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水中の宝石|ラミレジィとは?種類や繁殖・飼育についてを紹介!

ラミレジィとは?

ラミレジィとは、「ラム」の愛称背知られている熱帯魚です。

ラミレジィは南米に生息しているドワーフシクリッドの仲間です。発色が綺麗な熱帯魚で、「水中宝石」と呼ばれるほど綺麗です。複数飼育で群泳させても単独飼育をしてもきらびやかで素敵な水槽を作り出すことができます。

ブリード個体とワイルド個体が輸入されてきています。ワイルド個体は少し気性が荒いですが、発色が強くなりやすいので綺麗でです。

そんなラミレジィの習性や生態、特徴などを項目ごとにご紹介していきます。

ラミレジィの習性・生態

ラミレジィは一般的な熱帯魚の飼育環境で手軽に飼育できる魚です。

南米から輸入されるワイルド個体は気性が荒いこともありますが、ヨーロッパから輸入されているブリード個体であればワイルド個体と比べて比較的穏やかな個体が多いので、他の熱帯魚と同じ水槽で混泳させることもできます。

ラミレジィのオスは、繁殖期になると気性が荒くなり、混泳している魚を攻撃してしまうこともあるため、繁殖期のオスには注意が必要です。

ラミレジィの特徴

カラーバリエーションが豊富で熱帯魚としてとてもです。

ラミレジィは、ドワーフシクリッドの中でもとても飼育がしやすく、熱帯魚飼育の醍醐味でもある繁殖まで気軽に挑戦することのできる大変な熱帯魚です。

1年を通して南米やヨーロッパから輸入されているので、手に入りやすく飼育しやすいのある熱帯魚です。

寿命

ラミレジィの寿命は平均すると2年〜3年です。

単独飼育している場合は心配のないことですが、複数で混泳させている場合、混泳相手との相性や繁殖期の関係でケンカをしてしまい、そのケンカのストレスで死んでしまうこともあります。

寿命を全うできずに、ストレスから1年未満で死んでしまうこともあるので、混泳で飼育する時はストレスに十分注意しましょう。

大きさ

水槽の中で混泳させるのも熱帯魚の醍醐味です。熱帯魚の大きさも混泳させる際の水槽の中のバランスをとるのに重要になります。

ラミレジィは体長4センチ〜5センチに成長する熱帯魚です。メダカと同じか少し大きいくらいです。

ラミレジは小ぶりな熱帯魚なので、混泳させることで鮮やかな水槽を作り出してくれます。

ラミレジィは、長く大切にしているとどんどん体色が綺麗になっていく魅力的な熱帯魚です。

国内外で様々な改良品種が誕生していて、色も赤系、青系、黄色系とたくさんの種類がいます。単色で綺麗な色を見せてくれるラミレジィもいれば、体が模様のようになっている綺麗なラミレジィもいます。

好みの色や柄に育つかどうかもラミレジィを飼育するときの楽しみの一つです。

ラミレジィの種類

ラミレジィは改良品種が盛んに誕生していて、たくさんの種類がいます。

ラミレジィを飼育したいと考えても、品種が多くてどの品種にしようか迷ってしまうという人が多いです。

ここでは、一般でよく飼育されているバルーンラミレジィ、パピリオクロミスラミレジィ、ジャパンラミレジィ、ブリリアントラミレジィ、ドイツラミレジィ、ブルーダイヤモンドラミレジィの6種類をご紹介します。
ラミレジィの種類
  1. バルーンラミレジィ
  2. パピリオクロミスラミレジィ
  3. ジャパンラミレジィ
  4. ブリリアントラミレジィ
  5. ドイツラミレジィ
  6. ブルーダイヤモンドラミレジィ

ラミレジィの種類1:バルーンラミレジィ

お腹の部分にふっくらと丸みがあって可愛い体系のラミレジィです。

販売価格は500円〜3000円ほどです。養殖された国によって「オランダラム」や「ドイツラム」と呼ばれることもあります。

色違いで、白色がベースで薄い金色の「ゴールデンバルーンラミレジィ」や青色が綺麗な「コバルトブルーバルーンラミレジィ」などもいます。

ラミレジィの種類2:パピリオクロミスラミレジィ

南米のドワーフシクリッドの中でも1番美しいと言われて色のがパピリオクロミスラミレジィです。

販売価格は300円〜500円ほどです。コロンビアやベネズエラに生息していて、養殖の個体が多く、輸入も頻繁にされてくるので比較的安価で手に入りやすい種類です。

価格が安く、とても綺麗な種類のため、パピリオクロミスラミレジィは熱帯魚初心者に種類です。

ラミレジィの種類3:ジャパンラミレジィ

日本で養殖された日本産のラミレジィです。

販売価格は1500円〜3000円とラミレジィの中では高価になっています。

日本産らしい、繊細で目を引く美しい体色をしています。のある品種ですが、他の種類と比べると販売数が少ないのでラミレジィの中では高値で取引されています。

ラミレジィの種類4:ブリリアントラミレジィ

ブリリアントラミレジィは、体色の青みがとても強いことが特徴のラミレジィです。

販売価格は1000円〜2000円で取引されています。

体色は、ラミレジィとコバルトブルーラミレジィを合わせたような色をしています。ラミレジィが本来持っている赤色や黄色の上から、コバルトブルーラミレジィの持つ鮮やかな青色をかぶせたようなとても綺麗な体色をしています。

ラミレジィの種類5:ドイツラミレジィ

ドイツラミレジィは、他のラミレジィと比べると赤色と黄色の色味が強いです。

販売価格は1000円〜2000円で取引されています。

ラミレジィ本来が持っている赤色や黄色の発色が綺麗という特徴があります。他の種類のラミレジィと比較しても、赤色と黄色の色味が強くとても綺麗な種類です。

体の特徴もあり、ラミレジィの中でもヒレが長く体高がある種類なので、水槽の中での存在感もあり、の種類で、「ドイツラム」や「ジャーマンラミレジィ」と呼ばれたりもします。

ラミレジィの種類6:ブルーダイヤモンドラミレジィ

ブルーダイヤモンドラミレジィは、その名前のとおり、全身が青色に染まったラミレジィです。

販売価格は500円〜1000円で取引されています。

全身がブルーに染まっているブルーダイヤモンドラミレジィですが、頭部は少し黄色っぽく、目の色は鮮やかな赤色でとても目を引く見た目をしたラミレジィです。

これぞ熱帯魚というくらいの鮮やかな青色は水槽の中でもひときわ目立つ存在なので、色とりどりな水槽にしたい人にはうってつけの種類のラミレジィです。

ラミレジィの水槽や飼育環境

ラミレジィは一般的な熱帯魚の飼育環境で飼育することのできる熱帯魚です。

熱帯魚を飼育するのにきになることが飼育環境とその費用です。そこにお金をかけようと考えたり、こだわり抜けばいくらでも良いものがあり、果てしなくコストがかかってしまいます。

ラミレジィは初期費用で、20000円あれば十分な飼育環境が作れる初心者の方にも飼育を始めやすい熱帯魚です。

ここでは、水槽や濾過装置などの紹介をしていきます。
ラミレジィの水槽や飼育環境
  1. 必要な水槽
  2. 濾過フィルター
  3. 水槽の蓋
  4. 水あわせ

必要な水槽

ラミレジィを混泳差せるかさせないかで必要な水槽の大きさは変わります。

混泳させずに単独で飼育するかペアでの飼育をする場合は、30センチほどの小型の水槽で十分飼育可能です。特にペアでの飼育の場合は小型の水槽ですとじっくりと飼育ができるのでです。

混泳を考えている場合は、何匹飼育するかによって必要な水槽の大きさが違います。目安としては、4匹の混泳で45センチの水槽、8匹の混泳で60センチの水槽が必要です。

飼育するときは、飼育数に合わせた水槽を用意しましょう。

濾過フィルター

濾過フィルターは水槽の中を綺麗な環境に保つために必要な装置です。

衛生的でない水槽は熱帯魚達が健康に過ごすために良くないので、濾過フィルターを使い水槽内の濾過をしてキレイな水槽を保ちます。

水槽の大きさによって用意する濾過フィルターが違っており、45センチ以下の水槽であれば、インテリア性にも優れているスリムタイプで音も静かな外掛けの濾過フィルターがです。

水槽が60センチ以上になってしまうと、強力な濾過が必要になってしまうので、外掛けの濾過装置ではなく上部式のフィルターが必要になります。

水槽の蓋

事故防止のためにも水槽の蓋はつけたほうがいいでしょう。

熱帯魚は種類によっては水面から飛び跳ねることもあります。飛び跳ねた時に蓋がなかったために水槽から出てしまうといったことも珍しくありません。

ラミレジィは水面を飛び出すことは滅多にありませんが、絶対に飛び出さないということはありません。思わぬ事故の防止のために水槽の蓋はつけるようにしましょう。

水あわせ

熱帯魚を買ってきてすぐに水槽に移してはいけません。

買ってきたラミレジィをすぐに水槽に移すと、それまでいた水と移った水槽の中の水の温度差や水質の違いからストレスで弱ってしまったりショック状態になってしまったりします。

最悪死に至ることもあるので、水槽に移す前に「水あわせ」という作業をします。

ラミレジィが入った袋をバケツに入れ、そこにバケツの水が倍量になるまで30分ほどかけて水槽の水を足し、バケツの水を半分捨てます。

この作業を水槽の水温とバケツの水温が同じになるまで続け、同じ水温であることが確認できたら少量のバケツの水と一緒にラミレジィを水槽に移します。

水あわせは熱帯魚にとって大切な作業なのでしっかりとしましょう。

ラミレジィの飼育方法

ラミレジィは熱帯魚初心者でも飼育しやすい熱帯魚です。

飼育環境も一般的な熱帯魚を飼う環境で大丈夫なラミレジィですが、飼育方法も一般的で、熱帯魚初心者の方にも飼育しやすい熱帯魚です。

小型の熱帯魚の中では食欲旺盛で肉付きが良い熱帯魚です。ここでは餌の与え方や混泳できる魚や色を綺麗に見せる色揚げなどをご紹介します。
ラミレジィの飼育方法
  1. 餌を与える
  2. 混泳できる魚を調べる
  3. 色揚げ

ラミレジィの飼育方法1:餌を与える

ラミレジィの餌は、熱帯魚専用の人工飼料をあげてください

食べ残しが出ると水槽の中が汚れてしまうので、一口で食べられる粒状のものがです。

冷凍の赤虫は、ラミレジィの好物なので良く食べてくれます。繁殖を考えているときは、親魚にブラインシュリンプをあげると繁殖に効果的です。

1日2回、朝と晩に1〜2分で食べきれる量を与えてください。

ラミレジィの飼育方法2:混泳できる魚を調べる

ラミレジィは多くの熱帯魚と混泳させることができます。

ラミレジィは、シクリッド系の熱帯魚の中でも比較的温和な性格をしているので、色々な小型熱帯魚と混泳をさせることができます。

相性が良い小型熱帯魚は、ネオンテトラ、グラミー、エンゼルフィッシュ、アピストグラマ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、コリドラスなどです。

繁殖期にはラミレジィの攻撃性が増すこともあるので、繁殖を考えているときは混泳は避けましょう。

ラミレジィの飼育方法3:色揚げ

ラミレジィは野生に近い環境を用意すると、とても綺麗な発色を見せてくれます。

色揚げをすることによってくすみのない綺麗な発色を見せてくれます。水槽の中を弱酸性に保ち、栄養価の高い餌をあげてしっかりと成熟させることが色揚げのコツです。

底砂は、明るい砂だとラミレジィの色が飛んでしまいやすいので暗めの色の砂を選び、隠れ家を増やしてストレスのない生活をさせてあげましょう。

ラミレジィの繁殖方法

ラミレジィは簡単に繁殖に挑戦できる熱帯魚です。ペットショップなどでは、すでにペアになっているラミレジィを売っていることもあるので、ペアで購入できれば繁殖への近道になります。

自分でペアを作るときは大きめの水槽で8匹ほどのラミレジィを飼育してペアができるのを待ちましょう。

産卵方法は「オープンスポウナー」と呼ばれる流木の窪みなどに卵を産み付けます。
ラミレジィの繁殖方法
  1. 産卵まで
  2. 孵化まで
  3. 稚魚

ラミレジィの繁殖方法1:産卵まで

まずは繁殖用の水槽を用意しましょう。

オスとメスのペアだけを飼育するための水槽を準備することをします。混泳水槽でも、ラミレジィの隠れ家をたくさん用意してあげることで繁殖を狙うことができます。

1回に50個〜300個の卵を産みます。産卵周期は短く、産卵を終えてから2〜3週間ほどで次の産卵ができるようになります。

ペアで卵の世話を行うので、産卵後に隔離をする必要はありません。

ラミレジィの繁殖方法2:孵化まで

ラミレジィの卵は、産卵後2〜3日で孵化が始まります。

水温は25〜27度に設定してください。初産は無精卵なことも多く、白カビが生えてしまうこともありますが親魚が卵の処理もしてくれるので見守りましょう。

低水温や高水温だと孵化のスピードが遅まったり早まったりしてしまい、卵の負担になるので、水温には気をつけましょう。

ラミレジィの繁殖方法3:稚魚

ラミレジィの稚魚は水質の変化に弱いです。

水換えの量はなるべく少なくして、1週間に1度くらいの頻度で、水換えの量も水槽の4分の1を目安に変えてください。

餌は、稚魚用の餌をあげましょう。栄養価も高く、稚魚の小さな口にも入りやすいブラインシュリンプがです。

稚魚が濾過フィルターに吸い込まれるのを防ぐために、濾過装置はスポンジ式のものにしましょう。4〜5ヶ月で成魚に近い体になります。

ラミレジィは育てるたびに綺麗になる

水中の宝石と呼ばれるだけあり、ラミレジィは手をかけるほど綺麗になります。

栄養価の高い餌をあげたり、中に入れる砂の色を考えたり、ストレスの少ない環境を与えることや、ラミレジィの隠れ家を用意したりなど、ラミレジィは手をかければかけるほど綺麗な体色になっていきます。

繁殖期にはより体色がはっきりしたりなど、水槽の中でひときわ綺麗で目を引く存在になってくれるでしょう。
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