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ボーダーコリーの珍しい毛色『ブルーマール』ってどんな毛色?

更新日:2024年01月10日

ボーダーコリーの毛色のバリエーションについての記事になります。基本的なカラーに加え、ブルーマール、チョコレートマールといった珍しいカラーもご紹介!ボーダーコリーが持つ「マール遺伝子」に関してもお話しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ボーダーコリーの珍しい毛色『ブルーマール』ってどんな毛色?

ボーダーコリーとは?

フサフサの毛をなびかせながら、尽きる事を知らない体力のもと、元気よく走り回るボーダーコリー。祖先が牧羊犬という事はご存知の方も多いのではないでしょうか。

8世紀〜11世紀にかけて存在したヴァイキングという海賊らが、スカンジナビア半島からイギリスへ持ち込んだトナカイ用の牧羊犬がボーダーコリーの始まりだったとされています。

その後はイギリスにいた在住犬との交配を繰り返しながら今の姿になりました。

イギリス国境付近のボーダー地域で飼育されていた事と、牧羊犬全体をさすコリーで、ボーダーコリーと名付けられたのが有力な説となっています。

ボーダーコリーの特徴

ボーダーコリーの高い知能と優れた運動能力は、中型犬の中でも特に群を抜いています。

家畜を誘導するといった頭の良さと、それらをまとめる事ができる技術の高さ・持久力を持ち合わせた牧羊犬の名残がしっかり残っているのでしょう。

故に計りしれないスタミナを保有しているので、毎日のお散歩を欠かさず、高い知能レベルにあわせた遊びをしてあげる事が大切になります。

また主人と認めた人への従順さもピカイチで、指示される事に嬉しさを感じるとても責任感の強い性格のため、しっかりとしつけをする事で強い信頼関係が築けますよ。

その反面運動不足に陥ったり、甘やかしたしつけで自由に育ててしまうと、ストレスなどから攻撃的な性格になってしまう事もあるので注意が必要です。

ボーダーコリーの基本的な毛色

毛色のバリエーションは非常に豊富ですが、街中でも良く見かけるブラック・レッド・ブルーのどれかの色に、お腹や首周りがホワイトといった色合いが基本的なボーダーコリーの毛色です。

またどのボーダーコリーにも首の周りにはホワイトが含まれています。この首周りのホワイト部分が、ぐるっと一周している事をフルカラーと呼びます。

そしてブレーズと呼ばれる鼻先から目の間を通るホワイト部分が、フルカラーと繋がっている事をフルブレーズと呼びます。

太めのブレーズから左右対称に、目・頬・耳・頭部にブラックやレッドなどのカラーが入る模様が理想的とされ、フルブレーズフルカラーの子は値段が高い傾向にあります。

その他には色素が薄く灰色や白っぽい被毛の、ブルーマールといったカラーもありますが、
ブルーマールについても下記でご紹介していきますのでぜひ参考にしてみて下さい。

ブラック・ホワイト

多くの方がボーダーコリーと聞いて、思い浮かべる代表的なカラーでしょう。背中の方を中心に黒っぽく、お腹周りが白といった被毛が特徴のカラー種類になります。

真っ黒ではなく茶系の場合もありますし、黒と茶が混ざったカラーの子も多くいます。光の当たり具合でも印象が大きく変わってきます。

レッド・ホワイト

比較的珍しいカラーで、レッドといっても赤毛という意味ではありません。オレンジがかった薄い茶色や、明るめのベージュカラーの被毛が特徴のカラー種類になります。

ベージュが濃いめのカラーの子や淡く薄いカラーの子など、色の幅はありますがブラックよりも明るく柔らかい色合いで、優しい見た目が印象的です。

ブルー・ホワイト

ボーダーコリーを飼っている方ならいざ知れず、ワンちゃんを飼っている方でも聞いた事がない、という方は少なくはないであろうブルー・ホワイト。

と同時に、聞いた事はなかったけど見た事はあった!という方もきっと多いのではないでしょうか。

ここで言うブルーとはアッシュ系、つまりグレーカラーの被毛をしたボーダーコリーの事を言います。

アッシュがかった茶系の子が多く、大人になるにあたり茶色味が増していく事があります。

特徴としてはブラック・ホワイトを少し柔らかくした感じで、ホワイト部分も印象に残るカラー種類となっています。

ボーダーコリーの毛色のバリエーションが豊富な理由

ボーダーコリーの毛色として公認されているカラーバリエーションは、なんと35種類にもおよびます!なぜそんなに多くのバリエーションがあるのでしょう?

理由はボーダーコリーの歴史に大きく関係しています。

遺伝子の突然変異

ボーダコリーが持つ遺伝子の一つにマールというものがあります。この因子はメラニンの抑制、つまり色素に影響する遺伝子とされています。

厳密に言うと、突然変異で色素を作り出せなくなる遺伝子です。またその発生箇所はランダムで作用し、ブチ柄を作りだします。

このように変異的な遺伝子を持つボーダーコリーらが、多くのカラーを作り出し、それらが公認された事も理由の一つと言えるでしょう。
次のページ:マール種のボーダーコリーの毛色

初回公開日:2019年08月30日

記載されている内容は2019年08月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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