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大型の熱帯魚を飼いたい!確認しておきたいことや水槽の水温管理のコツも紹介

「大型の熱帯魚を飼育したい場合の確認点は?」
「大型の熱帯魚の飼育に適している水槽や水質管理のコツを知りたい」
大型の熱帯魚の飼育に興味を持っている人の中には、このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、大型の熱帯魚を飼育する時に確認しておきたいポイントや大型の水槽の水質管理のコツのほか、大型水槽におすすめのヒーターを紹介しています。

この記事を読むことで、大型の熱帯魚を飼育する際にどのような準備が必要なのか把握することが可能です。その知識をもとに、適切な大型水槽やヒーターなど物品の設置や水質管理を踏まえて、自分が飼育したい大型の熱帯魚を迎えることができるでしょう。

今後大型の熱帯魚を飼育したいと考えている人は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

大型の熱帯魚を飼育するときに確認しておきたいこと

熱帯魚を飼育したいと思っている人の中には、大型の熱帯魚の飼育に興味を持っているという人もいるのではないでしょうか。リビングなどに大型の水槽を設置して、美しい大型魚を飼育して観察することに憧れを抱いている人も少なくないです。

ただ大型の熱帯魚を飼育する場合、通常サイズの熱帯魚を飼育するよりも事前に確認しておいた方がいいポイントが多く見受けられます。特に飼育したい魚の特徴や水槽の設置場所、ランニングコストに関してはしっかり把握しておくべきポイントです。

ここからは、そんな大型の熱帯魚を飼育する際に事前に確認しておきたいことを紹介します。

飼育したい魚の特徴

まず確認しておきたいのが、飼育したいと考えている魚の特徴です。性格や飼育に必要なものはもちろんですが、特に把握しておきたいのが成魚のサイズと寿命に関することです。

基本的に熱帯魚を販売している店舗ではベビーサイズと呼ばれる小さい個体が販売されているので、飼育しているうちに成魚サイズに成長するケースが多いです。成魚のサイズは1m近くなる場合もあるため、成魚サイズを想定して水槽を購入しなければいけません。

また大型の熱帯魚は数十年単位で長寿の種類が多い傾向があり、ライフスタイルによっては飼育しきれなくなる可能性も出てきます。このため、寿命も踏まえて飼育できるかどうか検討することが大切です。

水槽を設置する場所

大型の熱帯魚を飼育する水槽も大型になるので、設置する場所についても事前に確認しておくことが望ましいです。

通常の水槽よりも場所を取ってしまうというだけではなく、重量も当然重くなるため、設置する場所の耐荷重も考えなければいけません。対策としては鉄板を敷いて荷重分散する、床を補強して耐荷重を上げるなどがあるので、対策も踏まえて確認が必要です。

ほかにも、大型の水槽を設置する場所に運ぶ際の動線は意外と忘れがちなポイントとして挙げられています。購入した後に水槽が設置できないというトラブルを防ぐためにも、設置する場所までどのように水槽を運ぶのか確認しましょう。

飼育にかかるランニングコスト

ほかにも確認しておいた方がいいこととして挙げられているのが、飼育にかかるランニングコストです。一般的な熱帯魚と比較するとコストがかかりやすいため、事前にどの程度かかるのか把握しておくことで予算を考えやすくなります。

飼育にかかるランニングコストとして確認しておきたいのは、主に餌代と光熱費です。大型の熱帯魚は人工の乾燥餌ではなく生餌を食べるのでコストがかかりやすく、大型水槽の水質管理や温度管理、水量などで水道光熱費も高くなりやすくなっています。

これらのランニングコストは飼育するうえで削減することが難しい部分なので、自分が飼育できるかどうかの目安としても確認しておくことが大切です。

大型水槽の水温管理のコツ

熱帯魚の飼育に欠かせないのが、水温管理です。熱帯魚には種類によって適切な水温が存在しており、適切な水温が維持できなくなると環境に適応できなくなってしまいます。適応できない水温になってしまうと、最悪の場合は命に関わる問題になりかねません。

このような点から水槽の水温管理は熱帯魚の飼育をする上で大切なポイントなのですが、一般的な水槽よりも大型のものを使う場合は、ヒーターなどの熱伝導が弱くなりがちなのでより水温管理に気をつけなければいけなくなります。

そこでここからは、大型水槽の水温管理のコツについて2つのポイントを紹介します。

複数のヒーターを設置する

一般的に熱帯魚を飼育する水槽は、水槽用のヒーターを使って保温を行います。特に冬場は水温が下がりやすくなるので、水槽用のヒーターを使った水温管理が重要です。また、エアコンを使って空調から水温を管理するということもあります。

ただ大型水槽の場合、設置するヒーターが少ないと水槽内の温度にムラができてしまい、場所による温度差が生じてしまいがちです。さらに大型水槽だとエアコンなどの空調で水温を管理することが難しいため、十分に保温できないというリスクもあります。

このため、大型水槽の水温管理をする場合は複数のヒーターを設置して、水槽内に温度差ができないようにすることが大切です。ちなみに複数のヒーターを設置しておけば、万が一ヒーターが故障しても急激な水温低下を防げます。

水流をうまく活用する

複数のヒーターを設置するとともに覚えておきたいのが、水流の活用です。基本的にヒーターは水流のある個所に設置するのが基本となっていて、水流を使って熱を水槽内に循環させる使い方をしています。

これは大型水槽も同様で、水流を調整することでヒーターの熱を水槽全体に循環させていくことが特に必要です。また大型水槽では水の淀みが生まれやすいので、定期的に水流を調整していくことも大切だと言われています。

もしヒーターが十分に稼働しているにもかかわらず水槽内の水温が上がらないという場合は、水流の向きや強さを調整して最適化させることがおすすめです。

大型の水槽におすすめのヒーター6選

大型水槽に設置するヒーターは、複数利用する場合でも300W程度の強力なものが推奨されています。また水温管理のために絶えずヒーターを使用し続けることになるため、耐久性があるものランニングコストの良いものを選ぶことも大切です。

ただ実際にどのような商品を選べばいいのか、よくわからないという人もいるのではないでしょうか。ここからは、大型水槽におすすめのヒーターを6つ紹介します。

ヒーターによってサーモスタット型や分離型などタイプが異なるほか、隙間から熱帯魚が入らないようにするためのカバーの有無などもあるので、様々な点を比較しながら参考にしましょう。

WOLFWILL オートヒーター 300w

こちらのヒーターはサーモスタット一体型となっていて、細かい温度調整が可能です。スタイリッシュなデジタル表示なので温度表示が見やすくなっているほか、加熱中はインジケーターランプがついているので加熱しているのかどうかすぐにわかりやすくされています。

縦置き型なのでデザイン自体もスタイリッシュであることから、水槽の景観を壊したくないという人におすすめのヒーターとして挙げられています。

温度調整に関しても誤動作しにくいようにボタンの長押しで調整できるなど、初めて使う人でも扱いやすくなっているところがポイントです。ちなみにヒーター部分はチタン合金製になっているため、腐敗しにくいところも魅力として挙げられています。

LNSTUDIO 水槽用ヒーター 300w

こちらのヒーターはデジタル表示なので水温が見やすいほか、水槽の外観を壊さずに設置しやすくなっています。水温調整もボタンで簡単に設定することができるほか、縦置きだけではなく横置きに設置することも可能です。

またこのヒーターの特徴として、ヒーター部分にカバーがついている点が挙げられます。ヒーターカバーがついていれば水槽内に直接入れた際に、熱帯魚たちが触れても火傷をしてしまうなどのトラブルを予防することが可能です。

またヒーターを取り出して空気に触れると電源が切れるようにセンサーがついているので、安全に利用したいという人におすすめです。

ニッソー プロテクトPROヒーター 300w

サーモスタット分離型用の300wヒーターであるこちらの商品は、サーモスタットが別売りなのですでにサーモスタットを持っているという人におすすめの商品です。なおサーモスタットは各社共通となっているので、ニッソーのサーモスタットを持っていれば利用できます。

ポイントはオート型よりも価格が手ごろである点と、耐久性に優れている点です。大型水槽の場合、ヒーターのコストはどうしても高くなってしまうので、出来る限り安いものを利用したいという人には便利な商品と言えます。

耐久性もあるので長く利用することができますし、緊急用のランプもあるので安全性もあるヒーターとしておすすめです。

ジェックス NEW セーフカバー ヒートナビ SH220

こちらのヒーターは220Wとこれまで紹介したヒーターよりもW数は少なめですが、大型の水槽にも対応しています。一般的には横置きで使用されているものの、縦置きでも利用できるのでレイアウトに合わせて自由に設置することが可能です。

安全カバーがついているため熱帯魚が火傷をしてしまうリスクを避けられるのはもちろん、温度設定が15度から35度と幅広いので状況に合わせて適切な水温管理がしやすくなっています。

ちなみに水槽内の水量が減ってしまってヒーターが空気中に出てしまったとしても、安全な温度にコントロールができるところが魅力です。

日東 チタンヒーター 500W

こちらのヒーターは、熱伝導率が高くて耐久性にも優れているチタンヒーターです。通販サイトでも手軽に購入できるほか、価格もチタンヒーターの中では抑えめに設定されているので、チタンヒーターを初めて利用するという人でも手軽に購入できるところが魅力です。

水温設定の方法はシンプルなので誰でも簡単に設定しやすく、ツマミを動かすタイプになっています。ちなみにデルサーモやヒーターカバーは別売りになっているため、用意がない場合はそちらを別に購入する必要があります。

特にチタンヒーターは高温になりやすいので、ヒーターカバーは必ず取り付けるようにしましょう。

寿工芸 セーフティヒーターSP 300W

こちらのヒーターはカバーレス設計であるところが大きな特徴で、カバーを取り付ける手間がないだけではなく、カバーの隙間に稚魚が入り込んでしまう事故を予防することが可能です。

またカバーがないのでお手入れも簡単であるところが魅力で、一般家庭はもちろん、商業施設などに設置されている大型水槽にも導入しているところが多く見受けられます。

ほかにもサーモを使って複数連結することができるようになっており、複数連結することで大型の水槽にも対応可能です。そのため300Wで不安だという人でも、安心して使えるヒーターとしておすすめされています。

大型の熱帯魚はよく考えてから飼育を検討しよう

アロワナなどの大型の熱帯魚を飼育する場合、ランニングコストをはじめとする様々な点で確認をしておかなければいけません。特に水槽に関しては成魚となったサイズで泳げる程度の大きさが必要になり、水槽の大きさに適した水温管理を意識する必要があります。

このため大型の熱帯魚を飼育したいと考えている場合、まずは自分が飼育できる環境であるのかどうかなどを確認しましょう。そのうえで準備しなければいけない大型の水槽に関して、水温管理や必要なヒーターについて知識を身につけるようにします。

こうしてしっかり考えることで、大型の熱帯魚を飼育できるのかどうかを検討することができるでしょう。
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