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メダカの産卵床を手軽に自作する方法|注意することもあわせて紹介

「メダカの産卵床が欲しいけど、市販品は高い」
「そもそもどうやって産卵床を作ればいいの?」
「簡単に産卵床を作る方法が知りたい」
今メダカを飼育している方はもちろん、これから飼育を考えていてこのような疑問を抱く方もいるでしょう。

この記事では、メダカの産卵床を手軽に自作する方法を紹介します。

今回紹介するメダカの産卵床の材料は、100円均一やホームセンターで揃えられるものばかりです。また、安価な費用かつ少ない工数で作成できるのも特徴です。

この記事を最後までお読みいたただければ、メダカの産卵床の材料や作り方はもちろん、メダカの産卵床を手作りするときの注意点もわかります。

ぜひこの記事を参考にして、身近な材料で手軽にできるメダカの産卵床を作ってみてくださいね。

100均の材料で揃うメダカの産卵床の作り方



メダカの産卵床の材料は、スポンジ・フェルト・水切りネットといった100円均一で揃えられるものばかりです。

ちなみに、メダカの産卵床を100円均一の材料で自作する際には、メダカが産卵床として好む水草の形状に似せると産卵率が高くなるようです。

メダカが産卵床として好む水草は、ホテイアオイの根の部分やマツモなど、根や草が密集して生えているところです。

ホテイアオイの根やマツモの形状に似せながらメダカの産卵床を自作すれば、産卵率のアップにつながるでしょう。

ここからは、産卵床をさまざまなパターンで作る方法を紹介していきます。

スポンジで作る産卵床

まずは、スポンジを使ったメダカの産卵床の作り方を紹介します。

Seria(セリア)の「メダカの産卵床」「メダカのうきわ」は、スポンジを使った産卵床の作り方とほぼ同じです。

「メダカの産卵床」「メダカのうきわ」を用意した方は、この作り方をチェックしてくださいね。

準備する材料と作り方

<準備する材料>
・シート状の薄いスポンジ(ハードスポンジ)
※ハードスポンジの代用として、食器用スポンジの固い部分も使えます。
・プールスティック
※プールスティックの代用として、ペットボトルのキャップ・ビニタイも使えます。

<ハードスポンジとプールスティックを使用した作り方>
1.プールスティックを2~3cmの厚さで輪切りにする
2.スポンジの上部2cm程度を残して短冊状に切る
3.スポンジを丸めて、プールスティックの穴に差し込む

<食器用スポンジの固い部分とペットボトルのキャップ、ビニタイを使用した作り方>
1.食器用スポンジの固い部分をカッターナイフやハサミで剥がす
2.剥がした硬い部分のスポンジを上部1cm程度残して短冊状に切る
3.ペットボトルのキャップに②を巻きつける
4.ビニタイで巻き付けたスポンジを留める

メダカの産卵床に使用するスポンジは、薄いシート状のものが好ましいです。100円均一のひとつであるSeria(セリア)には、産卵床専用のスポンジがあるため、どのスポンジにしようか迷うときはSeria(セリア)のものを使うと良いでしょう。

スポンジに切り込みを入れるときは、細く細かくするように意識するとメダカが卵を産みつけやすくなりますよ。短冊状に切り込みを入れるときは、できるだけ細かく裁断すると良いでしょう。

お子さんと作成するときは、ハサミで指を切らないように注意してください。

また、スポンジの色は明るいものは避けましょう。食器用スポンジはピンクや黄色といった色が多いですが、メダカにとっては見慣れない色です。

メダカが安心して産卵できるように、可能な限りで濃い緑や黒といった、メダカが産卵床として好む水草の色に近いものを使うことをおすすめします。

フェルトで作る産卵床

続いて、フェルトを使ったメダカの産卵床の作り方を紹介します。

フェルトで作るメダカの産卵床はスポンジで作ったものに似ていますが、フェルトの細かい毛がメダカの卵を絡めるのに適しているとされるため、「生まれた卵をしっかり採卵したい」という方には、フェルトの産卵床のほうが向いているでしょう。

メダカの繁殖を考えている方は、以下で紹介するフェルトの産卵床を試してみてください。

準備する材料と作り方

<準備する材料>
・フェルト(2.5×1.5cm程度でOK)
・プールスティック
・結束バンド

<フェルトを使った産卵床の作り方>
1.プールスティックを厚さ2~3cmに輪切りにする
2.フェルトを横長に持ち、上部を2~3cm残して短冊状に切る
3.フェルトの切っていない部分を結束バンドでまとめる
4.結束バンドでまとめた部分をプールスティックに差し込む

フェルトを短冊状に切る際は、細く細かくすることを意識しましょう。フェルトが細いほうが、メダカが卵を産み付けやすくなります。

また、メダカの産卵床にフェルトを使用する際は、水草の色に近いものを使用しましょう。具体的には濃い緑や黒などです。

明るい色を使用してしまうと、メダカが警戒して卵を産み付けない可能性があります。水草に近い色を使用して、産卵率をアップさせましょう。

水切りネットで作る産卵床

メダカの産卵床は、水切りネットでも作ることができます。水切りネットで作る産卵床は、簡単なものだと水切りネットと輪ゴムだけで作成できます。

「100均でスポンジやプールスティックを買ったけど、使いきれず余らせてしまう」という方は、水切りネットで作成する産卵床が向いているでしょう。普段から家庭で使用している水切りネットを使用すれば、余った分は家事で使えますよ。

材料を無駄にせずメダカの産卵床が作成できる、水切りネットを使ったメダカの産卵床の作り方を紹介します。

準備する材料と作り方

<準備する材料>
・水切りネット
・プールスティック
・結束バンド
・輪ゴム(輪ゴムを使用する場合)

<水切りネットとプールスティックを使った産卵床の作り方>
1.プールスティックを厚さ2~3cmに輪切りにする
2.水切りネットが袋になっている部分(底の部分)ハサミで切り、広げる
3.水切りネットの上部を2~3cm残して短冊状に切る
4.水切りネットの切っていない部分を結束バンドでまとめる
5.結束バンドでまとめた部分をプールスティックに差し込む

<水切りネットと輪ゴムを使った産卵床の作り方>
1.水切りネットをねじって棒状にする
2.ねじって棒状にした水切りネットの真ん中を輪ゴムで留める
3.輪ゴムで留めた両端の水切りネットにハサミを入れ、細く短冊状に切る

プールスティックを使用する場合は、スポンジやフェルトと比べると水切りネットはプールスティックに差し込む部分のボリュームが少ないです。プールスティックから抜けてしまわないように、結束バンドでしっかりまとめましょう。

また、水切りネットはサイズが大きいため、メダカが産卵しやすいサイズに調整しても良いでしょう。小さくても2.5cm×1.5cm程度あれば十分とされています。

水切りネットと輪ゴムを使った産卵床は、手軽に作成できるところがメリットですが、輪ゴムが水槽の水で劣化しやすいため、短期間で取り替えていく必要があります。

長期間産卵床を使いたい場合は、水切りネットと輪ゴムを使った産卵床は避けたほうが良いでしょう。

メダカの産卵床を自作する際に注意すること



メダカの産卵床を自作する際は、使用する材料の色に気をつけましょう

産卵床に適しているスポンジやフェルト、水切りネットの色は、濃い緑か黒です。メダカの産卵床として好む水草の色に近づけたほうが、メダカが警戒せず産卵してくれるようです。

浮きとして使うプールスティックや結束バンド、ビニタイも、なるべく濃い緑や黒、もしくは白や透明といったものを使うと良いでしょう。

ペットボトルのキャップを使用する場合も、白色のものを用意できるといいですね。白のキャップは透過する光が自然に見えるため、メダカの警戒心を抑えることができるようです。

メダカの産卵床を自作してみよう



「メダカの産卵床を安く作りたい」「手軽にメダカの産卵床を作成する方法を知りたい」といった方に向けて、今回はスポンジ・フェルト・水切りネットと3種類の材料で、メダカの産卵床の作り方を紹介しました。

今回紹介したメダカの産卵床を自作する方法は、どれも身近な材料で簡単に作れるものばかりです。100均やホームセンターで材料が揃うところも手軽ではないでしょうか。

ぜひこの記事を参考に、メダカの産卵床を自作してみてくださいね。
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