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老犬がご飯を食べない理由は?食べさせるための工夫についても紹介

更新日:2023年11月01日

飼っている老犬がご飯を食べなくなったときには、どんな理由が考えられるのでしょうか。本記事では、老犬がご飯を食べない理由に加え、食事を与える際にできる工夫などを紹介します。老犬がご飯を食べなくて困っているという人は、ぜひチェックしてください。

老犬がご飯を食べない理由は?食べさせるための工夫についても紹介
「犬が年をとってから食が細くなってきて心配」
「老犬になってご飯を食べなくなってしまったらどうすればいいの?」
このように、老犬を飼育している人には、食事に関する不安や悩みがあるのではないでしょうか。

この記事では、老犬がご飯を食べない理由をはじめ、ご飯を食べない老犬におすすめの食べ物や食べさせ方、食べてもらうために挑戦したい工夫などを紹介していきます。

この記事を読むことで、ご飯を食べない老犬のために飼い主ができることを知ることができます。その知識を活用することで、飼っている愛犬のためにできる限りのことはしてあげられるようになるでしょう。

飼っている老犬のご飯が心配という人は、ぜひこの記事をチェックしてください。

老犬がご飯を食べない理由

大切な愛犬が若いときは元気に沢山ご飯を食べていたのに、老犬になってからほとんど食べない状態になってしまうと心配になるでしょう。以前のように元気がなくなり、痩せていく姿を見るのはつらいものです。

老犬がご飯を食べなくなってしまうのには、いくつか理由が考えられます。愛犬がどの理由に当てはまりそうなのかを考えてみてください。理由によって対策の方法は異なりますから、なぜ愛犬がご飯を食べないのか、その理由を突き止めましょう。

食欲がわかない

老犬になると食欲がわかなくなってしまう子がいます。これは、加齢により体の機能が低下してしまうためです。運動量が減ることで胃や腸などの消化器官の働きが衰え、食欲がわかずご飯が食べられなくなってしまうのでしょう。

これは加齢自体に原因があるため、食欲減退の他に症状がなく元気であればあまり心配しすぎる必要はありません。ただし、排泄に問題がないかをよく確認したり、体重の変化に気を配ったりすることは忘れないようにしましょう。

食の好みが変わった

今までおいしそうに食べていたものでも、突然食べないという場合があります。そのときは、老犬になったことで食の好みが変わってしまったことが原因として考えられるでしょう。

老犬になると、味覚や嗅覚が低下します。その結果、今まで好きだったものでもあまり食べたくなくなってしまうのです。

また、年を重ねてわがままになったことで、好きなもの以外は食べないこともあります。その場合、おやつなどは普通に食べるのに、主食のフードは食べないという状態になってしまうのです。

食器の高さが合わない

老犬になることで、筋力は衰えていきます。食器を床に置いて食事をさせていると、老犬にとってはその姿勢がつらく感じてしまうことがあるのです。その結果、ご飯をあまり食べなくなってしまいます。

この場合は、食欲が低下しているわけではありませんから、食器の置き場所を工夫することで楽な姿勢になって食事が摂りやすくなり、食べる量を増やすことができます。床に食器を置いているのであれば、食事台を用意してあげましょう。

身体に不調を抱えている

老犬がご飯を食べない場合は、病気の可能性も捨てきれません。病気であるときは他にも症状が出ていることが多いため、愛犬の様子はよく見ておくようにしましょう。何か異変があれば、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

また、口内にトラブルが起きている可能性もあります。老犬は歯や歯茎にトラブルを抱えやすく、痛みを感じて食事を摂れなくなってしまうこともあるのです。そういう場合は、柔らかく水分の多い食事を用意してあげると食べやすくて良いでしょう。

基礎代謝が落ちた

老犬になると、基礎代謝が落ちてしまいます。これも、ご飯を食べない原因になるのです。基礎代謝が落ちるとお腹が空きにくくなり、ご飯もあまり食べたくなくなってしまうのでしょう。

この場合、内臓に負担を与えにくい食事量にすることが求められます。愛犬がご飯を残してしまうのであれば、量を見直してみると良いでしょう。また、1回の食事量を少量ずつに分けて、食事を与える回数を増やすことも効果的です。

病気かどうか確認するポイント

老犬がご飯を食べない状態になってしまったときは、病気になっている可能性も考えられます。病気になっているのであれば、放置をせず早めに対処することが大切になるでしょう。

病気である場合は、食欲不振の他にも別の症状が現れている可能性が高いです。他に出てくることが多い症状を把握して、できるだけ早く病気の可能性に気づけるようになりましょう。注目しておきたいポイントを紹介しますから、意識して愛犬の様子を見てみてください。
  • 下痢や嘔吐がみられる
  • 元気がなく寝てばかりいる
  • 水分を摂っていない
  • 普段と様子が違う

下痢や嘔吐がみられる

下痢や嘔吐などの消化器系の症状が現れた場合は、肝臓、腎臓、消化管などの内臓疾患の疑いがあります。また、胃腸炎や中毒の可能性も考えられるでしょう。胃腸炎の場合、お腹からキュルキュルと音が聞こえることもあります。

老犬は消化管が衰えてしまっているため、胃腸炎になりやすくなっている場合があります。胃腸炎には急性のものと慢性のものがあり、慢性のものになってしまった場合は下痢や嘔吐の症状がずっと続くようになってしまうでしょう。
次のページ:ご飯を食べない老犬におすすめの食べ物

初回公開日:2022年07月29日

記載されている内容は2022年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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