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クロコダイルバタフライプレコとは?生態と飼育のポイントを解説

「クロコダイルバタフライプレコを飼ってみたいけど、飼育は難しいの?」
「クロコダイルバタフライプレコってどんな種類があるの?」
「クロコダイルバタフライプレコはどんな生態なの?」
これからクロコダイルバタフライプレコを飼ってみたい人は沢山の疑問があるのではないでしょうか。熱帯魚の飼育は難しそうで、上手に育てられるか不安もありますよね。

本記事ではクロコダイルバタフライプレコとはどんな種類があるのか、クロコダイルバタフライプレコの生態や上手な飼育方法、繁殖方法を詳しく解説します。これから飼ってみたい人はその知識を役立てることができるでしょう。

自宅の水槽でクロコダイルバタフライプレコを飼育してみたい方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

バタフライプレコの種類

バタフライプレコは水槽の中のコケや藻を食べてくれてお掃除をしてくれます。水槽内を綺麗に保てることで人気のある熱帯魚です。プレコの種類はいくつかあり、それぞれ違いもあります。

生息地や好みの場所を知っておけば、水槽の環境を整えて飼育することができます。これからプレコを飼う人は、どんな種類があるのか確認しておきましょう。

クロコダイルバタフライプレコ

クロコダイルバタフライプレコはベトナム、メコン川流域に生息する熱帯魚です。別名を「ベトナムヒルストリームローチ」や「ベトナムバタフライプレコ」と呼ばれています。6cm~8cm程度に成長し、チャイナバタフライプレコよりも体高があります。

はっきりとした縞模様が特徴で、個体によって違う美しいスポットが魅力的です。流木や大きな石の上で苔を食べてくれます。

チャイナバタフライプレコ

チャイナバタフライプレコは、中国の広東省に生息する熱帯魚です。大きくなると7cm程度まで成長します。クロコダイルバタフライプレコと比較するとやや白い色をしていますが、見分けるのは難しいでしょう。

ガラス面にピッタリくっついて生活をするので、水槽から飛び出してしまわないように蓋をして飼育すると良いでしょう。プレコの名前で親しまれていますが、ローチの仲間で別の種類になります。

セウェルリア・リネオラータ(ベトナムバタフライ)

セウェルリア・リネオラータはベトナムのメコン川原産の熱帯魚です。こげ茶色の体色に黄色のライン模様が美しく入った独特の色彩です。深成岩に吸い付いて生息していると、同化したように見えてきます。

形はちょうちょのようにヒラヒラとした胸ビレと背ビレが特徴です。岩に張り付いた様子を見ていると珍魚と言われる要因がわかります。飼育が難しく上級者向けの魚です。

クロコダイルバタフライプレコとは

バタフライプレコはいくつかの種類がいますが、その中でクロコダイルバタフライプレコとはどんな熱帯魚なのでしょうか。これからクロコダイルバタフライプレコを飼育するなら、基本的な情報も知っておきたいでしょう。

ここでは生態や生息地、寿命について解説します。よく理解してクロコダイルバタフライプレコを飼育してみましょう。

クロコダイルバタフライプレコの生態

クロコダイルバタフライプレコは、体の模様が美しい熱帯魚です。水流が早く、流木や大きな岩に隠れて生活をしています。エイのように楕円形の形をしており、餌を食べながら這うように動き回ります。

魚が多くいる場所は好まず、温厚な性格が多いでしょう。水流の強い場所を好むので、排水ポンプ付近に好んで行くでしょう。

クロコダイルバタフライプレコの生息地

クロコダイルバタフライプレコはベトナムのメコン川に生息しています。このことで、地元では「メコン」と呼ばれています。メコン川は中国チベット地区に源流を持ち、ラオスやミャンマー、タイなどに流れベトナム南部に到達する川です。

とても大きく長い川として有名で、クルーズ船に乗った観光客も訪れます。多種多様な生物が生息する豊かな川です。

クロコダイルバタフライプレコの寿命

クロコダイルバタフライプレコは飼育環境や一緒に飼う熱帯魚によって寿命が変わってきます。最長で約5~6年の寿命と言われており、小型の魚の中では長寿な種類です。また、餌によっても寿命が変わってくるので、注意してあげましょう。

熱帯魚は限られたスペースで飼育するので、混泳をさせてしまうとストレスや餌の回り方によって寿命が左右されます。長く飼育するには単種や単独飼育の方か良いでしょう。

クロコダイルバタフライプレコの飼育方法

クロコダイルバタフライプレコは、他の熱帯魚とは違った飼育方法になります。初めて飼う方はクロコダイルバタフライプレコに最適な飼育環境をよく理解しましょう。適切な環境で飼育してあげることで、寿命を延ばすことができます。

早速、クロコダイルバタフライプレコの水合わせ、水質や水温など飼育方法を調べてみましょう。

必ず水合わせをする

クロコダイルバタフライプレコは購入してきたら環境に慣れるまで水合わせを必ず行います。クロコダイルバタフライプレコは、環境に慣れるまで時間のかかる熱帯魚です。水合わせを行わず水槽に入れてしまうとすぐに死んでしまう事があります。

購入してきたら、袋のまま水槽に浮かべ30分ほど放置します。そして、袋に2~3か所穴を開けて水槽に更に30分ほど浮かべましょう。次に袋にハサミを入れて水槽の水が混ざるようにして、また30ほど分置きます。最後に魚を水槽に入れて泳がせます。

水流を強めに設定

クロコダイルバタフライプレコは流れの強い清流に生息しています。渓流と言われる環境で、低水温で水流が強く澄んだ水の中にいます。その為、クロコダイルバタフライプレコは比較的良質な水質で強めの水流に設定しましょう。

少し他の熱帯魚とは違う特殊な環境の中で飼育することになります。よく観察していると、排水ポンプに逆らってくっつく姿が見られます。

適切な水質と水温

クロコダイルバタフライプレコは、弱酸性~中性の水質を好みます。水温は18~24度ほどの高水温で飼育します。暑くなる夏場は冷却器具をつけて飼育すると良いでしょう。強めのエアレーションやディフューザーで常に酸素を送り込みます。

小型の熱帯魚ですが、60cm以上の水槽で飼育すると藻を大量に確保することができます。流木や石、水草を多く入れてあげましょう。

エサについて

クロコダイルバタフライプレコは水槽内にあるコケや藻を食べます。しかし、それだけでは不足してしまうので、プレコ用のフードを適宜与えます。クロコダイルバタフライプレコは餌の食いつきが悪い魚などで、餌によっては興味を示さないケースもあり、とても苦労するでしょう。

食いつきが悪い時は植物性の餌から慣らしてあげることをおすすめします。もし、それでも食べてくれない時は、バケツに水をはり、石を入れて日干しして苔を発生させます。それを与えると良いでしょう。

適度に栄養価の高い動物性たんぱく質を与えてあげることもおすすめします。

混泳について

クロコダイルバタフライプレコはやや気性の荒い熱帯魚です。他の魚や同じ種類の魚と一緒に飼育をすると、小競り合いを起こしてしまいます。どうしても混泳させるなら、岩や流木を入れてあげましょう。

ただ、水温には注意が必要です。一般的な熱帯魚は27~28度位の水温を好みます。クロコダイルバタフライプレコは18~24度位の水温を好みますから、中間値の25~26度位で飼育をしましょう。

クロコダイルバタフライプレコの繫殖

クロコダイルバタフライプレコの繁殖はとても難しいです。まず、雌雄を見分けるのがとても難しく、見た目では判断できません。体型で判断する方法もありますが、誤認することが多くあまりおすすめできません。

繁殖を考えるなら、シェルターを使い複数匹を飼育します。繁殖用の水槽で自然界に近い状況をつくり、自然の流れに任せましょう。上手くペアになると「T字スタイル」を取り、繁殖の初期行動が見られます。

クロコダイルバタフライプレコの生態と飼育方法を理解しよう

クロコダイルバタフライプレコの生態と飼育ポイントを確認することができたでしょうか。クロコダイルバタフライプレコは見た目もかわいく、水槽の中の掃除もしてくれる魅力的な魚でした。

ここでの記事を参考にして、クロコダイルバタフライプレコに最適な環境を整えて迎えてあげましょう。
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