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の錦鯉10|錦鯉を飼育するときの注意点をご紹介

錦鯉とは?

錦鯉とは、鯉の突然変異によって誕生しました。そして、突然変異の種類をさらに改良したのが錦鯉の起源です。その後、200年という年月に渡り改良が重ねられてきました。そして、今や100種類以上の錦鯉が生まれています。

錦鯉の特徴

錦鯉を飼う前に、種類や特徴をしっかりと把握しておきましょう。特徴を把握しておけば、購入するときや飼育するときに役に立ちます。とくに、錦鯉にとって生活しやすい環境を作ってあげることが大切です。

錦鯉の特徴1:見た目や大きさ

錦鯉は、あくまでも観賞魚です。そのため、錦鯉の価格は、種類や体形、色彩、模様などによって、ピンからキリまであります。錦鯉のように、数百円から、数千万円もする鑑賞用の生きものは、それほど多くはないのではないでしょうか。

まず錦鯉は、30~60㎝が一般的です。鯉は、生活環境がよければよいほど、どんどん大きくなる種類なので、環境によっては70㎝超えの巨大魚もいます。

体色もバラエティに富んでいます。代表的な色は「赤」「黒」「白」「黄色」です。色が濃く、ムラやボケがない体色に価値があるといわれています。

錦鯉の特徴2:食性

鯉が雑食であるのと同じように、錦鯉も雑食です。野生の鯉は、浮遊動物や付着生物を食べます。稚魚の時には、ユスリカや泥についた生物などを食べます。成魚になると、流れてきた柿の実なども食べることがあります。

一見、鯉には歯がなさそうに見えますが、実は喉の奥に3列に並んだ臼状の歯があって、それで硬い貝の殻やザリガニなどをバリバリと砕いて食べてしまいます。養殖の場合には、カタクチイワシなどの小魚の粉末に小麦粉などの混ぜたものを使います。

錦鯉の特徴3:生息地・分布

野生の鯉は、「川」「池」「湖」といった淡水に生息します。流れがおだやかで、流れだまりなどの深いところに生息しています。

鯉というと「鯉の滝登り」など日本画でよく見られます。しかし、実際の鯉は、ジャンプは苦手ですから、滝を上ることはありません。

生命力が非常に強いので、過酷な環境でも生きられる適応能力がある種類といっていいでしょう。錦鯉も、一定の環境を整えることでペットとしては、飼いやすい種類に入るのではないでしょうか。

錦鯉の特徴4:寿命

意外と長生きです。野生の鯉の場合よりもペットとして飼われている錦鯉は、種類によっては環境さえ整っていれば、平均として20~30年くらい。さらに健康な鯉であれば50~70年もの寿命があるといわれています。

最高長寿の錦鯉では、なんと226歳まで生きたという錦鯉もいるそうです。ここまで長寿の錦鯉は、珍しいとしても、100年以上という長寿鯉はたくさんいるそうです。その意味では、一度飼えば、一生付き合えるペットといえるのではないでしょうか。

錦鯉を飼育するときの注意点

錦鯉は、環境に順応しやすい種類なので、飼育するのも比較的簡単にできます。しかし、とくに初心者にとってやってしまいがちな注意点があります。また、飼育する上で必要な設備などもあります。とくに水槽で錦鯉を飼育する場合の注意点をピックアップしました。

錦鯉を飼育するときの注意点1:エサをあげすぎない

初心者が一番陥りがちの失敗が「エサのあげずぎ」です。錦鯉は、エサをくれる人をよく覚えていているので、水槽の前に立つだけで、口をパクパクしてエサをねだります。その様子がかわいすぎて、ついついエサをあげてしまいます。

しかし、エサを与えすぎてしまうと、水が濁ってしまったり、食べすぎの原因になることがあります。鯉は、冬にはほとんどエサを食べない種類です。また、1週間くらいエサをあげなくても、元気に過ごせる生き物です。

錦鯉を飼育するときの注意点2:水温と水質の管理

錦鯉にとって快適な水温は、「温水性」といわれる15℃~25℃といわれています。もちろん環境の変化には順応性がある種類なので、低い水温でも心配はありません。

しかし、全体的に水温が高くなると錦鯉にとっては過酷な環境になってしまいます。日中、部屋の中が25℃以上になる場合には、クーラーが必要になります。

また、水質も重要です。水槽で飼う場合、錦鯉は、フンなどによってすぐに水槽の水が濁ってしまいます。最低でも1週間に1度は水を替えるようにしましょう。

錦鯉を飼育するときの注意点3:エアーポンプがあると安心

池など、大きな場所で育てる場合には、あまり必要ないでしょう。しかし、水槽に何匹かの錦鯉を育てている場合は、水に溶け込んでいる酸素が少なくなってしまう危険性があります。

そのため、エアーポンプがあると水中の酸素不足を補うことができます。水槽の大きさや中に入っている数などによって違ってきますが、エアーポンプがあると安心です。ペットショップでいろいろな種類が売られていますが、1,000円程度から購入できます。

錦鯉を飼育するときの注意点4:身体的にも精神的にもダメージを与えない

錦鯉を飼育するときには、身体的にも精神的にもダメージを与えないことが大切です。たとえば、錦鯉は生活環境によって、大きくなったり小さくなったりする種類です。

しかし、あまりにも小さなスペースやスペースに合わない多くの錦鯉がいるとストレスがたまる原因になります。

また、音に敏感な錦鯉にとって、大音響の音楽が常に流れている場合にもストレスになってしまいます。水温の温度差や水質の不安定さなどもストレスとなり、元気がなくなってしまうので、注意しましょう。

錦鯉を飼育するときの注意点5:人工の水草でレイアウトする

水槽の中で、本物の水草を植えてしまうと、錦鯉が食べ物だと勘違いして、引き抜いてしまうことがあります。見た目で癒されたいという水槽派の人には、人工の水槽でレイアウトするといいでしょう。

人工の水草なら、水槽の清掃も楽になります。また、好きな種類の水草を配置することができるので、観賞用としては全体的なデザイン力がアップします。

の錦鯉10

錦鯉の魅力は、なんといっても体の模様の美しさです。模様は、好みで選べばいいのですが、どんな種類を選んだらいいのかわからない人も多いでしょう。

どのような種類がなのかにしてみました。また、価格はあくまでも参考であり、大きさやオス、メス、模様の入り方などで大きく違ってきます。
人気ランキング種類特徴参考価格
1位紅白白地の上に緋斑9,700円
2位大正三色紅白に黒の斑紋3,700円
3位昭和三食大正三色よりも黒が多い7,800円
4位白写り黒字に白の斑紋2,500円
5位丹頂丸い緋斑が頭部にひとつ3,800円
6位緋写り黒字に赤の斑紋3,300円
7位浅黄体部が藍色や水色の青系2,500円
8位秋翠青系の体色と大きな鱗3,800円
9位孔雀鱗に誤植の光沢をもつ1,800円
10位九紋竜白地に強烈な黒の色彩700円

の錦鯉1位:紅白

錦鯉の1位は、王道ともいえる「紅白」でした。赤と白を組み合わせた単純な種類です。そのシンプルさがかえって、味わいを奥深くしているのでしょう。白がメインで、赤以外の色を一切持たないのが紅白です。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
1位紅白雪のような白い地色に、大きくて鮮やかな緋斑が大胆に乗っている錦鯉が、優秀な品種9,700円すでに紅白の境目が出来ているもの。白地がきれいなもの

紅白の値段

錦鯉の紅白は、の種類であるため、錦鯉の値段として、バランスや美しいものについては、数百万、一千万円台で取引されることもあります。まさに「宝石」並みの価格が付くものがあります。

しかし、投機目的などの特殊なものを除いて、趣味として紅白に魅力を感じる場合、稚魚で1,000円から購入することができます。

紅白の特徴

紅白は、とてもシンプルな種類です。そのシンプルさが魅力となって、有数となっています。紅白は、その名のとおり、白地の上に緋斑があるだけです。そのため、錦鯉のファンにとっては「紅白に始まり、紅白で終わる」とも言われています。

雪のような白い地色に、大きくて鮮やかな緋斑が大胆に乗っている錦鯉が、優秀な品種とされています。

基本的には、頭の部分にはひとつの緋斑、背中、尻尾で3段の紅白になっているものがバランスのいい3段模様として、錦鯉の価値が高まります。

の錦鯉2位:大正三色

2位に輝いたのは、「大正三色」でした。白い地肌に緋斑&墨斑で三色です。その模様のつき方から「赤三色」「丸天三色」「口紅三色」など、いろいろな呼び方をされています。華麗さが魅力の錦鯉です。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
2位大正三色紅白の錦鯉に、黒の斑紋が加わったことで、華麗さが鑑賞ポイント3,700円全身が黒くても口先が白いもの。上半身に墨が多いもの

大正三色の値段

大正三色の値段は、黒の部分のまとまり方で値段が変わってきます。とくに、頭部には赤の模様だけが入り、黒い模様が入らない種類が高値になります。尾びれの前まで左右にバランスよく黒色が点在する錦鯉がよいとされています。

大正三色は、華麗さが特徴の錦鯉です。紅白に黒の色がポイントとなり、その割合が値段に反映されます。

大正三色の特徴

紅白の錦鯉に、黒の斑紋が加わったことで、華麗さが鑑賞ポイントとなります。白い地色に緋斑と黒斑が乗っている種類のため通称「三毛(さんけ)」とも呼ばれています。大正時代のはじめに交配され作り出されたため、この名前の由来になっています。

頭部には、赤の模様だけで、胸びれに黒の斑点が点々と入るのが大正三色の特徴です。尾びれ前の体色が左右にバランスよく黒が点在している錦鯉がよいとされています。

の錦鯉3位:昭和三色

3位には「昭和三色」がランクインしました。よく比較される大正三色に比べると、より複雑な模様が魅力となっています。昭和三色も、模様から「緋昭和」「近代昭和」「ボケ昭和」など、いろいろな呼び方がされています。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
3位昭和三色大正三色に比べて黒が多く、逆に白地が少ないのが特徴です。大正三色よりも、黒の豪快さが際立っているのが魅力7,800円墨が多くても墨の下に緋や黄がうっすらと見えるもの

昭和三色の値段

幼少期から5歳くらいまで、変化の激しい種類です。そのため、値段が安い幼魚を購入しても、その育て方や環境によって、思いもよらない理想的な模様が出現することがあります。

育てる醍醐味として、のある錦鯉です。三色のバランスの中でも、とくに黒い模様がポイントになります。黒斑の連続性や豪快さなどによって、値段も変わってきます。

昭和三色の特徴

よく大正三色と比較されます。昭和三色の場合、大正三色に比べて黒が多く、逆に白地が少ないのが特徴です。大正三色よりも、黒の豪快さが際立っているのが魅力となっています。

昭和三色は、小さい頃は、模様が目まぐるしく変わるので、専門家でも将来どうなるのかわからない種類です5歳以上になると変化も落ち着いてきます。

昭和初期に創られたため、命名の由来になりました。大正三色に比べて、かなり複雑な模様になっています。

大正三色と違うポイントは、頭部から黒色が入って、黒が多いのが特徴です。また、黒の流れが評価のポイントにもなっています。

の錦鯉4位:白写り

4位は、写りものの中で最ものある「白写り」です。黒の地肌に白斑が入った錦鯉です。緋はありませんが、白と黒とのコントラストが、かえって豪快に見えることから多くの人にがあります。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
4位白写り白写りの地肌は、雪のように白く、黒は漆黒を思わせるものがよいとされている2,500円体色がほんのりとピンク色に近い透き通ったもの

白写りの値段

写りものといわれる模様のなかには「黄写り」「緋写り」があります。その中でも白写りはがある種類で、ほかの写りものに比べても、値段は高めになっています。

地肌の白色と漆のように艶のある黒とのコントラストが強ければ強いほど、値段も高くなります。体長55センチで3歳のメスで、姿かたちが秀逸な白写しともなると、一匹30万円近くになる錦鯉もいます。

白写りの特徴

白写りの地肌は、雪のように白く、黒は漆黒を思わせるものがよいとされています。鼻や頭、胴にある黒模様が、白と黒とのコントラストとなって、衝撃的なタッチが特徴の錦鯉となっています。

写りもののなかでも、ダントツのを誇っており、「大正三色」や「昭和三色」といった色ものに比べると、一色足りないというイメージがありますが、逆に緋色がないことで、白地・墨の気高い美しさを感じるというファンも多くいます。

の錦鯉5位:丹頂

5位に輝いたのは、日本らしい丹頂です。頭に丸い緋門がひとつあることばチャームポイントになっています。とても分かりやすい模様なので、比較的外国の錦鯉ファンにも支持されています。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
5位丹頂真っ白な陶磁器を思わせる体の頭頂部にだけ、緋斑があるものが好まれる3,800円緋斑ができるだけ真ん丸で、目にかからない程度に大きいもの

丹頂の値段

錦鯉の丹頂の最大の魅力は、なんといっても頭部に際立つ緋斑です。この緋斑の形が完全な円型に近く、さらに目にかからないくらいの大きさの種類が高値となっています。

透き通るような白い体色に、赤丸がポイントの丹頂は、とくに日本の国旗を連想するとして、海外の錦鯉ファンにとなっています。

頭にだけ緋斑がある種類のほうがで、値段的にも高い傾向にあります。

丹頂の特徴

錦鯉の丹頂は、丸い「緋斑」が頭部にひとつだけあるというのが最大の特徴です。名前の由来は、丹頂鶴からです。

丹頂は、紅白からの派生種類として分類されます。真っ白な陶磁器を思わせる体の頭頂部にだけ、緋斑があるものが好まれます。大きな分類としては、体色が真っ白でなくても、頭頂部に円い緋斑があれば、丹頂と呼ばれることもあります。

たとえば、紅白の錦鯉のなかでも、体色が紅白で、頭頂部に緋斑のあるものは「丹頂紅白」と呼ばれます。その他にも「丹頂三色」「丹頂昭和」などいろいろな種類があります。

の錦鯉6位:緋写り

写りもののなかでも、希少価値のある「緋写り」が6位にランクインしました。生産量が少ないわりに、コアなファンが多く、なかなかがあります。緋と墨のコントラストが魅力の錦鯉です。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
6位緋写り体色が赤で、そこに墨模様が入った錦鯉です。体全体が派手な赤と墨で彩られている3,300円オレンジ色っぽいもの。幼魚の時に墨がなくても、成長につれ出てくる

緋写りの値段

写りものには「白写り」「黄写り」「緋写り」などの種類があります。写りものの錦鯉のほとんどが白写りとなっています。そのため緋写りは生産量が少なく希少な種類として、高値が付くことがあります。

緋と墨が濃く浮き出ている品質の良い緋写りは、鑑賞価値が高く、錦鯉のマニアにとっては、レアものとしてもがあります。

赤と黒のコントラストは明度・彩度差から見て、どうしても暗く感じてしまうため、好き嫌いがハッキリしそうな種類です。

緋写りの特徴

緋写りの特徴は、体色が赤で、そこに墨模様が入った錦鯉です。体全体が派手な赤と墨で彩られています。観賞するなら、上からだけ見る池で飼育するよりも、体全体が見られる水槽飼育に適しているのではないでしょうか。

赤地に墨が印象的な緋写りですが、ヒレの先やお腹の部分が白くなっているものは、緋写りとはみなされず、「緋昭和」として扱われるので、注意しましょう。

の錦鯉7位:浅黄

錦鯉の原種である「浅黄」が7位にランクインしました。華麗さが身上の錦鯉ですが、浅黄は「渋さ」が魅力の錦鯉です。体色のブルーの濃淡や緋の色の形などから「水浅黄」「滝浅黄」「緋浅黄」に分かれています。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
7位浅黄成長するにしたがって、鱗が大きくなるので、発色がよくなって、全体的に濃い青系に育つ3,500円背筋に青や藍色が濃く出ているもの

浅黄の値段

浅黄は、錦鯉の原種であり、ここからさまざまな種類が改良されてきました。体色のブルーは、青みがかった鱗によるものです。幼魚のときには、黒っぽい色で、あまり派手さありません。

そのため、幼魚のころに購入すると、お手頃のお値段で手に入れることができます。

成長するにしたがって、鱗が大きくなるので、発色がよくなって、全体的に濃い青系に育ちます。日本人好みの渋みと威厳が備わった錦鯉となり、値段も150万円くらいで取引されることもあります。

浅黄の特徴

浅黄は、多くの錦鯉の母体となった種類です。もともとは「浅黄真鯉」から改良され、誕生したといわれています。

浅黄の特徴は、背中に淡い藍色を帯びた網目があるという点です。現在では、青味の付き方や全体的な色合いなどから「鳴海浅黄」「紺青浅黄」の2種類に分けられています。

鳴海浅黄は、白い網目が特徴となっているため、スッキリと涼しげな印象の錦鯉です。紺青浅黄は、全体的なイメージとして重厚感のある錦鯉になっています。浅黄は、日本人好みの渋さがある錦鯉です。

の錦鯉8位:秋翠

8位にランクインした「秋翠」は、浅黄から派生したドイツ種です。鱗がないため、鮮やかな緋斑が入ると、くっきりと浮かび上がり、華麗に見えるところが魅力です。交配する品種によって、秋翠の異種として「秋翠三色」「昭和秋翠」に分類されます。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
8位秋翠大きな鱗が背骨にそってあるだけで、体表はつるつるで鱗がない3,800円背の紺地が薄くて鮮やかなもの。鼻に緋のあるもの

秋翠の値段

秋翠は、鱗が背骨に沿ってあるだけで、体表にはありません。後頭部から背中を通って、尾ヒレまで続く大きな鱗を鑑賞する錦鯉です。

鱗がきれいに並んでいて、大きさがそろっているもの、鱗の色の藍や黒といった色彩のコントラストが美しい錦鯉ほど、評価が高く、値段もアップします。

また、体表のブルーがより鮮やかな錦鯉のほうが、評価が高くなります。

ひと昔前までは、緋の入り方などはあまり重要視されてきませんでしたが、緋が入ることでゴージャス感が生まれることから、緋斑が入った「緋秋翠」や「花秋翠」といった種類がで、値段も高くなっています。

秋翠の特徴

秋翠は、初めてドイツ鯉と錦鯉を交配して、誕生した品種です。その特徴は、大きな鱗が背骨にそってあるだけで、体表はつるつるで鱗がないという点です。

名前の由来は、創作者の秋山氏の「秋」と体色のブルーから「秋翠」と名付けられました。

ドイツ種は、鱗がないため体の表面がつるつるとした種類になります。錦鯉と掛け合わせたことで、頭部から背中にかけての鱗だけが残りました。浅黄がベースになっており、浅黄の持つ性質として、両頬に緋斑を持っているのが特徴です。

の錦鯉9位:孔雀

鱗がきらきら光って、いかにも「錦」といったイメージを持つ「孔雀」が9位にしました。とても分かりやすい種類なので、多くの錦鯉の中でも、目を引きます。五色の光輝く姿は、神々しくも見えます。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
9位孔雀見た目のゴージャスさや光沢などがわかりやすいと、初心者や海外のファンからの評価が高い1,800円光の強いもの。頭が平均して光るもの

孔雀の値段

孔雀は、光ものとしての魅力を評価しますから、やはりよく光るものほど値段が高くなります。光ものは、光りと模様が一体となって表れるのが難しい種類のため希少価値となり、値段も高くなります。

しかし、光もののなかでも、比較的孔雀は、質が安定しており、大型の錦鯉でも光りと模様が一体となって美しい錦鯉が育ちます。

とくに、見た目のゴージャスさや光沢などがわかりやすいと、初心者や海外のファンからの評価が高く、最近では値段が上がってきています。

孔雀の特徴

孔雀の特徴は、その名のとおり、孔雀が羽を広げたような光輝く美しさです。正式な名称は「孔雀黄金」といいます。浅黄をベースに、鱗の光を反射させる加減と緋斑が加わった錦鯉です。

光ものには、「桜黄金」の白の光模様、「大和錦」の大正三色の光り模様などいろいろな種類がありますが、とくに五色の光り模様をもつ錦鯉のことを「孔雀」と呼んでいます。

孔雀は、その豪華な見た目で、ビギナーや海外のファンからがあります。プラチナ色の地肌に、緋盤が乗った派手な品種です。池で鑑賞するよりも、水槽で飼育したほうが、照明によってキラキラと輝き、その魅力を最大限に引き出すことができるのではないでしょうか。

の錦鯉10位:九紋竜

育てる楽しみなら、ダントツ!といわれているのが「九紋竜」がベスト10入りです。他の錦鯉のように、ゴージャスとは言えない体色をしていますが、力強い墨斑がもくもく湧き出たり、消えたり、育て方によって、変化する楽しみがある錦鯉です。
ランキング種類特徴平均価格幼魚の購入ポイント
10位九紋竜まるで竜が雲となって、空に舞い上がるようなイメージの力強い黒斑700円黒模様が時期によって大きく変化するので、お楽しみ!

九紋竜の値段

カラス鯉系とドイツ鯉を掛け合わせて作られた品種です。名前の由来のように、まるで竜が雲となって、空に舞い上がるようなイメージの力強い黒斑が魅力の錦鯉です。

九紋竜は、ほかの錦鯉と違って、模様が一定しないという特徴があります。

成長する過程での模様の変化もありますが、一年の中でも、夏に墨が一気に消えて真っ白になってしまうこともあります。逆に冬になると、墨がどんどん出てくるといった急激な変化が楽しめる種類です。

模様が安定しないということもあって、比較的ほかの錦鯉に比べて、値段は手頃なものが多く、ビギナーでも手に入れやすい種類です。

九紋竜の特徴

真っ白な体表に、真黒な墨紋が浮かび上がっているのが特徴です。墨の変化が激しく、水温が高いと白地の中に沈んでしまします。逆に水温が低くなると、墨が勢いよく現れる傾向が強くなります。

錦鯉としての評価は、模様が安定しないというハンデによって、あまり高くありません。しかし、一方で、観賞する側からすると、大きな変化が楽しめる錦鯉といえるのではないでしょうか。購入した時と全く別の錦鯉に変化するものもいるくらいです。

の種類を把握して錦鯉を飼ってみよう

1位から10位まで、錦鯉の種類のをご紹介してきましたが、その他にもさまざまな種類があるので、実際に養魚場やペットショップに足を運んでみてはいかがでしょう。

の種類を把握しながらも、大切なのは自分のインスピレーションです。同じ種類でも模様の配置や色のバランス、全体の形など、好みも十人十色です。

錦鯉には、ひとつとして同じ模様はありません。世界であなただけの錦鯉を手に入れてはいかがでしょう。
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