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老犬が夜泣きをする原因とは?飼い主がしてあげられる対策を紹介

更新日:2024年04月18日

老犬の夜泣きの理由がわからず対応に戸惑っている方は多いでしょう。本記事では原因に応じた対処法や、夜泣きする前に知っておきたい対策について紹介しています。老犬の夜泣きでお困りの飼い主の方や、今から対策をしておきたい飼い主の方などは是非チェックしてみてください。

老犬が夜泣きをする原因とは?飼い主がしてあげられる対策を紹介
「年をとって夜に急に鳴きはじめるようになってしまった」
「夜泣きをなんとか直したいけど原因がわからない」
こんなお悩みをお持ちの飼い主の方は多いのではないでしょうか。

本記事では、老犬に多い犬の夜泣きの原因として考えられるものを6つご紹介した上で、具体的にどんな対策をすればいいのか知ることのできる内容となっています。

この記事を読めば、犬によって違う夜泣きの原因を理解し、愛犬の気持ちを汲んだ上で原因に応じた夜泣き対策を講じることができるでしょう。

老犬と一緒に暮らす飼い主の方はもちろん、近くに犬を飼っている人がいる方は是非読んで、老犬との生活や犬達のことをより理解し、優しく見守るようにしましょう。

老犬が夜泣きをしたら飼い主はどうすればいいの?

夜中に突然愛犬が吠え始めたら、たとえ飼い主の方でもびっくりして飛び起きてしまいます。急に起こされて頭がまとまらないまま、ご近所迷惑になるのではと焦り、愛犬を注意してしまう方も多いでしょう。

しかし、愛犬も理由なしに鳴いているわけではありません。年老いた犬が夜泣きをする理由は大きく6つあり、理由によって対処法も全く違ってきます。

まずはどうして夜泣きをするのか原因を突き止め、それに適した対応をすることが大切です。

老犬が夜泣きをする原因

夜泣きは、老犬が飼い主に対して何らかのSOSを訴えていると考えていいでしょう。

単純にお腹が空いたり、喉が渇いていたりということもありますが、病気による体の異変を飼い主に訴えていることもあります。後者の場合は、飼い主が気付いて病院に連れて行かなければ愛犬の病気はどんどん悪化してしまいます。

たとえ病気でなかったとしても、愛犬にとって良くない状況にあるということなので、早めに原因を突き止め、老犬にストレスのない生活をさせてあげる工夫が必要です。

のどの渇きや空腹のため

いつでも綺麗な水が飲めるように用意し、食事も決まった時間に適量を与えているが、最近飲む量が減ったり、食べてくれる量が減ったりということはありませんか。

老犬は骨や関節が衰えているため、何度も首を上下するのは大変です。若い時と同じ食器の高さや容器の形のままだと、年をとった犬には合いません。また歯の老化で咀嚼や消化がしにくいことや、鼻の老化で匂いがあまりしないことなども食欲低下の要因となります。

飲み食べしにくいことなどにより食欲等が失せて、十分な水分や食事が摂取できず、夜泣きにつながっている可能性があるでしょう。

睡眠環境が犬にとって良い状態ではないため

寝床の材質や状態などが合っていなくて、眠れないことを訴えていて夜泣きしている可能性もあります。

老犬だと、ベッドで過ごす時間が自ずと長くなってくるものです。しかし、適した寝床でないと床ずれが起きて痛みが出てしまいますし、寝床の温度も適温でないと眠れません。

さらに年を重ねた老犬になってくると、寝床から動けなくなり粗相をしてしまうことも増えるでしょう。濡れたままの寝床では気持ち良く眠れなくなります。

この場合は飼い主さんに、寝床に対して何らかのストレスを感じていて、それを解決して欲しくて鳴いている可能性があるでしょう。

お漏らしをしてしまったため

前項と似ていますが、年をとると膀胱の筋力も衰え、我慢できず寝床でお漏らしをしてしまうことが多くなります。それ以外にも、高齢になり排尿のコントロールが上手くいかず、犬の意思とは別にお漏らしをしてしまう場合もあります。

濡れたままの寝床で寝たくないため鳴くこともありますが、今まで問題なくトイレでできていたのに、失敗してしまったことに少なからず犬も戸惑い、そのストレスが鳴く一因となっている可能性もあるでしょう。

病気による痛みがあるため

体の不調から眠ることができず、飼い主に訴えかけている場合もあります。

人間と同じように、犬も年をとると関節炎になりがちです。中でも骨関節炎などは、一度なってしまうと完治させることは難しく、進行しないように適切なケアを長期間にわたり続ける必要が出てきます。

日常で触るだけでも痛がって怒ったりしはじめたら、関節炎を疑って病院に連れて行ってあげるといいでしょう。

夜泣きを含む老犬が吠える原因は、痛みにともなう愛犬のSOSの可能性もあることを覚えておいてください。

出典:病気のおはなし|りか動物病院
参照:https://rika-ah.com/byouki/byouki13.html

出典:高齢犬の頚部痛|埼玉県川口市のハーブ動物病院
参照:https://www.hab-ah.com/post/%E9%AB%98%E9%BD%A2%E7%8A%AC%E3%81%AE%E9%A0%9A%E9%83%A8%E7%97%9B

認知症であるため

犬も認知症になることがあり、夜泣きはその症状のうちの1つです。他の症状も紹介しますので、照らし合わせて確認してみてください。

・昼間に寝て、夜に徘徊する昼夜逆転した生活を送っている
・意味もなくグルグルと尾を追っかけるようにして回る
・呼ばれてもわからない
・食欲旺盛で快便なのに痩せてきた
・おしっこやうんちの粗相が増えた
・キビキビ歩けず直角に曲がるのが辛そう
・覚えていたはずの物の名前や動作をわすれている
・壁や家具の間など隙間に率先して入り込み出られなくなる
・夜泣きする

また、上記の症状に当てはまっていたとしても、認知症ではなく別の病気から来る不調で挙動不審になっている可能性も十分にあります。重なる部分が多い場合は、認知症の可能性があります。

出典:シニア犬・老犬の認知症・痴呆|キュティア老犬クリニック
参照:https://cutia.jp/rouken-deme.html

不安や甘えのため

老化による様々な身体機能の低下から、今まで普通にできていたことができなくなり、飼い主に傍にいてほしいと思う気持ちが強くなって、心細さや不安から吠える場合があります。

例えば、視界が見えづらいことで物にぶつかることが多くなったり、耳がきこえ辛くなってものや人が近づいたことに気づかずびっくりしたりするのが続くと、人でも行動するのが怖いと思うようになります。

犬も同様に、不安を訴えるために吠えている可能性があるでしょう。

老犬が夜泣きをするようになった時に行いたいこと

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初回公開日:2022年07月28日

記載されている内容は2022年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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