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ゴールデンアカヒレは飼いやすい魚?特徴と小型水槽での飼い方

ゴールデンアカヒレとは?

アカヒレのアルビノ種がゴールデンアカヒレです。アカヒレとは中国原産の熱帯魚で、コッピーという名で売られていることもあります。

熱帯魚ですがヒーターなしの状態でも飼育することができ、小さなコップでも環境さえ整っていれば生きていけるくらい頑丈で、水槽立ち上げ後のパイロットフィッシュとしても活躍できるお魚さんです。

その飼いやすさはそのままに、金色に突然変異した品種の交配を繰り返し固定化したのがゴールデンアカヒレです。

ゴールデンアカヒレの特徴

ゴールデンアカヒレの特徴は、なんと言ってもその金色に輝く体色でしょう。

金色の体は光の当たり具合では半透明にも白い色にも見え、群れではもちろんですが単独でも見ごたえたっぷりです。瞳が青く見えることもあります。赤い尻尾は通常のアカヒレと同じです。

ノーマルなアカヒレよりも若干お値段が高いという点も特徴です。それでも1匹100円ちょっとくらいなのでお求め安く、入門種であることに変わりはありません。

ゴールデンアカヒレの育て方は?

そんな丈夫で美しいゴールデンアカヒレの飼育方法は簡単で、初心者でもトライすることが可能です。

飼育スペースが小さくても大丈夫なので、日本の一般的な家庭なら問題なく飼育ができ、熱帯魚ではありますがヒーターが不要な場合も多いので金銭的な負担も少なく済みます。

ここからはゴールデンアカヒレの飼育方法について見ていきましょう。
ゴールデンアカヒレの飼育方法
  1. 水温の調整が簡単
  2. 小型水槽でも飼育可能
  3. 他の魚と一緒に飼育可能

水温の調整が簡単

ゴールデンアカヒレは熱帯魚なので、適温は25度です。しかし、低水温にも耐えうる性質を持つため、10度以上の水温があれば生きることが可能です。そのため、極端に寒い環境でなければヒーターは不要でしょう。暑い場合でも29度までは耐えられます。その範囲を越えなければ無加温での飼育が可能です。

飼いやすい魚であるとは言え、ゴールデンアカヒレの健康面を考えると、やはり適温で飼育してあげるのがベストです。極寒の日・酷暑の日が続くようであれば、ヒーターやクーラーできちんと温度管理をしましょう。

また、ゴールデンアカヒレ自体は適温範囲が広くても、一緒に入れる他のお魚や水草の適温範囲が狭い場合があります。ゴールデンアカヒレが生きられる温度でも他のお魚は死んでしまう場合がありますので、混泳させる場合は注意が必要です。

小型水槽でも飼育可能

ゴールデンアカヒレは水質の変化に強く、酸素摂取量も少ないお魚さんなので、小型の水槽で飼育することが可能です。よくホームセンターや雑貨屋さんなどで、ボトルアクアリウムとして売られているゴールデンアカヒレを見かけるのはそのためです。

しかしいくら水質の変化に強いと言っても、小型水槽は水質が悪化しやすく、酸素も少なくなりやすい環境です。そのため毎日汚れを取ったり少しずつ水換えしたりするお世話が必要になります。

お世話の頻度が多くなるとゴールデンアカヒレの負担にもなるので、やはり広い水槽で泳がせてあげたほうが健康に長く飼育できるでしょう。

毎日お世話を欠かさずできるなら、美しいボトルアクアリウムに挑戦してみるのも良いでしょう。

他の魚と一緒に飼育可能

ゴールデンアカヒレは温和で比較的大人しい性格をしているので、他の種類のお魚さんと混泳させることが可能です。同じくらいの大きさのテトラ、お掃除役のオトシンクルスなどと混泳させると、より一層見ごたえのある水槽になります。日本でお馴染みのメダカとも混泳できます。

しかし混泳させる場合は、他の種類同士でケンカしないよう広めの水槽を用意する、相性や様子を見ながら他のお魚さんを投入していくことなど注意が必要です。温和な性格と言っても個体によって異なり、特にオスはメスよりも気性が荒い傾向があります。

また金魚など明らかにゴールデンアカヒレよりも大きいお魚さんと混泳させるのは避けましょう。自然界では体の大きいものが強く、小さいアカヒレが大きいお魚さんにいじめられる可能性があります。

ゴールデンアカヒレの繁殖方法は?

ゴールデンアカヒレの繁殖は、環境次第では自然繁殖も可能で、難易度が低く初心者でも挑戦することが可能です。

繁殖しやすい熱帯魚ではありますが、人間が用意すべき環境はもちろんあります。小型水槽では繁殖できないので、ゴールデンアカヒレの繁殖を狙う場合は少し大きめの水槽を用意してください。

ゴールデンアカヒレの繁殖方法1:水槽に水草を大量に置く

まずは小型水槽よりも大きい水槽(45㎝以上くらい)の底に、アカヒレの産卵に必要な水草をたくさん敷きましょう。敷くべき水草の種類はウィローモスです。

ゴールデンアカヒレの卵は底にバラまかれます。ウィローモスがあればそこに卵が引っかかり、流れたり食べれたりすることを防げます。また、産まれたばかりの稚魚は体が小さく、普通の餌を食べることができません。

そのため、アカヒレの餌を食べられるようになるまではウィローモスに発生する微生物を食べて成長します。

ゴールデンアカヒレの繁殖方法2:成魚に食べられないようにする

ゴールデンアカヒレの成魚は、自分が産んだ卵でも見つけ次第食べてしまいます。そのため卵を産み終わったタイミングで、成魚を別の水槽に移しましょう。そうすれば卵を食べられる心配はなくなります。

また、成魚を別の水槽に移さない場合は、ウィローモスなどの水草をしっかりかため、高密度で敷きます。その上にまたうっすらとウィローモスを敷きます。

小さな卵は高密度のウィローモスの下に入り込み、成魚が卵のある場所まで入れなくなるため、食べられることを防ぐことができます。成魚を移動させない場合は水草で卵を守りましょう。

ゴールデンアカヒレは初心者にも!

丈夫でキレイなゴールデンアカヒレ。小さめの水槽でも簡単に飼育ができ、初心者に最適のお魚さんであることはお分かりいただけたでしょうか。

小型水槽で手をかけながら単独飼育するのも、大型水槽でレイアウトされた水草の中を群れで泳がせるのも、あなた次第で飼育の幅は広がります。もし飼ってみたいと思って頂けたら、アクアショップで店員さんに相談して、自分に合った飼い方を探してみるのも良いでしょう。

ひとつ注意したいのが、いくら値段が安くて丈夫な生き物だからと言って、安易な気持ちで飼い始めて飽きたらお世話をやめてしまう、ということにはならないようにしてください。

どんなに安くて小さくても、私たちと変わらない生き物です。飼育自体は簡単ですが、最後までお世話ができるかどうかを考えてから飼育しましょう。

お部屋の中に1つ、自然をつくる。それだけで、日々の生活に彩りが生まれます。
アクア&ペット かねだい
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