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メダカのオスメスの見分け方とは?ヒレの形や大きさの違いを解説

「メダカを飼育しているけれど、オスメスはどうやって見分けるの?」
「メダカのオスメスを見分ける簡単な方法が知りたい!」
「メダカのオスメスを見分けるのが可能になる時期っていつからだろう」
メダカを飼育している方や、これから飼育しようと考えている方の中には、メダカのオスメスの見分け方を知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、メダカの体型ごとのオスメスの見分け方などについて解説しています。

記事を読むことによって、メダカの見分け方がわかって、より飼育が楽しくなるでしょう。

メダカの飼育を始めようと考えている方や、飼育しているメダカについてもっと知りたいと思っている方は、ぜひ読んでみてください。

メダカのオスメスの見分け方を知っておくと良い理由

メダカを飼育し始めると、繁殖させてメダカを増やしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、メダカを購入する際に、販売店によっては自分でオスメスを見分ける必要があります。その時にオスとメスの区別がつかなければ、オスばかり、メスばかりという極端な環境になる可能性があり、卵を産んでくれない状況になることも考えられます。

また、オスのメダカがメスに攻撃したときに、オスメスを別の水槽に分ける必要がありますが、そのような時にもオスメスを見分けられないと不便になります。オスのメダカは生存競争や求愛行動などで、メスに体当たりしたり突いたりすることもあるのです。

このような困った事態を防ぐためにも、記事を読みオスメスの見分け方を覚えておいたほうがよいでしょう。

メダカの飼育を考えたときには、ぜひオスメスの見分け方を知って、メダカが快適に暮らせる環境を整えてあげましょう。

【普通体型】メダカのオスメスの見分け方

メダカの体型にはいくつか種類があります。普通体型は、野生や改良メダカの中でも多く見られる基本的な体型となっています。飼育や繁殖が難しくないため、メダカ初心者の方にお勧めです。

よく販売しているのを見る、黒メダカ、青メダカ、白メダカ、楊貴妃なども普通体型メダカになります。

メダカはヒレの特徴を覚えておくことで、オスメスを区別することが可能です。

普通体型メダカは、背ビレ、尻ビレ、尾ビレが背骨を中心に、上下対称ではない形をしていて、尾ビレは三角形になっているのが特徴です。

まずは普通体型メダカの、オスメスそれぞれのヒレの特徴を解説します。

オスのヒレの特徴

普通体型メダカのオスは、背ビレの後方付け根あたりに切れ込みが入っています。

オスの尻ビレは平行四辺形で、ヒレの先がギザギザとしているのが特徴です。

メスよりもオスの方がヒレは大きいですが、体長の大きさは個体差が出るため、オスメスの判別には向きません。

メスのヒレの特徴

普通体形メダカのメスは、背ビレの先は丸みがあり、オスのような切れ込みは入っていません。

また、メスの尻ビレは台形のような形になっており、尾ビレに向かって細くなっています。オスのようにヒレがギザギザしていることはありません。

【光体型】メダカのオスメスの見分け方

メダカの体型の種類の光体型とは、普通体型からの突然変異で、本来お腹にある虹色素胞というキラキラと光る組織が背中側にあり、上から光って見えるため光体型と呼ばれています。

光体型メダカは、背骨を中心に上下対称になっており、背ビレと尻ビレが似たような形になっています。また、三角形の尾ビレを持つ普通体型と異なり、光体型の尾ビレは菱形になっています。

次に光体型メダカのオスメスの見分け方を解説します。

オスのヒレの特徴

光体型メダカは、背ビレと尻ビレが同じ平行四辺形になっていますが、オスの場合は背ビレの後方付け根部分に切れ込みが入っています。

また、オスの尻ビレの先はギザギザしており、メスに比べてヒレが大きい傾向にあります。

光体型メダカのオスメスの判別は、普通体型メダカと比べると非常にわかりづらくなっています。ネットなどを使って注意深く観察してみましょう。

メスのヒレの特徴

光体型メダカのメスの背ビレは、ヒレの先に丸みがあり、オスのような切れ込みは入っていません。

また、メスの尻ビレの先は平らで、角は丸みがあります。オスのようにギザギザしていないため、見分けるポイントになります。

光体型メダカは横から観察したときに、背ビレの切れ込みがあるかどうか見て、オスメスを見分けるのがわかりやすいでしょう。

ヒレ長メダカのオスメスの見分け方

ヒレ長メダカとは、ヒレ全体が大きく伸びた改良メダカのことです。

ヒレの長さや形はメダカにより様々ですが、すべてのヒレが全体的に長く伸びているのが特徴です。そのため、普通体型メダカと比べるとオスメスを見分けるのが難しいといわれています。

ヒレ長メダカのヒレは長く伸びていますが、普通体型メダカと変わらない点があります。それは背ビレの形です。

オスの背ビレは全体的にギザギザして広がっており、ヒレの付け根には切れ込みが入っています。一方、メスはギザギザがなく丸みがある背ビレを持っています。

また、腹ビレの大きさはオスよりもメスの方が大きいという特徴があるため、オスメスを見分けるポイントになります。

メダカのオスメスの見分けが可能になる時期

メダカは、早ければ孵化して2か月、遅くても4か月ほどでオスメスが見分けられるようになります。一般的には生後3か月くらいが目安になります。

生後3か月ほどで、体が大人になってヒレの違いなどがわかりやすくなるため、その頃に判別するのがよいでしょう。ただし、メダカの種類によってヒレの成長に差があるため、判別が難しい場合もあります。

メダカの成長は水量や餌などの飼育環境によって左右されますが、条件が整っていれば孵化から3か月ほどで産卵が可能になる個体もいます。

4~9月の暖かくなる時期はメダカの繁殖に適した時期になっており、オスメス両方が飼育されている環境であれば、メダカの産卵でオスメスを見分けることもできます。

体が細い状態だと判別が難しいため、しっかり餌を与えて成長させるとよいでしょう。

メダカの稚魚をオスメスに分ける方法

メダカの稚魚をオスメスに分けるのは、とても難しくなります。オスメスに分ける一般的な方法である、ヒレの特徴がまだ十分に育っておらず見分けづらいためです。

メダカは3か月ほどで大人の体へ成長しますが、その成長スピードには個体差があります。また卵や稚魚の間にほかのメダカと一緒に飼育していると、食べられてしまうリスクもあります。

そのため、より早くメダカを成長させるには、大人のメダカとは分けて日光のあたる場所で飼育し、餌や栄養素を十分に与えることが必要です。飼育ケースを大きいものにすることもメダカの成長に効果的です。

中には食べるのが苦手な個体もいるため、まんべんなく餌がいきわたるように注意するとよいでしょう。

メダカが育てばオスメスの特徴もわかりやすくなり、判別もしやすくなるでしょう。

メダカのオスメスの見分け方を知っておこう

メダカはヒレの特徴でオスメスを見分けられます。

メダカの種類によってはわかりづらいこともありますが、飼育経験を積むことで簡単に判別できるようになるため、ぜひチャレンジしてみてください。

オスメスを見分けられれば、メダカの繁殖や掛け合わせをしたいと考えたときや、メダカ同士のトラブルがあったときにも対処がしやすくなります。

また、産卵期には一匹のメダカが毎日卵を産むこともあるため、メダカが増えすぎて困ったときにも、オスメスの判別が役に立つでしょう。

メダカのオスメスの見分け方を覚えて、メダカの飼育を楽しみましょう。
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