犬がいじけるのはなぜ？気づいてあげたい9つの仕草＆行動の理由

愛犬の前で他の犬を可愛がってしまい、家に帰ったら、あなたが呼んでも愛犬はあなたのところにやってこなかった、なんてことを経験したことはありませんか。

犬もいじけるのでしょうか。いじけるとすれば、どんなふうに、そしてどんな時にいじけるのでしょうか。

愛犬が飼い主の目を見ながらすり寄ってアピールしてくるときは、飼い主に甘えたい時や、散歩に連れて行ってほしいという合図である時がほとんどです。

しかし、すり寄ってきても、あまり楽しそうにしていない場合は、何らかの不安や不満を抱いて、いじけることもあります。犬の表情をよく観察してみましょう。

犬がいじける時に、ふて寝をすることがありますが、必ずしもいじける時とは限りません。犬におやつを与えなかったり、雨だから散歩に連れて行かなかったりして、仕方なく寝転ぶ犬を見て、飼い主が「ふて寝」しているように見えるだけということもあります。

実際には手持ちぶさたで寝転んでいるだけのこともあります。そういう時は、そのままにしておきましょう。日頃の信頼関係があれば心配はいりません。

犬がいじけると、大好きな飼い主に呼ばれても、それを無視することがあります。何か心当たりを探ってみてください。

心当たりがなければ、日頃、犬を呼ぶ時に意味付けをしていない可能性があります。犬を呼んだら餌やおやつを与えるとか、そばに座らせて撫でてやるなどしていますか。

これをせず、呼びっぱなしで放置していると、犬はあなたの声を生活の中の雑音としか認識せず、あなたの声を無視する可能性があります。

犬が餌を食べた後や、散歩から帰った後に前足を舐めるのは単なる毛づくろいですが、常に舐めていたり、強迫観念を持っているかのような舐め方は、別の問題が潜んでいる可能性があります。

毛が黒ずむまで舐めたり、肉が出るまで舐める場合は、いじけるのをとおり越して、何らかの不安、神経症など深刻な原因がある場合も考えられるので、あまりにひどい場合は獣医に相談をしましょう。

犬が自分の尻尾を追いかける理由はいくつかあります。子犬の場合は、単に尻尾が自分の体の一部であることを理解できていないことがあり、おもちゃだと勘違いして好奇心から追いかけることがあります。

いじけると、自分の尻尾を追いかけまわして、飼い主の注意を引くこともあります。

また、過去に尻尾を追いかけた時、飼い主が笑ったりしたことがあると、何度も繰り返します。動きが制限された狭い部屋で長い時間過ごしている犬によく起こると考えられています。

その他、ノミなどに悩まされて痒がっていることもあるので、注意して見てあげるようにしてください。

犬はいじけると、好きな食べ物をもらっても食べないことがありますが、一時的なことなら心配はいりません。

長く続くようなら、餌を替えるなどの工夫をしてみてください。単に餌が嫌いだという場合があります。あるいは、おいしいものを過去に与えてしまって味をしめ、無言の抗議をしていることもあります。

それでも食べない場合は、深刻な健康状態の兆候である可能性があるので、獣医に相談するようにしてください。

雨が降っていて外で出られない時など、あなたの愛犬が、あなたをじっと見つめる時は、あなたの注意を引いて遊びたがっている時です。

あなたに散歩に連れて行ってほしい、外で走り回りたい、ボールを投げてほしい、でも飼い主は気づいてくれない、という時に、犬はいじけることがあります。

考えられる他の理由として、犬が人間の行動を観察している場合があります。