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【オス・メス別】犬の発情期の期間・行動や症状と対処方法

更新日:2020年09月19日

犬の繁殖には欠かせない発情期。犬がどのような行動をとったら発情期なのか知りたい愛犬家の方も多いのではないでしょうか。発情期特有の行動、気をつけることや対処法はどのようなものがあるのかこの記事でご紹介していきます。発情期の問題行動でお悩みの方もぜひご覧ください。

【オス・メス別】犬の発情期の期間・行動や症状と対処方法

犬の発情期ってどんな行動になるの?

皆さんは、メス犬にも人間と同じく生理がくるのをご存知でしょうか。メス犬の生理が来ている時期のことを発情期(ヒート)と言います。この発情期には、メス犬に色々な変化が起こります。また、発情期のメス犬の近くにいるオス犬にも変化が起こります。

犬の発情期にはどのような変化があるのか、また、飼い主の私たちはどうしてあげたらいいのかをご紹介していきます。

興奮して吠える

犬の発情期は、繁殖のために必要なことです。繁殖は、より良い子孫を残すことが大事になってきます。よって、犬たちは繁殖期にはとてもピリピリしていることが想像できます。普段は温厚でおとなしい性格の犬も、発情期によく吠えてしまうのは、このイライラやピリピリから来ています。

発情期が来ているメス犬もそうですが、興奮して普段と違う反応を強く示すのは、メス犬の発情期に反応しているオス犬の方が多いでしょう。他のオス犬に取られまいと必死になっていることもあります。

食欲がなくなっても大丈夫?

言葉を話せない犬にとって食欲は、体調を見る上での大事なバロメーターです。愛犬の食欲がないと心配になってしまって当然です。

しかし、犬は発情期の間は食欲がなくなることはとても多いです。メス犬は、ホルモンのバランスが崩れてかなりのストレスがかかっていますし、近くにいるオス犬も繁殖行動をしたくて発情していますから、それが何らかの形で阻止されていれば、大きなストレスがかかってしまいます。

人間でも、ストレスがかかっていたり、緊張していると食べ物が喉を通らないことがあります。犬も同じで、発情期の間は大きなストレスのせいで食欲不振になっています。発情期の間だけの食欲不振なら過度な心配はいりません。そのうち落ち着いたら食べるだろうくらいに、ゆったりとその時を待ってあげてください。

イライラ?噛む時も

普段は噛み癖もなく飼い主に歯も当てないような愛犬でも、発情期のイライラで噛み付いてしまうこともあります。そこを普段どうりにしつけと叱ってしまっても、発情期に限っては無意味なことです。発情期が終われば、噛み癖がなくなるのであれば、噛む必要がないようにストレスを無くしてあげることが大切になってきます。

いつもと臭いは違うの?

メス犬は、発情期には発情期特有の臭いを出してオス犬を誘います。これがフェロモンです。オス犬は、その臭いに反応して初めて発情します。ですので、発情期にはメス犬の臭いはいつもと大きく変わります。

犬は、毎日お風呂に入る訳ではないので、発情期が完全に終わっても臭いだけが体毛などに残っていて、それにいつまでもオス犬だけが反応して、メス犬を追いかけることがあります。メス犬の方は、もうその気はなくなっているので、オス犬を拒否することでしょう。

その場合は、シャンプーをして早めに発情期の臭いを消してあげましょう。オスメスの多頭飼いをしている方にです。

人間のように出血はする?

犬は、人間のように出血を伴う生理がくる数少ない動物です。実は、人間と類人猿の一部以外に、出血を伴う生理がくる動物は犬だけです。とはいっても、犬の生理は人間の生理とは原理が全く違います。ですので、正しくは人間でいう生理とは少し違います。

人間の生理の出血は、排卵後に子宮内膜が剥がれ落ちる際の出血なので、生理中や直前直後は妊娠に適さない期間ですが、犬の発情期の出血は、妊娠する準備を整えているサインで、出血が止まってから排卵が起こります。

また、出血している期間のみが犬の発情期ではありません。犬の発情期の期間について詳しく見ていきましょう。

犬の発情期ってどのくらい続くの?

犬の発情期発情前期発情期発情休止期無発情期
期間 5日〜20日5日〜20日2〜3ヶ月3〜8ヶ月
上の表にもあるように犬の発情期は、発情前期、発情期、発情休止期、無発情期に分けられます。

発情前期は、約5日から20日ですが平均的には10日ほどです。この時期が、一番出血の量が多い時です。発情前期では、まだオス犬が交尾をしようと近づいても受け付けない時期です。見た目だけだと、この時期のみが発情期のように感じる飼い主さんも多いですが、本来はこの後が妊娠に適している時期に入ります。

発情期になると、メス犬はオス犬を受け入れるようになります。期間は、こちらも平均10日ほど。出血の量は微量になり、発情期の終わりに見えますが、この時期が一番わかりやすい発情の行動をとります。メス犬は、オス犬に外陰部の匂いを嗅がせ、尻尾をお尻の横にずらして誘います。この時期の交尾で妊娠が成立します。

その後、オス犬を受け入れなくなり、発情休止期に入ります。妊娠が成立していれば、胎児が成長していく大事な期間です。犬の場合、ホルモンの関係で偽妊娠が起きやすいと言われています。実際には妊娠していなくても、妊娠してる時のような行動をメス犬がする場合があるのもこの時期です。

その後の無発情期は、ホルモンの影響が一切なくなった通常どおりの期間です。この時期は個体差がありますが、平均で4ヶ月前後でしょう。ですので、犬の発情期は1年に2回ほどやって来ることになります。

発情期の時の愛犬にはどうしてあげたらいいの?

犬の発情期は、長いことがおわかりいただけたでしょうか。では、その発情期の間、私たち飼い主は愛犬にどう接してあげるのが一番なのでしょうか。

無理に抑えても大丈夫?

発情期が来ている犬にとって、交尾ができないことはとても大きなストレスになります。人間のように理性で抑えるなんてことは犬には絶対にできませんから、それを無理やり人間の力でおさえつけようとするのは好ましくありません。逆にストレスがたまり、問題行動がエスカレートする可能性が高くなります。オスメスを臭いの感じないほどに離してしまうのが一番です。

正直うるさくてどうしようもない時

メス犬に関しては、近くにオス犬がいなくても定期的に発情期はやって来ますから、発情期が来たらオス犬の近くに行かないように散歩も控えることをします。半年に一度ほどのペースですし、出血や頻尿などのサインを見逃さないようにしましょう。

おすめすの多頭飼いで繁殖を希望しない場合は、発情期は別の部屋にさせたり、せめてケージを離すなどの対処をしてみてください。

オス犬に関しては、オス犬自身が発情期がある訳ではないので、発情が来ているメス犬に会わせないようにするのが一番です。発情中のメス犬の臭いでどんなに興奮しうるさくなってしまっても、距離をとって時間が経てば落ち着きます。

ストレスを軽減させてあげよう

犬にとって発情期は、どんな状況だとしてもやはり大きなストレスがかかる時期です。そのストレスを軽減させてあげる方法に、避妊・去勢手術という選択肢もあります。

多頭飼いではなく、発情期の行動の変化もそんなに大きくないのであれば、発情期のストレス軽減のためだけに手術をする必要はありませんが、もし繁殖させる気がないけれど、オスメスの多頭飼いをしていたり、あまりにも発情期の行動が大きなストレスになっている犬の場合は、繁殖自体をストップさせてあげるのも1つの手段ではないでしょうか。

メス犬にとっては、近くにオス犬がいるのに交尾ができないこともストレスになります。オス犬にとっても発情期の臭いを感じるのに、交尾ができないことは大きなストレスです。発情期がきているメス犬の飼い主さんは、散歩にでる時は気をつけてあげることも必要です。発情中にドッッグランに連れて行ってしまうことはしないようにしましょう。

愛犬の発情期を理解してあげよう

今回は、犬の発情期の行動や対処法についてご紹介して来ました。犬に発情期があることは知っていても、その期間やメカニズムについては、意外な部分もあったのではないでしょうか。普段と違う愛犬の姿に戸惑うこともあるでしょうが、少しでもストレスを軽減させてあげられるように人間側は工夫してあげたいところです。

避妊・去勢手術には、さまざまな意見があるはずですし、周りから指摘されることもあるでしょう。ご自身の愛犬には、どのように対処してあげるべきなのか慎重に考えて、今後の愛犬との絆をさらに深めて行きましょう。

初回公開日:2017年11月20日

記載されている内容は2017年11月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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