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グッピーの稚魚の育て方と道具・成長過程・色の変化|性別

グッピーの稚魚の育て方と道具

稚魚の餌やりは、1日3回与えましょう。食べ残しはスポイトで吸い取って、常に清潔な環境で飼育します。稚魚は日々成長しますから、食べる量も変化していきます。

餌の種類は、生餌のブラインシュリンプや稚魚用の冷凍ベビーシュリンプ、テトラミンベビーなど、稚魚の口で食べやすいサイズのものを与えましょう。稚魚を産卵箱で飼育する場合は、循環が悪く水質が濁りますから、クリーナースポイトで日に数回稚魚を吸い込まないように注意しながら綺麗にしましょう。

水槽

親のグッピーを飼育する水槽は、大きなサイズを用意します。子供が成長した時に余裕のある環境がベストです。グッピーが産卵した時、産卵箱を取り付けて飼育する事もできますから、大きめサイズをします。

作業がしやすいサイズは60cm水槽です。稚魚が生まれても産卵箱を取り付けて使用できますから、新たに水槽を購入しなくても良いし、温度管理も手間がかかりません。産卵箱は水槽内に取りつけるタイプを選びましょう。

親水槽に戻すタイミング

親水槽に戻すタイミングはとても難しいです。小さいサイズで戻してしまうと親が食べてしまうからです。口のサイズより大きくなれば大丈夫ですが、明確な大きさはわかりません。心配が残るなら、安心できるサイズまで産卵箱で育ててから一緒にすると良いでしょう。

グッピーの稚魚の成長過程

グッピーの出産

グッピーは、お腹の中で卵を孵化して稚魚状態で生みます。グッピーはメダカの仲間なので、卵胎生メダカと呼ばれます。ブラックモーリーもこの種類で有名です。稚魚の状態で生まれてくるので、卵の管理や回収の必要はありません。

気が付いたら稚魚がたくさん泳いでいたなんて事がある位、初心者でも簡単にグッピーを繁殖させることはできます。

稚魚のエサ

無事に稚魚が生まれたら、餌を与えます。ただし、成魚用の人工の飼料は食べられません。与える時は、細かくすりつぶしたベビー用のフードを与えるか、ブラインシュリンプやインフゾリアが最適です。

稚魚用の水槽で、専用のエサを与えて育てれば、およそ2~3か月程度で成魚となるでしょう。成魚となったグッピーは繁殖できますが、近親繁殖をすると奇形が生まれる確率が高くなりますから避けます。

グッピーは、特別な繁殖期がなくいつでも増えますから、性別ごとに分けて飼育するのは基本です。繁殖させる時は、オスとメスを一緒にして交尾させます。およそ28日位で稚魚が誕生するでしょう。初心者でも簡単に増やせるので、グッピーはがあります。

グッピーの稚魚の色の変化

グッピーの稚魚に色が出てくるのは、体長1.5cm位になった時でしょう。時期にすると1か月位だと考えられます。グッピーの種類によっては稚魚に色が出ない場合があります。

グッピーの色の楽しみ方は、優性の法則と呼ばれるもので、遺伝子によって個体の色や体型に優性な遺伝子が表現されます。親グッピーの色を受け継ぐ事が多いため、同じ色ばかり増やしたくない時は、ある程度考えて増やすことができるでしょう。

種類別グッピーの稚魚の育て方

性別

グッピーの稚魚が生まれたら、生後30日位で別けましょう。オスとメスを一緒に飼育していると、誰の子だかわからない稚魚がどんどん生まれてしまいます。グッピーは1.5か月くらいすると、生殖能力を持ち始めます。そして、生後1か月くらいすると、性別の判断ができるようになりますから、稚魚を選別して飼育します。

性別の判断方は見た目でできます。生後1か月くらいすると、オスは美しい尾を持ちメスはメダカのような地味な見た目に変化します。小さすぎると見た目ではわからないので、変化してきた頃が、別ける時でしょう。

「見分け方」
・妊娠点の有無
・尾びれの形
・体表面、ヒレの形や模様

大きさ

グッピーの稚魚の大きさは、成魚に比べるとあきらかに違います。親グッピーは稚魚を食べてしまうことがあるので、別の水槽へ移して飼育すると良いでしょう。グッピーの稚魚は2~3か月で成魚になりますから、その前に性別ごとに分けて飼育します。

稚魚が生まれた後に別の水槽に移すのは苦労します。毎日グッピーを観察して、妊娠しているグッピーを見つけたら、産卵箱に入れて守ってあげると良いでしょう。そうすると産卵後は親グッピーだけを元の水槽に戻すだけですから簡単です。

グッピーの稚魚が死ぬ原因

ハリ病

グッピーのハリ病は生後1週間までの稚魚が発症します。成魚はキャリアとなります。ハリ病は、グッピーの尾が広がらないで針のように細くなります。一生懸命頭を振って泳ぎますが十分に餌を食べられないので、徐々に衰弱します。

ハリ病の原因は、水質悪化と考えられますが、他にも栄養の不足や成長不良であること、水のphが7.5以上であることなどさまざまな原因があるでしょう。ハリ病を発症したら、まずは、水替えなどで水質の改善をします。水槽内を綺麗に掃除してグッピーの回復力を上げることです。

そして、回復が見込めないようなら薬を与えます。薬を与えるとグッピーに体に負担をかけるので慎重に行いましょう。

ハリ病の治療のやり方

1.ハリ病のグッピーを隔離し、水温と水質を合わせた綺麗な水を用意する。
2.新しい環境でグッピーの様子を見る。
3.可能であれば、ブラインシュリンプの餌を与える。
4.ハリ病にかかっていない魚も新しい水に変えて、清潔な環境で飼育する。
5.1~4で回復が見込めない時は、粗塩を入れて0.5~0.5濃度に塩浴させる。
6.それでも回復しない時は、メチレンブルー、リキッドFゴールドを使って治療する。

※注意点は、ハリ病になったグッピーが入っていた水槽の水はすぐに捨てること。塩や薬は水草の無い状態で使用します。病気を克服するには、早期発見が大切です。そして、グッピー自身の体力も必要でしょう。この病気にかからないためには。清潔な管理が大切です。水質管理を徹底してグッピーを育てましょう。

グッピーの繁殖で注意したい点

比率

グッピーを飼育する時は、オスとメスの比率が重要です。オスはメスを追い回すため、オスが多いとメスは疲れてしまいます。ですから、オスは少ない数で飼育します。見た目が綺麗なオスですから、多めに飼育したくなりますが繁殖を考えるなら避けた方が良いでしょう。

そして、メスが妊娠をしたらメスを産卵箱に隔離しますが、隔離期間は最短にします。狭い産卵箱はメスにとってストレスですから、なるべく短い期間にします。タイミングがわからない時は、3日入れて出産しなければ戻してあげます。

使用する産卵箱もなるべく大きなサイズを用意します。大きいほどメスのストレスが軽減されますから安心です。スペースに余裕があるなら、ひとつ水槽を増やすのも良いでしょう。

混泳

グッピーの繁殖を考えるなら混泳はさせない方が良いです。特にテトラなど、小型のコイは気がきついので攻撃的な個体もいます。そして、稚魚を食べてしまう種類もいますから注意が必要です。

どうしても混浴させるなら、コリドラスやオトシンクルスが良いでしょう。この場合、グッピーの数が増えるとフンが底に溜まりやすくなって、コリドラスの負担になるので底床清掃はこまめにしましょう。

増えすぎ

グッピーのメスは、1回の産卵で20~30の稚魚を産み、多いと50匹も生みます。メスはオスの生死をお腹の中に何か月も保存しますから、1匹のメスが何回も出産をします。一般家庭で買える数は決まっていますから、ある程度増えてきたら、オスとメスを別けて2つの水槽で飼うのが望ましいでしょう。

2つの水槽を置くスペースが無い時は、大きめサイズの水槽をセパレートを使って仕切ります。セパレートを使用すると、水温が偏りますから注意が必要です。他には、知り合いに譲って数を減らす必要があります。できれば、稚魚が生まれたら、早めにオスとメスを別けて飼育すると増えすぎて困るこはありません。

グッピーは簡単に繁殖できる

グッピーの稚魚は簡単に繁殖させることができました。ただ繁殖させるだけなら簡単ですが、近親交配になると問題が出てきます。繁殖させる時は、良い方法でできるようにご紹介した方法を参考にして下さい。
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