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シルバーシャークはサメの仲間?!飼い方や混泳条件を解説!

シルバーシャークとは?

「シルバーシャーク」という名前を聞くと、サメの仲間?と連想する方が多いのではないでしょうか。実際はサメの仲間ではなく、コイ科の熱帯魚なんです。

ここではそんな不思議な名前を持ったシルバーシャークについてお話していきます。

穏やかな性格のコイ科熱帯魚

見た目は、サメそのものに近い特徴的な背びれを持っているシルバーシャークですが、顔はコイそのものです。

タイやマレーシア地方に生息しており、冬の水温には耐えられないことから熱帯魚として扱われています。

背びれが黒く縁どられていて、サメのようにかっこいいのに顔はコイのようにぼーっとしているそのギャップが何とも言えないです。

20㎝ほどまで成長する

自然界で生活をするシルバーシャークは、寿命は10~20年ほどで、体長は20㎝ほどまで成長することもあります。

家庭で育てられる「シルバーシャーク」の寿命は長くて10年、体長も大きくて18㎝ほどです。

家庭飼育ではなかなか20㎝までは難しいかもしれませんが、せっかく飼うのならば20㎝までおおきくなったシルバーシャークを見てみたいですね!

泳ぎが速い

サメのようなシャープな体格や特徴的な背びれを使うことで、シルバーシャークは泳ぐのが速いです。

混泳させている仲間を追う時や、小型の魚を餌とみて追う等の時は泳ぎが素早いので、なるべく広めの水槽を用意してあげると良いでしょう。

狭すぎる水槽は泳ぎが速いことでぶつかってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

飛び跳ねることがある

シルバーシャークは、泳ぐ速さと泳ぐ力も持っていますが、ジャンプ力もあるので水槽には蓋の設置が必須です。

ここで注意してもらいたいのが、蓋を設置してもジャンプ力のあるシルバーシャークは、小さな隙間でも飛び出してしまうことがあります!

ですからシルバーシャークを飼育する時は、隙間を作らない、水面を高くしすぎない等の対策が大切です。

シルバーシャークを飼育する方法

コイ科熱帯魚のシルバーシャークを家庭で飼育する為には、どんなことに気を付ければよいのか。

飼育環境であったり、餌の種類、長く一緒に居られるのか等の実際飼育するうえで気になる点を、お話しさせていただきます!
目次
  1. 飼育方法
  2. 繁殖・産卵
  3. 長期飼育

シルバーシャークを飼育する方法1:飼育環境

飼育に必要なものかかる費用
水槽(60~150目安)20,000円前後
カルキ抜き1,000円~
隠れ家300円~
人工飼料・アカムシ等1,500円~
温度計・ヒーター2,000円~
シルバーシャークは、水質が中性~弱酸性(pH6~6.5)、水温でいうと25~28度の飼育環境が適しており、成長していくことを考えるとなるべく大きめの90cm水槽あたりがよいとされています。

幼魚の時は60cm水槽でも飼育可能ではありますが、シルバーシャークの最初の2年間の成長は早い為、体長が15cmを超えたぐらいで水槽を広くしてあげることをします。

フィルター等は、水を綺麗に保てるものならば何でも大丈夫です。

シルバーシャークを飼育する方法2:繁殖・産卵

飼育するうえで、繁殖や産卵も気になるところですよね。

シルバーシャークは元々卵生の魚ではありますが、東南アジアにある養殖所では繁殖誘引を行っており、水槽内での自然繁殖はかなり難しいです。

日本の水族館で実際に産卵した事例も出ていますが、家庭飼育となると用意できる環境も水族館とは異なるため、繁殖や産卵は難しいでしょう。

繁殖させたくない方や、一人暮らしの方には、飼育しやすい魚であると言えるでしょう。

シルバーシャークを飼育する方法3:餌

シルバーシャークはコイと同じで雑食で、微生物や水草もつついて食べます。

餌は沈下性、浮上、タブレット、顆粒問わず食べてくれるので、カーニバルキャットや冷凍・乾燥赤虫、乾燥エビ等与えてあげてください。

シルバーシャークを飼い始める時に、痩せた状態である場合は赤虫などの嗜好性の高い餌を少し与えれば太らせられます。ですが、シルバーシャークは基本大食いです!与えすぎれば簡単に太ってしまいます。人間と同じです・・・

かっこいいフォルムを求めるのならば、アカムシ等の餌は4日に一度など、加減して与えてください。

シルバーシャークを飼育する方法4:長期飼育

シルバーシャークのようなコイ科の仲間は基本長生きです。寿命は10~20年程と言われていますが、家庭飼育では10年程が大抵でしょう。

大きくなっていくとさらに長生きになっていくので、水質や餌などをきちんと管理してあげれば、10年程は一緒に居られるでしょう。

一人暮らしの方はもちろん、ご家族の方も、新しい家族の一員として迎えてみるのもいいですね♪

シルバーシャークの混泳するときの注意点

既に他の魚を飼っていて、これからシルバーシャークを飼おうか検討している方、シルバーシャークを飼ってから他の魚も仲間入りさせたい方もいるでしょう。

ここではシルバーシャークと混泳が可能な魚、そうではない魚をそれぞれお話していきます。

混泳不可の魚

見た目はサメに近いものがあるシルバーシャークですが、実は少し臆病な一面もあります。

暴れやすい魚等は、夜中の水槽内でトラブルが起きてシルバーシャークがケガをしてしまう恐れもあるので、混泳はあまりしません・・・

せっかく飼うのならば、どの魚も住みやすくて落ち着く環境を用意してあげるのがよいでしょう。
混泳不可の魚
  1. スネークヘッド
  2. スポッテッドガー
  3. 中~大型プレコ
  4. レッドフィンバルブ
  5. キングコングパロットファイヤー
  6. ブラックアロワナ

混泳可能な魚

シルバーシャークと、大型の魚との混泳はしませんでしたが、上記の魚等であれば混泳は可能です。

比較的温厚な性格のシルバーシャークですので、何かトラブルが起きたり、食べてしまうなんてことは少ないでしょう。

上記の魚以外にも、小型テトラやフラワートーマン、オスカー等とも混泳可能です!
オスカーと混泳させる場合は、オスカーは1匹にしてシルバーシャークがある程度大きくなってからの混泳させた方がシルバーシャークを守れますよ。
混泳可能な魚
  1. 中型カラシン
  2. プラチナ・ロイヤルプレコ
  3. クラウンローチ
  4. ブラックゴースト

小さすぎるか泳ぎが遅い魚は不向き

シルバーシャークと混泳できる魚とそうでない魚について、お話しさせていただきましたが、もうひとつ注意点があります。

シルバーシャークより泳ぎの遅い魚は、餌が確保できない可能性があり、ミナミヌマエビやメダカなどの小さすぎる魚はつついて食べてしまうことがあります。

泳ぎがゆっくりとしている魚と混泳させる場合は、餌を確保できるように沈下性と浮上を分けてあげるなど食事の手助けをしてあげてください!

シルバーシャークの成長が止まらないときの対処法

最大で全長20㎝程まで大きくなるシルバーシャークですが、その成長が途中で止まることはないでしょう。

たまにペットショップなどで、大きさは4~5㎝程などの説明で販売されていたりもしますが、その小ささの維持はまずないです!

水槽を小さめに購入したとしても、シルバーシャークは成長するので大きくなることは逃れられません。

大きめの水槽を用意する

シルバーシャークは、最初の2年間でとても成長します。

幼魚の時は水槽も小さいもので間に合うのですが、大きくなるにつれて動きも早くなり、水槽が狭すぎると水槽にぶつかってしまうことがあります。

シルバーシャークの泳ぎや、混泳している場合の事を考えると成長してきたなと感じたら、90㎝水槽以上に変える事が望ましいでしょう。

場合によっては引き取り手も探す

大きくなってきたら90㎝以上の水槽に変えることが望ましいですが、家の広さや金額面でも飼い続ける事が難しい場合もあるでしょう。

飼い続けるのが難しくなってきたなと感じてきたら、ペットショップや知人などシルバーシャークの引き取り手を探しましょう。

たとえ手放してしまうことになっても、愛情を持って飼い始めたからには最後まで愛情を持ってあげてください。

とても活発なシルバーシャークを責任持って飼おう

動きは速くてかっこいい!性格はとても穏やか・・・ウルトラマンのような魚、シルバーシャークを家族の仲間入りにいかがでしょう。

現在金魚やグッピー等の癒される魚を飼っている人にも、シャープなかっこよさを持つシルバーシャーク飼育ですよ。初めての魚飼育を検討している方にももちろん♪

ぜひペットショップ等でシルバーシャークを見てみてください。
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