャバリアはイギリス発祥の小型犬で、正式名称を「キャバリア・キング・チャールス・スパニエル」と言います。スパニエルとは猟犬のグループ名で、その名の通り小さい体に似合わず活発です。

性格はとても温厚で、問題行動を起こすこともあまりなく、犬を飼う事が初めての人でも育てやすいと言われています。

とても社交的で適応能力も高いため、子どもやお年寄りとも上手に付き合うことができます。

キャバリアの性格

キャバリアは、とても愛情深く温厚で、物静かで友好的な犬種です。小型犬の中では大きい部類に入るのですが、非常に性格が良く人間が大好きなので初心者でも飼いやすい犬です。

また、猟犬の血を引いていますが争い事は好まず、コンパニオンドッグとしても活躍していますので、子供やお年寄りとも安心して一緒に暮らすことができます。

遊ぶことが大好きで、飼い主のそばに常に一緒にいたがるので、あまり放ってばかりいると、いたずらをしてしまうこともあります。

毎日の遊びを通してしつけをする事で、とても飼いやすい犬になります。
キャバリアの性格
  • 元気で明るい
  • 優しくて穏やか
  • 物静かで友好的
  • 根気よくおおらか

キャバリアの大きさや身体的特徴とは?

それでは、実際にキャバリアとはどのような特徴があるのでしょうか。

キャバリアは体高より体長が長めで、とてもバランスのとれた体型をしています。大きな垂れ耳で目が丸くて大きく、額は平らで長めのマズルが特徴的です。

被毛の色も4種類あり、くせ毛や巻き毛を持つ犬もいます。キャバリアという名には「中世の騎士」という意味があり、豪華な飾り毛がとても美しいの犬種です。

キャバリアの大きさ

JKCの規定によると、キャバリアの大きさは、オス・メスともに体高は30cm~33cm、体重は5.4kg~8kg程で、小型でバランスのとれた犬が好ましいとされています。

キャバリアは、一般的に小型犬と言われているチワワやミニチュアダックスフンドなどと比べると、若干大きめのサイズとなります。

このサイズの小型犬は子供との相性がよく、お互いに怪我のリスクも少なく遊ぶことができます。また、膝の上に乗せたり抱っこもしやすいのでとても飼いやすいです。
体高31cm~33cm
体長30㎝前後
体重5kg~8kg

垂れ耳と目

キャバリアの特徴のひとつに、大きな垂れ耳とくるりと丸く大きな目があげられます。耳全体をおおう鳥の羽毛のような飾り毛が美しく優雅な印象を与えます。

また、「騎士」という名にふさわしく、キラキラと輝く大きな瞳はとても落ち着いていて、キャバリアの印象を知的で優雅なものにしています。


王室育ちという経歴を持つキャバリアにふさわしい、穏やかで優しい性格と、ふわふわとした被毛に覆われた気品ある見た目、そして、知性あふれる大きな瞳が特徴の犬種です。

美しい被毛

キャバリアの被毛はストレートとウェーブの2種類があり、毛色はブレンハイム、ブラック&タン、トライカラー、ルビーの4色です。

ブレンハイムはキャバリア特有の色で、白を基調に明るい栗色のマーキングが配置されています。

ブラック&タンは艶のある黒を基本色に、明るいブラウンやレッド、クリームのタンがポイントカラーとして入っています。

トライカラーはブラックとホワイトの境目がはっきりしていて、明るい茶色のタンが入っています。

ルビーは全身が赤茶色のみで構成される毛色で、4色の中でもっとも珍しい毛色とされています。
キャバリアの毛色
  • ブレンハイム(白&栗色)
  • ブラック&タン(黒&明るい茶色)
  • トライカラー(白&黒&明るい茶色)
  • ルビー(赤茶色)

子犬時にキャバリアの将来の大きさを予想する方法

犬には犬種によって大まかな体高や体重が指定されていますが、それはあくまでも平均的な大きさであって、実際には同じ犬種でも個体差があります。

そこで、キャバリアの子犬を入手するさい、将来の大きさを予測する方法をご紹介します。

将来の大きさを予想する方法1:両親の大きさを見る

子犬が成犬になったときの大きさを予想する方法の1つとして、その子犬の両親の大きさを参考にするという方法があります。

血統がさかのぼれるブリーダーであれば、あえて小さい体型の犬が生まれるように両親をペアリングしているところもありますので、そういうブリーダーを探すといいでしょう。

将来の大きさを予想する方法2:骨格を見る

将来の大きさを予想する方法の1つとして、骨格を見る方法があります。犬種にもよりますが、小型の犬種の場合、8ヶ月~10ヶ月ほどで骨格の成長が止まると言われています。

子犬の体を触ってみて、骨が太くしっかりとしている場合、その子犬は大きく育つと予想されます。逆に細くて華奢な犬はそこまで大きくはなりません。

将来の大きさを予想する方法3:手足の長さを見る

キャバリアに限らず、子犬の将来の大きさと予想する目安として、足の長さや太さ、全体的な大きさを見る方法があります。

とくに、前足が骨太でしっかりと地面を踏みしめ、体に比べて長く太い犬ほど、成長するにつれて大きくなる傾向があります。

キャバリアを飼う際のポイント

キャバリアは性格的にとても温厚で優しく、体も小型なので屋内飼育にも向いているとても飼いやすい犬です。

ですが、しつけや被毛のケアなど、やらなければならない事もあります。それらを怠ると、わがままな問題犬になったり病気にかかったりしてしまいます。

そこで、キャバリアと良きパートナーとして末永く暮らすためのポイントを4つご紹介します。

キャバリアを飼う際のポイント1:被毛のケアをする

キャバリアは絹糸のような滑らかで長い毛を持っており、個体によってはウェーブがかかっている場合もあります。さらに、3歳位になると飾り毛が耳や足などに見られるようになります。

飾り毛をふくめ、全体的に細くて絡みやすいので、週に3回くらいを目安に、毛の長い部分はコーミングをして絡まらないように解きほぐしてあげましょう。

換毛期になると、下毛が大量に抜け落ちますので、毎日のブラッシングが欠かせません。特に耳まわりは念入りにブラシをかけてあげましょう。

キャバリアを飼う際のポイント2:耳と目のケアをする

キャバリアの大きな垂れ耳と丸い目は、念入りなケアが必要です。とくに大きくたれた耳は蒸れやすく病気にもかかりやすいので、イヤーローションと綿棒で掃除をしてあげましょう。

また、キャバリアの目は大きく、少し飛び出しています。そのため、ゴミが付きやすく目ヤニが多く出ることがあります。病気になる前に濡れタオルなどでこまめに拭いてあげましょう。

キャバリアを飼う際のポイント3:笑顔でしつけをする

キャバリアは穏やかで従順な性格なので、特別に厳しいしつけをする必要はありません。やってはいけないことを区別するために、叱る時には低い声で短く叱ってあげましょう。

いいことをした場合は、笑顔で盛大に褒めてあげるとキャバリアはしつけをよく覚えてくれますが、叱り続けるとへそを曲げてしまう時があります。

頭がよく社交的な犬なので、しつけと遊びにめりはりをつけ、常に愛情を持って接することで、キャバリアは飼い主を理解し、より良い関係を築くことができます。

キャバリアを飼う際のポイント4:たくさん遊ぶ

キャバリアは活発な子が多く遊ぶことが大好きな犬種なので、毎日必ず遊んであげるようにしてください。特に若いうちは、室内でも積極的に遊んであげましょう。

室内でおもちゃなどを使って遊んだり、お散歩の時には、他の犬との交流を積極的に行ってあげるなど、キャバリアの良い部分を伸ばすようにしてあげましょう。

キャバリアの大きさや特徴を理解した上で飼育しよう

キャバリアは温厚で性格が良く、大きさも小柄でとても飼いやすい犬種です。飼い主に従順なので特別な訓練などは必要とせず、基本的に褒めて伸ばしてあげると覚えやすくなります。

しかし、生き物ですので個体差はあります。平均よりも大きかったり小さかったりするのはもちろん、活発で元気な子もいれば、おっとりとしていて物静かな子もいます。

毎日キャバリアと接し一緒に遊ぶことでn飼い主さんも犬の個性を把握してあげれば、キャバリアも飼い主の事を理解するようになり、より素敵な日々を送れるようになるでしょう。
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