cms-import-animaroll-wp

スカーレットジェムの飼育方法とは？相場やおすすめの混泳相手についても紹介

admin

「スカーレットジェムの育て方がわからない！」
「スカーレットジェムの飼育に必要なものを知りたい！」
「スカーレットジェムを飼育するときに注意しておかなきゃいけないことって何？」
このような疑問を感じたことはありませんか？

本記事では、スカーレットジェムの基礎知識から飼育方法、飼育するために必要な用品などを細かく紹介しています。

本記事を読むことで、スカーレットジェム飼育に必要な基礎知識を一通りつけられます。そうすれば、より適切な環境でスカーレットジェムを愛してあげることができるでしょう。

スカーレットジェムを飼育したいと考えている人や、飼育を始めたばかりでまだわからない点がある人は、本記事をチェックしてみてください。

スカーレットジェムの飼育は難しい？


スカーレットジェムは、他の熱帯魚と比べるとやや体が小さいこともあるので、飼育難易度は難しいほうになります。

体が小さい分、さまざまなことに気をつかってあげる必要が出てくるでしょう。その一方で、比較的繁殖しやすい熱帯魚でもあります。上手くいけば飼育と繁殖を交互に繰り返せるので、長く楽しむことができるでしょう。

また、やや温和で臆病な性格をしていることから、スカーレットジェムより大きな熱帯魚との混泳は難しいです。そのため、基本的にはスカーレットジェムのみで楽しむ形になるでしょう。

スカーレットジェムの生態


実際にスカーレットジェムを飼育するには、まずは生態を詳しく知っておく必要があります。

スカーレットジェムの元々の生態を知っておくことで、ストレスを感じない快適な環境を作ってあげることができるでしょう。

これから飼育してみたいと思っている人は、下記のことを参考にしてみてください。

特徴について

スカーレットジェムは、体長3cmほどの小さな熱帯魚です。オスの個体は鮮やかな赤色をした体に青の縞模様が入っています。その見た目の美しさから、泳ぐ宝石とも呼ばれています。

一方でメスは、赤色が目立たないので、オスと比べると地味な印象を感じるでしょう。

また、体調が悪いときやストレスを感じているときは、全体的に薄い色に変化します。自宅でも水質や水温の管理を徹底すれば、鮮やかな状態で育てることもできるでしょう。そのため、体の色の変化は見逃さないようにしてください。

分布と分類

スカーレットジェムは主にインド、タイやマレーシアなどの東南アジアに分布しています。

また、スズキ目バディス科ダリオ属に分類される熱帯魚です。そのため、バジスバジスに近い品種で、食性や見た目も似ています。その一方で、スカーレットジェムは全体的に赤色が目立つ印象でもあります。

寿命について

スカーレットジェムは、平均1年程度の寿命です。上手く育てられた場合は2年以上程度生きる場合もあります。

スカーレットジェムも他の超小型熱帯魚同様、比較的短命な種類になるでしょう。できる限り長生きさせてあげられるよう、常日頃から気をつけてあげてください。

繁殖について

スカーレットジェムは、比較的繁殖が簡単な熱帯魚に該当します。

しっかりと餌を与えて成長したペアが水槽内で一緒にいれば、自然とペアで泳ぐようになります。その時点で、産卵用の水槽に移してあげると良いでしょう。

また、産卵用の水槽には、常に隠れられるような場所と、たくさんの水草を用意しておきましょう。このように、スカーレットジェムが安心して産卵できる場所を確保することが、安定した繁殖をさせる重要なポイントです。

スカーレットジェムの飼育に必要なもの


ここからは、スカーレットジェムの飼育に必要なものを紹介します。

通販サイトなどでも購入できるようなものばかりなので、一式を揃えることは簡単です。また、時々セールなども行われている場合もあるので、細かくチェックしておくと良いでしょう。

スカーレットジェムが住みやすい適切な環境を構築して、末長く可愛がってあげてください。
  • 水槽
  • 水槽の蓋
  • フィルター
  • 底床材
  • 照明
  • 水草

水槽

スカーレットジェムは、急激な水質や水温の変化に弱い熱帯魚です。

小型水槽で飼育する場合は、通常の水槽よりも水質などの変化が激しくなってしまいます。そのため、45cm以上の水槽は用意してあげると良いでしょう。ただ、2匹程度であれば3cm程度の水槽でも問題はありません。

ただ、水槽のサイズに関わらず、水槽の手入れは怠らないようにしましょう。

水槽の蓋

水槽の蓋は、購入する水槽の蓋にピッタリ合うものを探すのが良いでしょう。

ただ、サイズが見つからなくてサイズが合わないものを買ってしまうのは避けておきましょう。後述している点にもつながりますが、スカーレットジェムの飛び出し事故につながってしまいます。

水槽と蓋に隙間が生まれないよう、気をつけておきましょう。

フィルター

フィルターは、基本的には水槽サイズに合ったものを選んで問題ありません。

ただ、スカーレットジェムは小型の熱帯魚でもあるため、吸い込み口に巻き込まれてしまう可能性があります。そのような事故を防ぐためにも、稚魚の飼育にも使われている底面フィルターやスポンジフィルターを使うと良いでしょう。

底床材

水質をアルカリ性に傾けてしまうようなものは避けておくと良いでしょう。そのような性質を持っていないものであれば、特に細かいこだわりは無くて問題ありません。

その中で例をあげるなら、ソイル系はスカーレットジェムの隠れ家にもできる水草とも相性が良いので扱いやすいでしょう。

照明

先述した通り、スカーレットジェムはちょっとした水温や水質の変化に弱い熱帯魚です。ちょっとした油断で環境が変化してしまい、スカーレットジェムにストレスを与えてしまうキッカケにつながってしまいます。

そのため、照明時間を設定できるものや、光量を調節できるようなものが望ましいでしょう。

水草

スカーレットジェムは少し臆病な性格をしているので、隠れ家にできる場所になるような水草を設置するのが望ましいでしょう。

ミクロソリウムやウイローモスのような、身を潜められるような水草を設置してあげてください。そうすることで、スカーレットジェムが安心できる場所を作ってあげられます。

スカーレットジェムの飼育方法


スカーレットジェムは、飼育が比較的難しい反面、要点をしっかり覚えておくことで末長く楽しむことができる熱帯魚です。

せっかく飼育を始めたとしても、正しい知識を持っていなかったせいで直ぐに死なせてしまっては元も子もありません。しっかりと必要な知識をつけた上で、末長くスカーレットジェムの遊泳を楽しみましょう。

スカーレットジェムの餌

スカーレットジェムは、最初のうちは人工飼料を口にしない傾向にあります。そのため、最初は生き餌から慣れさせていく必要があります。

口も大きくないため、ブラインシュリンプやミジンコを与えていくと良いでしょう。また、スカーレットジェムが怯えて餌を食べない場合も時々あります。その場合は、食べやすいように口元に餌を持っていってあげてみましょう。そうすることで口にすることがあります。

ここから、少しずつ餌を切り替えていくことで、最終的には人工飼料も口にするようになる場合もあります。

飼育時の注意点とは

スカーレットジェムを飼育するにあたって、一番気をつけておかなければならないことは飛び出し事故です。

水面が高すぎる場合や、流木や石などが水面に近い場合、スカーレットジェムが水槽の外に飛び出してしまうことがあります。超小型の熱帯魚でもあることから、1cm程度の隙間からでも飛び出してしまう可能性が考えられるでしょう。

そのため、ちょっとした隙間から飛び出してしまうような隙間が生まれないよう、しっかりと蓋をしておかなければなりません。

適した水温や水質

スカーレットジェムを飼育するときは、24〜26度程度の水温、pH5.5～6.5を維持すると良いでしょう。

冬場などは水温が下がってしまうので、水槽用のヒーターは必須になるでしょう。また、水温が安定しにくい春秋なども稼働させておくことで、安定した水温を保つことができます。

また、直射日光が当たる場所や家電製品などの近くを避け、水温の変化が起きにくい場所に水槽を置くようにしましょう。

スカーレットジェムがかかりやすい病気

スカーレットジェムは、水温や水質の変化に敏感な熱帯魚です。少しの水質の変化で、全体的に肌荒れが目立ったり、ヒレや鱗が白くなったりする場合があります。

この場合は、水温を1度ほど上げて、市販の薬を投与した上で数日間様子を見てみましょう。

また、他の魚と比べると松かさ病にかかりやすい傾向があります。餌の食べ残しが原因で水質を悪化させることもあるので、食べ残しは直ぐに取り除くよう心がけましょう。

スカーレットジェム混泳について

せっかくスカーレットジェムを飼育するなら、他の熱帯魚との混泳を考えている人もいるでしょう。

しっかりと混泳相手を見極めてあげれば、それも勿論可能です。その一方で、スカーレットジェムとは相性が合わない魚もいますので、しっかりと覚えておきましょう。

おすすめの混泳相手

スカーレットジェム自体、非常に温和でおとなしい性格をしています。そのため、同じ水質や水温に適している小さな魚であれば問題なく混泳できることがほとんどでしょう。

メダカ系、ネオンテトラなどの熱帯魚が混泳相手の候補にあがります。また、小型プレコやオトシンなどとも混泳が上手くいく場合があるので、好みに合わせて選んでみるのも良いでしょう。

どうしても不安を感じる場合は、スカーレットジェムのみで楽しむのが一番確実な方法です。

混泳に向かない魚とは

スカーレットジェムより大きな熱帯魚は混泳には向きません。例をあげるなら、ベタやラミレジィのような気性が荒い熱帯魚との混泳は避けておきましょう。

スカーレットジェム自体、臆病な性格をしているので、自分より大きな魚と一緒にいることでストレスを感じてしまいます。それ以外にも、スカーレットジェムを攻撃対象や捕食対象と捉えてしまう可能性も考えられます。

また、スカーレットジェムが比較的温かい水質を好む魚でもあるので、水質や水温が適さない魚との混泳は避けるのが無難でしょう。

スカーレットジェムの相場は？

スカーレットジェムの相場は、ショップによって値段は異なりますが、1匹あたり500〜1,000円程度です。

一昔前だと、飼育方法が難しいことと、流通量も少なかったことからもっと高価な熱帯魚でした。しかし、最近では流通量も多くなったことから安価で入手できるようになっています。

また、ネット通販などではもう少し安く入手できる場合もあるので、興味がある場合はチェックしてみるのも良いでしょう。

スカーレットジェムの生態と飼育方法を知り飼育してみよう


スカーレットジェムはデリケートな熱帯魚ですが、気をつけておきたいポイントを押さえておくことで末長く飼育と鑑賞を楽しむことができます。

また、見た目も非常に美しい熱帯魚なので、飼育することで社会のストレスや不安などを解消してくれるでしょう。

もしこれから、スカーレットジェムを飼育してみたいと思っている人は、本記事の内容を覚えておいてください。
モバイルバージョンを終了