田んぼでよく見られるカブトエビ。また、飼育セットとしても販売されているため、身近な生きもののひとつです。
「子どもが田んぼからカブトエビを持ち帰ってきた」「夏休みの自由研究に飼育セットを買った」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
とはいえ、カブトエビをどう飼育したらいいのか、飼育したとしてもどれくらい生きるのかなど、気になることは多いですよね。
この記事はカブトエビの飼育に必要なアイテムやポイント、カブトエビの寿命などカブトエビを飼うときに知っておきたい情報をまとめました。
「カブトエビってどんな生きもの?」
「カブトエビを飼育してみたいけど、寿命はどのくらいなんだろう」
「カブトエビを飼うために必要なものやコツはあるのかな?」
この記事を読めば、上記のような悩みは解決します。カブトエビについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
「子どもが田んぼからカブトエビを持ち帰ってきた」「夏休みの自由研究に飼育セットを買った」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
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「カブトエビを飼うために必要なものやコツはあるのかな?」
この記事を読めば、上記のような悩みは解決します。カブトエビについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
カブトエビの特徴
水中を撮るシリーズ カブトエビ編 pic.twitter.com/dPmakCSh2m
— ??悲魔寺院?? (@NY88846221) August 12, 2022
カブトエビは名前に「エビ」と入っていますが、海老ではありません。
カブトエビは、鰓脚綱の背甲目・カブトエビ科・カブトエビ属に分類されます。鰓脚綱(さいきゃくこう)あるいはミジンコ網に分類される生きものであり、ミジンコに似ていると言えます。
日本では田んぼに生息していることが多く、田んぼの中にいる動植物の死骸やプランクトン、小型藻類、泥を食べている雑食性です。
カブトエビは石炭紀に出現し、およそ2億年前から現在の姿をしているそうです。そのため「生きた化石」とも呼ばれることがあります。
カブトエビが原始から存在する生きものとわかる特徴に、目が3つあることが挙げられます。カブトエビの大きな2つの目の間に小さな目が1つある様子は「ノープリウス眼」と呼ばれ、原始的な特徴をあらわしているとされています。
体のサイズ
カブトエビの体のサイズは2〜4cmほどに成長します。同じ鰓脚綱に属するミジンコと比べれば、かなり大きく成長することがわかりますね。
カブトエビの頭の形は、カブトガニに似ています。そのため「カブトエビ」という名前を聞いて、カブトガニの姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。
また、カブトエビにはたくさんの肢があります。腹部は細長く、そこから2本の細い尾が生えている様子はホウネンエビという生きものに似ています。
ホウネンエビも鰓脚綱に属する小さな生きもので、カブトエビと同じく田んぼに生息しています。
カブトエビの頭の形は、カブトガニに似ています。そのため「カブトエビ」という名前を聞いて、カブトガニの姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。
また、カブトエビにはたくさんの肢があります。腹部は細長く、そこから2本の細い尾が生えている様子はホウネンエビという生きものに似ています。
ホウネンエビも鰓脚綱に属する小さな生きもので、カブトエビと同じく田んぼに生息しています。
生息地
カブトエビの故郷は、北アメリカの砂漠だと言われています。砂漠で生き延びるため、カブトエビの卵は暑さや寒さ、乾燥に数年間は耐えられるようになっています。このような卵を乾燥卵または耐久卵と呼びます。
カブトエビは、1年のうち11か月を卵の状態で過ごします。カブトエビが田んぼに発生するピークは6月〜7月ですから、残りの期間は卵で過ごしているということになります。
その間、田んぼの状態は深水・中干し・間断かんがい・落水と移り変わります。
深水は水深5〜7cm程度の状態を指します。また、土に亀裂が出るまで干す「中干し」、川から田んぼに水を引く「灌漑(かんがい)」と続き、「落水」では稲刈りの10日前くらいに田んぼから水を抜きます。
1年のなかでもこれだけ水の状態が移り変わる田んぼは、カブトエビの生態に適しているようです。ちなみにカブトエビが発生する6月〜7月の田んぼは浅水と呼ばれ、水深2〜4cmほどの状態です。
カブトエビは、1年のうち11か月を卵の状態で過ごします。カブトエビが田んぼに発生するピークは6月〜7月ですから、残りの期間は卵で過ごしているということになります。
その間、田んぼの状態は深水・中干し・間断かんがい・落水と移り変わります。
深水は水深5〜7cm程度の状態を指します。また、土に亀裂が出るまで干す「中干し」、川から田んぼに水を引く「灌漑(かんがい)」と続き、「落水」では稲刈りの10日前くらいに田んぼから水を抜きます。
1年のなかでもこれだけ水の状態が移り変わる田んぼは、カブトエビの生態に適しているようです。ちなみにカブトエビが発生する6月〜7月の田んぼは浅水と呼ばれ、水深2〜4cmほどの状態です。
繁殖について
カブトエビは6月〜7月に孵化し、この時期に繁殖もします。孵化から10日くらいで産卵をはじめ、1回で産卵する卵の数は1000個ほどです。
カブトエビの成長速度や寿命は水温によって大きく変化します。また、種によっても産卵のタイミングが異なります。
日本には4種のカブトエビが生息しています。アメリカカブトエビ・ヨーロッパカブトエビ・タイリクカブトエビ(アジアカブトエビとされていた種)・シラハマオーストラリアカブトエビです。
水温にもよりますが、孵化から産卵までの期間はタイリクカブトエビ(アジアカブトエビ)が8日間、アメリカカブトエビは10日間、ヨーロッパカブトエビは16日間が目安のようです。
ちなみに、タイリクカブトエビ(アジアカブトエビ)は雌雄が揃わないと繁殖しません。その他の3種は雌雄同体なので、1匹でも繁殖できます。
カブトエビの成長速度や寿命は水温によって大きく変化します。また、種によっても産卵のタイミングが異なります。
日本には4種のカブトエビが生息しています。アメリカカブトエビ・ヨーロッパカブトエビ・タイリクカブトエビ(アジアカブトエビとされていた種)・シラハマオーストラリアカブトエビです。
水温にもよりますが、孵化から産卵までの期間はタイリクカブトエビ(アジアカブトエビ)が8日間、アメリカカブトエビは10日間、ヨーロッパカブトエビは16日間が目安のようです。
ちなみに、タイリクカブトエビ(アジアカブトエビ)は雌雄が揃わないと繁殖しません。その他の3種は雌雄同体なので、1匹でも繁殖できます。
カブトガニとの違い
「カブトエビ」と「カブトガニ」は名前が似ているのはもちろん、古代から姿を変えていない生きものという共通点もあり、よく間違えられます。とはいえ、両者はまったく違う生きものです。
「カブトガニ」とは、鋏角(きょうかく)亜門のカブトガニ目に属する節足動物をすべて指した名称です。一方、カブトエビは鰓脚綱の背甲目に属していますから、カブトガニとカブトエビでは生きものとしての分類が異なります。
ちなみに、カブトガニは蟹ではありません。カブトガニが属する鋏角亜門は鋏角類とも呼ばれ、クモやサソリなどが分類されています。つまり、カブトガニは蟹よりもクモに似ている生きものです。
「カブトガニ」とは、鋏角(きょうかく)亜門のカブトガニ目に属する節足動物をすべて指した名称です。一方、カブトエビは鰓脚綱の背甲目に属していますから、カブトガニとカブトエビでは生きものとしての分類が異なります。
ちなみに、カブトガニは蟹ではありません。カブトガニが属する鋏角亜門は鋏角類とも呼ばれ、クモやサソリなどが分類されています。つまり、カブトガニは蟹よりもクモに似ている生きものです。
カブトエビの寿命はどれくらい?
カブトエビの寿命は約1ヶ月で、残りの11ヶ月は卵で過ごすということ。
— ハルク (@z5NaM1USde1mhWf) June 21, 2021
は、儚い・・・#カブトエビ pic.twitter.com/QQjpWaIuAt
カブトエビの寿命は1〜2か月です。水温などの環境によって生息期間が変わってきます。カブトエビを長生きさせたい方は、水温や水質管理に気を配るといいかもしれません。
また、カブトガニの寿命を延ばすためには、快適に生息できる飼育環境を整えることも大切です。
市販されているカブトエビの飼育セットはもちろん、別途水槽や水草、土を用意したり、室内でなく外で飼ってみるなど、いろいろな環境を試してみるのも良いでしょう。
カブトエビを飼育するのに必要なもの
カブトエビを飼育するために必要なものを紹介します。カブトエビ自体は田んぼから捕まえてきたり、飼育セットで孵化させて用意しましょう。
- 水槽
- 隠れられるもの
- 底砂
- ろ過器やエアレーション
- 冬用のヒーター
水槽
まずはカブトエビを入れる水槽を用意しましょう。水槽に土を敷き詰め、2〜7cmほどの深さまで水を入れ、田んぼに近い状態を作ります。
すでに2〜4cmほどに成長しているカブトエビの場合、底面積30cm×40cm程度の水槽に2〜3匹を飼育するのが適しています。
カブトエビは卵の状態なら水が干上がるような過酷な環境でも生きられるので、庭や玄関先に発泡スチロールを用意して、土や水草、水を入れて飼育するのも適しています。
水槽に入れて室内で飼う場合と、発泡スチロールで室外で飼う場合とでカブトエビの様子に違いがあるかどうか、見比べてみてもいいかもしれません。
すでに2〜4cmほどに成長しているカブトエビの場合、底面積30cm×40cm程度の水槽に2〜3匹を飼育するのが適しています。
カブトエビは卵の状態なら水が干上がるような過酷な環境でも生きられるので、庭や玄関先に発泡スチロールを用意して、土や水草、水を入れて飼育するのも適しています。
水槽に入れて室内で飼う場合と、発泡スチロールで室外で飼う場合とでカブトエビの様子に違いがあるかどうか、見比べてみてもいいかもしれません。
隠れられるもの
カブトエビは田んぼに生息しているため、稲の間に姿を隠しています。水槽で飼う場合は、自然に近い環境を用意してあげましょう。
マツモやウキクサは入れておくと水が澄みやすく、カブトエビの餌にもなるのでおすすめです。
マツモやウキクサは入れておくと水が澄みやすく、カブトエビの餌にもなるのでおすすめです。
底砂
自然のカブトエビが生息する田んぼに近づけるために、カブトエビを飼育する容器には荒木田土(あらきだつち)を入れましょう。
荒木田土とは水田などの下層から採取される土のことです。粘土質で、保水性や保肥性に優れています。田んぼに生息するカブトエビの飼育をするのに適した土と言えます。
飼育セットのカブトエビは添付されている木くずに栄養が含まれています。セット付属の飼育グッズを用いて底面積30cm×40cmの水槽で飼育しようとすると、水中の栄養素が薄くなり、カブトエビがすぐに死んでしまいます。
カブトエビの寿命を延ばすためにも、飼育する容器のサイズに合わせて適した土を用意してあげましょう。
荒木田土とは水田などの下層から採取される土のことです。粘土質で、保水性や保肥性に優れています。田んぼに生息するカブトエビの飼育をするのに適した土と言えます。
飼育セットのカブトエビは添付されている木くずに栄養が含まれています。セット付属の飼育グッズを用いて底面積30cm×40cmの水槽で飼育しようとすると、水中の栄養素が薄くなり、カブトエビがすぐに死んでしまいます。
カブトエビの寿命を延ばすためにも、飼育する容器のサイズに合わせて適した土を用意してあげましょう。
ろ過器やエアレーション
ろ過(濾過)器は水槽の水をろ過器に通すことで水をきれいにするものです。エアレーションは水槽内に酸素を供給します。
両者は異なる働きをしていますが、商品によってはろ過と酸素供給を兼ねるものもあります。
ろ過器やエアレーションを取り入れる際に注意しておきたいのが、田んぼと同じ環境の水深(2〜7cm)では使用できないという点です。
田んぼに近い水深でカブトエビを飼育する場合は、水換えを行いましょう。水換えの頻度は1週間に1回ほど、1回の水換えで3分の1くらいの水を換えればOKです。
両者は異なる働きをしていますが、商品によってはろ過と酸素供給を兼ねるものもあります。
ろ過器やエアレーションを取り入れる際に注意しておきたいのが、田んぼと同じ環境の水深(2〜7cm)では使用できないという点です。
田んぼに近い水深でカブトエビを飼育する場合は、水換えを行いましょう。水換えの頻度は1週間に1回ほど、1回の水換えで3分の1くらいの水を換えればOKです。
冬用のヒーター
カブトエビの活動は水温12〜25度が適温とされています。室内飼育で冬場の水温が12度以下になりそうな時は、ヒーターを取り入れてみましょう。
カブトエビの寿命を伸ばすためにも、適切な水温管理を心がけたいものです。
カブトエビの寿命を伸ばすためにも、適切な水温管理を心がけたいものです。
カブトエビを飼育するときのポイント
カブトエビの脱皮撮れた pic.twitter.com/42ha4S8n5N
— 握力鮫田 (@karaage0v0) September 22, 2022
カブトエビを飼育するためのアイテムが揃ったら、実際に飼育を始めてみましょう。
カブトエビの飼育をする際に注意しておきたいポイントを解説します。
- エサの頻度や量に気をつける
- 水や水温に気を配る
- 水換えを慎重に行う
エサの頻度や量に気を付ける
田んぼに生息しているカブトエビは、太陽光によって発生する微生物を食べています。そのため、室外で荒木田土を敷いた容器でカブトエビを飼育する場合は、エサについてそれほど注意は要らないでしょう。
室内で水槽を用いて飼育する場合、熱帯魚用のフレークフードをカブトエビに代用できます。飼育セットの場合は添付されているエサでも構いません。
カブトエビはエサを取る時に土をかき回すため、与えるエサの量が多いと土が濁り、水が汚れてしまいます。一方、エサが少なすぎると共食いする可能性があります。
与えたエサをカブトエビがどのように食べているか観察して、適量を見つけましょう。
エサの頻度は、孵化してから1週間はエサを与えないようにします。1週間が経過したら1日おき、孵化して1か月が経過したら、2週間に1回ほどが適切です。
室内で水槽を用いて飼育する場合、熱帯魚用のフレークフードをカブトエビに代用できます。飼育セットの場合は添付されているエサでも構いません。
カブトエビはエサを取る時に土をかき回すため、与えるエサの量が多いと土が濁り、水が汚れてしまいます。一方、エサが少なすぎると共食いする可能性があります。
与えたエサをカブトエビがどのように食べているか観察して、適量を見つけましょう。
エサの頻度は、孵化してから1週間はエサを与えないようにします。1週間が経過したら1日おき、孵化して1か月が経過したら、2週間に1回ほどが適切です。
水や水温に気を配る
カブトエビの活動に適した水温は12〜25度です。室内で飼育する場合はヒーターなどを用いて、適温にできるように心がけましょう。
夏の暑い時期は、日陰や風通しの良い場所に水槽を移して様子を見ます。それでも水温が高くなってしまう場合は、水槽より大きい洗面器やタライに氷水をつくり、その中に水槽を入れて水温を下げます。
また、水は汲み置きしていたものを使用します。汲み置きした水とは、汲んでから1〜2日経過した水のことです。水道水の塩素(カルキ)が抜ける、冬場であれば水温が15〜18度まで上げられるといったメリットがあります。
ただし、3日以上放置した水は雑菌が発生してしまうので気をつけましょう。
夏の暑い時期は、日陰や風通しの良い場所に水槽を移して様子を見ます。それでも水温が高くなってしまう場合は、水槽より大きい洗面器やタライに氷水をつくり、その中に水槽を入れて水温を下げます。
また、水は汲み置きしていたものを使用します。汲み置きした水とは、汲んでから1〜2日経過した水のことです。水道水の塩素(カルキ)が抜ける、冬場であれば水温が15〜18度まで上げられるといったメリットがあります。
ただし、3日以上放置した水は雑菌が発生してしまうので気をつけましょう。
水換えを慎重に行う
ろ過器やエアレーションを使用している場合は問題ありませんが、水換えを行う環境でカブトエビを飼育している場合は、水換えは慎重に行いましょう。
1回の水換えで水槽の3分の1ほどの水を変えます。水は汲み置きしておいたものを使用しましょう。水槽の水と入れ替える水の温度はできるだけ同じにします。
水深が浅い環境なら、お玉を使うと水がすくいやすいです。水が濁らないよう、静かに注ぎましょう。
1回の水換えで水槽の3分の1ほどの水を変えます。水は汲み置きしておいたものを使用しましょう。水槽の水と入れ替える水の温度はできるだけ同じにします。
水深が浅い環境なら、お玉を使うと水がすくいやすいです。水が濁らないよう、静かに注ぎましょう。
混泳はできるの?
第2世代もだいぶ大きくなってきたので、そろそろメダカと混泳にトライしてみようと思います。#カブトエビ pic.twitter.com/LeSOXzwZUa
— にるばーな (@nirvaaNa1) July 3, 2020
カブトエビはメダカ、小型の金魚や熱帯魚と混泳できるとされています。食欲旺盛なカブトエビですが、魚を捕まえることはできないからです。
ただし、カブトエビ同士の共食いは珍しくありません。共食いを防ぐためには、エサの量を少なくしすぎないこと、底面積30cm×40cmの容器に2〜3匹のカブトエビを飼育するといった点に気をつけましょう。
カブトエビの寿命を知って大切に育てよう
カブトエビ&ソテツ
— 飯田亜沙美@京都⛩️性教育×コーチ (@MnbAsm) June 27, 2021
生きた化石コーナーが出現…!
生き物の大切さ、儚さ、尊さを、壮大な時の流れとロマンを感じながら学ぶ。
しれっと大人になったけど
知らないこと、まだまだあるなぁ。
知りたい!と思う気持ちは
人生を豊かにするね。 pic.twitter.com/HrP8ropSZL
「飼育セットで手に入れたカブトエビは早く死んでしまう」といった悩みがあるかもしれませんが、カブトエビの特徴や生態を知り、より適した環境で飼育してあげれば長生きできるでしょう。
田んぼに生息しているカブトエビは、1年のうち11か月を卵の状態で過ごします。そのため、孵化〜繁殖を行う生息期間(寿命)は1〜2か月ほどです。
カブトエビに適した生息環境は田んぼですから、室内飼育では長生きしにくい傾向にあります。飼育によってカブトエビの寿命を全うさせたいなら、発泡スチロールなどを用いて室外飼育するのが合っているかもしれません。
ちなみに、すぐに死んでしまったカブトエビでも産卵を行っていれば、土に卵が残っている可能性があります。土を乾燥させてから水中に戻せば、新たにカブトエビが発生することも少なくありません。
手軽に手に入れられるカブトエビですが、古代から変わらない姿は地球のダイナミックな歴史を身近に感じさせてくれます。
ぜひこの記事を参考にして、カブトエビを長く飼育してみてくださいね。