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シベリアンハスキーの概要と毛色の種類|ミックス犬や飼育ポイントも紹介

「シベリアンハスキーってどんな犬?」
「シベリアンハスキーを迎えたいけど何に注意すればよいの?」
「シベリアンハスキーと似てる犬がいるけど違いは何?」
カッコよくて凛々しいシベリアンハスキーを飼いたいけれど、どんな特徴があって、飼育する上で何に注意すればよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

本記事ではシベリアンハスキーの種類や、飼育する上で必要なことについて解説します。記事を読むことで、シベリアンハスキーの特徴や飼育ポイントについて知ることができるでしょう。

またシベリアンハスキーの毛色の種類、他の犬とのミックスについても解説します。シベリアンハスキーについて理解し、飼育したい方はぜひ参考にしてください。

シベリアンハスキーとは?

犬ぞりで有名なシベリアンハスキーですが、どういった歴史や特徴があるのでしょうか。

オオカミに似たキリッとしたクールな印象があるシベリアンハスキーの性格やルーツを見ていきましょう。

今後シベリアンハスキーを迎えることを検討している方に向けても、迎え方やしつけについても紹介していますので、参考にしてください。

シベリアンハスキーのルーツ

シベリアンハスキーのルーツは、シベリア北東部にあります。そこにいるチュクチ族の猟犬やそり犬として、古くより重宝されてきました。

1900年代にアラスカに渡ったシベリアンハスキーは、レース犬として活躍したくさんの勝利を収めるなかで知名度をあげました。また、アラスカでジフテリアが流行した時には、シベリアンハスキーが極寒のなか長距離を走って血清や薬を届け、人命を救ったことも有名な話です。

その後、カナダやアメリカに渡り、1930年代に公認され人気を集めました。

北極や南極探検にも同行し、第二次世界大戦では救助犬としても活躍してきたシベリアンハスキーですが、現代ではペットしても根強い人気をもつ犬種になります。

シベリアンハスキーの特徴と寿命

シベリアンハスキーは、立ち耳でオオカミの様な風貌をもち、ダブルコートの特徴がある大型犬になります。筋肉や骨格もしっかりしており、分厚い下毛を持つダブルコートと貯えられた皮下脂肪で、極寒の気候に耐えると言われています。

平均的な寿命としては約12〜14年と言われており、標準体高は50〜60cm、体重は15〜28kg程度とされています。

これまでの歴史や活躍からもわかるように、シベリアンハスキーは優れた耐寒性を持ち、体力と持久力がある活動性の高い犬種になります。

シベリアンハスキーの性格としつけ

シベリアンハスキーは人や犬にとてもフレンドリーであり、明るくポジティブな犬種です。また社会性が強いため、適切にしつけを行えば人への忠誠心や親和性も発揮し、集団生活にも向いています。

反対に責任感や独立性も強く、頑固な一面もある犬種であるため、根気強く愛情深くしつけをする必要があります。

初心者には難しいかもしれませんが、無駄吠えや噛み癖も早期の段階でしつけて、解決していきましょう。

シベリアンハスキーの迎え方と価格

シベリアンハスキーの迎え方として、ブリーダーから迎える、ペットショップから迎える、保護犬から迎える方法があります。

ブリーダーから迎え入れると、血統書や種類など条件を絞って探すことができます。しかし、劣悪な環境で飼育しているブリーダーもいるため、信頼できるブリーダーから譲り受けましょう。

身近にあるペットショップでも、シベリアンハスキーの種類を探すことができます。ただし、シベリアンハスキーに限らず大型犬の個体は種類が少ないため、問い合わせてから行く必要があります。

保護犬では費用が抑えられますが、成犬のシベリアンハスキーを迎えるのは飼育したことがない方には難しいかもしれません。保護犬では子犬は多くないため、初心者の方はペットショップやブリーダーから迎え入れる方が良いでしょう。

シベリアンハスキーの価格は20〜60万円と幅広く、血統書や毛色によって価格は大きく変わってくるでしょう。

シベリアンハスキーの毛色の種類

シベリアンハスキーは毛色の種類が豊富で、それぞれ印象も変わります。

シベリアンハスキーの色合いや模様は成長と共に変化していく特徴がありますので、飼育する上での楽しみになります。

どの色も素敵ですが、好きな毛色のハスキーを見つけましょう。

ブラック&ホワイト

シベリアンハスキーの代表的な毛色で、ホワイトベースに胴体や顔にかけてブラックの色が組み合わさった色になります。

成長するにつれ顔の模様が変化し、印象も違ってきます。

ホワイト

全身ホワイト単色の綺麗な毛色で、ホワイトハスキーと呼ばれています。

ブラック

ブラックメインの毛色になります。ブラックハスキーはカッコよくて勇ましい印象です。

チョコレート&ホワイト

レッドホワイトよりも落ち着いたブラウンとホワイトを掛け合わせた色で、優しい印象です。

レッド&ホワイト

ホワイトに赤みがかかった茶色を組み合わさった毛色で、淡い色合が穏やかな印象です。

シルバー&ホワイト

ホワイトとシルバーを組み合わさった毛色で、クールな印象を与えます。

シベリアンハスキーのミックス犬の種類

同じ大きさの犬同士を掛け合わせることが多いですが、最近では小型犬や大型犬とのミックス犬も増えています。

今回は7種類のミックス犬の特徴や性格を紹介します。
  • シバリアン・ハスキー
  • ガーべリアン・シェプスキー
  • ポンスキー
  • ピットスキー
  • ボーダー・コリー・ハスキー
  • ゴベリアン
  • ロットスキー

シバリアン・ハスキー

シベリアンハスキーと柴犬をミックスさせた犬になります。

性格は、活発で友好的です。

小さいシベリアンハスキーの容姿で、顔つきや毛は柴犬に似ることが多いです。

ガーべリアン・シェプスキー

シベリアンハスキーとジャーマンシェパードをミックスさせた犬になります。

性格は大人しくフレンドリーで、頭も良いためしつけもしやすいです。

大型犬同士の組み合わせなので、体型は大きいです。シベリアンハスキーの毛質を受け継ぐことが多いです。

ポンスキー

シベリアンハスキーとポメラニアンをミックスさせた犬になります。

性格は温厚で賢く友好的です。

シベリアンハスキーのようながっちりとした体型に、毛質はポメラニアンのようにフワフワしています。

ピットスキー

シベリアンハスキーとピットブルをミックスさせた犬になります。

性格は従順で人懐っこく社交的です。

体型は個体差が大きく、成長するまで分からないことが多いです。

ボーダー・コリー・ハスキー

シベリアンハスキーとボーダー・コリーをミックスさせた犬になります。

性格は友好的で頭が良いです。活発的な一面もあり遊び好きな子が多いです。

ブルーアイとシルキーな毛質が特徴的です。

ゴベリアン

シベリアンハスキーとゴールデンレトリバーをミックスさせた犬になります。

性格はとても穏やかで人懐っこいです。

容姿はゴールデンレトリバーの垂れ耳を受け継ぐことが多く、優しい印象を与えます。

ロットスキー

シベリアンハスキーとロットワイラーをミックスさせた犬になります。

性格は友好的で忠実です。警戒心が強く番犬にも向いています。

顔はロットワイラーに似ることが多く、毛質はシベリアンハスキー寄りです。

シベリアンハスキーの飼育ポイント

シベリアンハスキーを飼育する上での注意点やポイントを紹介します。

新たに迎え入れる方は、シベリアンハスキーが快適で健康的に暮らせるようにしましょう。

抜け毛の手入れを欠かさない

シベリアンハスキーは抜け毛が多いので、毎日のブラッシングが必要です。

ダブルコートと呼ばれる被毛を持っており、下の毛は細くて柔らかく、上の毛は太くて硬い特徴があります。春と秋に換毛期があり、毛がごっそり抜け変わるため念入りにブラッシングを行いしょう。

ブラッシングには汚れを落とすだけでなく、病気を予防したり新陳代謝を高めたりする効果もありますので、毛のお手入れは大事になります。

食事を一気に食べるのを防ぐ

食事を一気に食べると、胃捻転を起こしたり消化不良で嘔吐したりすることがあるため注意が必要です。

食事を数回に分けて与えるほか、一気喰い防止の容器もあるので活用してみましょう。

トレーニングを行い過剰な興奮を抑える

シベリアンハスキーは元々ソリを引っ張る程の力があるため、興奮した際にしっかりコントロールできなければ危険です。

子犬の頃からしっかりトレーニングを行って興奮を抑えるコマンドを教え、落ち着かせましょう。賢い性格を持ち合わせていますので、適切なトレーニングを行うことでコントロールできるようになるでしょう。

夏場は温度管理に注意

シベリアンハスキーは暑さに弱い犬種のため、夏場は特に注意が必要です。気温は高くても20度、湿度は低い方が快適です。冷房などで温度を管理して、シベリアンハスキーにとって過ごしやすい環境を作ってあげましょう。

屋内で人と一緒に生活する時は、冬場の暖房がハスキーにとって暑過ぎることがあります。ハスキーがハァハァしないように、冬場も温度管理は大事になります。

毎日の運動が大切

シベリアンハスキーは活動的であり運動量が必要な犬種であるため、朝夕の散歩でしっかり運動させましょう。

運動不足になってストレスが溜まると問題行動を起こすことがあるので、運動は十分にとる必要があります。頭も良いので、脳トレのおもちゃや引っ張り合いっこ、ボールを投げてとってくる遊びなどで様々な刺激を与えましょう。

時にはドッグランで思いっきり走らせて、心と体を満たすことも大切です。

体調に気を配る

一緒に生活をしていく中で運動、食事、生活環境を整え体調に気を付けることは大切です。

シベリアンハスキーは、目や皮膚の病気、股関節や骨にも注意が必要です。日々の観察をしっかり行い、定期的に健康診断を受けて体調管理をしていきましょう。

シベリアンハスキーとアラスカンマラミュートの違い

シベリアンハスキーとアラスカンマラミュートは類似しており混同されがちですが、いくつか異なる特徴があります。

今回はそれぞれの大きさや性格の特徴を知り、見分けられるようにしましょう。

大きさや色の違い

アラスカンマラミュートの体高は58〜71cm程で、体重は39〜56kgにもなり、シベリアンハスキーよりも一回り大きい大型犬です。

毛色は、ライトグレーからブラックまでの黒色系統の色合いと、セーブルからレッドまでの茶色系統の色合いに分かれます。単色はホワイトだけとなっています。

特徴や性格面の違い

アラスカンマラミュートの目はダークカラーのみであるのに対し、シベリアンハスキーはオッドアイもいれば黒や茶色と様々です。

尻尾はアラスカンマラミュートはくるんと巻き上がっているのに対し、シベリアンハスキーの尻尾は垂れ下がっています。

耳の位置も少し違ってきます。アラスカンマラミュートは耳と耳が離れており、やや低い位置にあります。

性格面の違いもあり、アラスカンマラミュートは飼い主に対しては忠実でありますが、警戒心が強く攻撃的な一面もあるためしっかりしつけることが大切です。また体が大きく力も強いため、引っ張られないように注意が必要です。

ハスキーの特徴や毛色の種類などについて知ろう

穏やかで友好的な性格を持ち、様々な毛色があるシベリアンハスキーはとても魅力的な犬です。

しかし、しつけや健康管理などたくさんのことに留意して飼育していくことが大切になります。

シベリアンハスキーの特徴についてしっかり理解し、環境を整えてから家族として迎え入れることをおすすめします。そうすることで信頼関係も築きやすいです。しつけをすることはもちろん、責任を持って最後までしっかり飼育しましょう。

冬が好きで寒さに慣れている犬種ですので、冬は雪遊びをして楽しく幸せな時間を過ごせることでしょう。
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