ビションフリーゼのカットスタイル9選！頻度や料金を解説

ふわふわで綿アメのような見た目のビションフリーゼは、その毛並みのお手入れがとても重要です。「プロに可愛くしてもらいたいけど、いくらかかるのか」「自分でカットするには何が必要で。どうやるのか」と、飼っている方やこれから飼う方は悩まれることでしょう。

サロンでのカットはいくらかかるのか、どのようなカットスタイルがあるのか、また自分でカットすることは可能なのか、などについてご紹介していきます。

トリミングサロンなどで推奨されるカット頻度は、長毛種では月に1回とされています。

ビションフリーゼの毛はダブルコートと言って巻き毛が2重構造になっており、伸びると非常に絡まりやすくなります。毛玉になってしまうと毛を痛めてしまったり、蒸れて雑菌が繁殖したりしてしまうので、毎月のカットと日々のブラッシングが大切です。

ビションフリーゼのカット料金は、他の犬種よりも高めで、1万円を超えることが多いです。チワワやパグなど短毛種では6000円前後であることが大半なので、倍程度はかかることになります。

ビションフリーゼのカット料金が高額化する理由は、トイプードルと比べても倍の量がある毛並みのせいだけでなく、日本ではビションフリーゼのカット経験があるトリマーが少ないせいでもあります。

どのようなカットスタイルにしていくか考えることは、ビションフリーゼを飼う上で欠かせない楽しみの1つです。カット方法では料金はほぼ変わりませんので、せっかくであれば誰もが心ときめく可愛らしいスタイルや、今までにないオリジナルなスタイルにしてみましょう。

メジャーなものから個性的なスタイルまで、ビションフリーゼでできるお勧めのカットスタイルを9つご紹介します。サロンでカットされる際の参考になさってください。

顔周りと耳の毛を短く、頭頂部の毛は多めに残して、顔の小ささを際立たせるカットスタイルです。全体として丸々とした印象になり、可愛らしいのでとてもがあります。

耳の形があまり主張しないように、頭と耳の境目をぼかすようにカットするとより小顔さが際立ちます。耳下から頬の毛もバランス良くカットしないと、おにぎりのような三角形になる可能性がありますので注意してください。

その名が示すように、クマのぬいぐるみのような可愛らしい表情を見せてくれるのがテディベアカットです。このカットはまだ毛が生えそろっていない子犬の頃から、ある程度形を作っていくことも可能です。

さきほどの小顔カットとの違いは、耳の毛を切りすぎず丸く残すことと、頭頂部の毛は短めにカットすることです。また、ボディの毛も短めにカットすることでより一層テディベアらしくかります。

ビションフリーゼのカットで、最も代表的なものがパウダーパフです。ビションフリーゼでしか作れないこの真ん丸な頭は、飼っていたら一度は目にしたいスタイルでしょう。

ぬいぐるみのような愛らしさから、カットスタイルとしては1番のを誇っています。ただしカットの難易度は高く、綺麗に丸が作れるサロンは限られます。

また子犬の頃から入念な下準備が必要で、「パウダーパフにしたい」と考えてもすぐにできるわけではないことを覚えておいてください。

「可愛さもオリジナリティも、どっちも捨てがたい」そうお考えの方には、このきのこカットがお勧めです。頭部と耳がつながるように丸くカットし、目から下の顔部分は短めにカットすることで、まるでマッシュルームのような見た目に仕上がります。

小顔カットやテディベアカットではトイプードルと間違われることもありますが、パウダーパフとこちらのきのこカットはビションフリーゼの魅力を遺憾なく振りまいてくれることでしょう。

「はやく色んなビションカットをしたいけど、まだ子犬で毛が足りない」とお悩みであれば、サロンでパピーカットをお願いしてはいかがでしょうか。パピーカットは、子犬の時期だからこそ見られる天使のような巻き毛を最大限活かしたカットです。

大人になったビションフリーゼとはまた違う、子犬の頃だけの可愛い姿を見ることができます。また、目標にしているカットスタイルがあるのであれば、子犬の頃から下準備をしていくことが大切です。