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ベタ用の水槽は100円均一で揃えられる?簡単におしゃれにする方法も紹介

「ベタの飼育に必要なものって?」
「飼育用の水槽って安価で買えるの?」
「ベタの水槽をおしゃれにする方法は?」
このように、ベタの飼育をしている人や飼育を検討している人には、水槽に関する疑問や悩みがあるのではないでしょうか。

本記事では、ベタを飼育する際に必要なものや100円均一で購入できる水槽代わりになるもの、水槽をおしゃれにする方法などを紹介しています。

この記事を読むことで、ベタの飼育や水槽に関する知識を得ることができます。その情報をもとに飼育に取り組むことができるため、ベタの飼育のために必要なものを揃えたり、水槽を簡単におしゃれにしたりすることができるでしょう。

ベタの飼育を考えている人はぜひこの記事をチェックしてください。

熱帯魚「ベタ」の特徴

ベタは、美しく長いヒレと色鮮やかな鱗が特徴的な淡水の熱帯魚です。その見た目の美しさから、古くから観賞魚として親しまれています。日本だけではなく世界中で広く愛されている魚です。

ベタの生態

ベタはタイ原産の魚です。メコン川の流域でよく見られ、水田や水たまりといった場所にも生息しています。ベタという名前もタイの方言です。

ラビリンス器官という空気中の酸素を取りこむための器官をもっているため、酸欠に強いです。そのため、水中の酸素が少ないコップなどの環境でも飼育ができる魚となっています。

野生のベタは動物性のプランクトン、赤虫、昆虫の幼虫などを食べて生活しています。

ベタの性格

ベタは和名では闘魚と呼ばれます。その名の通り、かなり攻撃性の強い魚です。縄張り意識も強いため、ベタ同士で喧嘩をする様子もよく見られます。

特にオスのベタは、オス同士で長いヒレを広げて激しく威嚇し合います。メスの場合でも気が強い個体は繰り返し威嚇をすることがあるため、他の生体と同じ水槽での飼育は基本的におすすめしません。

ベタを飼育する際に揃える必要があるもの

ベタは数多くいる熱帯魚の中でも、初心者にも飼育がしやすい種類です。しかし、初心者で何も分からないまま飼育グッズを揃えて飼育を始めてしまうと、ベタにとって住みにくい環境になってしまう可能性があります。

ベタの飼育を始める前に、飼育に必要なグッズを知っておきましょう。
  • 水槽
  • カルキ抜き剤
  • ヒーター
  • 水温計
  • フィルター
  • エアポンプ

ベタを飼育する際に揃えるもの①水槽

ベタは、ビンやコップなどの小さな容器で飼育することもできますが、初心者の人は20cm~45cmほどの小型水槽で育てることをおすすめします。あまりに小さすぎる水槽では水質が悪くなりやすいため、水質の管理がしやすい大きさの水槽が良いでしょう。

また、大きな水槽であれば空間を広く使えるため、水草などのレイアウトを工夫したりおしゃれにしたりしやすくなります。

ベタを飼育する際に揃えるもの②餌

餌はベタ専用のものを与えましょう。ペットショップや100円均一で購入することができます。他の熱帯魚向けの餌でも食べますが、ベタに必要な栄養が含まれている専用の餌がおすすめです。

また、ベタは沈んだ餌はあまり食べません。そのため、良く浮く餌を与えましょう。水の汚れにくい餌にすることもおすすめです。

たまに、赤虫やブラインシュリンプといった生餌をあげるのも良いでしょう。栄養価が高く、ベタが元気に育つのに役立ってくれます。

しかし、与えすぎると逆に体調が悪くなってしまったりシュリンプが増殖してしまったりすることもあるため、頻度は抑えて適量を与えるようにしましょう。

ベタを飼育する際に揃えるもの③カルキ抜き剤

水道水には、熱帯魚にとって有害な塩素や重金属などが入っています。そのため、ベタに限らず熱帯魚を飼育する際にはカルキ抜き剤を使用して、水道水を無害化する必要があります。商品に記載されている規定通りの量を、使用しましょう。

カルキ抜き剤には、固形タイプと液体タイプがあります。液体タイプの方が少し高めの値段ですが、余裕があれば液体タイプを使用するのがおすすめです。

ベタを飼育する際に揃えるもの④ヒーター

ベタは熱帯魚ですから、低温の水では弱ってしまいます。夏の間は常温でも大丈夫ですが、春や秋、冬といった水温が下がりやすい季節の間は、水槽にヒーターを設置しましょう。

ベタの適水温は25~28度です。常にそれくらいの水温になるようにしておきましょう。自動で温度を保ってくれるタイプのヒーターもあります。水槽サイズや水量に合ったワット数のヒーターを使用してください。

ベタを飼育する際に揃えるもの⑤水温計

水槽内の水温は、常に把握しておきたいものです。そのために水槽内には、水温計を設置しておきましょう。もしヒーターが正常に作動していなかったとしても、水温計があればすぐに異常に気がつくことができます。

水温計には様々な種類があります。シンプルで使いやすく、見やすいものを選びましょう。

ベタを飼育する際に揃えるもの⑥フィルター

ベタは水質の悪化に強い魚ではありますが、水が汚れれば水替えが必要になります。特に水槽が小さい場合は水質の悪化が早いため、頻繁に水替えが求められるでしょう。できるだけ水質をきれいに保つためにも、フィルターは設置しておくことをおすすめします。

フィルターはスポンジタイプなどの静かなものを選びましょう。ベタは水の流れが苦手で、強い水流はストレスになります。水流が原因で怪我をしたりヒレがボロボロになったりすることもあるため、注意してください。

ベタを飼育する際に揃えるもの⑦エアポンプ

ベタはラビリンス器官をもつため酸欠に強く、エアポンプがなくても飼育はできます。しかし元気がない時や不調な時など、エアポンプが役立つ時がくることもあるでしょう。普段は必要ないものであっても、念のため用意しておくことをおすすめします。

ベタ用の水槽として使える100円均一グッズ

ベタの飼育用の水槽は熱帯魚用のものを用意するのが一般的ですが、100円均一で購入できるものでも代替で使用することができます。しかし、ベタと水が入れば何でも良いというわけではありません。

まず、容器にどれほどの容量が入るのかは事前に知っておきましょう。ベタは小さな容器でも飼育することができますが、あまり小さすぎるものはおすすめできません。

ボトルなどの小さな容器を使用する時は、できるだけ大きいものを選びましょう。1リットル以上の水が入るような容器であると良いです。

また、容器は蓋ができるものを選びましょう。ベタは飛び跳ねる魚です。蓋がない水槽だと飛び出してしまう危険性があります。

そして、容器は透明のものであると良いでしょう。透明であるとベタがきれいに見え、観察しやすいです。

以上のことを踏まえたうえで、水槽代わりの容器を選びましょう。ここからは、100円均一で購入できるグッズを紹介します。

虫かご(飼育ケース)

100円均一の昆虫コーナーに行けば、プラスチックの飼育ケースを購入することができます。大きさには種類がありますが、小さいものではなくできるだけ大きいものを選びましょう。

ケースはプラスチック製で使いやすく、蓋がついているところもポイントです。透明であるためベタの観察にも適しています。投げ込み式であればフィルターを設置することも可能です。

金魚鉢やガラス水盤

100円均一には金魚鉢も売っています。小さなボトルよりは容量が多く入るため、ベタにとっても良いでしょう。また、観葉植物を育てるためのガラス水盤も代替可能です。おしゃれなデザインのものも多く、インテリアに最適です。

ただし、あまり水の量が入らない場合があります。その場合は、水替えと掃除は定期的に行うようにしましょう。

また、金魚鉢やガラス水盤には蓋がついていません。ベタが飛び出さないように、何か代わりになるもので蓋をしましょう。その際は、空気穴を忘れずに開けてください。

プラスチック密閉容器

100円均一のキッチン用品売り場にある保存容器も、水槽として使用することができます。プラスチック製の保存容器には柄が入っていることが多いですが、ベタの観察ができるように透明なものを選びましょう。

大きなものを選べば、ベタを飼育するのに必要な容量を十分確保することができます。容量があれば、エアストーンを入れたりフィルターを設置したりすることも可能です。

ガラス瓶などの密閉容器

プラスチック製のものと同じく、ガラス製の保存容器もベタの水槽として使うことができます。こちらもできるだけ容量の大きなものを選んでください。

100円均一では見つからない可能性が高いですが、耐熱性のある大きなガラスポットなどがあれば、低用量のヒーターを設置することができます。

フィギュアボックスやコレクションケース

フィギュアをしまうためのコレクションケースも、ベタの水槽になります。容量が大きいものであれば十分飼育が可能です。半透明のものもありますが、透明なものを購入しましょう。

コレクションケースは形がスッキリしておしゃれなものも多く、インテリアにも向いています。しかし、飼育用のケースよりもプラスチックが薄いことが多いです。割れないように注意して取り扱いましょう。

キャニスター

キャニスターは、お茶やコーヒーを保存するための容器です。蓋がついており、中のものを湿気から守るようになっています。サイズには種類がありますが、1リットル以上入るものが多く、ベタの飼育にも利用できるでしょう。

また、キャニスター同士は積み重ねることが可能です。複数のベタを飼育したい場合でも、積み重ねればあまりスペースを取らずに済みます。

ベタの水槽をおしゃれにする100円均一で揃うグッズ

100円均一には数多くの商品が揃えられています。それらの商品をうまく使えば、ベタの水槽のレイアウトを簡単におしゃれにすることが可能です。

ここでは、100円均一で購入できる水槽をおしゃれにするためのグッズを紹介していきます。100円均一を上手に利用して、安価でおしゃれな水槽をつくりましょう。

底砂

100円均一のアクア用品のコーナーでは、底砂が種類豊富に揃えられています。水草を育てるのに向いているものや水をきれいに保ちやすいものなど、目的に合った底砂を購入することが可能です。

また、様々な色が用意されているところもポイントです。白色などの薄い色を選べばベタのきれいな色を映えさせてくれます。ベタと同じような色にすると、統一感のあるおしゃれな水槽にすることもできるでしょう。

ビー玉

ビー玉は光が当たるとキラキラ輝き、まるで宝石のようにきれいです。カラフルであるため、色鮮やかなベタとの相性も良いグッズになります。

また、ビー玉には様々な色があります。沢山の色を入れればきらびやかな水槽になりますし、色を絞って入れても雰囲気のあるすてきな水槽になるでしょう。

水草

アクアリウム用品が充実している100円均一では、水草も豊富に取り揃えられています。水に揺られる水草は、水槽内の穏やかな雰囲気を演出してくれることでしょう。

お手入れが手間に感じるようであれば、人工の水草を購入することもできます。色もきれいでボリュームのでる種類もあるため、人工であっても十分おしゃれな水槽をつくることができるでしょう。

隠れ家となるもの

小さな鉢植えやポットを水槽の中に入れれば、ベタの隠れ家になります。これらは水槽をおしゃれにするだけでなく、ベタが落ち着ける空間をつくる効果もあるためおすすめです。

鉢植えやポットに限らず、100円均一に売っているものを上手に活用すれば隠れ家はつくれます。オーナメントや陶器など、工夫次第で可能性は無限大です。ぜひ自分の好みに合った隠れ家を探してみてください。

流木

水槽のレイアウトでよく見かける流木も、100円均一で購入することができます。流木を入れることで、より自然らしい水槽にすることができるでしょう。水槽のサイズに合った大きさのものを選びましょう。

そして流木を使用する前には、必ずアク抜きを行うようにしましょう。アク抜きができていないと、流木から腐食物質が出て水が茶色くなってしまいます。処理を十分に行ってから水槽に設置してください。

貝殻

貝殻を水底に入れることでも、水槽はおしゃれになります。100円均一でお手頃に購入できるため、手が出しやすいです。

しかし、貝殻やサンゴといったものは水質をアルカリ性に変化させる性質があります。ベタはアルカリ性が苦手であるため、貝殻が原因で体調が悪くなってしまうことになりかねません。

水槽のレイアウトはおしゃれにすれば良いというものではなく、ベタが快適に過ごせることを考えるのが大切です。貝殻を入れるならば、ベタにとって問題のないつくりものの貝殻を入れるようにしましょう。

照明

照明の光は、ベタの色鮮やかさを一層際立てる効果があります。照明によって光の量や色は異なってくるため、好みに合ったものを選びましょう。

さらに、照明は熱を放つためヒーターとしての役割ももってくれます。ただし、水温が上がりすぎることがないように注意しましょう。

ベタを飼育する際の注意点

ベタは初心者でも飼育しやすい魚で、飼育方法をきちんと理解していれば元気で美しいベタを育てることができます。逆に、飼育する際の注意点が守られていなければ、様々な問題が起きてしまう可能性もあるでしょう。

ここでは、ベタを飼育する時に気を付けておきたいポイントを紹介していきます。

単独飼いにする

ベタは攻撃性が強く、混泳に向かない魚です。ベタ同士はオスメス関係なく、繁殖目的以外で混泳させることはおすすめできません。ベタは単独飼いにしましょう。

他の種類の魚であれば、混泳ができることもあります。混泳させる魚はベタと生活する水位が異なり、動きが早くてベタから逃げられる魚にしましょう。水槽は大きいものにし、流木や水草など魚が隠れられる場所を用意してあげてください。

蓋がついている容器を選ぶ

ベタは泳ぎは得意ではありませんが、ジャンプ力があります。そのため、水槽に蓋がついていないと飛び出してしまうことがあります。特に飼育環境が狭い場合には、そうした事故が起こりがちです。

水槽からベタが飛び出すのを防ぐために、ベタを入れる容器は蓋のついているものを選ぶか、代わりになるものを上にかぶせるようにしましょう。水槽に高さがある場合は、水面から水槽の上までを7cmほど空けることも有効です。

水の換え方に注意する

ベタの水替えは一気に行わず、水の3分の1ほどずつ替えるようにします。スポイトで食べ残しなどの汚れを吸い取ってから、3分の1ほどの水を捨てて同じ量のカルキ抜きをした水を加えるようにしましょう。

少しずつ水替えをする理由は、水槽の水質が一気に変化するのを防ぐためです。急激に水質が変化するとベタは適応できない場合があり、最悪の場合死んでしまう危険もあります。

さらに、冬の場合はより注意して水替えを行いましょう。冬は水が冷たく、水をそのまま水槽に入れると水温が急激に低下してしまいます。事前に水をヒーターで温めておくか、水温が下がりすぎない程度に少しずつ水を加えるようにしてください。

餌の与えすぎに注意する

ベタにはあまり餌を与えすぎないようにしましょう。餌の与えすぎはベタの肥満の要因になるだけでなく、水質の悪化にもつながります。

餌やりは1日に2回ほど行いましょう。2分ほどで食べ終わるくらいの少量でかまいません。ベタの健康には餌の量が多すぎるよりも少ない方が良いです。太ってきたり泳ぎに元気がなくなったりした場合には餌を減らし、状況によっては3日ほど断食させるようにしましょう。

水温調整に気を付ける

ベタは温かな水で暮らす熱帯魚です。水温があまりに低いと元気に生きていくことができません。

夏以外の水温が下がりやすい季節には、水槽内にヒーターを設置することをおすすめします。水温が常に、ベタの適温となるように意識してください。

ボトルなどヒーターが設置できない容器で飼育している場合には、水温調整が大変です。飼育している部屋に暖房を入れたり、水槽に光を当てたりして、水温を下げないための工夫をしましょう。

水質に注意する

ベタの健康には水質が大きく関わってきます。水質が悪いとベタのお腹が膨らんだり、体に白い糸がついたりと異変が生じるのです。

水質悪化による病気を防ぎ、健康に長生きしてもらうためにも水質はきちんと管理しましょう。加えて良い環境を保つために、水替えは定期的に行うようにしてください。

小さな容器で飼育していると、水質は悪化しやすくなります。管理が難しいため、初心者さんは特に、それなりの大きさがある水槽で飼育をするようにしましょう。

ベタのヒレを痛めないように気を付ける

ベタのヒレは繊細で、病気やストレス、怪我などですぐにボロボロになってしまいます。ヒレの様子はこまめに観察して、ベタの健康状態を知っておきましょう。

狭い容器で飼育していてヒレが痛んでいる場合は、ストレスで容器の中で暴れている可能性があります。広い水槽を用意してあげて、様子を見ましょう。

ベタ用の水槽は100円均一でも揃えられる

ベタは初心者でも飼育しやすく、必要な飼育設備もあまり多くないためおすすめできる熱帯魚です。水槽をはじめとした設備を100円均一で揃えられるのも、うれしいポイントでしょう。

飼育グッズは100円均一で揃えられますが、グッズを選ぶ際にはベタが快適に暮らせるものかどうかを考えて選ぶようにすることが大切です。ベタにとってどんな環境が良いのかを意識したうえで、おしゃれですてきな水槽をつくっていってください。
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